「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2015年10月

++美しい装い きよべ++

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山の民の知恵
 福光文化協会の講演会。講師は富山民俗の会の加藤享子さん、演題は「小矢部川上流域の植物と民俗」 興味深い講演だったので、無理矢理時間を作って出かけました。 90分の講演ですが、密度が濃くて書ききれません、心に強く残ったことを記します。

 小矢部川上流(太美地区のさらに奥=刀利村/上刀利・下刀利・滝谷・中河内・下小屋)は昭和30年代まで炭焼きを生業とした自給自足の生活をしていました。 ”山の民”の知恵で多種多様な植物の特長を活かした道具を生み出します(写真は加藤さんがシナの皮で作った「ばんどり」について解説してるところ)。
・コクボ蔓(サルナシ)で網代に組まれた鉈鞘(なたへご)は、固く丈夫な一生モノ。
・なにも無駄にすることなく、小動物や昆虫も食したそうです。
・燃料となる薪が豊富にあるので藁を燃料にする必要がなく、土が良く長い稲が育つこともあり、筵(むしろ)も特産品でした。 北野が集散地だったため「城端筵」の名称で北海道に送られたそうです(薪や筵などで収入を得たため出稼ぎせずにすんだ)。
麻栽培も最後まで行われていて、発酵熱を利用した「麻床(あさどこ)」はこの地だけの知恵ではないでしょうか?
 などなど深くてすごいお話が続々と…。 縄文時代からの知恵と美意識が伝承された地域です。 感服しました。
 連綿と続く日本文化を、我々の代で絶やしてはならないと強く思うのでした。

 日本全国ハロウィンで盛り上がった夜ですが、城端はお寺できもだめし「闇講」で盛り上がりました。 日本文化のDNAを残す為に(笑)

 きょうはグレー縞の伊勢木綿に黄土の半衿、黒裂織角帯に黒斑の袴、グレーのニットチョーカーに焦茶のタビックスです。
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2015年10月31日(土)  No.4505

日々是好日
 秋晴れの好日。 店前にいけたトウガラシに西日があたっています。 奥に見えるドウダンツツジの赤さと相まって、何とも言えず美しかったので写真を撮りました(クリックすると拡大)。
 長椅子に腰掛けてノンビリされてはいかがでしょう。 ジャンジャンボ茶をお出ししますよ。
 ほんのちょっとしたところにシアワセを見いだせるなら毎日が楽しく、人生が愛おしく思えてきませんか?

 きょうは茶縞ウールに生成りの半衿、黒緑の角帯に黒茶の袴、黄色のストールに手甲、焦茶のタビックスです。
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2015年10月30日(金)  No.4504

万華鏡休刊
 定期購読している「とやま写真語 万華鏡」が一時休刊する、との便りをいただきました(写真をクリックすると拡大)。
 奥野達夫編集長が急逝された影響はやはり大きかったようです・・・残念です。

 しかし「来年から新たな編集スタッフで再スタートする」と記されてます。 待ちましょう!

 きょうはグレー織木綿に赤細縞の半衿、裂織の角帯に腰板無しの綿袴、焦茶のタビックスです。
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2015年10月29日(木)  No.4503

散華
 城端別院善徳寺 宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要 教如上人四百回忌法要 記念として大谷婦人会員に散華札が配られました(写真をクリックすると拡大)。
 かくも美しいお札、美しい言葉ですが、別の意味で使われることが二度とないことを祈ります
 死を美化してはなりません

 きょうは茶地に白糸を織り込んだ木綿に黄土色の半衿、黄金の角帯に帆布の袴、茶色の足袋です。
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2015年10月28日(水)  No.4502

