「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2007年3月

仏の子どもたち
 今日の日記は二本立て。
 善徳寺土曜学校の平成18年度修了式があり、卒業する小学6年生に賞状と記念品を手渡されました。 ということは長男が卒業して早や2年になるのですね。
 説法の中で「一番大事なものは?」と問われ、ある子が『いのち!』と元気に答えました。 「もちろん命は大切ですが、仏教では未来のある子どもたちを大事にしています」「仏の子として頑張ってください」とお話しになりました。
 この歳になって子どもたちを育てることの重要さをひしひしと感じます。 我が子だけじゃなく、近所の子を含めて子育てできる環境にあることが、地域再生の鍵ではないでしょうか。
 読経のあと、場所を変えて子どもたちは元気に遊んでいます。 その後、台所でバーベキュー&焼きそば。 お寺でBBQというと驚かれるかもしれませんが、ここ数年恒例行事になっていて子どもたちも楽しみにしてるんです。
 土曜学校は少子化の割にたくさんの子どもが参加していますが、残念なことに男子が2名のみ…。 ちょっと淋しいので、どなたでもふるってご参加ください。 毎週土曜日の9時〜10時に開催しています。 お問い合わせは城端別院(0763-62-0026)まで。
 きょうは灰色木綿の袷に黒の半衿、黒の角帯に帆布の袴、黒の足袋です。
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2007年3月31日(土)  No.1351

PTA活動で気づいたこと
 城端小学校PTA広報誌「せのおと」というタイトルは、校歌の二題目「♪瀬の音 清き山田川〜」から拝借したものです(ちなみに一題目は「♪紫匂う山々の〜」ですから、使えなかった様子)。
 本年度最終号に会長として最後の文を寄稿しました。
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「PTA活動で気づいたこと」 PTA会長 清部一夫
 辛いこともありましたが、楽しいPTA活動でした。2年間させていただいたことを感謝致します。
 会長職をやってようやく気づいたのは「子どもたちと一緒の活動は楽しい」という当然のことです。朝のハイタッチ・運動会・学習発表会・ひだまりくらぶ・わくわく体験教室・こども110番の家ウォークラリー、さらにプール引率や集団下校時の付添いなども今となっては楽しい思い出です。
 まだこの楽しさに気づいてない方は、ぜひ子どもたちと関わってみてください。価値観や人生観までもが変わります、きっと。
 新校舎もほぼ完成し、城端地域の目が小学校に向いています。多目的ホールなど、地域の方にも利用していただきたい特別教室があります。地域との関わりの中で「大人の背を見て子どもが育つ」理想的な環境が整いました。あとはこの施設をどう使いこなすか?にPTA会員の皆様おひとりおひとりの知恵と汗とが必要だと感じています。
 一会員としてお誘いします「昼間も夜さるも小学校で逢いましょう!」ホント楽しいですよ。
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 偽らざる気持ちです。
2007年3月31日(土)  No.1350

きもので満喫「しだれ桜まつり」
 4月7日から始まる城端しだれ桜まつりのイベントが出そろいました。 昨年にも増して魅力的なメニューが沢山あります。 「桜オリエンテーリング」に「フォトコンテスト」など新しい企画が始まりましたし、なにより別院のしだれ桜を大事にしようという機運が盛り上がっています。
 また桜を愛でるだけでなく、さまざまな楽しみ方も提案していて「桜を知る」「非日常の空間でゆったりと時間を過ごす」、さらに「きもので○○○」が隠しテーマなんです。
 当店ではきもので満喫「しだれ桜まつり」を開催しますし(詳細はここをクリック)、きもの姿で遊びにいらした方には期間内有効の共通コーヒーチケットをお渡しします。 お店のおかみさんたちも「できるだけ和服で…」とお伝えしてあります。 緋毛氈に和服と桜、どんな雰囲気になるかとっても楽しみです。
 ぜひきもの姿でお越しください、お待ちしております。
 きょうは白茶の厚手木綿に茶の半衿、辛子の角帯に茶の綿袴、白茶に染めた足袋にストールです。
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2007年3月30日(金)  No.1349

庵唄の稽古
 西上町恵友会(若連中)庵唄練習に参加しました。 急遽、唄方(うたかた)に復帰することになったので、今期の初練習です。 今年の唄は「我がもの」14年ぶりだとか。

我がものと思えば軽き傘の雪/恋の重荷を肩にかけ/
いもがり行けば冬の夜の/川風寒く千鳥なく/
待つ身につらき置炬燵/実にやるせがないわいな

 代表的な江戸端唄のひとつで、紀 貫之の和歌と、蕉門第一の門弟である宝井其角(たからい きかく)の俳句を取りこんでます。 ちなみに"いもがり(妹許)"とは逢引(デート)のこと。
 祭が10日早くなった(5月5日)ので、稽古も早まっています。 なにか気ぜわしいなぁ…。
 きょうはグレーの伊勢木綿にチャコールグレーのタートルネックセーター、黒の角帯にチャコールグレーの袴、絞りのタビックスです。
2007年3月29日(木)  No.1348

