「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2015年9月

++美しい装い きよべ++

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新いっかんばり
 一年半ぶりに「ふくしまのいっかんばり展」を開催します(10月31日まで)。
 ぎゃらりー蔵布都 藍に所狭しと百点の作品が並んでます。 今回、新たにカワイイ柄の一閑張りも増えました(写真をクリックすると拡大)。

 災害から4年半経ちますが、未だ福島は元に戻ってません。 「なにかお手伝いできることがないか」と考えた末の催しです。 見るだけでも結構ですので、どうぞ足をお運びください。

 きょうは紺のコサシルクに生成りの半衿、黒緑の角帯に薄手の綿袴です。
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2015年9月30日(水)  No.4474

居坐機で麻布を織る
 前回挫折した居坐機での麻織物、再チャレンジです。
 読み間違えした反省をふまえ、(1)明るい部屋で、(2)太めの別糸で印をつけ、(3)10本毎に綜絖糸を結わえ、(4)細い丸棒をガイドに、しました。 下準備に時間がかかったものの、糸掛けはほとんどミス無し。
 経糸の滑りが悪いので上糸と下糸の口を開かせるのに苦労しましたが、錘棒を置くアイディアで無事解決!(左写真をクリックすると拡大)

 試し織りしましたが、地機って経糸の張り方を加減できるので、織り手の技量が問われますね。 難しいけど、面白い!
 身体と布が密着するので、子どもを抱いているような…。 織りあがった布が不揃いでも、とても愛おしく思えてくるから不思議です。

 きょうはグレー縞の片貝木綿に黄土の半衿、グレー裂織角帯に腰板無しの綿袴です。
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2015年9月29日(火)  No.4473

トンネルマニア覚醒!
 新幹線開業に伴って新ツアー企画「トロッコ電車と関電竪坑エレベーターで行く 黒部峡谷パノラマ展望ツアー」が6月よりスタートしました。 5,000円と比較的安価で一日楽しめます(欅平までのトロッコ往復と、その先関電関係者のみ利用できる凸型機関車と竪坑エレベーターに乗って、さらにプチ登山すれば360°眺望できるパノラマ展望台)。
 トロッコ電車に途中までしか乗ったことがないので、これはイイ!と申し込みましたが、月曜平日にも関わらず1,2便は完売。 宇奈月9時集合の第3便に紛れ込みます。

 ほぼ定員いっぱいで熟年夫婦がほとんどです、みなさん登山靴を履いた本格的な装備(←案内にそう書いてある)。 一抹の不安を感じながらトロッコに乗り込みます。
 揺られること80分、室井滋さんの音声ガイドもあり意外と退屈せずに欅平に到着、改札と逆方向に進み、いよいよ秘密のツアーに。 ヘルメットをかぶらされ、小さい専用列車(左写真)に乗り、エレベーターで200m上昇し、着いた先は…マニア心をくすぐるトンネルでした。
 うわ〜冒険心でワクワクします、思わず禁断の右トンネルを歩いてしまいそう(右写真をクリックすると拡大)。
 自分がトンネルが好きなことに初めて気づきました・・・・覚醒したかも(笑)

 あ、そうそう快晴で眺望も良く、後ろ立山(?)やらなんやらよく見えましたよ〜。 関心が無いのであまり覚えてませんが(笑)

※最後の登山道は高低差50mと短いしロープや手すりもありますが、やはり勾配はきついので、ひざの悪い方などは無理をなさらぬほうが良いと思います。
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2015年9月28日(月)  No.4472

デモを楽しく
 安保関連法案が参院で可決されました。 しかし、どうしても納得できなくて、人生二度目のデモに個人参加します。
 集まったのは百人程度、団体(?)の方もいますが、個人参加が多いように見受けられます(みんなバラバラに立ってたから)。
 出発前にスピーチの時間がありましたが、う〜ん…みなさんの思いや怒りはわかるけど、自分の言葉じゃないから響かないなぁ。 どこかで読んだり聞いたりしたフレーズだけでは。 参加してる僕がこうだから、沿道の人にはさらに伝わらない気がします。

