「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2008年2月

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笑顔あふれる城端つごもり大市
 つごもり大市二日目はこれ以上望むべくも無い快晴、しかも暖かい! 朝10時に城端小学校の四年生が手作り作品を売りにくる頃には大変な人出になりました(子どもたちの元気な様子をムービーでご覧ください)。 こんなふうに子どもの頃に地域行事に参加した体験を大事にしてほしいと願っています。
 五年生が作ったモチ米はものの5分で完売! つごもりうどん&そばも早々に売切れてしまいます。 野口営農組合のもちつき(左写真をクリックすると拡大)も長蛇の列、今年は山瀬さんの息子さんが搗き人になり親子三代での餅つきとなりました。 商工会女性部のぜんざいも、アマチャヅル生産組合のきんつばも、特産のイワナの塩焼きも完売!
 チンドンも賑やかで楽しかったし、旧じゃんとこいで開催された機の声じょうはなによる「歌声 北から南へ(歌声喫茶)」も大盛況! 午後の民謡バージョンでは大変な盛り上がりを見せてました。 城端交番一座(+商店会選出の薬屋の看板娘2名)による防犯寸劇もアドリブの嵐で爆笑に次ぐ爆笑で面白かったぁ(右写真をクリックすると拡大)。
 とにかくどなたもみなさんニコニコと楽しそうで、主催者の我々も嬉しくなります。 会場のあちこちで笑い声の聞こえるつごもり大市となりました。 テレビ局には両日で1万人位と答えましたが、もっともっとご来場いただいたように思います。
 片付けも商工会青年部の協力でビックリするほど早く終了。 城端救護班が通行止め&駐車場案内をきっちりしてくれたことで大きなトラブルもありませんでした。 なにより南砺市の援助と城端商工会の全面的なバックアップがあったからこそこれだけ大きなイベントになったんです。 関係各位に感謝申し上げます。
 終了後の打ち上げで、各自全力を尽くして働いたお陰でつごもり大市が大成功したこと、その結果み〜んなが楽しんだ事を実感しました。 地域恊働の流れがほぼ出来上がりました。 次の城端しだれ桜まつりに繋がりそうです。
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2008年2月29日(金)  No.1690

五箇山←→城端 つごもり大市
 朝起きると雪が10センチくらい積ってました。 昨夜の懸念が現実となったようです。 天気が快方に向かう事を期待してつごもり大市の準備を始めます。
 今年は二日間の開催という事もあり、初日スタート時刻を11時に繰り下げました。 おかげでなんとか会場の除雪も間に合い、寒空の中、お客様をお迎えする用意が整います。
 10時過ぎにはポツポツと人が出始め、開始時刻前だというのに大勢のお客様がお越しになってます。 お目当ては11時販売開始の「千円大市」でしょう(左写真)。 大量にあった商品はまたたく間に売れていきます。
 正午には五箇山の編竹踊りを城端で初めて披露していただきました。 ムービーをYouTubeにアップしたのでご覧ください。 加えてこきりこ踊り、編み竹踊り講習会(右写真)もあり楽しんでいただけたと思います。
 午後から薄日が射すようになり、平高校郷土芸能部による五箇山民謡の披露も可能となりました。 屋外での演舞は初めてのことだそうです。 広場完成を祝ったもちまき終了後すぐにセッティングをするという主催者側としては薄氷を踏むタイトなスケジュールだったのですが、人的パワーのお陰で無事設定完了!素敵なステージになったと自画自賛しています。
 このように五箇山にこだわったのは、そもそもつごもり大市は五箇山との交易が発祥だからです。 長年の願いが叶った大市となりました。
 もう一つ嬉しかった事があります。 5限終了だったので小学校中学校の子どもたちがつごもり大市を見て楽しむことができました。 普段と違うにしまち通りに子どもたちの目が輝いています。 もちまき初体験の子も多かった様子で歓声が上がりました。
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2008年2月28日(木)  No.1689