お寺で肝だめし 闇講
 4日後に迫った闇講の準備をしています(写真をクリックすると拡大)。 悪霊に取り憑かれた和尚の呪いをとくため、封印のお札を位牌に貼ってくるというミッション型。
 城端ファンクラブ員に加えて、今回から商工会青年部有志が手伝ってくれるのでかなりパワーアップしています。 ご期待ください。
 と き  10月31日(土)18時半〜20時(受付18時〜)
 ところ  真覚寺[南砺市城端434]
 受付場所 善徳寺会館[城端別院隣り] 2階が待合
 参加費  子ども100円 大人200円(中学生以上)


    ーーー闇講2015 プロローグーーー

 きょうはグレー縞の片貝木綿に薄赤の半衿、黒裂織角帯に灰黒の袴、紺の足袋です。
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2015年10月27日(火)  No.4501

大人の遠足2
 高校PTA活動で近隣の大学見学会、今年は富山方面です。 貸し切りバスは満席、世話方としては「ヤッター!」の気分です。

 富山県立大学は初めて入りました(左写真)。 工学系の大学ですが、思ってたよりキャンパスがはるかにキレイ(失礼)。 真面目な学生が多いのは予想通りでしたが…。 学生数も少なく敷地も広いので、1年から自動車通学してる学生がいる…というのは驚きです。
 誰でも入れる学食で唐揚げカレー(270円也!)を食べて、富大へ。

 前回気づかなかったけど、ここもキレイですよね〜(右写真)。 学生がうらやましくなりました。
 近々、五福・杉谷・高岡の3キャンパスで一般教養が共通化される予定だそうです。
 「あぁ〜もう一度学生に戻って勉強してみたい〜」←子ではなく親の向学心をupさせてしまった研修なのでした。

 きょうは青縞ウールに生成りの半衿、青白の角帯に黒斑の袴、チャコールグレーのタビックスです。
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2015年10月26日(月)  No.4500

祖父の遺骨
 家の墓に祖父の遺骨はありません。 母が3才のときに戦死しました。
 母は祖父の顔を覚えてません。 一人娘を残して出征した祖父の気持を思うと胸が裂けそうです。
 近々お墓をきれいにするので、マリアナ諸島から母が昨年持ち帰った石をかわりに入れることにします(写真をクリックすると拡大)。

 祖父が亡くなって七十年余経ちますが、遺された者の想いは消えません。
 理不尽に父を亡くした子が受けた傷。 戦争が終わり、価値観までもが劇的に変わるなかで、幼子の欠けたピースは最後まで埋められなかったのではないかと…。 うまく云えませんが、大きな塊で社会が歪められた感じを持ってます。
 戦争は個人だけじゃなく、世代への影響をも多大だと感じます。 そして子、孫世代へと負の遺産が遺されるのです。

 きょうは柿色木綿に生成りの半衿、黒緑の角帯に黒茶の袴、焦茶のタビックスです。
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2015年10月25日(日)  No.4499

日本の祭シンポジウム
 なんと彩菜まつり初日、近隣イベントが重なったわりに人出はまずまずです。
 イベントがほぼ終わった午後4時45分から…という微妙な時刻にじょうはな座で開催された『ふりかえれば未来 日本の祭シンポジウム』を聴講しました。
 城端庵唄保存会の披露のあと、3人によるシンポジウム『京都祇園祭よもやま』〔深見 茂 氏(財)祇園祭山鉾連合会前理事長、大阪市立大学・滋賀県立大学名誉教授〕、『城端曳山祭の魅力』〔大西正隆 氏 城端曳山祭保存会会長〕、司会は石田芳弘 氏〔学校法人 至学館伊達コミュニケーション研究所所長・元衆議院議員〕

 そして基調講演『祭とまちづくり』西村幸夫 氏〔東京大学先端科学技術研究センター所長、日本イコモス国内委員会委員長〕
 @神聖な道行き Aまつりは都市を劇場化する B通りが舞台となる Cショーケースとしての神事 D昼と夜のコントラスト Eハレとケのコントラスト F正装の場 Gコミュニティのシンボル H静と動のコントラスト I祝いの場 J世代を超えて引き継ぐ知恵 K不易と流行のコントラスト L多様な意匠
 写真とともに日本全国の祭についてわかり易くお話しいただきました。 「世界を見渡しても、日本のような多種多様な祭がある国はない。同じ民俗、同じような風土&建物なのにこれだけ多様性に富むのは不思議だ」ともおっしゃってます。
 いや〜面白かった。 日本は広いなぁ、行ってみたい土地や祭がまだまだ沢山あります。
 曳山祭を中心に考えた城端の国道拡幅&まちづくりは間違いではなかった!と嬉しくなった夜でした。