 初めてプラカードを作りました(写真をクリックすると拡大)『日本はアメリカの属国ではない』 誰も反論できないであろう弱気な主張です。 道行く人をホッコリさせようと、裏面に砺波地方の美しい風景を印刷。
 ただデモるのもアレなんで、道端のゴミを拾いながら歩くことにします。
 全く同じ事を考えている参加者がいて競うようにタバコの吸い殻や空き缶などを拾いまくっていたらだんだん楽しくなってきました。
 主張が伝わったかどうか不明ですが、袋いっぱいのゴミを持ち帰り、達成感のあるデモとなりました。 また参加します。

 きょうはグレー縞の伊勢木綿にくすんだ赤半衿、黒裂織角帯に黒斑の袴です。
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2015年9月27日(日)  No.4471

城端に五色の仏旗
 城端市街地に並ぶ五色ののぼり旗(写真をクリックすると拡大)、「イッタイナニゴト?」と思われた方も多いでしょう。
 10月7日から始まる城端別院善徳寺「宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要」「教如上人四百回忌法要」二つの大法要と、本堂の修復事業完了を祝して様々な行事が行われます(10月11日まで)。
 寺内町である城端を盛り上げるべく商工会で五色の旗を70本設置しました、善徳寺の御朱印入りです。 並ぶと壮観ですね。

 きょうは薄手のイカット木綿に黄土色の半衿、黒緑の角帯にチャコールグレーの綿袴です。
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2015年9月26日(土)  No.4470

劇団 風の子「おさな星のうたたね」
 城端小学校芸術鑑賞会、今年は演劇の番です。
 劇団風の子「おさな星のうたたね」 児童演劇専門劇団だけあって、子どもたちを喜ばす工夫がいっぱいです。
 体育館の半分が舞台装置となり、回り舞台まで!(写真をクリックすると拡大) 舞台をぐるっと囲むように子どもたちは体育すわり(笑) 低学年から前に詰め、最外周は椅子席の大人達(保護者など)。 この座り方いいですね〜、特に小さい子は間近で見る演劇に目をキラキラさせてました。
 面白かったです。 周囲の大人もニコニコでした。
 個人的には「ひだまり」と何度も連呼されたのが嬉しかったなぁ。

 きょうは柿色木綿に生成りの半衿、黒裂織角帯に黒茶の袴です。
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2015年9月25日(金)  No.4469

砺波民具展示室
 ちょっと用事があって砺波市庄東小学校校舎3階にある「砺波民具展示室」に立ち寄りました。 埋文センター「しるし」とおなじ学校敷地にあります。
 学校玄関とは別のエレベーターでスーッと三階へ。 一歩踏み出せば膨大な民具が整理されてズラーっと並んでいます(写真をクリックすると拡大)。
 たとえば田起こし器具だけでも数十点! 時代の変遷や工夫が詳らかにわかります。 民具がここまで揃ってるところは日本全国探しても無いかも…。

 時間がなくてみられなかった、未踏の部屋がまだまだあり、またの来訪を誓うのでした。
 入館は無料! 凄いな砺波市教育委員会

 きょうは水色縞のさやま縮にざっくりした青緑の半衿、黒裂織角帯に草木染めの綿袴です。
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2015年9月24日(木)  No.4468

観光列車べるもんた
 10月11日から毎週日曜に城端線を2往復する(氷見線は10月10日〜)観光列車ベル・モンターニュ・エ・メール(愛称:べるもんた)。
 関係者向けの試乗会がある…との情報を聞きつけ、城端駅まで見に行きました(僕は乗れません)。

 撮り鉄でいっぱい!かと思いきや、さほどのさほどの混雑もなく、駅舎も一緒に…と回った駅裏には誰もいません。 あれれ?記念式典めがけて集結するのでしょうか?
 おかげで(?)いい写真が撮れました(写真をクリックすると拡大)。 1番ホームにべるもんたが停まってるのは珍しいかも(知事や沿線市長が乗ってたから?)