平成二十年城端曳山祭ポスター
 つごもり大市しだれ桜まつりもスタートしていませんが、5月5日の城端曳山祭のポスターが刷り上がりました。 一番山の諫鼓山と御神像の堯王像です、さっそくつづらこみちに貼り出します。
 今年の各町の庵唄も決定しました。 当番町の西下町諌鼓共和会は「薄墨」、二番山東上町松声会は「松風」、三番山大工町冠友会「忍ぶ恋路」、四番山西上町恵友会「空ほの」、五番山東下町宝槌会「五月雨」、六番山出丸町布袋同志会「花筏」です。
 きょうは午後からつごもり大市の準備なので、午前中にしだれ桜まつりのイベント企画募集案内と曳山ポスターを担当地区に配り歩きます。
 やたらイベントの多い町=城端ではこのように複数の行事が同時進行しています。 頭と身体の切り替えが大変です。が、まず差し迫ったつごもり大市を成功させなくてはなりません。 準備は商工会青年部の協力もあり迅速に進みました、しかし雪が降りしきっています、このままでは明日のつごもり大市は大変なことになりそうです…ドキドキ。
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2008年2月27日(水)  No.1688

フラワーカードの新理事長に
 (協)城端フラワーカード会の総会があり、僕が4代目の理事長に選任されました。
 二つのスタンプを統合しフラワースタンプ発足→PETタイプのカード化→フラワー商品券事業に伴い協同組合設立→イエローの新色カード発行(写真をクリックすると拡大)、…とカード会の歴史に関わってはきましたが、よもや自分が理事長職になろうとは思ってませんでした。
 若輩者です、75の加盟店をまとめあげる器でもないし、牽引する力もありません。 しかし責任者となるからには、お客様と加盟店の声を聞き逃さない丁寧な運営を心がけます。 地元密着型のカードとしてお客様から支持されるフラワーカードであり続けたいと思います。 ご意見ご希望なんなりとお寄せください。
 きょうは小豆色のヒゲの紬にモカ茶の半衿、辛子の角帯に濃茶の御召袴。珍しくオール正絹です。
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2008年2月26日(火)  No.1687

訃報;森口華弘先生
 人間国宝の友禅作家、森口華弘先生が20日にお亡くなりになりました。 享年98歳ですから大往生といえるかもしれません。
 僕が森口華弘先生の作品に出会ったのは、住み込み奉公していた大阪の呉服屋さんでした。 木箱を開けたとき目に飛び込んだのは、朱ともピンクともいえぬ美しい地色に梅を描いた振袖。 大胆な柄付けと、全体に施された蒔糊の上品さに目を奪われ、このように美しいきものがあるのか…と、しばし呆然と見入ったものです。
 昨秋、念願の「森口華弘・森口邦彦 人間国宝 親子二人展」を開催させていただきました。 大先生の訃報はとても残念ですが、「美しい友禅をこの世に送り出していただき、ありがとうございます」とお礼を述べたいと思います。
 きょうは茶縞ウールに黒タートル、黒の角帯に茶綿袴です。
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2008年2月25日(月)  No.1686

となみ詰所を護持する人々
 KNBふるさとスペシャル「となみ詰所」の放映がありました(写真をクリックすると拡大)。 〜京都の中の富山・変わりゆく信仰の形〜 と副題がつけられています。 砺波地方の真宗門徒でも知らない人がいる京都のとなみ詰所(≒宿)をとりあげ、時間をかけて丹念に取材したドキュメンタリーです。
 となみ詰所の由来や存続意義、そして維持され復興されつつある現在の姿まで知る事ができる好番組です。 多分ご覧になった方のほとんどが、となみ詰所の魅力を再発見なさったのではないでしょうか? この番組を機に、味気ないビジネスホテルではなく、出会い語らい安らぎの宿「となみ詰所」を選択なさる旅行者が増える事を願ってます。
 番組も良かったのですがスポンサーには驚きました。 普段CMは飛ばし見するのですが、宣伝臭が無く見入ってしまいました。 日の出屋製菓産業、松本建材、INTERFACE、城端別院、井波別院、となみ民藝協会etc.…。となみ詰所を護持したいと想いが伝わってきます。 特に詰所を映し出し「となみ詰所の存続を願い、協力させていただきました」と小さく文字の入った松本建材さんのはCF(右写真)にはただただ脱帽します。
 きょうは白茶の厚手木綿に柿色の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、白茶の足袋です。
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2008年2月24日(日)  No.1685

