「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2014年8月

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こども英会話教室オープン
 明日、城端中心部(R304沿い 大工町 旧かわべストア)にこども英会話教室がオープンします。
 English Room〜FLOWER〜(イングリッシュルームフラワー) これまで自宅を教室にしてましたが、思い切って実家の八百屋さんを改装なさいました。

 教室内を見せてもらいましたが、いろんな工夫があって楽しそう。
 これまで何度も地域イベントに英語をからめて子どもたちと一緒に参加してるんですよ。 若くて元気いっぱいのIchiyo先生(写真をクリックすると拡大)をこれからも応援したいです。

 きょうは生成りの揚柳木綿に薄柿色の半衿、カラシの角帯に焦茶の袴です。
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2014年8月31日(日)  No.4077

青大将
 夜8時だし木戸を閉めよう…と歩くつづらこみちでニョロにバッタリ出会いました=アオダイショウです(写真をクリックすると拡大)。
 ギョッとしましたが、無毒だしおとなしいので放置…、裏木戸を閉めて戻ると居なくなってました。

 子どもの頃はヘビやトカゲの類いはしょっちゅう居たものですが、近年自宅で見ることはありません。
 この際、幸運と金運アップを期待しましょう(白くはないですが…)。 ということでサッカーくじ買ってきま〜す(笑)

 きょうは紺のコサシルクに生成りの半衿、黒裂織角帯に青灰の麻袴です。
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2014年8月30日(土)  No.4076

最後のサイトウキネンフェスティバル
 四日前、松本に行った目的がもうひとつ『サイトウ・キネン・フェスティバル』です。 
 世界的な指揮者 小澤征爾 氏の呼びかけで、故 齋藤秀雄の門下生が集うサイトウ・キネン・オーケストラが発足したのが30年前。 さらに発展し、オーケストラとオペラを2本の柱とする、サイトウ・キネン・フェスティバル松本(SKF)として国内有数の音楽祭になりました。 来年からは『セイジ・オザワ 松本フェスティバル』に名称変更することが決定しています。

 ホンネを言えばオザワセイジ氏の指揮を見たかったのですが、種々の条件(料金や日程)が折り合わず、今回はバレエと演劇を組み合わせた『兵士の物語』(ストラヴィンスキー作)を鑑賞しました。 串田和美(演出&出演)、石丸幹二(語り)、首藤康之(バレエ&兵士)、渡辺理恵(プリンセス)etc.の豪華な顔ぶれです。
 演奏家も、郷古 廉(Vn)、谷口拓史(Cb)、吉田 誠(Cl)、小山莉絵(Fg)、只友佑季(Tp)、今村岳志(Tb)、安江佐和子(Perc.)の若手実力者揃い(眉目麗しい彼らが、ヅラを冠って演奏するなんて)!

 まつもと市民芸術館の実験劇場(360席)は満員で、古い劇場を模した設営が雰囲気を盛り上げます。
:圧巻の演奏に、串田&石丸の名演技、今か今かと待たせられたバレエ演出が見事でした。 とっても密度の濃い70分で、目の肥えた観客も満足なさったことと思います(僕はスタンディンオベーション)。 遠くまで頑張って行った甲斐がありました。

 きょうは黄色のコサシルクに細シボの生成り半衿、カラシの角帯に薄緑の綿袴です。 
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2014年8月29日(金)  No.4075

城端仏壇の箔洗い
 近所の仏壇屋さん(大西仏壇本店)が『仏壇の箔洗い』をしてました(写真をクリックすると拡大)。
 お仏壇を分解し、ロウソクや線香のすす汚れを落とすんです。

 湯に溶いた洗いソーダ(Na2CO3・7H20)をかけ汚れを溶かし→曹達が残らないように刷毛で細かいところを水洗い(写真をクリックすると拡大)→乾燥させた後、剥げた金箔を漆で張り直す。
 とても根気のいる作業です。
 二代三代と家を護ってくれる仏壇だからきれいにしておきたいですね。

 きょうは黒地縞小千谷に黒半衿、黒緑角帯に青灰の麻袴です。
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2014年8月28日(木)  No.4074

「ものさし」の話
 近所の書店で頼んでおいた本を読み終えました『子どもたちよ、ありがとう』(法蔵館)。
 平野恵子さんは39歳で腎臓癌がみつかり3人の子を残して旅立たれました。 二年の闘病生活の間に子どもたちに向けた手紙をまとめた本です。