きもの関連のDVD作成中
 ハードディスクレコーダー(NYX-10)にたまった番組を整理し、DVDに焼き直しています。 ETVで放映されたきもの関係の番組が多いのですが、先頃終了したスーパーバレエレッスンや城端が映った番組など雑多です。 片平なぎささん主演の2時間ドラマや、現在放映中の通崎睦美さんの「知るを楽しむ」などもあります。
 MacならDVD作成はとても簡単です。 標準でついているiMovieを起動して→画像を取り込み(デジタルビデオカメラを経由しています)→CM等をカット→チャプタータイトルをつけ→iDVDを起動し→標準搭載の多様なレイアウトを選択→オリジナルDVDが完成、です。
 ノートパソコンなので能力が低く処理時間はかかるのですが、実際の手作業時間は10分もかかりません。 楽しいですよ。 ぼちぼち頑張ってようやくハードディスクの空きを半分程度まで減らせました。
 きょうは青縞ウールに黄土色の半衿、辛子の角帯にチャコールグレーの木綿袴です。
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2007年3月28日(水)  No.1347

フンドシですか?
 小林正観さんの5時間セミナー「宇宙の法則お伝え講座」が砺波ニチマホールで開催されたので、縁あって受講しました。 本は数冊読んでいたのですが、正観さんがどんな方なのか知りません。 壇上に立つ「虚弱体質」(本人談)なおじさんが正観さんと認識できるまで、少々時間がかかりました。
 しかし、御歳58の正観さんは実はとても健康体で、一度も健康保険証を使ったことが無いそうです。 そもそも年間330回も講演会をこなすのですから、普通じゃありません。 その健康の秘訣は…? う〜ん、ヘタに文章にしにくいなぁ、誤解されてもいやですし…。 直接お目にかかった時にお話しますね。
 「不機嫌ほど大きな罪はない」とゲーテは書き残したそうです。 確かに機嫌の悪さは伝播します。 逆に明るさも隣人に伝わりますよね。 正観さんに言わせれば「笑うことが免疫力アップの秘訣」です。 正観さんが訥々と語るおやじギャグで充分すぎるほど笑わせていただきました。
 会場は140名もの人でギッシリ、和気あいあいとにこやかに講演を聴く(というより参加する)ことができました。 きもの姿が珍しかったのか、後ろの席の女性から「あの〜、下のほうも、その〜、和装ですか?」とおずおずと尋ねられ、一瞬戸惑って『は?』と返したら、小さな声で「フ・ン・ド・シですか?」 ・・・・爆笑しました。 あ〜おもしろかった。 ウチも明るく楽しい呉服店をめざします。
 きょうはグレー木綿の袷にくすんだ黄色の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、灰色の足袋に灰色のストールです。
2007年3月27日(火)  No.1346

異動の季節
 春は出会いと別れの季節です。 城端小学校では四名の先生方の異動が発令されました。
 あの事故を身をもって体験し、そして城端小学校を素晴らしい学校にしようと誓った先生方が去っていくのはとても淋しいです。 しかし新任校にきっと新しい風を送り込んでくださると思っています。
 安全の確保だけではなく、子どもたちにとってなにが大切なのかを、我々とともに考え実践してくださったことを感謝いたします。 本当にありがとうございました。
 お世話になった皆さまにご挨拶に伺ったおり、校舎に桜の花がきれいに活けてあったので写真を撮りました。 新しく赴任なさる先生方をお迎えするかのようにも見えます。
 きょうはネックセーターに伊勢木綿、ギャルソンエプロンの軽装、しかも素足です。
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2007年3月26日(月)  No.1345

能登沖で地震発生
 朝9時43分、能登沖が震源の地震が発生しました(M7.1)。 城端の震度は4、立っていられないくらい振幅の大きな長い揺れでした。 能登半島には震度6強の所もあり、犠牲者やけが人も出ているようです。 衷心よりお悔やみ申し上げます。
 不幸中の幸いは「事故隠しのせいで志賀原発が最初から停まっていたこと」と思ったのは僕だけじゃないはず。 むろん原発は震度6クラスでも大丈夫なように設計されている…ハズです。 しかし設計基準の想定が直下型(震源の深さ10km)でM6.5以下…だったと思うので、基準自体がスレスレです。
 JR城端線、北陸本線、一部高速道路も点検のため通行止。 消防車も巡回して被害状況の確認に回ってくださってます(写真)。
 我が家の被害はCDが倒れたことぐらいでした。 地震発生時の子どもたちの対応;次男(自室にいた)「机の下に隠れた」 長女(クラブJOYにいた)「天井を見上げて落ちてくる物が無いか確認の上、万一の時は近くにあったスポーツチャンバラのヘルメットをかぶろうと決意した」と、二重マルをあげたいくらいです。
 一番ダメだったのが、南砺市の緊急メール網;11時05分の発信になってますが…。
 きょうは白茶の厚手木綿に焦げ茶の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴。
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追記;震源の深さ11km、マグニチュード6.9に訂正されました。
2007年3月25日(日)  No.1344

災厄を断つ刃物
 取引先の祝事に、京の老舗「重春刃物店」(堀川三条)の糸切りばさみを頂戴しました。 え?めでたい時にハサミ?と一瞬思ったのですが、同封の「開運 京刃物 贈り物由来」にこうあります。
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平安京の昔から穢れの無い刃物に/魔除けと開運心が宿ると言われ/諸々の祝事に先方の幸せ出世を願って/贈り物として多く用いられてきました/包丁や斧はすべての災厄を断ちきり/順風の道を開くいみ/鋏は贈る人贈られる人 二つの刃に例え/協力して運をきり開くいみ/現在 今日も京刃物を実用的な/贈り物として用いられております
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 なるほど「協力して運を切り開く」か、ウマいこと言うなぁ。 切れ味鋭いこの糸切り鋏、お預かりした仕立直しの着物をほどく時に重宝しそうです。
 きょうは青いウールの下にスタンドカラーシャツ、黒の角帯に薄緑の袴、緑の足袋。
2007年3月24日(土)  No.1343