 きょうはイカット木綿に黄色の半衿、裂織の角帯に腰板無しの綿袴です。
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2015年10月24日(土)  No.4498

戦争とプロパガンダ
 録画しておいたNHKスペシャル憎しみはこうして激化した 〜戦争とプロパガンダ〜 』を見ました。
 太平洋戦争中、日米両軍とも戦意高揚や戦費調達のプロパガンダ(宣伝)映画を作成しました。 日本の”大本営発表”はご存知のようにウソばかり。
 アメリカ側はそんなことないだろう…と思ってましたが、違ってたんですね。
 左写真の映像をご覧になったことあるでしょう、銅像にもなってます。 硫黄島での激戦ですり鉢山を制覇したときのものとされてますが、これは後から撮ったヤラセでした(実際は右写真)。
 偽の旗を立てた兵士達は本国で英雄になり表彰までされました(しかし硫黄島ではその後一ヶ月に及ぶ凄惨な戦闘が継続)。
 米国民はプロパガンダに洗脳され、日本人を狂信的な人種だと決めつけ、都市の無差別爆撃…そして原爆投下へとエスカレートしたのです。

 番組に登場するアメリカの元少尉(戦場カメラマン)が言いました「映像は使い方によって強力な武器となります。国民を動かし、戦争へ積極的に協力するよう導くのです」「ひとたび戦争が始まってしまったら誰にも止めることはできません。たとえ途中で間違いだと気づき、こんなはずではなかったと思っても手遅れなのです」

 騙す方が悪いのか、騙される方が悪いのか? ・・・僕は両方悪いと考えます。
 多くの人命や国の行く末がかかってることに関しては、複数の情報を冷静に分析し自分の頭で判断することが必要ではないでしょうか。

 きょうはグレー縞の伊勢木綿にくすんだ茶半衿、黒緑の角帯に草木染めの綿袴、黒のタビックスです。
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2015年10月23日(金)  No.4497

別院は今[20] 縁側の床板
 御遠忌法要も終わり、善徳寺は通常の姿に戻りつつあります。
 今回の修復は傾きを直し瓦を銅板に替えたけではなく、痛んだ箇所の補修もしています。 写真のように古材を大切に大切に活かして(クリックすると拡大)。
 手間を惜しまぬ仕事をしてくださってる大工さんに感謝です。

 きょうは深緑の御召に木賊色のダマし襦袢、黒緑の角帯に黒の段袴、灰色のタビックスです。
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2015年10月22日(木)  No.4496

道谷高原の紅葉
 ふと思い立って開店前にバイクに跨がり、有名な紅葉の名所=道谷へ、両脇の山が色とりどりに染まる眺めは、カーブを曲がる度に感嘆の声が出る絶景です。
 家から10キロ、ほんの10分余りでこんな美しい場所に行けるなんてシアワセだと思いませんか?

 夜は闇講2015の現場下見。
 詳細はまだお教えできませんが、去年よりルートが伸び、パワーアップしてることは確かです。乞うご期待!
 きょうは茶縞のウールに薄赤半衿、黒裂織角帯に灰黒の袴、茶系のストールにグレーのタビックスです。
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2015年10月21日(水)  No.4495

フラワーカードパンフレット
 じょうはなフラワーカードの良さを知っていただく為に「フラワーカードパンフレット」を作成しました(非売品)。
 A6判8頁に「ポイントカードの仕組み」「(基本的な)使い方」「お得な使い方」「お得な貯め方」「使い方の提案」「加盟店一覧MAP」まで、情報がギュッと詰まってます。
 カード加盟店で無料配布していますが、「今すぐ見たい」方の為にPDFを作成しました。 こちらをクリックしてください。

