「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2008年3月

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オムクッション
 次男が生み出したキャラ「オムレッスン」、春休み中にもどんどん新キャラが増えつづけています。 この間、おばあちゃんにせがんでクッションを作ってもらいました。 左写真の下から上へと工程が進み、完成したのが右写真。 実物大の大きさです(笑)
 次男は大喜びで、小脇に抱えて移動しています。 チョット見は丘サーファー?
 明日から家族旅行に出かけます。 長男が高校生になるとなかなか一緒に出かけられない気がするからです。 展示会に追われていたので、事前準備が全くできていません。 果たして無事たどり着けるでしょうか?
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2008年3月31日(月)  No.1722

振袖考
 今日で売り出しも最終日、城端のみならず遠方からのお越し誠にありがとうございました。 久しぶりの展示会ですので、楽しみに待っていてくださったお客様もいらっしゃって、主催者として嬉しく思います。 特に品川恭子さん目的に足を運ばれる方が多く、品川さんの作風は当店の好みと一致してるので自信を持ちました。
 同時開催の「春を招く 新作 振りそで展」の写真を掲載します(写真をクリックすると拡大)。 加賀友禅、京友禅、紅型、絞り染めなどいろいろ揃えています。
 いろんなお店を見て回ったお客様が「大量販売の店で購入すると、色違いの振袖と出くわす可能性が高いので嫌だ」とハッキリおっしゃいました。 そうでなくても、同じ店だと小物のコーディネートが画一的だったりします。 無難な無個性なものじゃなく、お嬢様に似合う振袖を捜すお手伝いができれば本望です。
 きょうは小豆色のヒゲ紬に茶の半衿、黒の角帯に黒茶の袴、茶色の足袋です。
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2008年3月30日(日)  No.1721

きものヒーリング
 『陽春展』の主題は「花」ですので、二階催事場は百花繚乱、まるで花畑です。 花模様の訪問着や色留・黒留などずらーっと陳列しました(写真をクリックすると拡大)。 やわらかもの中心にし、紬系統は棚に入れたままです。
 多くの方にご覧いただきましたが、「やっぱ、明るい色ちゃ、いいねぇ」と皆さんおっしゃいます。 「気持が優しぃ〜なるわ」と言う方もおられました。 華やいだきもの(振りそで含む)には見る人の気持ちを和ます効果がありますね。

 あ、そうだ、『きものヒーリング』や『きものリラクゼーション』というのはどうでしょう? 特に購入する意志はなくても、癒しを求めて呉服屋でくつろぐ…。
 きものを着ることが非日常体験になって久しいですが、呉服店に足を踏み入れることも滅多にないことになりつつある昨今、きれいな着物を愛でることで心が充電できるかもしれません。 どうぞいつでも「充電」しにお越しください。
 きょうは桝蔵順彦さんの縞紬に薄茶の半衿、裂織りの角帯を浪人結び、茶の足袋です。
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2008年3月29日(土)  No.1720

花のうたげ
 陽春展の初日です。 平日にもかかわらず、午前中からたくさんのご来場ありがとうございます。 店スタッフ3名のため、人手不足でちゃんと応対できなかった方もおられました、お詫び申し上げます。
 花の宴がテーマなので、会場入口に豪華に花を生けてもらいました。 桜/金魚草/スィトピー…華やかです。 会場も彩り豊かで「いつもと違うね」とお褒めの言葉(?)をいただきました。 ご来場プレゼントの「城端十景切り絵ハガキセット」もとても喜んでいただけたようです。
 期間中は夜10時まで営業しています。「ひやかしかんげい」心よりご来場お待ちしております。

 春は移動の季節でもあります。 お世話になった先生方、交番のお巡りさんが挨拶にみえました。 淋しくなりますが、永遠に別れる訳じゃ無し、県内いたるところに知り合いを増やしてると思えば、別れもまたいいものです(と思うことにします)。
 きょうはグレー紬に深緑の半衿、グレー系の角帯をへたれ結びにして。
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2008年3月28日(金)  No.1719