暁を覚えてはいるんだけど…
「さて問題です、春眠暁を覚えずと詩を書いたのは誰でしょう?」と長男に問われ『う〜ん、杜子春』…とボケてはみたものの、正答を思い出せません。 「残念、モウコウネンでした」と言われて『はぁ?毛根源?』…と、父親の権威も地に落ちました。

春眠不覺曉
處處聞啼鳥
夜來風雨聲
花落知多少
(孟浩然「春曉」)

 と、なんでこんな長い前フリを書くのかと言えば…、眠いんです。 子どもに添い寝して9時半に寝て、朝6時半に起きると、9時間の睡眠ですが足りません。 でも睡眠時間を充分に取ってるせいか花粉症は落ち着いてるようです。
 この時節(スギ花粉舞う季節)にしては頭の回転も落ちて無い様子で、空港までお送りした柿崎先生に様々な疑問を問いかけることができました。
 神明通り入口の龍勝寺の白梅が見ごろです(写真をクリックすると拡大)。 僕は桜より梅が好きなので、見上げて歩くのが楽しみです。
 きょうは茶縞ウールに焦げ茶の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴、白茶の足袋です。
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2007年3月23日(金)  No.1342

白川郷・五箇山からみた城端
 一昨々日の視察旅行に続いて今度は、白川郷&五箇山の方を城端にお招きして、元白川村教育長で早大名誉教授(民俗学)の柿崎京一先生の講演会を拝聴しました。 演題は「白川郷・五箇山からみた城端」です。 スケジュールの都合で60分程度の講演でしたが、A4用紙34枚にビッシリ書き込んだ資料を渡され、内容が濃い!まるで大学の講義です。 ついていくのがやっとでした。
 でも面白かったのでもっともっと聞きたかった。 集まった30数名も同じ思いのようで、その後の懇親会で先生に尋ねてる人もいました(資料をご覧になりたい方は、店にあります)。 柿崎先生は齢八十ですが、とてもエネルギッシュ(左写真)で、若い(ハズの)こちらがパワーをいただいたような気がします。
 五箇山・白川郷の人たちとの懇親会(右写真)では、いろんな話を聞けてとても有意義な時間でした。 人が動けば情報が動き、文化も付随します。 語り合う中で白川郷や五箇山とは近年まで深いおつきあいをさせていただいていたこと(僕が生まれた頃、住み込みで白川郷の方が店を手伝ってくれてました)を思い出したのでした。 この会が今後どのように発展していくか楽しみです。
 きょうはグレー地にネップの入った木綿袷に焦げ茶の半衿、黒の角帯(裂織)に灰黒の袴、黒の足袋。
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2007年3月22日(木)  No.1341

温もりのある設立総会
 じょうはな座で城端地域安全なまちづくり推進センターの設立総会に出席しました。といっても裏方です。
 これまでの経過報告、会長に就任する岩田県議の挨拶(左写真)の後、富山県防犯協会防犯サポーターの日下 昭氏の記念講演を拝聴します。 要点をきっちり話す実践レベルの講演で、とても役に立ちました。 「目を見ての挨拶には犯罪抑止力がある」にも納得。
 こども110番の家には「下校時だけでなく、朝も戸口で子どもに声をかけ顔を覚えてもらい、万一の時に飛び込みやすい雰囲気を作って欲しい」と。 城端地域でお願いしている「ゆうやの笑顔活動」と同じですね。
 アトラクションは中学校吹奏楽部の演奏。 三年生が卒業し、1,2年だけの演奏ですが、これがとても良かったんです。 去年、小学校を卒業し吹奏楽部に入部した14名の成長ぶりが我が子のように嬉しかったです。
 新メンバーで大きな舞台での演奏は初めてとあって緊張していたようですが、良い経験になったと思います。 会場も温かい雰囲気に包まれ、「子どもたちを安全な環境で守り育てよう」と決意を新たになさった方も多いことでしょう。
 演奏会の様子1
 演奏会の様子2
 きょうは青縞ウールにモスグリーンの半衿、黒の角帯にチャコールグレーの袴です。
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2007年3月21日(水)  No.1340

楽しい素敵な卒業式
 きょうは城端小学校の卒業式です。 昨年に引き続き、PTA会長として祝辞(というよりメッセージ)を述べさせていただきました。 以下に略文を掲載します。
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 みなさん、毎日鏡を見ていますか? みなさんの今の顔を見ると、少し緊張してはいますが、自信にあふれ、晴れ晴れとしたとても「いい顔」に見えます。
 今日のように「晴れがましい時」、「ありがとうと感謝の気持ちを伝える時」、「楽しい時」、「嬉しい時」、それぞれ表情は違いますが、みな「いい顔」をしているはずです。
 しかし逆に友達や家族や近所の人などに「不平・不満を言う時」、「こそこそ陰口をたたく時」もしくは「気に入らない友達を無視する時」自分がどんな顔をしているか、鏡で見たことがありますか? そこにはきっと、本当のみなさんじゃない顔が映っていることでしょう。
 キツい言葉を発したとき、「今の自分はどんな顔をしているんだろう」と考えてみてください。 近くにあれば鏡を見てください。 たとえ同じことを言ったとしても、表情によって、まったく伝わり方が違います。
 受ける相手の身になれる「想像力」を持って欲しいと願ってます。