 11月15日(日)の20周年イベント「フラワーカード宝島」の準備も着々と進んでます。
※食卓のお宝を探せ!! すき焼きハンター!!
※ポイントとレジャーハンター
※お宝大発掘ビンゴ大会ーUSJ、のとじま水族館チケットをゲットしろ!!ー
※大道芸パフォーマンス
 などなど…お楽しみに〜。 それまでにフラワーポイントを貯めておいてくださいね。

 きょうはグレーの織木綿に縞半衿、黒裂織角帯に黒斑の袴、黒のタビックスです。
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2015年10月20日(火)  No.4494

機螺世薇覇羅心器
 クロスランドおやべ地内に新施設ができたというので立ち寄りました。 9月18日オープンしたアートハウスおやべです。
 みんなで楽しむ「美の体験空間」とあるから、なんのことかと思いましたが、自由度が高い貸しギャラリーですかね。 ちょうど第53回小矢部市美術展を開催してました。

 開口部が多く、外と連携し易い構造になってます、インスタレーション作品の展示も視野に入れてるのでしょう。
 岡部俊彦さんの地上絵のような作品『機螺世薇覇羅心器(きらせはらしんき)』良かったですよ〜(写真をクリックすると拡大)。

 きょうは茶地に白縞の木綿に薄赤の半衿、黄金の角帯に帆布の袴、ガーゼストールに焦茶のタビックスです。
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2015年10月19日(月)  No.4493

城端まち歩き
 観光協会発行のパンフ「ぶら里なんと 城端まち歩き」vol.1.2がほぼ同時に出ました。
 vol.1 はまち歩きスポットとコースの紹介
 vol.2 は南砺男子を巡るコース紹介(写真をクリックすると拡大)

 vol.2ではきよべ呉服店もコースに入れていただきました。 ということは…自動的に僕が南砺男子(2軍)に! 「袴姿の名物店主から粋な和を伝授されるのも楽しい」と記されてます。 はい、無料でお教えしますので、気兼ねなくお立ち寄りください。

 裏面には城端近辺へと向かう交通網の時刻表(なんバス含む)が想定移動時間を含めて載ってるので、役に立ちますね。
 きょうは青縞ウールに水色の半衿、青白の角帯に薄緑の綿袴、青いタビックスです。
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2015年10月18日(日)  No.4492

第二回絵解きフォーラム
 城端別院親鸞聖人七百五十回御遠忌記念奉賛 第二回城端絵解きフォーラム「日本の絵解き文化と南砺の絵解き」を聴講しにじょうはな座へ。 もう3年経つのですね。

◆第一部◆ 善光寺参詣曼陀羅解説(長野郷土史研究会会長 小林一郎さん)/城端別院絵伝による聖徳太子絵伝絵解き(名大院生 末松美咲さん・郭佳寧さん)/井波別院聖徳太子御絵伝絵解き説法(本願寺横浜別院輪番・妙蓮寺住職 竹部俊惠さん)
◆第二部◆ 親鸞聖人御絵伝絵解き(三河すーぱー絵解き座副座長 左右田智世さん)/蓮如上人御絵伝絵解き(城端別院列座・真教寺住職 馬川透流さん)
 (第三部 阿部泰郎先生と村松加奈子さんによる座談会は時間オーバーで中止…残念)

 いや〜今回も濃かったです。
 絵解きは教義をわかり易く伝える術であると同時に、かつてはエンターテイメントだったのだろうと感じました、そう浄瑠璃講談のように。
 だとすれば絵解きが若い方に受け入れられる可能性はまだまだあるハズ。 第三回はメディアを上手に使って若い層にも呼びかけたいですね。