 今のところプラチナチケットですが、いつか乗りたいですね〜。 高岡駅でスイッチバックする氷見線がいいかなぁ。

 きょうは生成りの文人絣にくすんだ茶色の半衿、裂織の角帯に腰板無しの綿袴です。
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2015年9月23日(水)  No.4467

趣味=日本手ぬぐい集め
 お気づきの方もおられるかもしれませんが(…いやおらんか…)、旅先で購入するなどして日本手ぬぐいを集めてます。 コレクションとして飾ったりするのではなく、あくまでも“実用品”で懐中してますが。

 むぎや総踊りで踊り好きの次男が小原好博さん画、山根美幸さん筆の新歌詞てぬぐいをもらってきました(写真をクリックすると拡大)。
 さらにP.A.worksで販売されてたというtrue tears手ぬぐいとクリアフォルダをお客様が買ってきてくださって…。 感謝感謝です。
 どれだけあるんだろう?てぬぐい。 その日の着物に合わせて持ち歩いてます。

 きょうは生成りの揚柳木綿に山吹の半衿、黒緑の角帯に薄緑の綿袴です。
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2015年9月22日(火)  No.4466

祭礼時の灯りの室礼
 むぎや祭の翌日になんと曳山祭の研究会。 じょうはな庵に集まって山宿所望宿はどんな灯りがいいのか意見を交換します。
 城端生き活きプロジェクトメンバーと新潟大学松井ゼミ生を交え、照明の色、形、位置、照度など、実地調査をふまえてワークショップしました。
 メンバーの中ではある程度の方向性が決まったように思います。
 無論「こうしなさい」と強制するつもりは無いので、まず当店からやってみようと考えています。 ワクワクわくわく…楽しくなってきました。

 きょうはグレー縞の片貝木綿に薄赤の細縞半衿、黒緑の角帯に黒斑の袴です。
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2015年9月21日(月)  No.4465

むぎや祭を体験する
 むぎや祭二日目(最終日)、シルバーウィーク5連休の初め、かつ北陸新幹線ができて間もないこともあってか、関東からのお客様が沢山来ておられるようです。
 新潟大学の松井ゼミじょうはな庵近くの道路に「城端 光の小径」を設営してくれました(写真をクリックすると拡大)。 美しいカーブに観光客が吸い寄せられていきます。
 かつて商工会女性部がかぐや姫通りと称し今町を飾ってましたが、残念ながら現在は中止しています。 大通りだけじゃなく、裏道小径をそぞろ歩きするって楽しくないですか!? LEDを使った松井ゼミの試みは100個の灯りで総経費2万円程!コスパ高いです!

 20時半からの総踊りは笠を持った男踊りが大人気でレンタル笠が不足するほど、3列になった笠踊りを初めて見ました(写真をクリックすると拡大)。 商工会青年部の地道な講習会が結実したのでしょうね。
 むぎや祭の特長は体験できることです、ここをモットもっとモォ〜っと伸ばさなくては。

 きょうは黄色のコサシルクに山吹の半衿、グレー裂織の角帯にチャコールグレーの綿袴です。
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2015年9月20日(日)  No.4464

新麦屋
 第65回城端むぎや祭が始まりました。 前日の雨が少し残る幕開けですが、快方に向かうと思われます。
 今年の目玉は五箇山塩硝鉄砲隊の火縄銃演舞(左写真をクリックすると拡大)。 大阪城鉄砲隊の澤田 平代表の指導を受け、信州真田鉄砲隊の協力をあおぎ、別院山門前でドォーーーーン!と。 予想をはるかに超える爆音でした(ビビッたぁ)。
 そもそもなぜ鉄砲隊なのかと申しますと…。 五箇山は塩硝(火薬)の一大産地で、全国の8割を生産していたらしいです。
 合掌造の床下に挿した竹筒に尿(含むアンモニア)等を入れ発酵させる…と小学校時代に読んだ本に書いてありました。 財力豊かな加賀藩の秘密のひとつです。

 つづらこみちの入り口では友人が撮った稽古風景をスライドショー形式で映写。 曳山祭で好評だったアレです。
 なかなか見られぬ稽古風景を知ってもらう好機だったと思います。 今年は西上・西下・東上・西新田・新町の五町でしたが、人手があればもっと撮りためたいですね。