 一通一通が、虚飾も無く温かく、血の通った人間らしく苦悩に満ち、母親としての愛に充ちています。
 とりわけ僕の心を打ったのが「ものさしの話」です。 (一部を書き出させていただきます)

 人は自分のものさし(価値観)を決して捨てることできないけれども、浄土に触れることにおいて、ものさしを武器として他を傷つけずにはおれない自分の存在を悲しみ、その愚かさに気付かされることにより、まわりに対して「ごめんなさい」「ありがとう」と言わずにはおれない人の心を取り戻すことができるのです。
 それはまた、同じようにものさしを持つ、すべての人々に対する限りない共感、痛みでもあります。
 自分の持つ価値観が、決して普遍的でないと分かっているからこそ、他の人の価値観も認め、お互いを尊重してゆけるのですからね。

 恵子さんは “ものさしの違い” を幼な子のひと言によって気づかされました。
 我々はどうしたら気付くことができるのでしょうか?

 きよべ文庫の蔵書にします。 どうぞお読みください。
 きょうはグレー縞小千谷半着に黒の半衿、黒裂織の角帯に黒灰の綿袴です。
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2014年8月27日(水)  No.4073

薙刀道
 次男は火曜日夜、福野体育館でなぎなたの合同指導を受けてます(福野地域は2000年国体なぎなた競技会場)。 早めに迎えに来てちょっと見学してみました。
 福光・福野両校のみならず、成人女性も一緒なようです(写真をクリックすると拡大)。

 生徒たちはきびきび動いてました。 挨拶も小気味よい! やっぱ武道っていいですね。 毎週毎週ご指導くださってる方々に感謝です。
 生涯スポーツ(?)としてなぎなたを選択ってのもアリですね。

 きょうはグレー縞小千谷に柿色の半衿、黒裂織角帯に薄手の綿袴です。
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2014年8月26日(火)  No.4072

松本観光
 定休日、日帰りで松本市まで。 長野市は何度も行ってますが、松本は初めてです。 東海北陸自動車道→飛騨清見IC→中部縦貫道→高山市→国道158号線→安房峠道路→R158→松本市。 160kmおよそ3時間のドライブ。

 まずは重文の旧開智学校へ。 福野高校 厳浄閣のような感じです(厳浄閣より30年古い)。 小学校(新校舎)が隣接していてちょっとビックリ、図書館も近く、今でも文教地区なのですね。

 そしてお目当ての国宝 松本城。 天守閣搭城まで40分待ちをモノともせず、登ってきました。 階段の段差が40センチくらいあって、子どもにはかなりハードル高いかも…。
 登ってしまえば、特にすることもないので降りるだけ…。 なんで人は高いところに登りたがるんでしょうね(笑)
 城から歩いていける中町商店街も良かったですよ、参考になります。 松本の旧市街は(おそらく規制されていて)城より高い建物がありません。

 このところ現代美術にハマっているので、どうしても行きたかった松本市美術館。 10年前にオープンした現代美術が得意な館です。
 富山近代美術館と比較すると、展示作品が新しい。 一部作品は撮影可能…も嬉しい配慮です。
 草間弥生さんが際立ってますが、僕は会田 誠さんの大作「灰色の山」(右写真をクリックすると拡大)に震えました。 アレが突然あらわれたときの衝撃は忘れられません。
 松本市美術館…やるなぁ。
 富山近代美術館を環水公園に移築する計画が進んでいます。 果たしてワクワクする美術館に生まれ変われるでしょうか?

 きょうは無地織小千谷に生成りの半衿、裂織角帯に腰板無しの綿袴です。
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2014年8月25日(月)  No.4071

勝て勝て!カターレ
 カターレ富山がJ2降格の危機にあります。 第28節を終えて2勝4分22敗、勝ち点わずかに10…ダントツの最下位です。
 このままではシーズン終了を待たずして降格が決定してしまいそう…。

 僕はサンフレッチェサポーターですが、地元カターレ富山にもやはり思い入れがあります。
 観戦はできぬまでも、なるべくリアルタイムで応援したい…とラジオ(FMとなみ)を聴いてました(カターレは不人気らしく視聴契約しているスカパー!JリーグMAXでも生中継が少ないんです)。
 が、スカパー !オンデマンドサービス(契約者はタダ)を利用すればMacやiPadでも生で見られることに気づきました(写真をクリックすると拡大)。
 たのんこっちゃ、勝ってくれ!カターレ!
 富山第一高校サッカー部全国制覇以来、急速に盛り上がってる富山のサッカー熱に水を差すようなことのないように…。

 利用法が明確に決まってない富山城址公園の広大な敷地にサッカー専用スタジアムができれば、全国有数のアクセスの良いサッカー場となります(セントラムがあるので)。 その為にカターレはJ3じゃなくてJ2(できればJ1)にいなきゃダメなんです!