「陽春展」準備中
 28日から始まる陽春展(3/28〜30)の準備をしてます。 今回のテーマはずばり『花』 「春の陽気に誘はれて 花の宴を楽しみませう」がコンセプトです。
 平生は渋めの柄が多いのですが、今回のきよべ二階催事場は百花繚乱、華やいだ雰囲気となりました。 見るだけで心ウキウキすると思います。
 折込チラシも春を意識した地色にし、城端十景の最後となる「じょうはな織館」を入れました。
 同時開催の「春を招く 新作 振りそで展」と樋口可南子さん好みの染織作家「品川恭子 花のきもの」も併せてご覧いただければ幸いです。 お越しになった方全員に当店オリジナル「「城端十景切り絵葉書10枚組」」を差し上げます。
 きょうは茶と黄土の縞ウールに茶色の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴です。
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2008年3月27日(木)  No.1718

きよべかわらばんに間違い発見!
 1月に発行予定だった「きよべかわらばん」が3月末になってようやく出来上がりました。 今回の特集は「つづらこみち大図鑑」。店横の小路「つづらこみち」のヒミツが満載です。 進化する店を標榜してますので、つづらこみちもどんどん変わっていきます。
 ウカツにもMapに2箇所間違いがあります。 申し訳ありませんが、歩いて捜してみてください。
 発行部数に限りがあるのでwebにアップしておきます。 ここをクリックしてご覧ください
 きょうはグレー縞の伊勢木綿に黒半衿、黒の角帯に灰黒の袴、黒絞りのタビックスです。
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2008年3月26日(水)  No.1717

弔辞
 小学中学時代をともに過ごした同級生が急逝しました。 2月に余命を伝えられ、懸命に生きる努力を続けましたが、力尽きました。 45歳、家族を残しての病死はさぞや無念だったことでしょう。
 二年前、同級生の葬儀の後で「みんな無事で還暦を迎えような」と誓ったのに、願いは叶いませんでした。 残念です。

 同級生を代表して弔辞を読ませていただきました。
 弔辞は初めての経験ですが、こんな悲しく辛い場に立つのは正直言ってもう嫌です。 願わくばこれが最初で最後にしたいです。
 帰って縞の木綿に薄茶の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴、黒の足袋に着替えました。
2008年3月25日(火)  No.1716

南砺に春を呼ぶ演奏会
 楽しみにしていた室内楽「シュトウットガルト・ゾリステン」を聴きにじょうはな座へ。 心配していた客席もまずまず埋まり、ホールは開演前独特の緊張感に包まれています。
 出だしはモーツアルト弦楽五重奏(K516)、第一楽章の美しさに軽いめまいを覚えました。 良い席だったので、自分の為(だけ)に演奏してくれてる=貴族になった気さえしたものです。
 室内楽もいろいろ聴いてますが、このメンバーは凄い…。 皆が音楽を愛し、楽しみながら演奏してるのが伝わってきます。 また、すみずみまで「気」が行き届いているし、ひとつひとつの「音の粒」が美しいんです。
 特に第一ヴィオラのイングリット=フィリッピ・ザイファー(Ingrid Philippi-seyffer) さんは、正確なピッチ&完璧なボウイングに加えて、豊かな表現力&美しい音色、それでいて他の楽器を引立てるというビオラ本来の役割をこなしてました。 う〜ん。

 モーツアルトも「らしかった」ですが、最後のドヴォルザーク弦楽五重奏曲第3番 作品97「アメリカ」こそがこのクインテットの真骨頂だと思います。 文句の付けようが無い素晴らしく息の合った演奏でした。 目の前に情景が広がるんです。 僕が聴いた室内楽ではベストです。
 すべての楽章の間に(きっちり)拍手がはいろうとも、緩やかに受けとめる余裕、というか拍手を感謝しているようにさえ感じました。 以前、露骨に小馬鹿にしたような表情を見せた小編成のオケがいたので、なおさらシュトゥットガルト・ゾリステンの懐の深さを感じます。
 いい演奏会で大満足です。 城端でこのような演奏会が聴けるなんて思ってもみませんでした、しかも平日の夜に。 突然南砺市の文化レベルが高くなったかと嬉しくなります。 はるばるドイツから喚ぶのは勇断だったと思いますが、聴いた方の心に必ず残ったハズです。
 きょうはちょっと気合いを入れて(?)、青の紬に緑の半衿、辛子の角帯に黒茶の御召袴、黒の足袋です。
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2008年3月24日(月)  No.1715