 きょうは紺のコサシルクに朱色の半衿、黒裂織角帯に薄手の綿袴です。
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2015年9月19日(土)  No.4463

NO WAR
 安全保障関連法案(俗称;戦争法案)が参議院で可決されました。
 今も国論を二分している法案を性急にゴリ押しした安倍政権に怒りを禁じ得ません
 かつての自民党には多様な意見があり、ハト派と呼ばれる穏健なグループが暴走の歯止めをかけてました。 しかしながら執行部が出す「党公認」が欲しいあまり議員は独自の発言を控えるようになりました、小選挙区制の弊害です。
 山本太郎参議院議員が言うように、まさに自民党は死にました。 「せめて仮死状態であってほしい…」と心の奥底で願っている自民党員は多いことでしょう。

 「人が人を殺すことは悪いこと」だと誰もが知っているのに、なぜ他国での軍事活動(後方支援)に賛成できるのでしょうか
 再び、僕ができること、すべきことは何か考えています。

 きょうはグレーのサマーウールに生成りの半衿、黒緑の角帯に黒の袴です。
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2015年9月18日(金)  No.4462

人形作家 加波千晴
 織館で始まった「加波千晴 創作人形展」をいそいそと拝見(9月23日まで)。
 輪島市在住の加波(かば)さんは人形づくりを始めてまだ10年…。 作品のクオリティがとても高いので、フェイスブックなどで以前からとても気になってました。
 御本人にお話しを聞きながら人形に触ることができました。 質感はあるけど軽いんですね〜、しかも球体関節を自分で作ってると聞いてビックリ!
 正絹古布を用いた一点モノの人形なのに、かなり良心的なお値段です(というか安い)。 福々とした猫の雛人形(写真をクリックすると拡大)も僕が女性なら欲しくなるんでしょうね。

 きょうは緑のコサシルクに地紋のあるグレー半衿、黒緑の角帯に草木染めの綿袴です。
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2015年9月17日(木)  No.4461

福光麻の機完成!
 福光麻布は原始的な居座機(地機)で織られてました。 片綜絖で下糸だけが上下します、高機に比べて効率が悪く、しかも織手の熟練度が如実に現れる織機です。
 しかしながら経糸が腰に結わえられているので、糸の張りを加減しながら織れるんです(だから結城紬は今でも居座機を使い続けてます)。

 頼んでいた坐機が完成したので、福光町農林漁業資料館で試し織りに挑みます(写真をクリックすると拡大)。
 整経をお願いした山下郁子さんの神業のように美しい所作にほれぼれします。 少しやらせてもらいましたが…難しい。

 さらに難関が綜絖の糸かがり(アソビ掛け)、下糸を一本一本拾い綜絖糸を綾棒に結ばねばなりません。 本数が少ないとはいえ、これが非常に煩雑な仕事で…(一本でも間違えたら織れません)。
 延べ20時間に及ぶ大仕事でしたが満足な結果を得られませんでした(涙)。 近いうちに必ずやリベンジします。

 きょうはイカット木綿に山吹の半衿、裂織の角帯に腰板無しの綿袴です。
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2015年9月16日(水)  No.4460

成人式の前撮り
 来年成人式を迎える長女、母胎にいるときからいろいろあったので感慨深いです。
 帰省中に写真の前撮りをしました。 近くの美容室で髪をセットし、自店で着付け、友人の写真館で撮影をお願いします。
 娘も満足していました、写真の仕上がりが楽しみです。

 いいでしょ!城端、町外に出なくても完結できる町なんです。
 きょうは柿色木綿に地紋のある生成り半衿、黄金の角帯に黒茶の袴です。
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2015年9月15日(火)  No.4459