 きょうはグレー縞小千谷半着に黒の半衿、黒緑の角帯に薄手の綿袴です。
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2014年8月24日(日)  No.4070

トレハン手帳
 なんと!トレジャーハンター2014がスタートして3週間。 チーム清部家がようやく始動。 トレハン手帳(写真をクリックすると拡大)を手に、まず地元のチェックポイントを巡って、謎解きにチャレンジしています。
 謎はさほど難しくありませんが、現場に行かないと解けないようになっていて…。 よく考えられていますね。

 10月12日(日)桜ヶ池で開催されるファイナルハント(メインイベント)までポイントを稼いでおかなくちゃ。
 当日は多彩な催しと出店、飲食ブースがあるようですよ。

 きょうは薄緑島小千谷に生成り半衿、カラシ角帯に草木染めの綿袴です。
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2014年8月23日(土)  No.4069

巨大人形のダンス
 SUKIYAKI MEETS THE WORLD(スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド)の初日。
 「モザンビークの巨大人形を制作した」と聞いたので、店を閉めてから次男を連れて会場へ。 しかし南砺市園芸植物園…のハズが真っ暗です…。 なんとヘリオス前に移動してました。
 悪天候が予想されるので、急遽移動したそうですが、よくぞ思い切った決断をし、実行できたものです。 実行委員会のチームワークに脱帽です。

 ヘリオス前庭には多数のテントが列び、家族連れで賑やか。 中では賑やかにライブが行われてました。
 トゥーマラッカと一緒に体長四メートルの巨体が登場したとき(写真をクリックすると拡大)、盛り上がりましたね〜!客席も。 子どもだけじゃなく大人もノリノリでニッコニコ。
 なんだろ〜この楽しさは!スキヤキサイコーです。

 きょうは黒地縞小千谷に山吹半衿、裂織の角帯に腰板無しの綿袴です。
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2014年8月22日(金)  No.4068

ノコギリ屋根の織物工場
 城端小学校前の川田ニット本社工場が一部解体中です(写真をクリックすると拡大)。
 ノコギリ屋根の貴重な工場を壊すのは勿体ないけど、老朽化して危険なら仕方ありません。 跡地は更地となると聞いています。

 甲子園、富山商業あと一息でベスト8だったのに残念でしたね。 珍しく僕が応援したのがいけなかったのでしょうか…。 でもいい試合でした。
 それにしても富山県勢、強くなりましたね。

 きょうはグレー縞小千谷に黒半衿、黒緑角帯に薄手の綿袴です。
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2014年8月21日(木)  No.4067

池川はいま13
 池川橋と同時に川島橋の架け替え工事が進んでいます。
 あの水害でダメージを受けた橋を撤去し、借橋を仮設(写真の右)、そして現在あたらしい川島橋を建設中(写真をクリックすると拡大)。
 完成は10月24日だそうです(写真をクリックすると拡大)。 小さな橋のせいか早いですね。

※ちなみに川島は、池川を渡った理休地区にお宮さん(八幡宮)があるという不思議なところです。

 きょうは薄緑縞小千谷に生成りの半衿、黄羅角帯に薄緑の綿袴です。
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2014年8月20日(水)  No.4066

遺族会
 富山県遺族会長の田原政信さん(69)は城端の方です。 お父さんはフィリピンのルソン島で戦死なさいました。 このとき田原さんは生後5ヶ月、父親の顔はおろか会ったことすらありません。

 新聞にインタビュー記事が載りました(ココをクリックすると拡大)。
「戦争のことを孫の世代に伝えていかなければと思うが、私の世代は伝聞でしか知らない。実際に経験し、語ることの出来る世代は80代から90代。体験の継承が難しくなっている」
「戦争はだめだ。我々と同じ境遇の人たちを、再びつくるべきではない」