城端の銅像(その5) 大望の像
 例によって不定期掲載のこのコーナー、ついに実在しない(?)人物像の登場です。
 城端小学校貯水槽(俗称;曳山タンク)の近くに、男の子と女の子が地球を支えている像があります(右写真)。 「大望の像」と名付けられ、こう記されています。
【創校百周年を記念し 本校に学ぶ少年少女に心と体の調和のとれた立派な人間に成長されることを希望し この像を贈る / 昭和四十八年十一月 / 城端小学校 創校百周年記念会】
 そうなんです、この像は僕の小学生時代に建立されました。 除幕式があり、記念に校章型の文鎮をもらった記憶があります(余談ですが当時創校記念日[毎年4/20]には饅頭をもらいました)。
 この「大望の像」の作者は(多分)故;般若純一郎(はんにゃ じゅんいちろう)さんだと思われます。
般若さんの経歴 1931年高岡市生まれ。彫刻家。高岡工芸高校卒業。米 治一に師事。高岡市展市長賞高嶺賞受賞。1965年日展入選以後数回入選。
[代表作]武蔵小杉駅前噴水(東京)/千葉城鯱(千葉)/金森法印長近公像(高山市)/大日蓮聖人像(佐渡) 他多数
 米 治一さんの弟子ってことは、高村光雲の孫弟子にあたるってことですか。
 この像は「大きな望み、遠大な志」を表現したようで、各地(主に小学校)に立てられてます。 しかし般若さんの原型(?)は、女の子が片足立ちになってるんです。 ゆえに「夜になると地球を降ろして休んでる」という「学校の七不思議」が生まれたりする訳です(城小ではどっしりと踏ん張ってるのでそんな伝説はありません)。

 それにしても微妙なデザインの違いは何故?と気になったので、 【大望の像】で検索してみると…。 魚津市立吉島小学校の校庭に北村誠一(北村誠峰)さん作の「大望の像」があるようです(どんなデザインか未見です)。
 北村さんの像なら「一」のサイン?が刻まれてるラシイということも知り、城小の像をくまなく調べてみましたが見つかりませんでした。 う〜ん、結局くわしいことはわからずじまい…。 ご存知の方、情報をください。
 きょうは青縞ウールにスタンドカラーシャツ、黒の角帯に灰黒の袴、グレー足袋です。
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2008年2月23日(土)  No.1684

春が待ち遠しい きものとこもの
 長い春の先には暖かい春がやってきます 〜きもので一歩先んじてみませんか〜
 きょうから店内で「春待ち着物と小物の会」が始まりました。 春めいたきもの(小紋・紬)と帯(九寸)、小物(帯締・帯揚・花緒・風呂敷・和便箋)を陳列しています。
 朝の気温はまだ低く今朝も凍結してましたが、日光は眩しく力強ささえ感じます。 いよいよ春が近づいてきました。

 つごもり大市の宣伝にラジオ媒体で電話インタビューを受けました。 今日一日でなんと三本です。
 ラジオ高岡「センchanの 金どこ 金曜は どこまでいくの!」が12分、同じくラジオ高岡「地域ザッピング 砺波・南砺篇」15分、KNBラジオ「相本商店 Tonamix21」は7分くらい喋らせてもらいました。 まさか全てを聴いた方はおられないでしょうが、ちょっと電波ジャック状態ですね、すみません。
 今年のツゴモリ大市は内容盛り沢山なので、これだけ時間をいただいても紹介しきれません。 雪が降ってもガンコに開催しますので、ぜひお越しください。
 きょうは厚手縞木綿に焦茶衿の半襦袢、黒の角帯に焦茶の袴、焦茶の足袋です。
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2008年2月22日(金)  No.1683

太平洋を往復したハガキ
 昨年末に投函した年賀はがきが戻ってきました。 アメリカ在住の友人宛に送ったのですが、転居先不明で返送されたんです。
 50円(ハガキ代)+20円(渡航費用?)=わずか70円!で海外から戻って来るなんて…! ビックリしました。
 メールのやり取りで済むのですが、やはり紙の賀状を受け取ると嬉しいものです。 来年はちゃんと新住所に送ります。

 夜は「城端しだれ桜まつり」の打ち合わせ。 期間は4月5日(土)〜13日(日)に決定しました。 詳細はまだ書けませんが、つごもり大市同様、パワーアップして開催します。 ご期待ください。
 きょうは茶縞ウールの下は黒のタートルネック、黒の角帯に焦茶の袴です。
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2008年2月21日(木)  No.1682