 みなさんに最も大切にして欲しい言葉があります。「じそんしん」と読みます。「うぬぼれなさい」ということではありません。 なにがあっても「自分の品位、つまり気高さを無くさないでほしい」ということです。
 大切なのはまず自分の命、自分の心です。
 他人になにを言われようとも、まず「自分は自分なんだ」と自信を持ってください。 欠点を無理に直すよりも、得意なところ、良い部分を伸ばしなさい。
 自尊心を持ち自分を信じるからこそ、他人をも尊重できると僕は考えます。自分を大事にできてこそ、他人も大事にできます。他人を大事にするということは「他人の自尊心を傷つけちゃいけない」ということです。

 みなさんにお願いがあります。一日に何度か鏡で自分の顔を見て欲しいのです。そしてどんな時の顔が、自分らしいか、自分の好きな顔かよく覚えておいてください。無理に表情を作らなくてもいいんです。僕たち大人は「みなさんの飾り気の無い、生き生きとした顔」が大好きです。
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 う〜ん、「らしくない」祝辞ですね。 しかも「自尊心」と大書したヘタクソな筆書きと直径20cmの手鏡を、懐から出して子どもたちに見せるパフォーマンス(?)付きです。ご来賓の方々の顰蹙を買ったかも…。 しかし、たった一人の子でもいいからメッセージが伝わったら本望です。

 式終了後、全校児童が廊下に出て、明るく見送ります。 卒業生も保護者のみなさんも晴れ晴れとした表情でした。 僕も後ろの列に連なって、低学年とハイタッチして楽しい素敵な卒業式となりました。 【卒業式のムービー】はここをクリック
 きょうは第一礼装の五つ紋の黒紋付に縞袴。 帰ってから伊勢木綿にタートルネックセーター、黒の角帯に灰黒の袴、タビックスに着替えます。 先生お二人と、卒業生のお母さん一名が着物姿でした。 もっと沢山おられるかと期待していたのですが…、朝から雪が舞っていたので仕方ないですね。
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2007年3月20日(火)  No.1339

城端→白川郷→五箇山→城端
 白川郷ー五箇山ー城端は歴史的に深い関わりを持ち、人的交流も盛んで、文化&経済面からも深い繋がりがありました。 高速道路の開通を契機に再び白川郷とのパイプができ、新世代の交流が始まろうとしています。
 きょうは商工会主催の研修旅行で、近いのにあまり知らなかった、白川と五箇山(平・上平)の世界遺産合掌集落にお邪魔しました。
 オフシーズンの月曜日でも白川(荻町)はバスが数台停まっています。 昼食を済ませた後、であい橋(揺れました)を渡ると、いつもの車窓から見る風景(R156)です。が、下りて歩くと、観光客の流れがよくわかります。
 左写真は明善寺、絵になるいい寺院ですね。 向かいの「文化喫茶 郷愁」で美味しいコーヒーを飲みながら、景色を楽しみました。 続いて白川村役場へ移動し会談。 観光協会長が、白川の良い点困った点を正直に話してくださって有難かったです。
 相倉(あいのくら)集落(右写真)を見学した後、村上家では五箇山の問題点を話してくださいました。 夜は五箇山荘で懇親会、これまたいい話がたくさん聞けました。 泊まりたかったんですが、明朝の小学校卒業式の為に迎えにきてもらい帰城します。 こんなとき、近くて便利ですね。
 五箇山と白川では合掌造りの屋根の勾配が違うんですね、見比べて初めて知りました。 まだまだ知らないことが多そうです、お互いに。 今度は城端へお招きする予定です。
 きょうは白茶の木綿に茶の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の帆布袴、帆布の道服で完全防寒。
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2007年3月19日(月)  No.1338

さよならワゴンR
 11年間乗り続けた我が家の愛車ワゴンRがいよいよ引退します。 非力ではありましたがマニュアル四駆でトコトコと、事故も無くよく走ってくれました。 その距離なんと138,000Km、地球を三周半です。
 ありがとうの気持ちを込めて、みんなできれいにして送り出してやることにしました。 掃除機で室内を綺麗にした後、絞った雑巾で拭いたら、輝くボディが少し蘇りました。
 解体前の城端小学校もピッカピカにしてやりたかったなぁ、力及ばず少々心残りです。
 きょうはグレー木綿の袷に焦げ茶の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、紺の足袋にグレーのストールです。
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2007年3月18日(日)  No.1337

曳山祭の讃歌「城端祭」
 五月五日は国指定重要無形民俗文化財の城端曳山祭です(と書くと堅いのですが、我々は単に“春まつり”と呼んでいます)。 若連中も卒業し、今年は町内の手伝いをする予定でしたが、人手不足で急遽庵屋台の唄方に復帰することになりました。 一昨年は庵連合会長昨年は庵才許だったので、三年のブランクがあります(大丈夫か??) 幸い過去に一度やった唄なので、覚えているとは思うのですが…(これから必死に練習します)。
 「城端祭」という歌があります。 曳山讃歌で、祭をこよなく愛した野村満花城さんの作詞です。 特に三題目の帰り山の良さは地元の人ならではの気づきだと思います。
 僕を含めたある世代の人は小学校で習ったので覚えているのですが、上と下の世代は全く知らないそうです。 しかし、近年城端小学校で指導してくださる先生がいて、昨年は宵祭りで披露しました。嬉しい限りです。 楽譜を掲示します(クリックすると拡大)
 きょうは茶縞ウールにタートルネックセーター、黒の角帯に帆布の袴、茶色の足袋です。