 本当にその通りです。
 自衛隊の方々にも大切な家族がいます。 集団的自衛権を行使し他国の戦争に巻き込まれ、命を落とすようなことがあれば取り返しがつきません。
 机上や観念でしか戦争をとらえてないとしたら、現内閣大本営となんら変わりないのでは。

 きょうはグレー縞小千谷半着に黒の半衿、黒裂織角帯に薄手の綿袴です。
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2014年8月19日(火)  No.4065

安近短の家族旅行
 今夏の家族旅行は安近短で県内へ、500円玉が貯まらなかったんです(TT)

 でも面白い催しが目白押し! まず高岡オタヤ通りの『見津子の血涙』(クリックすると拡大)
 ガラガラの商店街にある廃ビル(高岡大和前)を目指します。 平日にもかかわらず、かなりの列ができてて冷房の効いた椅子席で30分ほど待ちました。 これが退屈で^2で…。 連れがいて良かった…。
 設定がしっかりしているお化け屋敷なので、かなり期待してたんですが、やはり男三人で行く場所ではないですね。 闇講のほうがよっぽど怖い(笑)

 そして『ポップサーカス』 これは童心に還って楽しみめした。 子どもたちも大満足です。
 遠いところまで出かけなくても捜せばいろいろありますね。

 きょうは無地織小千谷に生成りの半衿、絽緑無地角帯に黒灰の綿袴です。
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2014年8月18日(月)  No.4064

呉羽高校フィル
 知り合いが何人か出るので、呉羽高校フィルハーモニー管弦楽団 第30回定期演奏会へ。  記念大会という事で、OBの東フィル首席トランペット奏者の古田俊博さんがゲスト出演します。
 オーバードホールの1,2階はかなり埋まってる印象です(写真をクリックすると拡大)。

 出だしからチャイコフスキーの序曲「1812年」というソロパートの多い曲を選ぶセンスはさすが(?)高校生。 ハラハラドキドキしながらも最後まで聴ききり(笑)ました。

 呉羽高校には普通科と音楽コースがあり、富山県で唯一管弦楽部があるんです(混成チーム)。 幼少期から音楽を習ってる子と、高校に入って初めて楽器に触る子が同じステージに立つなんて素敵じゃないですか(指導する方は大変だと思いますが)。
 この子たちの成長ぶりが楽しみです(来年は盆前の8月14日だそうで、さすがに行けない…残念)。

 それにしても…古田さんのトランペット…すばらしかった。 鳥肌モノです。

 きょうは黒地縞小千谷に薄柿色の半衿、黒裂織角帯に薄手の綿袴です。
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2014年8月17日(日)  No.4063

寺の町 井波をジャックせよ!!
 昨夏の和美祭ジャック以降お休みしていた、越中ジャックを久しぶりに開催します。
 ときは9月21日、ところは井波。
 当日開催の まちなみアート2014〜技と美 寺のまち井波〜 をキモノでジャックしませんか?
 石畳の八日町通りをそぞろ歩き、瑞泉寺で同イベントを楽しみます。

 9月21日(日)午後1時、観光バス駐車場にご参集ください、どなたでも。
 詳しいことは近日中にアップします。

 きょうは生成りの揚柳木綿に薄山吹の半衿、緑の絽角帯に薄緑の綿袴です。 気温が低いので、この格好だと涼しい…を通り越して寒いくらいです。
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2014年8月16日(土)  No.4062

『無量寿』の意味
 お盆の朝は善徳寺の暁天講座。 今年も多くの方が詣っておられます(写真をクリックすると拡大)。

 馬川頼徳 師の講話『拝まない者も おがまれている 拝まないときも おがまれている』
 ご自身が満州からの引き揚げで体験なさったことを落ち着いた口調で語られます。 重い…あまりにも重い。
 早口で強い口調で声高に訴えるのは「欺瞞が混ざってる」と僕は感じています。 本当に哀しいとき・辛いとき・真実を語るとき、人は噛みしめるように話すものです。

 『無量寿』について教えてくださいました。
 「仏は常に万方に光を放っている、それに気づくかどうかは、受け手の側の問題である」と僕は理解しました。 遮る物は自分の心の内に有ります。

 紹介いただいた、故 平野恵子さんの本「子どもたちよ、ありがとう」 購入したいと思います。

 きょうは黄色のコサシルクに生成り半衿、黄色の羅角帯をへたれ結びにして、竪絽の黒羽織の墓参りルック。
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2014年8月15日(金)  No.4061