「つごもり大市」はオンリーワン
 つごもり大市のポスターが刷り上がりました。 見た目は昨年とあまり代わり映えしませんが、内容が格段にパワーアップしています。 こちらに大きな画像をアップしたのでご覧ください。
 今年の目玉はなんと言っても日本一の栄冠に輝く平高校郷土芸能部による「五箇山民謡の野外公演」でしょう。 天候不順の場合は中止となりますが、ご安心ください!じょうはな座でも無料でご覧になれます。 右下の「つごもり大市 特別公演」がそうです(クリックすると拡大)。
 2月28日(木)はつごもり大市と縁深い五箇山をご堪能いただくため「五箇山民謡公演」と「南京玉すだれ」のルーツと言われる五箇山発祥の「編み竹踊り(講習会)」さらに「こきりこ踊り」と見どころ満載。 さらに懐かしのくじ引き屋、広場完成を祝ってもちまきもあります。
 翌29日(金)はもっと賑やかに! 小学生による「じゃんとこいむぎや」、機の声じょうはなによる「歌声 北から南へ(民謡喫茶)」、城端交番一座による「(抱腹絶倒)防犯寸劇」、なんと「チンドンまいどはや」も!
 見るだけじゃなく、温かい「つごもりうどん」「つごもりそば」「ぜんざい」「甘酒」、地元特産品を使った「アマチャヅル大判焼き」「漬け物」「岩魚の塩焼き」「おこわ」「じょうはな地ビール」等、グルメコーナーも充実。
 さらに昨年大変な賑わいを見せた「千円大市」など、商店街ならではのイベントも盛り沢山です。
 田舎の小さなまちで、寒い2月の平日に、二日続けて(閏年)戸外でイベントしてるのは、日本広しといえども、この城端つごもり大市だけではないでしょうか? その点でもオンリーワンですね。
 きょうはグレー木綿袷に焦茶のだまし半衿、黒の角帯に灰黒の袴、黒の足袋です。
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2008年2月20日(水)  No.1681

「着物姿の似合うまち 城端」
 商工会商業部主催のセミナーを聴講しました。 講師は湯沢で「ぽんしゅ館」を運営する高村秀夫さんです。 平日の14時という出にくい時間帯ですが予想以上の方が来ておられ、しかも若い方ばかりだったので嬉しくなります。 講演は2時間ビッシリ!密度の濃い内容で、「店のコンセプトを確認しなさい」など忘れがちな原点をも気づかせてもらいました。
 講演を聴きながら例によっていろんな気づいた事を書き留めておきました。 できることから実行に移そうと、きよべ呉服店サイトのトップページにさっそく一言書き加えました。
『きもの姿の似合う町 城端』
『日本で一番着物比率の高い城端曳山祭』
 以前から願っていた事ですが「きもの姿で訪れたい町」のメッカとなるようにPRしたいと思ったんです。
 実はまだ思いついた事があります。 じきにお披露目できると思います。
 きょうは白茶の厚手木綿に焦げ茶の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、焦げ茶の足袋です。
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2008年2月19日(火)  No.1680

「母べえ」
 尊敬する吉永小百合さん主演の映画「母べえ」を観てきました。 月曜のファーストショーはいつも数人なのに、きょうはかなりの方が入ってます。 前評判の高い作品だからでしょうか。
 日中戦争から太平洋戦争終結まで、ある家族の様子を時を追って映し出しています。 派手なシーンも無く、映画としては長く冗長な印象すら受けました。 ベルリン国際映画祭で無冠だったのも、なんとなく理解できます。
 しかし僕は、悲しくって辛くって涙がこぼれ落ちてしまいました。 現実は作り話(映画)を凌駕してる…といつも感じてどこか冷めて映画を観てる僕ですが、ラストシーンの母べえの言葉で堰を切ったんです。 4年前に亡くした祖母の人生と重ねたのかもしれません。(何と言ったかは映画をご覧になってください、重要な部分なので書きません)
 「反戦映画」という印象よりもむしろ男の身勝手さ、母の強さ・偉大さを再認識した映画です。 父べえは「自らの信念」を貫く為に他の全てのもの(家族を含む)を捨てる訳ですが、母べえは強い意志を持ちながらも子を守り育てる為に「自分」を捨てます。 どっちが立派だ?と自問自答しながら観てました。
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2008年2月18日(月)  No.1679