 きょうはグレー縞の片貝木綿に黄土色の半衿、黒緑の角帯に腰板無しの綿袴、グレーのタビックスです。
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2015年10月17日(土)  No.4491

別院は今[19] 本堂全容現わる
 御遠忌法要を盛大に終えスロープも撤去し静かな善徳寺に戻りました(庫裏は工事中)。
 当初ピカピカだった屋根の銅板も、落ち着きのあるとてもいい色に(写真をクリックすると拡大)。
 美しい!
 飽きることなく見惚れています。 みなさんホントいい仕事してくださってます。 五十年百年残る仕事です。
 本堂はいつでもご覧になれます、ぜひ足をお運びください

 きょうは柿色木綿に縞半衿、裂織角帯に黒茶の袴、焦茶のタビックス 
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2015年10月16日(金)  No.4490

石黒党と湯浅党
 中世の小矢部川流域(川上郷)は地方豪族石黒氏(利波氏?)の支配下にありました。
 鎌倉〜南北朝期に、紀州有田(和歌山)で勢力を誇った湯浅氏が川上郷に土着したのは何故か? 中世の富山はどうなっていたのか? 真宗との関係は?
 これまでハッキリしなかった開町前の城端の姿がおぼろげながら見えてきました。 城端城主荒木大膳(善太夫)は福光荒木の正円寺の僧(兼武士)であったとも。

 登場人物に、後白河法皇、後醍醐天皇、木曾義仲、楠木正成、新田義貞、佐々成政、綽如上人蓮如上人…オールスターそろい踏み!  奈良平安時代から武家時代への大きな変化とこの地の動きを順を追ってわかりやすく解き明かします。
 読み物としても面白い! 石黒氏と湯浅氏の末裔が今も福光城端に居られることが史実のリアリティを増してます。
 富山の桂書房 刊、福光の湯浅直之さんと一前悦郎さんの共著です。 御縁があって当店にて販売しております(税別1,500円)

 きょうは縞のイカット木綿に黄色の半衿、黒緑の角帯に草木染めの綿袴です。
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2015年10月15日(木)  No.4489

観光と音
 ガッタコン ガッタコン ガッタコン ガッタコン …音の出る方向へ歩けば、城端醤油の旧培菌室奥で井戸を掘ってました。 絵になりますね〜(写真をクリックすると拡大)。

 五感を刺激するって、観光にとって大切なことだと思うのです。 視覚・嗅覚・味覚は当然ですが、聴覚と触覚にどう訴えるか?
 いまいちど作戦を立ててみるのもアリなんじゃないか?と散歩しながらつらつら考えました。
 …で、旅したときの触覚ってナニ? 下駄や草履で歩くの石畳の感触とか? 石垣に腰掛けたときお尻がヒンヤリする感じとか? う〜ん、まだなにかありそうですね。

 きょうはグレー縞の伊勢木綿に黄土色の半衿、黒裂織角帯に灰黒の綿袴に灰色のタビックスです。
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2015年10月14日(水)  No.4488

ジャンジャンボタワー
 寝室に突如出現したタワー(写真をクリックすると拡大)、夜は静かですが、昼になるとパチパチ音を出して弾けます。
 なにを隠そう、ジャンジャンボ(河原決明)を干す為(だけ)の棚を組み立てました←気合い入ってます(笑)

 乾燥させた後、かいば切りで数センチに刻み、乾煎りして焦がします。 これを煮出せばじゃんじゃんぼ茶のでき上がり。 香ばしくて美味しいですよ。

 きょうはグレー織木綿に薄赤の半衿、黒裂織角帯に黒斑の綿袴、グレーのタビックスです。
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2015年10月13日(火)  No.4487

ミス加賀友禅コンテスト
 第12回ミス加賀友禅コンテストを見に金沢しいのき迎賓館へ。
 22名の女性が自前の着物でレッドカーペットに登段し、ウォーキング&自己PRをします。
 どの子カナ?と一人盛り上がってましたが、立ち姿の美しい女性が選ばれましたね(写真をクリックすると拡大)。