昭和のめおと布団
 じょうはな織館ぎゃらりーで「土徳から〜昭和のめおと布団〜」展が開催されています(8/29まで)。
 昭和初期の南砺地方は嫁(婿)入り道具のひとつに藍の型染め木綿布団がありました。 防虫効果もあり丈夫で長持ちするのですが、重くてごつい為じゃまなものの代表として、捨てられ燃やされた不遇の時代がきます。

 そんな中、勇崎誓一さん(ゆうざき寝装)が価値を見いだし、大切に保管してきた藍染め布の数々を展示しています(写真をクリックすると拡大)。
 保存状態も押し並べて良く、砺波地方の土徳精神に触れる事ができるでしょう。
 筒描した鶴亀文様の布団を加工した屏風(大福寺所蔵)も見応え充分です。 個人的には城端タクシーの前身である丸八自動車の藍染め法被が気になりました。

 きょうはグレー縞小千谷半着に薄柿色の半衿、黒緑の角帯に薄手の綿袴です。
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2014年8月14日(木)  No.4060

雀のお宿作戦17 〜ニューファミリー〜
 ツバメの巣に新たに2羽のヒナ鳥がいます。 一旦みんな巣立ったハズですが、親鳥が再び卵を産んだのでしょうか? それとも成鳥になったツバメが卵を産んだのかな?
 どっちにせよめでたい事には変りは無いのですが、フン害でまたもや大変な事に…(あ〜あ)。

 右写真は雛をじっと見つめる親之図(クリックすると拡大)。
 
 きょうはグレー縞小千谷に黒半衿、黒緑角帯に薄手の綿袴です。
2014年8月13日(水)  No.4059

オリジナル裂織バッグ
 当店オリジナル、裂織のバッグができました。 母が織った正絹裂織布を一点一点手作り仕立てしました。 すべて一点もの…ですがお値段はこなれていますのでご安心ください。 店奥ギャラリー蔵布都 藍の棚にあります(写真をクリックすると拡大)。

 裂織小物コーナーも充実していますので併せてご覧ください。

 きょうは薄緑の縞小千谷に薄山吹の半衿、カラシの角帯に草木染めの綿袴です。
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2014年8月12日(火)  No.4058

起承転々 浪漫織物城
 城端織物工業協同組合登録有形文化財(第16-0059号)「城端織物組合事務所(現;じょうはな織館)」についてまとめた冊子を発行しました(写真をクリックすると拡大)。
 織物会館は昭和三年に建てられ、戦前/戦時下/戦後、激動の時代を経た、繊維の町 城端の「城」とも呼ぶべき建物です。

 最初は善徳寺詰所(現;研修道場)にあった組合が、何故この地(大工町)に建てられ、どのような役割を担ったか、冊子を読めばわかります。
 とりわけ国家総動員法発布後にたどった悲痛な歴史には多くの頁がさかれ、山本哲也先生(著者)の「戦争を二度と起こしてはならない」という強い思いを感じました。

 昔の織物会館を僕はよく覚えています、繊維産業の衰退とともに建物もうらぶれてました。 しかし、じょうはな織館オープンとともに華々しく再生したのです。 その意味でもこの建物は城端のシンボルであり希望なのですね。
 織館ぎゃらりーは頻繁に展示替えが行われ、すべて無料でご覧になれますので、観光客のみならず地元の方もぜひぜひ足をお運びください。

 冊子はじょうはな織館にて500円で販売しています。 一家に一冊いかがでしょう。

 きょうは黒地縞小千谷に生成りの半衿、裂織角帯に腰板無しの綿袴です。
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2014年8月11日(月)  No.4057

きつね雲あらわる
 強い台風11号は日本列島に大きな被害をもたらしました。
 が、富山県は、道路の通行止めやJR各線の運休があいついだ他は、幸いにして最小限度の被害で済んだようです。
 これは台風が能登半島沖を通ったため、“白山バリア” が護ってくれたと考えられます(事実 XRAIN をみると、医王山の東西ではっきり降雨量が違いました)。
 東には “立山バリア” があるし…富山は安全な土地ですね(油断は禁物ですが…)。

 台風一過おもしろい雲を見つけました。 狐雲です。
 ほら…影絵のキツネにそっくりでしょ?(写真をクリックすると拡大)。 

 きょうは無地織小千谷に薄柿色の半衿、黒裂織角帯に黒灰の綿袴です。
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2014年8月10日(日)  No.4056