二上山の麓を散策
 休日は気になってた二上射水神社へふらふらとドライブ、富大芸術学部の背戸にあります。
 続日本記(780年)にも記される創建年度が不明のがわからないくらい古い神社で、高岡古城公園にある射水神社の元宮であり、二上神(瓊瓊杵尊)を祀っています。
 二上山そのものが聖域であったと考えられるので、二上山大権現の別名を持つこの神社には是非とも行かなくては!と。 なぜなら城端縄ヶ池と高岡二上山は古来より深い結びつきがあるとされてるからです。

 で、思ったこと「二上山に登ってみないとよくわからん…」でした。 車やバイクでなく、自分の足で二上射水神社→悪王子社→日吉社と歩いてはじめて、千年以上前のことがわかるのかもしれません。 そして二上山から城端方向がどう見えるのかも。

 帰りにその名もズバリ「いか焼き屋」さんへ(写真をクリックすると拡大)、本場大阪のいか焼きを食べさせてくれます。 安くてビックリ(180円〜)満腹です。
 きょうはグレーに黒縞の伊勢木綿にグレー半衿、黒緑の角帯に黒斑の袴です。
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2015年9月14日(月)  No.4458

むぎや祭はゆったりと
 北陸新幹線が開通し、シルバーウィーク5連休のはじめの土日、という好条件が重なる事もあり、今年の城端むぎや祭(9月19・20日)は例年以上の人出を期待しています。
 となると心配されるのが駐車場不足…。 でもご安心ください。善徳寺まで徒歩数分、ぼたもち坂の下(写真をクリックすると拡大)に西新田第2駐車場(有料:300台)と城端消防署敷地(無料:150台)を新たに確保しました。
 JR城端線も臨時列車が出るので、最終が23時04分発となります。 これで時間たっぷりむぎや祭を満喫できますね。

 きょうは水色地の揚柳縞木綿に地紋のあるグレー半衿、青白の角帯に青灰の麻袴です。
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2015年9月13日(日)  No.4457

ヘンプカー
 まごころフェスタをのぞいてきました。 奇跡的な青天、イオックスアローザは心地よい風が吹いてます。
 個性的な出店ブースも面白かったのですが、やはりなんといっても麻の実を搾った油で走るディーゼル車=ヘンプカーに興味津々(写真をクリックすると拡大)。 オイルは舐めても飲んでも大丈夫、油脂はバター代わりだし、搾りかすは香ばしくて美味しい。
 そしてもちろん茎は繊維に。 麻ってホント捨てるところがないんですね。

 きょうは生成りの揚柳木綿に山吹の半衿、グレー裂織角帯に薄緑の綿袴です。
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2015年9月12日(土)  No.4456

城端駅改修
 外壁を白く塗り替え中の城端駅、足場が取れてビックリ仰天! 看板が架け替えられてる(写真をクリックすると拡大)。
 駅は町の顔、看板は建物の顔ですよ! その大事な駅舎がカッティングシート(?)で作られた安っぽい看板になるなんて(TT)

 福野駅も同じ工事をしていて、看板でひと騒動あったとか。 しかし駅舎はJR西日本の所有なのでどうにもならなかったって。
 う〜んJRは本当に観光に力を入れようと考えてるんでしょうか? どっちの看板で写真を撮りたいと思うかは一目瞭然だと思うのですが…。
 なにより残念だったのは、観光協会や市とJRがほとんど連携できてないことが判明した事…。
 辛うじて古い看板は城端駅待合室上に掲げられることになったそうですが、黙ってたら捨てられてたラシイ…。 前途多難な気がします

 きょうは生成りの文人絣に黄土の半衿、裂織の角帯に腰板なしの綿袴です。
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2015年9月11日(金)  No.4455

国勢調査ネット解禁
 5年に一度の国勢調査。 今年からインターネット回答が可能になりました(9月20日まで)、無論これまで通り紙に書き込む方法も選択できます。
 世帯毎のIDとパスワードが配布されたので試しにやってみると…あら簡単、ものの5分で終了(写真をクリックすると拡大)。 自分で設定した新パスワードを忘れなければ、後で修正する事も可能です。
 へぇ〜 便利な世の中になったものです。

 ただネットによる選挙投票は、なりすましの可能性を排除しづらいのと、万一のシステムトラブル時に投票を復旧できない可能性があるので、時期尚早だと僕は考えます。 一票の重さを大切にしなくては。