ポストの衛兵
 強力な寒波に見舞われ、この数日雪が降り止みません。 「そろそろ峠は越しただろう」と高をくくっていたのですが、目が覚めたら50センチもの新雪が積ってました。
 またもや朝食前から除雪に汗を流します。 こう連日だと雪国城端育ちとはいえ、さすがにヘトヘトです。
 ようやく歩道が開通したところで一息つき、ふと横を見るとポストが白い帽子をかぶってました。 色は違えどバッキンガム宮殿の近衛兵のようです。
 きょうは茶と黄土縞ウールにグレーの半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴、白茶の足袋とダカ織りのストール、上には帆布で作った道服。
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2008年2月17日(日)  No.1678

名物裂の販売再開します
 入荷が安定せず、お客様にご迷惑をかけることが多かったので一時休止していた『復刻正絹名物裂』の販売を再開します。 しかも新色5色、新柄6種と大幅に種類が増えました。
 写真は名物裂を6つ並べて織ったアソートです(クリックすると拡大)。 上から順に、織部緞子(朱)→二重蔓牡丹(緑)→藤種緞子(抹茶)→東山裂(赤)→利休緞子(緑)→牡丹唐草(枯色)を織り込みました(ひと柄の幅は3センチ)。 ちょっとした小物作りに便利ですし、幅が140センチと広いので正絹のふろしきとしても使えます。
 絹の肌触りは最高です、小物づくりがお好きな方は一度チャレンジしてみませんか? 男性のお茶人さんからご注文をいただく事が多いんです、嬉しいですね。
 遠方の方には通信販売も承っております。 まずはメールでお問い合わせください(生地見本は店内にあります)。 生地が無駄にならぬよう10センチ単位でCut致します。
 きょうは青縞ウールの下はスタンドカラーシャツ、黒の角帯に灰黒の綿袴、紺の足袋です。

【復刻正絹名物裂】http://www.craft-ran.com/meibutsu/index.html
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2008年2月16日(土)  No.1677

涅槃団子
 2月15日は城端の3つのお寺で涅槃会(ねはんえ)が開かれ、説教の後に団子が撒かれます。 この団子を食べると無病息災で一年を過ごせると言われています。
 お客様が西下の法乗寺の涅槃団子を持って来てくださいました。 いつもは無人寺ですが、西下町内の方々の協力で涅槃会が開催されます。 団子も手作りです、大きさがいろいろでしょ? 早速ストーブで焙っていただくことにします。 
 ちなみに今年の吉色は黄色/青/白だそうです。
 きょうは厚手の縞木綿に茶衿の半襦袢、辛子の角帯に焦げ茶の袴です。
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2008年2月15日(金)  No.1676

南砺に春を呼ぶ「歓喜」の夕べ
 3月24日(月)にじょうはな座で一流奏者による室内楽コンサートが開催されます。 「シュトウットガルト・ゾリステン」ドイツの名門オーケストラ「シュトゥットガルト放送管弦楽団 」首席奏者たちによる弦楽演奏会です。
 伝統芸能会館じょうはな座の舞台に海外の演奏者が上がるのは初めてではないでしょうか?(実はALTのエリオット先生が一番?)
 さっそくチケットを買い求めました、娘と二人で出かける予定です。 どんな生音を聴かせてもらえるかと、今からワクワクしています。
 全席指定です、良い席はお早めに! いまなら抜群の位置を選べますよ。
 きょうは茶縞ウールに柿色の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴です。
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2008年2月14日(木)  No.1675

雪の花
 起床したら雪が積もっていました。 朝食前に店前を除雪し、子どもたちが歩道を歩けるようにします。
 小学校に行ってみると、早く来た児童と先生がワイワイ楽しそうに雪をすかしています。 嬉しい光景を目にして、清々しい気持ちになりました
 神明通りの桜並木は綿雪を冠り、雪帽子のトンネルができました(写真をクリックすると拡大)。 桜花のトンネルもきれいですが、この雪花のトンネルにはかなわない気がします。 城端は美しいまちだとあらためて思う風景です。
 きょうは木綿袷に黒タートル、黒角帯に灰黒袴です。
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2008年2月13日(水)  No.1674