切り絵はがき『城端十景』プレゼント
 自作切り絵(もどき)作品『城端十景』に取りかかってすでに6年、先日ついに完成しました。
 記念に10枚セットの絵はがきを製作することにし、頼んでいた印刷ができてきました(写真をクリックすると拡大)。
 黒と白のモノトーンだけだと色気が無いので、微妙に地色を変えて10色。 ポストカード以外の用途にも使えるかも…と、へにゃっとせず自立するように用紙も超厚手。 十景の説明書きも添付しました。
 なかなかいい出来だと自画自賛しています。 この絵はがきを使って城端ファンをどんどん増やしましょう!
 この「城端十景 切絵葉書セット」を28日から30日まで開催する『陽春展』or『春を招く 新作 振りそで展』にお越しになった方全員に差し上げることにしています。 ひやかし大かんげいです。 お気軽にご来場ください。
 きょうはグレーと黒の縞の伊勢木綿に黒の半衿、黒の角帯に灰黒の袴です。
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2008年3月23日(日)  No.1714

エコ風呂敷
 富山県では4月1日からスーパーのレジ袋が有料になり、各自マイバッグなどを持参することになります。 ですが、各種団体などから配布されるエコバッグは実用一点張りで今イチお洒落じゃありません。 そもそもほとんどが女性向けですし…。
 で、考えました。 エコバッグの代わりにふろしきを使おう…と。 多用途で利便性も高いし、たためばかさばらずフトコロに入ります。 なにより色・柄・素材・サイズとも沢山あって迷うほどです。
 写真は最近僕が持ち歩いている風呂敷です。 みなさんもエコフロシキ生活始めませんか?
 きょうは厚手木綿に山吹色の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴、茶色の足袋です。
2008年3月22日(土)  No.1713

PTA広報誌
 城端小学校PTAだより「せのおと」が届きました。 なんと大増12頁にもおよぶ労作です。 分量が多いだけじゃなくて、内容が濃い!それはもうギッシリ詰まってます。
 さらに広報誌に載せきれなかった文は、城小PTAのサイトに掲載し、とても良い補完関係となってます。 各委員会の活動も詳細に報告され、(他校のPTA広報がどうなってるか存じませんが)、城小のPTA活動は素晴らしいと思いました。
 左は僕が関わった南砺市P連だより第3号です。 年一回発行のA4両面印刷にもかかわらず、うまく編集できず、多方面にご迷惑をかけました。 せっかくの濃い活動内容も、広報が薄めてしまっては勿体ない…、反省しきりです。 それでも市P連の概略だけでもお伝えできたでしょうか。
 *「せのおと」は城小PTAのサイトに、市P連だよりはnanto-e.conのサイトにアップされているのでご覧ください。
 きょうは茶縞ウールに柿色の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、こげ茶の足袋です。
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2008年3月21日(金)  No.1712

家族で作る案内状
 陽春展(3月28日〜30日)の案内状作りを急ピッチで進めています。 当店のDMはすべて手づくり、毎回あれこれ思い悩みながら作成しています。
 外注すると経費がかさみ、催事で大きな売上を作らなくてはならなくなります。 つまり「売らんかな」とお客様に接することになります、これが嫌なのです。
 また個人的感覚ですが、業者が製作したDMには、どこかよそよそしく冷たいビジネスライクなイメージがあります。 ですから、すぐゴミ箱にポイ、されるんじゃないでしょうか。
 今回の案内状は、春らしく花入りの和紙を用いています。 また、裁断すればお客様が模様入り絵葉書として再利用していただけるように工夫しました。

 小中学校をそれぞれ卒業した子どもたちが、製作(のり付け)を手伝ってくれました。 親として嬉しいし、店主としても助かりました。 おかげで、深夜2時までには封入完了。
 きょうは縞木綿の下に黒の綿タートル、黒の角帯に焦茶の袴、焦茶の足袋です。
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2008年3月20日(木)  No.1711