 「加賀友禅大使」の認定式もあり、加賀友禅を愛し応援する30代から80代女性が自前の加賀友禅で登場(右写真)。 着慣れた方ばかりなので、これまた見応えありました。 おくすい。

 きょうは茶地に白縞木綿に山吹の半衿、黒裂織角帯に帆布の袴、茶色のタビックスです。
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2015年10月12日(月)  No.4486

千人超のお練り
 善徳寺法要も最終日。 正午に最大のイベント(?)稚児行列がじょうはな座をスタートします。
 400人を超えるお稚児さんに付き添う父母、そしてカメラを構える祖父母などを含めたら…千人どころか二千人規模の大行列ではないでしょうか? ご覧くださいこの人数(左写真をクリックすると拡大)、凄いでしょ。
 (正式には女性は黒留袖を着用するのですが、実際は色留や訪問着の方もかなりおられたようです)

 今日で御遠忌法要も終ります。 午前中に本堂で梅原専從輪番から御礼のご挨拶がありました。 大変な重責だったと思いますが、さらりと自然体で、大過なくこなされた輪番さんは凄いです。 むろん、一丸となって大法要を準備されたお寺の事務方、そして寺院のみなさん、善徳寺世話方一同、大谷婦人会のみなさん、ボランティアで交通整理などをした地域の方々…素晴らしすぎます。
 城端は人に恵まれているなぁとあらためて感じました。

 きょうは縞の片貝木綿に黄土色の半衿、黒裂織角帯に黒斑の袴です。
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2015年10月11日(日)  No.4485

仏さまの願いあってこそ ここまでのいのち そしてこれからの命
 善徳寺法要四日目
 大谷婦人会特別合唱団が百余名で歌われると聞いたので駆け足で見に行きます。
 午前に御門主による帰敬式(おかみそり)、午後から親鸞聖人750回御遠忌法要結願逮夜がもよおされ、扉を外した本堂は縁側まで溢れんばかりの人で埋まってます。

 大谷妙子会長をお招きした大谷婦人会城端支部大会で披露された「仏教讃歌」、想いのこもった3曲は心に響きました(写真をクリックすると拡大)。
 きょうは生成りの揚柳木綿に薄赤の縞半衿、黒緑の角帯に薄緑の綿袴です。
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2015年10月10日(土)  No.4484

城端ー金沢バスに乗車
 金沢市内に用事があり、駐車場の心配もあって遂に《城端ー金沢バス》に初乗車。
 城端第4便(10:40発)は残念ながらラッピングバスではありませんでした(写真をクリックすると拡大)。
 城端からは僕とサラリーマン風の男性のみ、縄蔵で1人増えたものの終点の金沢駅まで3人です。 まぁ時間帯が悪いのもあるのでしょう(10:05に先発バス有)。
 殿様街道から金大(右写真)を抜け、鳴和から金沢駅西口へ。 下車時、運転手さんが「帰りは2番乗り場です」とアナウンスしてくれるのはありがたい。

 帰りは金沢駅西口2番乗り場から第8便最終バス(21:10発)で(これまたラッピングバスじゃなかった…)。
 駅から6人、若松で4人、計10人の乗車、金曜夜のせいか、飲み会帰りのサラリーマングループも。 みんな福光で降りてしまったので最後はちょっと寂しかったけど、車内はいい雰囲気でしたよ。
 座ったのが後輪の上だったせいか、乗り心地がいまいちで読書できる感じではなかったけど、景色を眺めていたら意外と速く着きました。
 実験運行なので、この路線が継続されるかわかりませんが、非常に便利な(特に金大生やサンダーバード乗車客)バスなのは事実です。
 問題は圧倒的な宣伝不足!実験なんだからちゃんと宣伝しなきゃ意味が無い。 南砺市観光協会のサイトからすぐに時刻表にアクセスできないなんて論外です。