『城端祭』 (野村満花城 作詞、中川 晶 作曲)
一、春の名残か名物祭/かざる曳山々々(やまやま) 夜街に栄えて/今日はうれしや 宵祭り/来よ友よ 吾も行かむ/明日は晴れるよ 城端祭

二、みこし鉾傘 庵や 曳山(やま)や/桐の花咲く街々めぐり/ああ ゆかしや篠笛(しの)の音色/唄に三絃(いと)にもつれ泣くよ/春の名残か 城端祭

三、夜の曳山 戻りの庵/つるす提灯 ゆらゆらゆれて/帰り囃子の 流れ行く/いつまでも 耳に聞こゆ/春を惜しむか 城端祭
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2007年3月17日(土)  No.1336

会議浸けの一日
 きょうは会議が目白押し、午前はまちなか看板設置について、午後はフラワーカードのイベント委員会、夜はPTAの新旧引き継ぎ。 頭の切り替えは大変ですが、どの会議でも好きに発言させていただいてるのでストレスは溜まりません。
 いつも思うのは、10人を超える会議では新たなアイディアなど出ません、もし出ても誰かが消極的な意見で潰しにかかるからです。 またどうしても会議時間がダラダラと長くなりがちです。
 事前に議題を全員が理解しており、小さなテーブルを5〜6人で囲み、スピーディーに意見交換できると、実のある会議になる、と体験から感じます。 とりあえず集まって「さぁ、どうします?」では、前に進みません。
 子どもたちが飼ってる沢ガニが越冬に成功しました。 ほとんどほったらかしだったのに、よくぞ生き抜いてくれたと思います。
 きょうは青縞ウールにモスグリーンの半衿、黒の角帯に灰黒の袴、紺の足袋に右近下駄、刺し子の胴着を羽織って。
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2007年3月16日(金)  No.1335

つくばね山系に巨大風力発電所?
 僕が城端で一番美しいと思っている景観つくばね山系の高清水山に、風力発電の風車が建設予定だと南砺市議会で質問がありました(写真の富山新聞記事をクリックすると拡大)。
 計画では支柱の高さ85m、羽根の直径77m、つまり高さ120メートル超の巨大風車が13基、山の稜線に並ぶそうです。 東山(ツクバネ山系)の景観が一変します。 原山牧場の上、縄ヶ池のさらに上にこれほど大きな人工物が建設されるとなると、ブナの原生林などへの影響も心配です。
 計画しているのは北海道のクリーンエナジーファクトリーという会社で、発電した電気は関西電力に売るのだとか…。 地元で必要とされている電力ならまだしも、遠く関西地方へ「売る」為の発電所を、なぜこの地に作らねばならないのでしょうか? また10年後、20年後のメンテナンスはちゃんとできるのでしょうか? コストがあわないからと、山頂に朽ち果てて回らなくなった風車が放置される可能性だってあります。
 風力発電のイメージはクリーンですが、建設時には環境破壊が必須で大量のCO2も排出します。 既存の林道をそのまま使えるとも思えません。 他地域では貴重な野生生物を守る為の建設反対運動も行われているようです。
 折しも北陸電力では志賀原発の臨界事故が明るみに出ました。 建設計画当時は電力が余っていた北電は「国策」に乗って、原子力発電所を建設しました。 原発は出力の調整が困難な為、余った夜間電力を大幅値引きし、オール電化住宅やエコキュート&エコアイスなるエネルギーロスの大きな設備を普及させようとしています。
 今後日本中に雨後のタケノコのように乱立しそうな風力発電所建設ラッシュを考えると、本当に「国策」に乗っていいのか?甚だ疑問です。 そもそも環境に優しいハズの原子力や風力発電が、自然環境を破壊しちゃダメでしょう。
 きょうは白茶にネップの入った厚手木綿に焦げ茶の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴、ダカ織りのストールに白茶の足袋です。
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2007年3月15日(木)  No.1334

こんなに上手くなりました
 卒業式も近くなり子どもたちも準備で忙しくなるので、三学期のひだまりくらぶは今日が最終日となります。 活動も子どもたちに定着し、黙っていても水曜・金曜の休み時間は子どもたちが遊びにきます。
 思えば手探りの状態でスタートして11ヶ月経ちました。 コマ回し、皿回し、けん玉などの「技」はかなり上達したと思います。 写真は回した皿を上に投げているところです。 この調子でいけば、上海雑技団ばりの芸をお見せできる日がくるかもしれません。 僕も両手で回せるようになりました。
 きょうはグレー木綿の袷に焦げ茶の半衿、黒の角帯に焦げ茶の帆布袴です。
 夜は南砺市PTA連絡協議会の新旧合同理事会。 新会長候補に城端小の前々PTA会長を推挙しました。 僕もあと一年、特別理事とやらでお手伝いすることになります。
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2007年3月14日(水)  No.1333