呉羽和美祭
 昨年、第一回を城端で開催し大盛況だった和美祭。 今年は諸般の事情により、呉羽で開催します。
 芸創の芝生広場がメイン会場の予定でしたが、台風11号が接近する為、呉羽会館に会場を急遽変更しました。
 飲食ブースを縮小し、こじんまりした感じです。

 しかしながら、エアコンの効いた会場はかなり快適。
 林道美有紀さんや中しまりんさんの演奏など聴き応えあります(写真をクリックすると拡大)。
 和装の方が多いので、雰囲気もよかったですよ。

 きょうは紺のコサシルクの細シボの半衿、青白の角帯に青灰の麻袴です。
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2014年8月9日(土)  No.4055

権次郎看板
 南砺スーパー農道沿い西明神社の脇、稲塚権次郎翁の生家跡付近に看板があります(写真をクリックすると拡大)。 権次郎翁を顕彰して西明自治会が立てたものです。
 道路から少し離れて目立たなかった生家跡がわかりやすくなり、整備された記念公園へ行きやすくなりました。 神社境内には銅像も建ってます。

 映画といい、毎年盛り上がる権次郎まつりといい、地域の人々が権次郎翁を思う気持が清々しいです。

 きょうは縞の小千谷半着に薄茶の半衿、カラシの角帯に薄手の綿袴です。 が、麻だと寒い…。
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2014年8月8日(金)  No.4054

美はがき
 黒部市美術館で平井千香子さんの絵はがきを買いました(写真をクリックすると拡大)。 用途が用途なので、さすがにキワドい絵はありませんが、平井さんらしさ充分です。

 美しいものを手に入れると使ってみたくなるのが人情というもの。 葉書を書くという行為を長らく忘れてました。 ひさしぶりにしたためてみようかしらん。
 
 きょうはグレー縞小千谷に薄柿色の半衿、黒緑の角帯に薄手の綿袴です。
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2014年8月7日(木)  No.4053

核アレルギー
 69年前に広島へ原子爆弾が投下された日。 吉永小百合さんのインタビューが全国紙に載りました(写真をクリックすると拡大)。 「日本人だけはずっと、未来永劫、核に対してアレルギーを持ってほしい」と。

 絶対に使ってはいけない兵器が原水爆です。
 無差別に大量殺戮する破壊力もさることながら、残留放射能が人体を長期にわたって蝕みます。 人道的に存在してはならないモノなのです。

 311以降、原子力発電を否定する人が増えてます。 「お金よりも命」「未来に負の遺産(放射性廃棄物)を残すな」 至極まっとうだと思えます。
 パソコン通信黎明期、故 高木仁三郎先生に私淑し、原子力資料情報室で学びました。
 人類は核分裂反応を制御できるとは思えません、暴走しはじめるとコンマ数秒で臨界を越え、止められなくなります。 死に至る放射線を浴びての作業は無理です。

 しかしながら政界経済界は、原発再可動に前のめりです。
 「発電で生ずるプルトニウムは(再処理工場を経て)原爆の材料となり、『日本はいつでも原爆所持できる』というアピール(抑止力)になる」と考える人もいます。
 もっと過激なのは「憲法には『原子爆弾を所持しない』と書いてないから許される」と…。 めまいがしそうです。

 放射性物質の恐ろしさにもっと過敏になるべきです。
 プルトニウムは自然界にほとんど存在しません。 半減期で放射線は半分になりますが、半減期の2倍でも線量は四分の一にしか減りません。 当然放射線濃度が2倍なら、半減期を過ぎても強い放射線を出し続けます。

 3年前の3月11日、あの日みんなが感じたこと…一番大切なものはなにか? もう一度考え直しませんか。
 きょうは薄緑の小千谷に生成り半衿、帯無しでロング前掛けです。
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2014年8月6日(水)  No.4052

獣者展
 次男と高速に乗って黒部市美術館へ。 開催中の『獣者(けものもの)』を見る為です(8/31まで)。
 黒部市在住の彫刻家 清河北斗さんと上市町在住の日本画家 平井千香子さんの二人展。

 美術館いっぱいに清河さんの特長ある作品が! 撮影OKだったので遠慮なくお気に入りの“一卵性双馬人”を撮らせてもらいました(写真をクリックすると拡大)。
 奥には今回の目玉、共同制作した“獣者”。 清河さんが造った立像に平井さんが彩色しました。 最初は「え!?」と思うけど、見れば見るほど凄い作品です。