 きょうは柿色木綿に生成りの半衿、黒緑の角帯に焦茶の袴、焦茶のタビックスです。
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2015年10月9日(金)  No.4483

浄土真宗落語
 善徳寺法要二日目
 柱がまっすぐになり木口がきれいになった本堂に溢れんばかりの人、人、人。
 感謝状贈呈式(左写真をクリックすると拡大)の先に、大谷婦人会お茶部による呈茶をいただきました。 それがなんと大納言の間(右写真)。 まさかこんな素晴らしいお部屋に上がらせていただけるなんて…お茶も美味しかったし大満足です。

 記念行事として長唄の会があり、芳村伊十一郎さんの三味線、中川善雄さんの笛、杵屋直吉さんの唄で「黒髪」を(踊りは藤間 寿さん)鑑賞(一説には蓮如上人の作詞だそうです)。
 続いて桂小春團治一門の「真宗落語」 桂治門さん『つる』、桂福矢さん『手水廻し』、そして小春団治師匠の創作落語『夢観音』まで、たっぷり笑わせてもらいました。 出囃子も長唄のみなさんが演奏されてた様子…(笛の音に聞き惚れてしまいました)。

 宗教施設であるけれど、お寺は人々が集まる楽しい場所でもあることを再確認。 やはり別院の賑わい無くして城端の発展はありえません

 きょうは小豆色の御召に芝翫茶の半衿、黄金の角帯に黒茶の袴、団十郎茶の一つ紋羽織に焦茶の羽織紐、白足袋に白扇です。
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2015年10月8日(木)  No.4482

城端別院善徳寺大法要
 いよいよ本日午後より城端別院善徳寺 宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要 教如上人四百回忌法要が始まります(10/11まで)。
 本堂の改修に伴い何年も前から準備してきた大行事、数えきれないくらいの人が携わり、この5日間でも幾千の方が参加されることでしょう。 僕も楽しみに待っていました。

 境内に巨大なスロープが作られ、本堂まで段差無く登れるようになってます。 午前中に手すりを紅白に巻いてました(右写真をクリックすると拡大)。
 天気はまずまずの予報。 つつがなくすべての行事を終えますように。

 きょうはグレー縞の伊勢木綿にくすんだ黄土色の半衿、黒裂織角帯に黒斑の袴です。
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2015年10月7日(水)  No.4481

魯山人の宇宙
 高岡市美術館で開催中の「魯山人の宇宙 ―魂を刳る美が欲しい―」へ行ってきました(10/18まで)。

 北大路魯山人と言えば食通で知られ、料理に合う器が無いからと自分で作陶した…とされてます。 だから料理を盛ってなんぼ…なのでしょう。
 実際今回の展示も様々な土地の多様な器があるけれど、なんか僕にはピンと来ない。 ゴテゴテしていて繊細さが感じられないんです。 美しい!と感じたのは萩焼の白い鉢だけでした。
 魯山人の宇宙は僕には見えなかった…。 
 美術館で愛でる「作品」ではないんでしょうね、きっと。 

 きょうは厚手の縞木綿に薄赤の半衿、黄金の角帯に帆布の袴です。
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2015年10月6日(火)  No.4480

バリの午后
 インドネシアのバリ島に嫁いだマンデラ恵子さんの講演を聞きに午後2時いのくち椿館へ。
 義父に認められバリの宮廷舞踊家の長男と結婚、全く異なる文化に適応しながら、古きものは残し、伝統に新しいエッセンスを足し、マンデラ一族を守ってきました。
 お話が上手で一代記としても面白かったのですが、なんと言ってもバリの異文化にドキドキしました。 世界は広い!と素直に思います。

 ご子息のA.A.Gde Iswara Manderaさんの舞踊「レゴン ラッサム」(写真をクリックすると拡大)「クビャール・ドゥドゥック」はそれはそれは美しかったです。
 現在は観光用に女性が踊ることが多いそうですが、神に捧げるダンスは本来 男性のもの、しかも中性的な姿がふさわしい。 あれ?日本のお能と通ずるものがありますね。