きものでマジックショー
 今日の日記は二本立て。
 夜は南砺市子ども会育成会の総会が福野アルカスであり監査報告をしに出席しました、次男を連れて。 総会そのものはシャンシャンと終了し、子どものお目当ての「マジックショー」が始まります。 最前列、かぶりついて見てるのが次男です。
 コメディマジック大道芸人シンキロウ。 面白かったぁ!笑わせていただきました。 大人も子どもも大満足。
 奇抜な格好をしている者同士(?)、僕もアシスタントとして突如ステージに立たされました。 ウケて良かったし、楽しかった。病みつきになりそうです。
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2008年3月19日(水)  No.1710

思い出に残る言葉
 きょうは城端小学校の卒業式。 日程が詰まっていたので出席できるか心配でしたが、なんとか都合が付きました。
 昨年はPTA会長祝辞があるので多少緊張していましたが、今年は来賓として招かれたので気は楽です。 教育振興会からは沢山の出席があり、地域の教育への関心の高さと熱い思いを感じることができました。
 実は長女が卒業します。 数日前から式のことや先生のことをしきりに話すようになりました。 やはりどこか淋しいのでしょうね。
 担任の先生の「このなかで将来先生になる人がいると嬉しいな」という言葉が心に残りました。 僕も小学校時代にこういわれていたら、教師を目指していたかもしれません。
 卒業式が終わり校舎を出てからも、名残惜しそうに先生や友だちと写真を撮ったり、ランドセルに寄せ書きしたり(左写真)、ハイになってる(右写真)子どもたち。 四月になったら中学校で元気な姿を見せてね。
 きょうは薄緑の紬地紋付に薄青の半衿、 角帯に薄緑の袴、木賊色の羽織です。
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2008年3月19日(水)  No.1709

ハートの雲
 富山県では公立中学卒業式の翌日に県立高校の合格発表があります。 多くの親も子も、卒業式で感涙した明くる日に、再び人生の一大イベントが待ってる訳です。
 むろん我が子も受験生、通称15の試練を乗り越えねばなりません。 妻と結果発表を見にでかけた長男の電話をいまかいまかと待ってました。
 結果は…マル。 大丈夫だと信じてたとはいえ、ホッとしました。
 本人の努力は認めますが、またまた多くの方に感謝せねばなりませんね。

 夕方、車窓から医王山方向を見ると西の空にハート形の雲が! ボーッと見ていたら中から飛行機雲が飛び出してきました(写真をクリックすると拡大)
 きょうはグレー木綿袷に地紋のあるアイボリーの半衿、黒の角帯にチャコールグレーの袴、グレーの足袋です。 
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2008年3月18日(火)  No.1708

歌声の響く中学校
 長男は本日、義務教育課程を修了し城端中学校を卒業します。 僕も30年ぶりに母校の卒業式に出席しました。 教育振興会設立のおかげでたくさんの地域の方が来賓として卒業を祝いに来ておられて嬉しかったです。
 式は簡素ながらも厳かで、生徒+先生+保護者+来賓=出席者一同の気持ちが一体となったとても素晴らしい式典です。 なにより生徒たちの歌が良かった。
 城端中学校は「歌声の響く学校」を目指していて、合唱コンクールだけではなく、いろんなところで歌っているそうです。 体育大会と合唱コンクールでクラスが強固に団結し、うらやましいくらい(←なんで?)仲の良い学級作りができてます。 全校生徒に見送られたのち(左写真)、ふたたび集まって輪になり「story」を歌ったのには感激しました(右写真)。
 ここまで子どもを育ててくださった学校の先生と地域の方々に感謝します。 このクラスなら大人になってもきっとまた集まってなにかやってくれるに違いありません。
 きょうは茶の御召に薄茶の半衿、黄金色の角帯に薄緑の袴、木賊色の羽織に緑&茶の羽織紐の準礼装。 妻は紫の無地に袋帯+肩にかけるショールでした。
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2008年3月17日(月)  No.1707

春を招く 新作 振りそで展
 3月末に当店二階催事場で「春を招く 新作 振りそで展」を開催します(3/28〜30)。
 普通は生涯に一枚しか購入せず、しかも呉服の中でも高額な部類に入る振袖を、テキトーに買うのは勿体なくないですか?
 デパートや量販店で扱う振袖にそんなに凝ったものはありませんが、呉服専門店は店々によって好みがあり、その店ならではの柄が存在します。
 振りそでをお求めになるなら、いろんな店を回られて比較検討(価格も含む)なさることを強くお奨めします。 なんでもそうですが、良いものをたくさん見ると目が肥えます。つまり目利きになるということです。
 下見、ひやかし大歓迎です。 当店の柄ゆきをご覧いただければ幸いです(写真をクリックすると拡大)。
 きょうは黒と茶の縞ウールに白茶の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴、白茶の足袋です。
2008年3月16日(日)  No.1706