 きょうはグレー縞の片貝木綿に黄土色の半衿、黒裂織の角帯に黒斑の袴です。
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2015年9月10日(木)  No.4454

糸綜絖を製作
 先日の日記で「糸綜絖が奇跡的に見つかった」と記しましたが、スミマセン2つ間違ってました。

 まず、居座機に糸綜絖は使いません。 経糸の半分を糸で吊り上げる単純な片綜絖でした、不明を恥じてます。

 もうひとつ、糸綜絖はもはや生産されてないと思っていたら…。 絽の産地(左写真は松井機業)である城端にまだ職人さんがおられました!
 写真右のメカニカルな機械で綜絖を作るのだそうです(クリックすると拡大)。
 これは驚きました! 繊維のまち城端のソコヂカラを見た気がします。

 きょうは紺のコサシルクに生成りの半衿、黒裂織角帯に黒灰の綿袴です。
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2015年9月9日(水)  No.4453

わすれないふくしま
 ドキュメンタリー映画「神の子たち」の四ノ宮 浩監督から手紙が届きました(写真をクリックすると拡大)。
 飯舘村はじめ原発罹災地の報道されない現実を18ヶ月に渡って取り続けた映画「わすれない ふくしま」 福島県に暮らす生身の人々のリアル…です。
 そして現在もなお、成長する子どもたちを撮影し続けています。 続編「わすれない ふくしま2」のために、そして「これからの日本人の生き方」を問い直す為に。

 あの津波を、あのメルトダウンを、あの放射能渦を、まるで何事もなかったかのように僕らは記憶の片隅に追いやろうとしてなかったか? 自問しています。
 わずかですが製作費を送ります。 様々な形で記憶に留めるために。

 きょうはグレーのサマーウールに薄茶の半衿、黒緑の角帯に黒の袴です。
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2015年9月8日(火)  No.4452

TOYAMAキラリ
 8月にオープンしたばかりの富山市ガラス美術館キラリに行ってきました。 「ガラスの街とやま」を標榜する富山市が図書館と併設した施設で、市内ど真ん中(昔の大和跡地)にあります。
 有名建築家(隈 研吾 氏)の作品だけあってか建物は斬新で美しい、僕は好きですが、高所恐怖症の人は怖いだろうなぁ…。

 常設のグラス・アート・ガーデンは撮影可だったのでデイル=チフーリ氏の作品をパチリ(写真をクリックすると拡大)。 もちろん開館記念展「アイ・ガット・グラス! アイ・ガット・ライフ!情熱の現代ガラス芸術」も見ました。
 でも、全体的にハッとするほど美しい作品がとても少ないなぁ…残念。 綺麗なものを見たいのが人情だと思うのですが…。 長居するのが嫌な部屋(行けばわかります)があって、監視する人が気の毒になりました。
 ガラス工芸はまだまだ可能性を秘めた分野なので、探せば山本 茜さんのような至宝が見つかると思うんですが。

 そうそう破損を怖れてだと思うのですが、作品3〜4点にひとり監視がついていて、慢性的な赤字体質では?と心配です(雇用対策にはなってるのでしょうが)。 近くのお店で聞いたら「2回は行かんでしょ。図書館も平日暇な老人ばかりだし」と否定的。 う〜ん市民にそう思われてるなんて、前途多難だなぁ。
 僕は次の企画「ハワード=ベン=トレ展」も行きますけどね、きっと、セントラムに乗って

 きょうは柿色木綿に生成りの半衿、黄金の角帯に焦茶の袴、焦茶のタビックスです。
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2015年9月7日(月)  No.4451

むぎやはっぴ隊
 むぎや祭の稽古が始まっています。 我が家は踊り手も地方も今年はいないので、準備以外はあまり関わる必要がありません。 でも町内総出で盛り上げる為に、西上町は当番制で稽古を見守ることにしています。