 きょうはインドネシアのイカット木綿に黄色の半衿、裂織の角帯に腰板無しの綿袴です。
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2015年10月5日(月)  No.4479

ぜんざい・けん玉・映画
 今日は城端小学校学習発表会、例年より一週間ばかし早いかな。
 教育振興会のぜんざいスタッフとして朝から学校にいます。 搗きたての熱い餅が入ったぜんざいが250円。 肌寒かったこともあってよく売れました(収益は子どもたちの為に使います)。
 お昼休みには「ひだまり広場」を開催。 こちらも大人気でしたね(写真をクリックすると拡大)。

 午後3時、撤収完了後、急いで井波へ。 商工会女性部主催の映画会にギリギリ間に合いました(3本中の1ですが…)。 見たかったのは「レオニー」 彫刻家イサム=ノグチの母 レオニー=ギルモアの物語です。
 松井久子監督のトークショーもあり、充実した一日となりました。

 きょうは柿色木綿に生成りの半衿、黒裂織角帯に黒灰の袴です。
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2015年10月4日(日)  No.4478

itona 第4号
 城端カラオケ同好会の発表会をチラリと見てきました(入場無料)。 美山荘に集う同好の方々のステージです。
 2階席から見ても緊張がこちらに伝わるほど直立不動(写真をクリックすると拡大)。
 でもいいですよね、趣味のカラオケでお洒落して…、張り合いがあるでしょうね。 日常v.s.非日常、人生は小さなメリハリが大切だと思いませんか?
 小さい振幅であっても喜びを見いだす事ができれば、幸せな生活をおくれることでしょう。

 満を持してitona4号ができました(当店で販売中)。 明石あおい編集長の巻頭文がすごくイイ!
 内容も盛りだくさん。 山に富む県。の表題どおり、立山・五箇山・呉羽山・そして内川の山々から御車山まで…視点がおもしろい!
 富山の元気女子が外に出てます。 男子(中高年男性含む)ももっともっと外に出てもいいのでは。

 きょうは生成りの揚柳木綿に赤地の細縞半衿、黄金の角帯に黒茶の袴です。
      (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年10月3日(土)  No.4477

べるもんたに手を振ろう
 本運行までいよいよ10日を切った観光列車べるもんた、地元の機運も盛り上がってきました。
 10月11日より毎週日曜、城端線を2往復するのですが、沿道からべるもんたに手を振りませんか
 べるもんたの乗客は観光で来る方がほとんど。 のんびり走るし、皆さん車窓から外を眺めているハズ。 思いがけない歓迎はきっと喜ばれることでしょう。

 初日一番列車(城端着10:19)には大規模なお出迎えセレモニーを予定しています。 当日朝9時50分に城端駅に集合していただければ(福野駅9:30、福光駅9:40)、先着で写真の缶バッチをプレゼント(写真をクリックすると拡大)。
 もちろん、線路の沿線におられる方は、その場で手を振ってくださっても結構です。
 べるもんたに手を振る運動、ず〜っと続けたいですね。

 きょうは水色縞のさやま縮に生成りの半衿、黒緑の角帯に薄緑草木染めの綿袴です。
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2015年10月2日(金)  No.4476

闇講会議
 リクエストにお応えして今年も「お寺さんできもだめし 闇講」を開催することになりました。
 会場は真覚寺、10月31日(土)夜6時半スタートです。

 昨年よりさらに高みを目指してるので、会議にも熱が入ります。 すでにポスターができ上がりました(写真をクリックすると拡大)。

 面白がって手伝ってくださる方(お化け役or運営スタッフ)を募集しています。 日当は出ませんが、楽しいおもいができますよ〜。 詳しくはコチラににメッセージをくださるか、僕に直接ご連絡ください。

 きょうは黄色のコサシルクに黄土の半衿、黒緑の角帯に薄緑の綿袴です。
      (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年10月1日(木)  No.4475

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