厚生労働大臣からの手紙
 妻の元に話題の「ねんきん特別便」が届きました。 ご丁寧に舛添厚生労働大臣の署名入りです。
 年金の加入記録の照合をしてくださいということですが、見事に結婚前の厚生年金が抜けてました。 う〜ん、そんなに年月が経ってないんだけどなぁ…。
 でも20年後、年金支給が始まる時は記憶が曖昧になってるかもしれないので、事前に判って良かった…としましょう。

 3月28日から始まる「陽春展」の準備に追われています。 どうしたらお客様に喜んでいただけるか考えているとワクワクします。
 気持ちのよい季節になりました。 春の陽気に誘われて、城端散策がてらお立ち寄りください。
 きょうは縞木綿の下はスタンドカラーシャツ、黒の角帯に焦茶の綿袴、白茶の足袋にストールです。
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2008年3月15日(土)  No.1705

卒業アルバム
 この間入学したばかりと思った長男がもう城端中学校を卒業します。 最後の登校日に卒業アルバムと卒業文集を持ち帰りました。
 文集をパラパラと読んでみましたが、等身大の中学生が載っています。 いいなぁ、懐かしいなぁ。 アルバムには幼さの残る(というかあどけない)新一年生が、どんどん成長していく姿が写し出されていました。
 月曜日はいよいよ卒業式。 定休日ですし、夫婦揃ってきもの姿で出席します。
 きょうは白茶の木綿に焦茶の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、白茶の足袋です。
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2008年3月14日(金)  No.1704

東芝からのプレゼント
 無謀にも昨年末に東芝のHD-DVDを購入しました。 前から使っていたハードディスクレコーダーから異音がするので「そろそろ代え時かなぁ」と考えたのと、パソコンでDVDを焼く時間が取れなくなったからです。
 VARDIA RD-A301、撤退するHD-DVDの最終モデルです。 ブルーレイと比べて勝ち目は無いとは思ってましたが、ここまで潔く敗北宣言するとは…。
 Macとも親和性がいいし、ネットワーク機能に惚れて購入しましたが、家電製品とは思えぬくらい設定がマニアックですね。 機械が苦手な人は機能の半分も必要ないかもしれません。
 購入特典をいっぱいもらいました。 映画トランスフォーマーやフィギュア、ブランクメディアなどです。 さらに本日、生HD-DVDを20枚いただきました。 思いがけないプレゼントに喜んでます。 やるなぁ…東芝。
 でもせっかくの高画質も、テレビが20年昔のブラウン管のままなので宝の持ち腐れです…ハハハ
 きょうは青縞ウールに深緑の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、黒に小紋柄の足袋です。
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2008年3月13日(木)  No.1703

春近し・・・
 暖かい日となりました。 今日は富山県の県立高校入試日(二日目)、受験生である長男は無事答案を埋めてきたそうです。
 人事を尽くして天命を待つ。 全く勉強しなかった父と違い、彼はできることはやったように思います。 後は何とかなるでしょう。
 もう雪も積ることは無いだろう…とスノーダンプを片付けることにします。 それでも、なごり雪用に念のためプラスチックスコップを残しました。
 春はそこまで来ています。
 きょうは茶縞ウールに茶のネップの入った半衿、辛子の角帯に焦茶の袴、白茶に染めた足袋です。
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2008年3月12日(水)  No.1702