大人が変われば子どもも変わる運動
 青少年育成富山県民会議より平成18年度「あいさつにまつわる いい話」入賞作品集と第41回「とやま県民家庭の日」作品コンクール入賞作品集が送られてきました。
 いずれも力作揃いですが、小学生の部最優秀賞の「あいさつは、まほうの言葉」は小学四年生らしい、とってもいい作文です。 ネットに全文掲載されてますので御一読ください。
 朝に限ったわけではありませんが、あいさつにはチカラがあるような気がします。 子どもたちと「お早う」と挨拶を交わしていると、知らない人にも「お早うございます!」と言えちゃうんです。 ちゃんと「おはようございます」と返事が返ってくるのも不思議です。 後で「誰だっけ?」と首を傾げてるかもしれませんが(笑)
 子どもに挨拶を強制するよりも、まず大人同士で挨拶を交わしませんか? 「大人が変われば子どもも変わる運動」を実践してみましょうよ。
 きょうはグレー太縞の伊勢木綿の下はチャコールグレーのタートルネックセーター、黒の角帯にチャコールグレーの綿袴、よきもの倶楽部の足袋にグレーのストールです。
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2007年3月13日(火)  No.1332

つづらこみちの浮世絵展
 城端しだれ桜まつりに協賛し、ギャラリー蔵布都 藍では「天才浮世絵擦り師『長尾直太郎』作品展」を開催します(4/6〜15)。
 大正9年生まれの長尾さんの作品に惚れ込んだのは、城端出身の中路小百合さん。 長尾さんの素晴らしい作品との出会いが、ベンチャー企業(株)ネイチャーリンク設立の動機となりました。 当店も及ばずながらお手伝いしたいと思っています。
 しだれ桜まつりの和やかな雰囲気の中、浮世絵の美人画を堪能なさいませんか? つづらこみちと2階ギャラリーにて開催します。 お楽しみに。(写真をクリックすると拡大)
 今年のしだれ桜まつりには様々な催し物を企画していますので、ぜひ城端へ足を運んでください。
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2007年3月12日(月)  No.1331

着物の尻尾
 つづらこみちを抜けて店に戻ると、僕を後ろから引っ張るものがいます。 見ると引き戸に着物の裾が挟まっていました。(え?袴を穿いてるのに) 実は居敷当てがはずれて、ベロンと垂れ下がっていたのでした(写真)。
 ウールなどの単衣着物は、正座したとき力のかかるお尻部分の補強に居敷当て(いしきあて)をつけます。 上部は止めてあるだけなので、解けるとまれにシッポのように引き摺って歩くことがあります。
 あ〜、外でなくって良かった。 袴の裾からシッポが出てるのってカッコ悪すぎです。
 きょうは青縞ウールに深緑の半衿、黒の角帯に薄緑の袴、緑の足袋で少し春っぽく。
2007年3月11日(日)  No.1330

魔法が一つ使えたら?
「ねえねぇおとうさん、まほうが一つつかえるならなにがいい?」『う〜ん、空を飛びたい…かなぁ。じゃ、お前は?』「CDがたくさんほしい」『・・・・・』(夢が無いなぁ…どっちが子どもなんだろう?)
 なんでこんなこと言うのか?と考えたら映画ドラえもんの影響のようです。 何でも子どもに都合よく与えるのはダメですね。 夢のあるアニメだと思ってましたが、冷静に考えるとそうでもないのかも…。

 中教審の答申がでました。 国(というより時の為政者)が公教育に口出しする流れが強まりました。 加えて教師への風当たりが強くなり、教員免許更新制の導入で先生は今以上に忙しくなります
 つまり教師が子どもたちと向き合える時間が減るのです。こんなこと、ほとんどの親は望んでません。 口は出すけど金は出さない現状を改めて、例えば小学校なら30人学級(25〜35の弾力的な運用)にして、教師に気持ちと時間的余裕を持たせるなどの措置が本来は必要ではないでしょうか?
 「愛」の反対言葉は「無関心」であるとマザー・テレサは説きました。 「教育改革など遠い世界のことだ」と無関心を装うことは、近くにいる子どもたちへの愛を損なう結果になるかもしれません。
 別院前の溝口梅華堂(通称;梅さ)さんの紅梅が咲きました(クリックすると拡大)。 今日も寒い一日ですが、春はすぐそこまで来ています。 きょうは白茶の木綿に焦げ茶の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴、白茶の足袋です。
 みなさんは魔法がひとつ使えたらなにをしますか?
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2007年3月10日(土)  No.1329

PTA会長じゃなくてもできること
 小学校PTA会長職もいよいよ大詰め、きょうは全役員を招集し、事業&会計報告をする全体役員会です。 教頭先生のはからいで多目的ホールを初めて利用させていただきました。
 一年間のお礼を述べた後、「この役員で集まるのは最後となりますが、役員だけのPTAではありません。この素晴らしい施設を生かすためにも、これからも一会員として知恵とご尽力をお願いします」と挨拶しました。
 写真では解りにくいのですが、とても使い勝手の良いホールです。 イスだけで200席位、イス+机で100席ほどのスペースがあります。 一段高いところにグランドピアノがあり、音響設備もプロジェクターもあるんです。 近いうちにここの使い方を小グループでブレインストーミングしてみたいと思ってます。
 役員会終了後は特別教室棟を見学し、例年通り神明会館へ、さらに2次会は珈城で、久々に午前様でした。 いろんな方から「楽しそうにやっておられたので、(PTA会長を)終わるがあいそんないでしょ」と聞かれましたが、会長じゃなくてもできること、やりたいことがたくさんあります。  まずはこの特別教室棟を地域と一緒にどう使おうか?と考えるだけでワクワクします。
 きょうは茶縞ウールの下はタートルネックセーター、焦げ茶帆布の袴に茶の帆布の道服です。
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2007年3月9日(金)  No.1328