和の美を育む
 婦人画報3月号の表紙を飾る女優の高島礼子さん。粋な小紋が目を惹きます。 特集は「これからが、きもの適齢期」 紺野美沙子さんがさまざまな着姿を披露しています。 シャープな小物をピックアップした後に、「キレイ色 長襦袢」にスポットライトをあてました。
 指南するのは木村 孝(きむらたか)さん、京都在住の女性です。 4年以上前に木村さんの講演を拝聴し、和の美しさを大切にする心に共感しました。 写真右下はその時に求めた著書「和の美を育む きものことはじめ」です。 日常のちょっとしたところにある「和の美」をとりあげ、居丈高にならず知識を伝えてくださいます。 美しい写真がふんだんに使われているので、和の入門書としてもお奨めします。 当店情報交換コーナーに常備していますので、お茶を飲みながらご覧ください。
 きょうは白茶の厚手木綿の下にスタンドカラーシャツ、黒の角帯に焦げ茶の袴、焦げ茶の足袋に右近下駄です。
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2008年2月12日(火)  No.1673

おはぎ屋へ
 祝日の月曜日、「今日しかないから…」と受験生の長男を引き連れ白山市鶴来の白山比盗_社にでかけました。 長女と次男もお伴します。
 子どもたちの目当ては「おはぎ屋」さんでの昼食なんです。 厚揚げ焼きに天ぷらうどん、十割蕎麦、押し寿司など、どれもこれもおいしい。 おろし蕎麦(左写真)も美味でした。
 畳部屋に城端からレンタル中の高機「おっちゃん機」が!(右に見えるは白山紬) こんなところで城端と鶴来は繋がってます。
 帰城してじょうはな座で開催される「なんと!吹奏楽団アンサンブルコンサート」へ。 子どもと一緒に気持ちのよい午後のひとときを過ごせました。
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2008年2月11日(月)  No.1672

CAPおとなワークショップ
 城端小学校でCAP(Child Assault Prevention=子どもへの暴力防止)講習会があり参加しました。 対象は大人です。 CAPとは?から始まって、子ども対象のワークショップの内容、子どもを孤立させないため子どもの権利を守るために大人ができることを教えていただきました。(写真はこどもワークショップの再現中で、いじめのロールプレイをしてるところ)
 クラス単位でワークショップを受けることで、いじめに対する共通認識ができ、クラスが良い雰囲気になるそうです。 
 生まれつき持っている「安心」「自信」「自由」の3つの権利を知ることにより、「自分を大切にする気持ち」が生じ「イザというときの回避行動(NO GO TELL)がとりやすくなります。
 しかし最終的に子どもを救うには、信頼できる大人に相談する必要があります。 大人は子どもたちの話を聴いてあげねばなりません(そのためのワークショップです)。 忙しさにかまけ「ちょっと待って」と言ってしまってる自分を恥じました。
 会場となった小学校多目的ホールは満席…にはなりませんでしたが、参加した保護者や先生方、そしてCAPのみなさんも「(子どもの)輝く笑顔を守る」(H19城小PTAスローガン)意識の高い方ばかりで、とても良い講習会となりました。 来年はさらに多くの方に聴いていただきたいです。
 きょうは茶と黄土の縞に柿色の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、白茶に染めた足袋に道服です。
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2008年2月10日(日)  No.1671

桜ヶ池ネーチャースクール修了式
 2007年度桜ヶ池ネーチャースクールも12回目を迎え、今日が修了式です。 今回、次男は参加できませんでしたが「修了証」をいただきました。 丸い板に「桜ヶ池自然学校」と焼き印した、とても素敵なものです(写真をクリックすると拡大)。
 さらに卒業文集も! 子どもたちの感想だけじゃなく、指導してくださった方々の文章もあり、「子どもたちがどう育ってほしいか」みなさんの願いが伝わります。
 一年間の活動を書き出してみます。
[第1回]春の里山を楽しもう [第2回]山菜採りと竹の子焼き [第3回]さつま芋植え・里山歩き [第4回]蛍狩り [第5回]ブルーベリーでジャム作り [第6回]川の生物調べ [第7回]秘密基地作りとカレーライス [第8回]芋ほり・秘密基地遊び・焼き芋 [第9回]竹とんぼを作って飛ばそう [第10回]親子でミニ門松作り [第11回]チャレンジハイク [第12回]冬のトレッキング
 これだけの企画を立案/準備/お世話なさるのは並大抵の苦労じゃないでしょう。 自然と人とに恵まれた子どもたちは本当に幸せですね。
 城端小学校以外の児童も参加していますので、ご希望の方は来春申し込まれてはいかがでしょうか?
 きょうは青縞ウールに深緑の半衿、黒の角帯にチャコールグレーの袴、黒の足袋です。
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2008年2月9日(土)  No.1670