住民参加のしだれ桜まつり
 城端しだれ桜まつり(4月5日〜13日)実行委員会2回目の会議が商工会で開催されました。 概要がほぼ固まったのでお伝えします。
 別院式台門のしだれ桜がメインなのは例年通りですが、今年は出丸桜にもスポットを当てます。 出丸町内の方にお世話いただいて、地域住民主体の催しを企画していただけることになりました。 主催者が商工会なのでこれは凄いことです。
 商工会青年部は昨年大評判だった桜オリエンテーリングがパワーアップした「スパイ大作戦」を開催予定。 当店でも「水上悦子の木版画展〜金子みすゞの詩から〜」「花の針さし作り」「お花もようの版画教室」などを行いますし、観光協会主催できもので街歩きできるツアーもありそうです。
 また話題のアニメ「true tears」のパネル展なども企画中です。 詳細未定ですが、地元ならではのレアな展示になりそうです。
 内容盛り沢山で会議終了予定時間を大幅に超過してしまいました。 この熱意が伝播してつごもり大市同様、数多くの来場者がお越しいただけることを願ってます。
 きょうは木綿の袷に焦茶の半衿、黒の角帯に灰黒の木綿袴、黒絞りのタビックスです。
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2008年3月11日(火)  No.1701

世紀を跨いで残るもの
 妻と金沢21世紀美術館で開催中の「安宅英一の眼〜美の求道者・安宅コレクション展〜」を観てきました。 破綻した総合商社安宅産業の元会長であった英一氏が蒐集した陶磁器を中心としたコレクション展です。
 会場は狭かったですが、展示内容の濃さにクラクラしました。 予備知識が無く「安宅コレクション」がどれほどのものか知らなかったからです。 これは凄い…!
 数世紀前に作られた工芸品が未だ色あせぬどころか、むしろ現代の美術品より燦然と輝いています。 中国・韓国の陶芸文化の奥行きを垣間見たような気がしました。 造形・質感・色の深み…見ることを知らぬ僕でも違いがわかります(写真の図録も買い求めましたが、あの色は出てませんでした)。

 また英一氏が作品を見初め手に入れたエピソードが記されていてます。 作品に真剣に向き合う形の鑑賞に疲れたとき、このエピソードが読み物としても面白かった。 お書きになったのは大阪市立東洋陶磁美術館の伊藤郁太郎館長です。
 館長の弁をお借りすれば「言葉に騙されるということが、今日の文化を見ていると案外多い。見せかけの文化、飾りの文化、偽りの文化であって、ものの本質とはちょっとずれてるところがあるんじゃないかと。」 「今は正統派の美術品よりも若干異端的、ジャーナリスティックに取り上げられ易いものに眼が向けられがちです。しかし、必ずしも本物はそうじゃないよと。(中略) もっと静かなもの、声高にはしゃべらないもの、正統的なものにこそ、本物があり、ものの姿が潜んでいるような気がするのです。」
 ・・・まさにその通りです。
 ポップカルチャーやサブカルチャーが主導権を握ってしまった感のある現在の日本文化にドーンと鉄杭を打ち込むかのような重厚なコレクション展でした。
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2008年3月10日(月)  No.1700

ようやく完成 城端十景「織館」
 6年前にスタートした自作切り絵(もどき)シリーズの城端十景。 このほどようやくコンプリートしました。 最後の一箇所をどこにしようか悩みましたが、機の町城端の象徴である「じょうはな織館」に決めました。
 レトロな外観も捨てがたいのですが、内部のしつらえが大好きなので初の屋内にチャレンジします。 が、切って初めて「白壁は切り絵に向かない」ことにようやく気づきました(遅すぎ…)。 黒部分が切り落とされてしまうし、白の面積が多すぎると「絵」にならないんです。
 試行錯誤し悪戦苦闘すること十数時間、黒場を増やすことでなんとか解決しました。 白部分が減ったことで逆に、織館の特徴ある玄関が際立ったように思います。 ただ全体的に暗くなってしまったので、白枠で囲って締め、屋内ならではの切り取り感を表現したつもりです。 いかがでしょうか?
 きょうは縞木綿の下は黒の綿タートル、黒の角帯に帆布の袴、黒の足袋です。
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2008年3月9日(日)  No.1699

春財布
 春(≒張る)の語呂合わせなのでしょうが、財布は春に買う人が多いようです。 縁起をかついで僕も財布を新しくおろすことにします。
 茶色がラッキーカラーということなので、本酒袋で作った長財布を選びました。 軽くて丈夫、使えば使うほど馴染む素材なので、長く愛用したいと思います。
 きょうは茶と黄土の縞ウールに柿色の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴、白茶の足袋です。
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2008年3月8日(土)  No.1698