小花の押しピン作り教室開催します
 つごもり大市が終わったと思ったら、すでに城端しだれ桜まつりの企画が始まっています。 今年の開催日は4月7日(土)〜15日(日)に決定しました。 例年以上の楽しい催しを考えていますのでお楽しみに。
 当店では初日に「木綿で作る小花の押しピン」教室を開催します(写真をクリックすると拡大)。 お好きな生地を選んで、5つの押しピンを作ります。 かわいいピンを眺めてるだけで、毎日が楽しくなりそうです。
 この他にも独自企画いくつか考えています、おいおいご紹介できると思いますのでご期待ください。
 きょうは木綿袷の下はスタンドカラーシャツ、黒の角帯にチャコールグレーの袴です。
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2007年3月8日(木)  No.1327

レッツボランティア委員会
 城端小学校では児童主体でアルミ缶を回収しています。 回収日になるとアルミ缶の入ったポリ袋を担いだ子どもたちが登校し、緑色の大きな回収袋がいっぱいになります。 世話をするのは高学年のレッツボランティア委員会。 いつもより早めに登校し、小さな子たちのサポートをします。
 今年回収したアルミ缶で車椅子2台を購入し、きららに寄贈することになりました。 贈る前、「みんなのおかげで、こんなプレゼントができたよ」とお披露目します。 形となることで、子どもたちのモチベーションも高まることでしょう。
 きょうは青縞ウールに深緑の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、灰色の足袋です。
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2007年3月7日(水)  No.1326

城端地域安全なまちづくり推進センター
 地域が安全で住み良くなるように連携しましょうと、交通安全協会や防犯連絡協議会、交通指導員連絡会、自治振興会、さらに子どもたちを犯罪や災害から守る団体の青少年育成市民会議、保護司会、小中PTA、ひだまりくらぶなどが主体となり「城端地域安全なまちづくり推進センター」が設立されることになりました。 協力団体も含めると24もの諸団体の大連合です。 昨年から準備をすすめ、会則、組織図、事業計画、予算案、総会の段取り…、よくぞここまでこぎつけたものです。 関係各位、とりわけ事務局の中道 實さんに感謝です。
 来る3月21日(祝)午後2時からじょうはな座にて設立総会を開催するので、最終打ち合わせに出席しました。 記念講演は富山県防犯協会防犯サポーターの田島伸一氏「地域住民の行う安全なまちづくり」という実践的なお話です。 アトラクションに城端中学校吹奏楽部1,2年生による演奏もあります。 入場無料です。どなたでもお越しください。
 昨日とは一転寒くなり、夜から雪に…これは積りそうです。 きょうは茶縞ウールの下はタートルネックセーター、黒の角帯に帆布の袴です。
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2007年3月6日(火)  No.1325

自然の脅威を身をもって知る
 昨夜から南風が強くなり、明け方には台風並みの強風が吹き荒れました。 外に出ると、看板は倒れ、様々なものが舞っています。 低学年は歩くのもままならないので、子どもたちに付き添い登校することにしました。
 だんだん雨風が強くなり、傘をさすどころか、雨合羽でもずぶぬれです。 前を向いて歩けないので後ろ向きに歩く子や、巻いた風にあおられて車道に出てしまう子もいます。 そんな脇をスピードを上げて走り抜ける車があります。 風が強い日はどんなことが起こりえるか、考えていません。想像力がないのでしょうか? 怒りを通り越して、大人社会を悲観さえしました。
 9時10分に富山県西部南(つまり南砺地方)に暴風警報が発令されました。 昼頃には弱まるだろうと、高を括っていたのですがいっこうに止む気配がありません(14時40分にようやく解除)。 緊急マニュアルに添って小学校は集団下校します。
 緊急サポートボランティアに電話をかけ、10名前後の方に歩いて付き添っていただきました。 僕は大鋸屋方面へ同行します。 出発当初、雨は上がっていたのですが、再び風雨が強まり、一時歩けないほどに…。 集団下校班のリーダー(高学年)は状況判断し、暫時休憩や班のまとまりを確認しています。 とても頼もしく思いました。 小さな子はベソでもかいてるかな?と心配でしたが、気丈に頑張っています。 むしろ楽しそう…。
 車で送り迎えせず、子どもたちに歩かせて自然の体験をさせるのは、将来を考えるととても大切なことです。 つかず離れず大人が引率することで、子どもたちに連帯感と自律性が育ちます。 いい経験ができたと思いました。
 城端神明宮の杉の大木が、強風で根こそぎ倒れました。 写真でおわかりのように本当に根が浅いんですね。 杉をいくら植林しても、保水力がないのがよくわかります。
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2007年3月5日(月)  No.1324