 今年ももちろん参加しました。 義務というより、小さい子の練習を見るのはむしろ楽しみであります。
 写真は一番小さいハッピの手踊り(クリックすると拡大)、沢山いますね〜。 町外の子がほとんどですが、踊ってくれるのは有り難いことです。 毎晩連れて来てくださる保護者の方にも感謝です。

 きょうはイカット木綿に朱赤の半衿、黄金の角帯に焦茶の袴です。
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2015年9月6日(日)  No.4450

まごころフェスタ
 来週の土曜(9月12日10時〜16時)イオックスアローザ第3駐車場で「まごころフェスタin富山」が開催されます(写真をクリックすると拡大)。 サブタイトルが 〜自然と癒しのわくわくマルシェ〜 だけあってちょっと変わった出店が多そう。
 目玉は麻の実オイルが燃料のペンプカーだそうです。 繊維としての大麻はもちろん魅力的ですが、麻の実も有用なのですね。
 当日は中山康直さんのミニ講演もあるようです。

 きょうは紺の麻に生成りの半衿、青白の角帯に草木染めの綿袴です。
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2015年9月5日(土)  No.4449

若鶴大正蔵
 若鶴酒造本社にある大正蔵、大正11年造の酒蔵を四割狭く改築し、地域開放も視野に入れたホールとして2年前に生まれかわりました。
 前から興味津々だったのですが、本日ようやく中に入る事ができました。 どうです?この堂々たる蔵、美しい!(写真をクリックすると拡大)
 四層の客席から見るステージは、反響音の柔らかさとあいまって、素晴らしいライブ空間になりそうです。
 若鶴酒造の試飲会もあり、油田駅から100mという好立地も相まって左党にはたまらないでしょうね。

 きょうは黄色のコサシルクにウコン色の半衿、グレー裂織角帯に薄緑の綿袴です。
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2015年9月4日(金)  No.4448

ダ・ヴィンチv.s.ミケランジェロ
 近くを通ったのでふと、開催中のレオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展を見てきました(京都文化博物館で11/23まで)。
 フィレンツェの五百人大広間を飾るはずだった未完の壁画、ダ・ヴィンチの「アンギアーリの戦い」そしてミケランジェロの「カッシナの戦い」(もし完成していたら両巨匠の傑作が一度に見られたのに…。)
 アンギアーリ…のコア部分《タヴォラ・ドーリア(ドーリア家の板絵)》は長らく行方不明でしたが、1992年日本で発見、2012年イタリアへ寄贈という過程を経て、いま日本で初公開されてるわけです。
 軍旗争奪の戦闘場面を描く”タヴォラ・ドーリア”は、人馬が複雑に絡み合う躍動感ある複雑な構図(写真をクリックすると拡大)。 これを脳内だけでイメージしたであろうダ・ヴィンチはやはり天才の称号がふさわしいと思います。

 きょうはグレー織小千谷に黒半衿、黒緑の角帯に薄手の綿袴です。
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2015年9月3日(木)  No.4447

勿体ないデザイン
 盗作の疑いがある…ということで、2020東京オリンピックエンブレムがボツになりました。
 盗作には見えないし、ネット上での酷いバッシングに「そこまで叩かんでも…」と僕は思ってます。

 なにより残念なのが、良くできていたパラリンピックのエンブレム(左写真をクリックすると拡大)も一緒に破棄されたこと。
 モッタイナイ・・・・。

 きょうは水色地の揚柳縞木綿にくすんだ茶色の半衿、裂織の角帯に腰板無しの綿袴です。
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2015年9月2日(水)  No.4446

風神の塔
 夜行バスで京都へ。 「PANTHEON−神々の饗宴−」2章を見る為に(←ホントは仕入れですが)。
 1章で降臨した太陽神フローラの横に『風神の塔』が立ちました(写真をクリックすると拡大)。
 「風車のエネルギーで水を噴き出す」そうで、突然だぁーーーっと水を吐き出します。
 飽きもせず1時間近くも見てた僕はやはり変人ですか?

 きょうは生成りの揚柳木綿にウコン色の半衿、黒緑の角帯に黒茶の袴、梅鼠の足袋です。
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2015年9月1日(火)  No.4445

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