リンパマッサージ
 今冬の冷え込みは格別なのか、それとも素手でハイタッチしているからか、あかぎれがヒドいんです。 ここまで手が紫色になるあかぎれは初めてです。 午後になり身体が温まってくると突然かゆみに襲われ、仕事が手につきません。 ハンドクリームを塗っても改善する気配がなく困ってました。
 妻がリンパマッサージを教えてくれました。 やり方は簡単です、(1)手を組み合わせ、(2)指を少し曲げ、(3)指の側面を強く速くこすり合わせます。 このとき指先(第一関節と第二関節あたり)を集中的にマッサージするのがコツです。
 半信半疑で試してみましたが、効果はてきめんでした。 翌日に肌の色がピンクになり、三日後にはかゆみがほぼ消えています。
 しもやけやあかぎれでお悩みの方は是非お試しください。 甘いもの(砂糖)をたくさん食べてると身体が冷えるので、治りが遅くなるようです。
 きょうは厚手木綿にチャコールグレーのタートルネックセーター、辛子の角帯に焦茶の袴です。
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2008年3月7日(金)  No.1697

ユニセフ募金箱
 店に期間限定の募金箱が出現しました。 発展途上国の子どもと女性の生命と健康を守る援助活動を行っているユニセフ募金です。
 2000年とやま世界こども演劇祭、2004年にはアジア太平洋こども演劇祭とやまが盛大に開催されました。そして4年後の2008年7月31日〜8月5日、すべての舞台芸術をひっくるめて第1回とやま世界こども舞台芸術祭が開催され、世界の子どもたちが富山に集います。
 この実行委員会がユニセフの趣旨に賛同して募金活動をしてるんです。 妻が支援協議会のお手伝いをしてるので、城端のいくつかのお店にも置かせていただいています。 ピンクの募金箱を見つけたらご協力よろしくお願いします(ちなみにまだ66円しか入ってません)。
 きょうは青縞ウールにグレーの半衿、黒の角帯にグレーの袴、グレーの足袋です。
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2008年3月6日(木)  No.1696

祭りのしつらい
 曳山祭に毎年お越しになってる大阪芸大の西岡陽子先生らが全国の祭礼を研究し、町家とまち並みを飾る祭りの文化を紹介した本が出版されました。 「祭りのしつらい 町家とまち並」編者:岩間 香・西岡陽子(思文閣出版)です。
 祭はその土地の住人じゃないと外見(そとみ)しかわからないものです。 長い準備期間を経てハレの日(祭礼当日)を迎えるのが日本の祭だと僕は考えているので、祭のしつらい(≒背景)までを詳細に記しているこの本は素晴らしいです。 全国には多種多彩な素敵な祭があるということを初めて知りました、日本は広いなぁ。
 たくさんある掲載されている祭礼の中でも城端曳山祭の扱いは格別です(贔屓目でしょうか)。 見開きには大工町の傘鉾、カラー写真で出丸の曳山と山宿、そして所望宿として我が家が写ってました(右写真中段)。
 碓田智子先生がお書きになった本文も、国道304号線拡幅の前後10年以上通って研究なさった成果で住民意識にまで筆が及び、城端曳山祭の現在を知る格好の資料となりました。 個人的には一世一代一夜限りの神宿を紹介したトピック「山宿のビフォー&アフター」も面白かったし。
 大学の先生数名による共著で文字は多いんですが、写真と図を多用しとてもわかりやすく編集されています。 城端好きな方は勿論、日本全国「しつらいにこだわった祭」に興味のある方はご一読ください。
 写真家・京極 寛さんのサイトには曳山祭の美しい写真がたくさんアップされています。
 きょうはウールの下にスタンドカラーシャツ、黒角帯に茶の木綿袴の坊ちゃんスタイル。
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2008年3月5日(水)  No.1695