版画の祝儀袋
 春の妖気…もとい陽気です、最高気温が16℃を超えました。 啓蟄前ですが、すでにカエルの目撃情報が寄せられています。 今年の城端しだれ桜まつりは4月7日〜15日に決定していますが、桜が最後まで保つかチョット心配になってきました。 (ま、大丈夫でしょ)
 きれいな祝儀袋が入荷しました。季節や用途にあわせて使い分けされるといいのでは?と思ってます。 合格、進学、就職などのお祝いにお使いになりませんか? ちょっとした心遣いで、祝う気持ちが先様にさらに伝わりますよ。
 きょうは単衣の厚手木綿に茶のだまし半衿、辛子の角帯に茶の綿袴、茶の足袋です。
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2007年3月4日(日)  No.1323

裂き織り展
 城端にぎわい館じゃんとこいまちづくりグループ繭の会による「裂織り展」が始まっています(3/31まで)。
 自分たちで作った「おっちゃん機」(左写真)を用いて織った裂織りの布地と、それを使ったバッグやベスト、コートなど…、色も柄も多様な作品が揃いました。 染色にもこだわった草木染めのコートもあるんですよ。
 今回、バッグや布地の一部を安価に販売しています。 この世に二つとない裂き織り製品はいかがでしょうか?
 きょうはグレーの木綿袷に焦げ茶の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、紺の足袋です。
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2007年3月3日(土)  No.1322

美しき日本の面影
 さだまさし「美しき日本の面影」コンサートに行きました。 歌手のコンサートは数年ぶりです。 3年前に綾戸智絵さんと岡本知高さんのコンサートに行って以来…。 その二人にしてもフツーの歌手ではないので、そのさらに前は…、うーん忌野清志郎か(笑)
 この種のコンサートは初めてなので、どんな客層なの皆目検討がつきません。 会場(石川厚生年金会館)は満員、(自分を含めて)オジさんオバさんばっかり(僕は若い部類)、いい感じです。 スーツ姿の男性比率が高かったのは意外でした。
 CDも持ってないし、さださんの曲はそんなに知らないのですが、ハッキリとした意思を感じるいい歌ですね。 メッセージは信念が無いと届かないものですが、さださんの曲には必然性があります。 すばらしかった。
 3時間にも及ぶ長いコンサート(半分以上はトークです)で、初めて知った事実が2つ。 笑福亭鶴瓶師匠が「あのねのね」の結成当時のメンバーだったこと。 「目が点になる」の語源は、さださんの先輩が「花の応援団」を見て使い始め、全国に広がったこと。 う〜ん、世の中は狭いし面白い。
 ところで、右のビラは誰だかわかりますか? 佐田さんの後ろで「踊るマリンバ奏者」(と僕が勝手に名付けた)宅間久善さんです。 すっごく目立ってました。 「頑張ってるオジさんってカッコいい!」と思ったのは僕だけじゃないハズ。 いいなぁ。
 きょうは結城の手紡ぎ糸を使った縞紬に茶の半衿、裂織りの角帯に黒に近い絹袴です。 千人を超える会場で、きもの姿の女性を一人見つけました。
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2007年3月2日(金)  No.1321

城端小学校 特別教室棟 入校式
 いよいよ城端小学校の特別教室棟が完成しました。 今日と明日は見学会がありますが、それに先駆けて入校式があり、来賓(PTA会長)として参列し、体育館で子どもたちに以下のようなお祝いを述べました
ーーーーーーここからーーーーーーーーー
 昨日のつごもり大市に来てくれたみんなありがとう。 来られなかったみんなは残念だったけど、来年はぜひ来てください。
 みんなのお陰で「つごもり大市」がとても元気になりました。 オジさんも、オバさんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも、沢山の人がみんなの元気をもらいました。
 みんなが楽しそうに頑張ってる姿は、大人をとってもとっても元気にします。 そして元気をもらった大人は、みんなのことを家族のように「大事にしたい」「守ってあげたい」と思うようになります。
 ついに新校舎が完成しました。 みなさんは新しい教室が使えるのが楽しみでしょう。 でもみなさんだけでなく城端の人みんなが小学校の完成を嬉しく思ってるんです。 なぜなら、この学校から発信される「元気」が城端の地域を明るくすることを知っているからです。
 自信を持って言います、「城端小学校は城端の中心点、一番大事な場所」です。 僕は新しいこの学校を誇らしく思います。 みなさんも、今まで以上に学校を好きになってください。 学校を探検して自分のお気に入りの場所を「発見」してください。
 これからは地域のいろんな方がこの学校を利用します。 「ひだまりくらぶ」もそうですし、他の人たちも学校に来る機会が増えることでしょう。 その時に、その人たちとちゃんと挨拶をして、仲良くなってください。
 城端の人みんなが「この学校とみなさんのことを大切」に思ってます、 学校の中でも外でも、そのことを忘れないでいて欲しいです。 これが僕からのお願いです。
ーーーーーーここまでーーーーーーーーー
 式典の後、一緒に学校を見学します。 何度も入ってますが、子どもたちの喜ぶ顔、驚く顔が見たかったのです。 子どもたちはとっても嬉しそうで、ステージに上って唄いだしました(右写真)。 これだから学校は楽しいです。僕は沢山の「元気」をもらいました。
 学校見学会は明日もあります。 3月2日(金)9:00〜12:00ならどなたでもどうぞ(内履き持参でおねがいします)。 
 式典は正装、黒紋付羽織に黄土色の角帯、仙臺平の袴です。 帰って、茶縞のウールに薄茶の半衿、角帯無しにロング前掛けの軽装に。 
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2007年3月1日(木)  No.1320

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