 “ブランカー”を制作した清河さんの造形力の高さは知ってましたが、平井さんの画力には驚きました。 富山県にこんな凄い日本画家がいたなんて! 松井冬子さんの痛みを伴う絵より好みです。
 写真では画力が伝わらないので、一部だけごらんください。 墨で描かれた“一つ目”は一本一本の線がホンモノの獣毛のようでした。
 
 きょうは黒地縞小千谷に生成り半衿、黒緑角帯に黒灰の袴です。
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2014年8月5日(火)  No.4051

現代アートと舞台挨拶
 最近アートづいてます。 定休日を利用して、樂翠亭美術館 現代アートセレクション「WOW !」(前期)「.jp – 点よりはじまる日本のアートシーン −」へ。
 村上 隆/篠原有司男/赤瀬川原平/奈良美智/草間彌生など 現代日本を代表する錚々たる作家作品が列びます。 いや!ビックリしました。 聞けばすべて美術館の所蔵品だとか! 二度ビックリ!
 場所にそぐわぬ(笑)突き抜けた感じの展示会でした。 後期(9/12〜11/3)は海外作家だそうで…これも見なくては。

 午後は映画を一本見ようとファボーレへ。 ジブリの『思い出のマーニー』舞台挨拶付きというチケットが販売されてました。 マーニー…は見る予定ではなかったのですが、舞台挨拶というものに興味があったので即購入。
 映画そのものは、細部に入り込めないところがあって、まぁこんなもんか…でしたが、上映後の挨拶は盛り上がりました。 なんか得した気分。
 米林宏昌監督を筆頭に、高月彩良(杏奈)、プリシラ=アーン(主題歌)、西村義明プロデューサー。 主役の高月さん輝いてましたね。

 きょうは薄いグレー小千谷に生成り半衿、黒裂織角帯に薄手の綿袴です。
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2014年8月4日(月)  No.4050

さくや姫だより その42
 ヒマさえあればオモチャで遊ぶか、ひたすら家族をペロペロ舐めてくれるさくやです。
 献身的な奉仕にほだされ、さくやを喜ばせようと時々さすってやるのですが、先日ふと孫の手を使ってみました。
 すると…なんということでしょう。 恍惚の表情に(写真をクリックすると拡大)! お尻あたりがツボのようです。

 きょうは薄緑縞小千谷に生成り半衿、絽緑角帯に薄緑の綿袴です。
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2014年8月3日(日)  No.4049

京都美術館ハシゴ
 京都で時間があったので「宇宙兄弟展」と「バルテュス展」をハシゴしてきました(写真をクリックすると拡大)。
 宇宙…は有名漫画の原画&JAXA(宇宙航空研究開発機構)から借用した関連資料など、宇宙好きにはたまらない内容です。

 バルテュスは…実はあまり好みではありません。 扇情的な少女の絵や自意識過剰な自画像が痛々しくって…。
 でも「横顔のコレット」は傑作ですね、ハッとしました。 ぼわっと光を発する不思議な絵、近くで見るより10メートルくらい離れた方がよりくっきり見えます(美術館もそこを意識してか、通路をまたいで鑑賞できる位置に展示してました)。
 余談ですが、若き日の節子・クロソフスカ・ド・ローラ夫人が美しい! バルテュスがひと目惚れしたのも頷けます。

 きょうはグレー縞小千谷に薄茶の半衿、黒裂織角帯に薄手の綿袴です。
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2014年8月2日(土)  No.4048

ギア -Gear-
 山田章博という漫画家をご存知ですか? 耽美派(?)でとても美しい線を描かれます。 最初に手にした「人魚變生」以来30年来のファンです。

 そんな山田章博さんがデザインしたキャラクターが登場するエンターテイメント『ギア -Gear-』をひと目見ようと、仕事を手早く終えて専用劇場のART COMPLEX 1928へ。 ここを訪れるのは11年ぶりです。

 わずか76席のコンパクトな会場に、常設ならではの素敵なセットが(写真をクリックすると拡大)。
 よく練られたシナリオは、セリフ一切無し…でも演ずる五人のパフォーマーが異空間へ連れていってくれました。
 余計な事は言いません、ぜひご覧ください。 何度でも見たいと僕は思いました。

 きょうは無地織小千谷に山吹の半衿、裂織角帯に腰板無しの綿袴です。
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2014年8月1日(金)  No.4047

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