『あそびば 9月23日(水)OPEN!』のポスターともに、南砺市長から一文をいただきました(写真をクリックすると拡大)。 経緯がうまくまとめられているので、そのまま転記します。 ーーーここからーーーー 城端庁舎建物内の空きスペースの使用について
市庁舎統合の議論をきっかけに、分庁舎のある地域ごとに「将来の地域のにぎわい」や「地域活力の低下を防ぐための対策」を検討することを目的として、「まちづくり検討会議」を設置しました。各地域15名の様々な立場の市民を委員に委嘱し、平成30年2月から12月までの11か月間に、会議や視察研修、地域での意見交換会の開催を経て検討を重ねていただき、その検討結果を、平成30年12月に提言書として提出していただきました。
城端地域のまちづくり検討会議からの提言の趣旨は、「公共施設再編計画の対象となっている老朽化した公共施設(庁舎、図書館、勤労青少年ホーム、美山荘、保健センター、起業家支援センター、旧城端共同福祉施設等)が今後、順次、縮小されていくことが確実な中、そのたびに対応策を考えるのではなく、それらの公共施設の機能を集約した代替施設として、できるだけコンパクトな複合交流施設を、現在の城端庁舎の位置に整備することによって、地域内の公共施設が減っても、地域内から機能を無くさないようにするとともに、将来に向けて末永く安心して利用でき、地域住民が様々な用件で一か所に集まることにより、にぎわいの創出や活発に活動できる仕組みをつくろう」、という内容です。
まちづくり検討会議からの提言は。地域住民が主体となって進める、「これからの新たな市民提案型のまちづくり・賑わいづくり」の第一歩として、市として、できる限りの支援をしていきたいと考えていますが、提言の実現に向けては、さらに具体的な活動内容を検討し、地域での意見交換をしっかりと行った上で、地域の合意を得て進めることが必要不可欠です。
平成31(令和元)年度より、その具体的な活動内容を示す実施計画策定を目標として、新たに検討メンバーを募って検討を進めていただいていますが、最大の目標は、「地域住民が活発に活動できる拠点の仕組みづくり」ではないかと思っています。複合交流施設の整備に向けて、老朽化した施設の機能を一か所にまとめただけでは、にぎわいの拠点になるとは考えにくく、多くの地域住民が集まって、活発に活動できる仕組みをどのようにつくるか、また、将来に渡って持続可能な施設としていくために、どのような運営方法を構築すべきなのか、ということに重点を置いて、具体的な計画を提案していただくことが、必要ではないかと思います。
7月に市庁舎が福光庁舎に統合されました。庁舎統合後も、関係業務が従来通り進み、市民の皆様に好評をいただけるよう、職員一丸となって万全の態勢で臨んでいきたいと考えておりますが、統合によって、城端庁舎建物内に一時的に空きスペースができています。このスペースを使用して、地域住民が集まって活発に活動できるにぎわい創出の取組の提案について、実際に行ってみることによって、事業化に向けた運用手順を具体的に確認したり、必要なスペースの広さや必要な設備について確認しりしたい、という検討メンバーからの提案があり、市として、令和3年3月末までの使用について認めることといたしました。
城端地域の将来のまちづくりにむけて、地域住民が主体となって、「新しいつながり」「新しい場」の仕組みづくりついてご検討いただいていることについて、深く感謝申し上げるとともに、市民の皆様方のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。
令和2年9月1日 南砺市長 田中幹夫 ーーーここまでーーーー
きょうは紺の楊柳木綿に薄青緑の半衿、黒綿角帯に灰麻袴です。 (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
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2020年9月5日(土)
No.6286
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