城端のローカル新聞が中部地方全域に情報発信
 南砺地方唯一(?)の地方新聞『城端時報』 地域情報のみならず、変なところがあれば「もの申す」活字メディアとして城端町民から愛されています。
 この「城端時報」がNHKのドキュメンタリーに取り上げられる事になりました。 中部ブロック各局でドキュメント番組を競作する「中部NOW」という番組です。
 城端時報編集人の山本哲也さんが「つごもり大市」を取材する風景を撮りに、カメラマンを伴ってお越しになりました。 今年のつごもり大市は2月28・29日の二日間開催(うるう年の為)ということもあって内容盛り沢山です。 「いい企画あるし、たくさん書かんなんな(=書かなくちゃいけないな)」とおっしゃってくださって嬉しいです。
 その後、「まちづくりくらぶ繭」の『おこわ』や「機の声じょうはな」の『歌声 北から南へ』の取材もされ、ハイテンションで盛り上がったラシイ…ので、どんな絵になってるのか楽しみです。
【中部NOW;放映予定】3月2日(日)NHK総合テレビ(詳細な日程は後日お知らせします)
 きょうは白&茶の縞木綿に焦げ茶の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴、茶の足袋です。
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2008年2月8日(金)  No.1669

新;AEDの設置場所
 昨年城端小学校に配備されたAEDの設置場所が変わりました。 当初は校舎内にありましたが、夜間や休日は施錠されるため、「体育館やグラウンドで『万が一』のときに使えるように」屋外に移転されました。
 現在は、正面一般玄関脇の黄色いボックスにあります(写真)。 いざという時には、どなたでも、ためらわずに使ってください。 結果はどうあれ、使うべき時に使わないと生涯後悔することになるでしょうから。
 夜は「七日会」、のべ8回の開催で問題点も出そろったし、そろそろ具体的な作業にかかることにします。
 きょうは茶縞ウールに茶の半衿、辛子の角帯に帆布の袴です。
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2008年2月7日(木)  No.1668

愛される店になりたい
 四ヶ月間の販売禁止が解けて伊勢名物「赤福」の販売が再開されました。 報道によると徹夜組も含めて相当な数のお客様が購入されたそうです。
 こうまでして赤福を買い求めるのには理由があります。 中村文昭さんによれば「赤福は地元をとても大事にする企業」だそうで、地域の方に愛されている会社だから…なんでしょうね。 偽装はもってのほかですが、当店も地域を愛しお客様を大切にし、その結果お客様に愛される店になりたいです。
 赤福で思い出したんですが、子どもの頃「商人ドラマ」ばっかり見ていた(見せられていた?)ような気がします。 新珠三千代さんの「細腕繁盛記」、志垣太郎さんの「あかんたれ」、さらに財津一郎さんの「丼池太閤記(どぶいけたいこうき)」。 いま思うとかなりベタな内容ですが、主題歌も含めて鮮烈に覚えてます。 これらドラマの主人公3名とも「色」があったなぁ…。 「店主の色濃い店」ってのもいいですね。
 写真は隣町井波名物「太子まんじゅう」です。 たまたまお客様から頂戴したところを餡つながりでパチリ。 ごちそうさまでした。
 きょうはグレー木綿袷に黒タートル、黒角帯に灰黒袴、黒地の絞りタビックスです。
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2008年2月6日(水)  No.1667

