980円で購入したノートパソコン(ThinkPad 365X)のハードディスク(HDD)が壊れました。 前日から異音がするので、念のために…とデータのバックアップをとり終えた途端、クラ〜ッシュ! 間一髪セーフでした。 仕事に使ってるノートです、急いでHDDを手に入れなくては。 OSがMS-DOS(正確にはPC-DOS)なので、現在流通している大容量ディスクは使えません(そもそも大容量は不要ですが)。 例によってオークションで捜すことにします。 クラッシュしたのは2.5インチIBM製820MB(DSOA-20810)なので、相性も考えて同じIBMの1620MB(DDLA-21620)を500円でゲット。 よく調べずに買ったら、薄型でネジ穴の位置が違ってました。 まぁ細かいことは気にせず、取り付けてみることにします。 キーボードを上げて、シールを剥がし、バッテリーを取り外します(写真をクリックすると拡大)。 右からバッテリースペース、HDD、フロッピーディスクドライブ(FDD)です。 「弁当箱」のあだ名を持つメンテナンスのし易いとても優れた筐体です。 HDD交換はあっけないくらい簡単でしたが、FDDから起動するとなぜかCドライブ(HDD)を認識しません。 「あれ?HDDが不良品?」しかしIBMのシステムチェックでは「異常なし」 しばし考え込みましたが、出品者が「FAT32でフォーマット」していたことを思い出しました。 ありゃりゃ、これじゃDOSでは見えません。 困り果てましたが、"fdisk"コマンドを試してみると認識だけはできました。 FAT16でフォーマットし、システムインストールを試みますが、「PC-DOS 7.0 J/V はこのマシンでは使えません」のエラーメッセージがでるばかり…。 一難去ってまた一難。 結局、"format /s"コマンドでCOMMAND.COMをCドライブに書き込むことで解決しました。 「さぁ、これでバックアップしておいたデータを移行するだけだ」・・・・と、そんなに甘くなかった。 今度はPCIスロット(D,Eドライブ)が認識されません、バックアップはCFカードに入ってるんです。 config.sysと格闘すること2時間弱、ようやく元の環境に戻せたのでした。 めでたしめでたし。 それにしても、たった数百円の出費でこれだけ楽しませてくれるなんて…、MS-DOSは素晴らしい(?) きょうは茶の濃淡の縞ウールに辛子の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴、茶色の足袋です。 (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
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2008年4月25日(金)
No.1747
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