城端のンまいもん! その11
 城端の名物を紹介するこのコーナー、今回はかなりメジャーに田村萬盛堂さんの「木の葉石」です。
 もともと木の葉石というのは鉱物です。 城端の北東に炭酸泉が出る場所があり、溶けた石灰が沈殿する時に落葉が一緒に堆積し葉型が残った石です。 いうなれば木の葉の化石で、富山県指定天然記念物になってます。 木の葉石の実物の写真は【西下の小路】のどこかに隠さています、探してみてください。
 これを模して作ったお菓子が「木の葉石」で、見た目はとってもよく似ています(味はおいしいです)。 軽いし日持ちもするのでお土産にもよく使われるようです。 チョコレートコーティングした「チョコの葉石」というのも冬期限定で発売されました。
 きょうは厚手の縞木綿に茶衿のだまし襦袢、辛子の角帯に帆布の袴です。
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2008年3月4日(火)  No.1694

救える「いのち」のために
 懐に余裕があるとき、わずかですがあしなが育英会に送金しています。 正直言って「寄付なんて御大尽のすることで僕には関係のない世界だ」と以前は思ってました。 しかし阪神淡路大震災があって、遺児たちのためになにかできないかと調べた結果この会の存在を知り理念にうたれたんです。
 写真の「NEWあしながファミリー」第99号の特集は故;山本孝史参議院議員の追悼です。 山本さんは交通遺児育英募金(あしなが学生募金の前身)の設立に深く関わった方です。 議員としても社会保障制度の充実に尽力なさいました。 昨年12月癌のため58歳で亡くなりましたが、死の直前に「救える『いのち』のために」という一冊の本を出版なさったようです。
 99号は山本さんの死を悼む思いが全面から滲みでています。 山本さんの駆け抜けるような生涯を知るにつけ、本当に惜しい方を亡くしてしまったと感じます。 こんな国会議員もおられるんだなぁ…。
 不況の影響かあしなが育英会の寄付金が微減状態です。 多くの方に育英会の存在を知っていただきたくてこの日記に書き込むことにしました。
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2008年3月3日(月)  No.1693

毎日ピタゴラ
 次男は例によってピタゴラ装置にハマっています。 学校から帰って来ると真っ先に装置を作り始め、完成すると家族中に見せたがります。 が、成功率は10%程度なのでリトライの繰り返し…、本人も家族も我慢大会です。
 しかしほぼ毎日新作を製作するのは見上げた根性だと言わざるを得ません。 シンプルかつコンパクトでありながら楽しい装置ができました(写真をクリックすると拡大)。 左上からスタートです、どうなるか推理しながらご覧ください。 またまたYouTubeにアップしたのでご覧ください
 きょうは木綿袷に焦茶の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、グレーのストールに黒の足袋です。
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2008年3月2日(日)  No.1692

気軽に室内楽コンサート
 千円の当日券を買ってクラシックコンサートを楽しみました。 トリオ・エトワール(随行 舞[Pf]、高橋和歌[Vn]、高木慶太[Vc])若手による室内楽トリオです。
 気がつけばもう3月、意外にも今年初コンサートです。 1.2月は矢のように過ぎたし、3月も予定が目白押しなので、自分へのカンフル剤投入のつもりでなんとか隙間を見つけました。
 会場の円形劇場ヘリオスを埋めたのは…市内の小学生たち! アウトリーチ(出前コンサート)でいくつかの小中学校を事前に回っていたのです。 本格的なクラシックを聴きに来てくれるなんて嬉しいじゃありませんか。
 第一部 白鳥(サン=サーンス)、パッサカリア(ヘンデル)、ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)、エレジー(フォーレ)、水の戯れ(ラヴェル)
 第二部 ピアノ三重奏曲第1番 OP.8(ブラームス)
 アンコール 私のお父様(プッチーニ)
 てんこもりもりのボリュームのあるコンサートでした。 特にブラームスの第四楽章がすばらしかった。 子どもたちは一時夢うつつになりながらも、最後まで懸命に聴いてました、エライ!
 実は高橋和歌さんは以前から気になっていて、一度生音を聴いてみたいと思ってました。 近くで見ても切れの良いボウイングは気持ちイイです。 収穫は高木さんのチェロ!非の打ち所がありません、逸材かも…。
 わずか1,000円!映画より安く、気合いを入れずにふらりとコンサートが楽しめるなんて!南砺市の文化水準はかなり高いと言えるのではないでしょうか。
 きょうは茶縞ウールに白っぽい茶の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴、白茶の足袋です。
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2008年3月1日(土)  No.1691

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