NNNドキュメント’18「清と濁 イタイイタイ病と記者たちの50年」を見ました。 北日本放送の制作です。
神通川上流の神岡鉱山で採掘される亜鉛・鉛・銀の不純物にカドミウム(当時使い道が無かった)がありました。 そのまま河に流され、下流は白く濁ったそうです。
汚染田はいまのファボーレが建ってるあたりを中心に3,128ha! 汚染米を食べ腎臓を壊された女性が多く、カルシウムを吸収できずに骨がもろくなり簡単に骨折、「イタイイタイ」病の語源となりました。
50年前、イ病は日本初の公害病と認定されながらも、その後事実を隠蔽した富山県、カドミウム原因説まで否定した御用学者。 大企業(三井金属鉱業)を守るため、あったものをなかったコトにする体質は今も昔も変わりません。 隠されようとする真実を詳らかにするため何十年も続けて取材し続け向井嘉之記者の地道な姿が印象的でした。
番組の最後に、不気味な鉱滓ダム(和佐保堆積場)が映し出されます。 万に一つもここから土砂が流出したら…イタイイタイ病が再発するかもしれません。。。 富山県人として米騒動とイ病は知らねばならぬマスト事件。 まだイタイイタイ病資料館に行ったことのない方は是非!
きょうは水色イカット木綿に福光麻の半衿、緑の紗角帯に薄緑の綿袴です。 (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
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2018年6月11日(月)
No.5461
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