次男の夢
 次男のピタゴラ装置制作がさらに熱を帯びてきました。 朝夕「ピタゴラスイッチDVDブック」を読み、毎晩新作装置の「研究」に没頭しています。 「将来、慶大の佐藤雅彦研究室に入って本格的なピタゴラ装置を作る」のが目下の夢だそうで、突如「慶応大学に入るため勉強せんなん」と言い始めました。←単純です(笑)
 ひいき目(笑)ですが、ここ数日の進歩は目を見張るものがあります。 写真の装置(クリックすると拡大)もなかなか完成度が高く(黄色いライン上を移動)、「小四らしからぬ…」と父は喜ぶのですが、母は「また片付けもせんと!」と少々ご立腹なのでした(笑)
 きょうは白茶の厚手木綿に茶衿のだまし襦袢、黒の角帯に焦げ茶の袴、白茶の足袋です。
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2008年2月5日(火)  No.1666

どーする「ぼたもち坂」
 城端小学校PTAでは子どもたちの登校に合わせて、交通安全指導とあいさつ運動を行っています。 今日はウチの当番日、ぼたもち坂の交差点に辻立ちしました。 坂を登って来る子どもたちが予想以上に多いのに驚きます。
 新兵器「大きな旗」を持たせてもらいました。 目立つ!目立つ!効果絶大ですね。
 ガチガチに凍った路面はスケートリンクのようです。 30分の間に車が10数台走り抜けてゆき、ほとんどは減速していますが、1〜2台速いのがいます。
 見通しが悪く、急勾配で急カーブ、歩車道の区別が無い道路です。 路面凍結時には子どもの逃げ場が無く、非常に危険です。 なんらかの対策が必要です。 かといって、坂の風情は残したいし…。 登下校時間限定の登り一方通行にでもしますか。
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2008年2月4日(月)  No.1665

恵方巻き
 今日は節分、ついに我が家にも関西文化圏の産物である恵方巻き(えほうまき)がやってきました。 20数年前大阪に住んでいた時に見た記憶があるのですが、よもや北陸にまで広がるとは…。 コンビニの影響大ですね。
 我が家の場合、のり巻好きの母のリクエストなので自家製です。 「縁起をかついで」というよりも「食べたかったから」が本音です。 しかし家族6人、一方向(南南東)を向いて無言で食す姿は異様でした。 やはり食卓には会話がなくっちゃ。
 きょうは赤茶の縞ウールに茶の半衿、辛子の角帯に茶の綿袴です。
2008年2月3日(日)  No.1664

袴同好会
 着実に男のきものの良さを理解してくださる方が増えています。 グループできもの姿でまち巡りする方々もおられます。 まだ着流しが多いのですが、袴の便利さ格好良さに気づいた方も多くなってきました。
 本日「袴デビュー」なさった男性に着方をお教えしました。 角帯を袴用に一文字結びにし、細身に仕立てた袴を着用します。 どうしたらカッコ良く見えるかアドバイスした結果(右写真)、いかがでしょう?初挑戦と思えないくらいサマになってます。
 着物と袴の両方で、お値段はスーツ一着分。 フルオーダーにも関わらず意外と安くできるので、おすすめです。
 きょうは木綿縞に黒タートルネック、黒角帯に焦げ茶の袴です。
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2008年2月2日(土)  No.1663

広報情報整理中
 南砺市PTA連絡協議会の広報情報活用委員長をしています。 そろそろ広報を出す時期となり少々アセってきました。 内容について検討中ですが、目玉はなんといっても12月9日に開催した「なんと教育フォーラム2007」でしょう。
 三部構成の濃くて長いフォーラムだったので、エッセンスをいかに抽出するか…、頭が痛いです。 とりあえず、当日撮影したDVDを見終わりました。
 織田浩之 氏(北日本新聞社 編集局社会部部長デスク)の講演内容にも触れたいので、フォーラム会場で買い求めた「瞳みつめて」を読んでいます。 新聞記事は食い入るように読んでましたが、再読するといろんなことが見えてきます。 ドキュメンタリーとしても秀逸で、文脈に流れがあり現場の映像が目に浮かぶようでした。
 なお、nanto-e.comにある市P連のサイト講演会〜今、教育に求められるもの〜『瞳みつめて』の取材からフォーラム「理想の教育とは」を全てアップしました。 ぜひご覧ください。
 きょうは青縞ウールに地紋のある木綿半衿、黒の角帯に灰黒の袴、黒っぽい小紋柄の足袋です。
 夜10時の気温がマイナス6.5℃! どうりで寒いと思いました。
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2008年2月1日(金)  No.1662

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