「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2007年1月

冬眠しないカメ
 我が家のペットはカメの亀五郎と亀太です。 冬は寒さで活動を停止するのですが、今年は暖冬でガサゴソ動いてます。 今日も午後の日差しを浴びて元気になりました。 これだけ良い天気が続くと有難さを通り越して、ちょっと怖くなります。
 きょうは青縞ウールに薄グレーの半衿、黒の角帯に灰黒の袴です。
 2月28日のつごもり大市の内容がほぼ決まりました。 例年通りの内容ですが、お客様の期待を裏切らぬよう頑張ります。 昨年の様子も(ようやく)アップしたのでご覧ください。
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2007年1月31日(水)  No.1290

小路織りなす 着物の町 城端
 北日本新聞読者欄に「小さな旅を見て、城端を歩きたくなった」と嬉しい投書がありました。 事実放映終了後から冬場にしては珍しくたくさんの方々が町を散策なさってます。 テレビの影響は凄いですね。
 番組サブタイトルは「小路織りなす着物の町 城端」でした。 旧城端町のまちづくりテーマ「幸せの交流舞台・城端」もなかなかでしたが、このコピーもいいでしょう?
 市街地をぶらぶら歩くのも楽しいのですが、場所がちょっとわかりにくいので、地元のガイドを頼まれてはいかがでしょうか? 写真は観光ガイドグループ「機の声じょうはな代表の長田久美さんです。 普段は絹羽織をはおってのガイドですが、時々きもの姿(今日は藍大島)で町を案内してくださいます。 低料金ですがプロの話術で城端を堪能させてくださいますよ。
 きょうは縞の伊勢木綿に黒のタートルネック、ギャルソンエプロンに黒足袋、刺し子の胴着です。
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2007年1月30日(火)  No.1289

京縫と仏手柑
 月末まで開催中の「緻密な染織展」には刺繍作品もたくさんあります。 写真の「壽」の文字は総て刺繍です。 京縫の作品展を開催したとき、職人さんとお客様に刺繍をしていただきました。 当然ですがプロと素人の差は歴然としています。 僕が刺したところが特にヒドいなぁ…。 畳にのぼってお近くでご覧ください。
 中村一成さんのご親族がお花を活けてくださいました。 左下にあるのは仏手柑、とても良い香りがします。 仏手柑は別院の宝物;郷倉千靭襖絵にも描かれているんですよ。 これもお近くで匂いをどうぞ。
 今日は定休日。 一日家にこもって帳面をしています。 ふぅぅ〜苦手。
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2007年1月29日(月)  No.1288

外で遊ぶ子どもたち
 珍しく家族全員が揃っている日曜日の午後、子どもたちの友人とお客様のお孫さんがいっときに集まりました(未満児から小5)。 歩道やつづらこみちで一輪車や竹馬に乗ったり、フラフープを回したりして元気に遊んでいます。 写真は一輪車の空気を入れているところ。 1月の城端で一輪車…例年なら考えられないことです。
 最近、長男から「これ読まん?」と本を渡されることがあります(逆転現象だ)。 今日はさくらももこさんの「さくらえび」。 例によって抱腹絶倒のエッセイで、中でも「息子いましめビデオ」には大笑いしました。
 笑っていると次男も気になるのか、「読ませて〜」と寄ってくるのですが、兄は「漢字ばっかりやからダメ」と見せません。 ん?と思ったんですが、サンタクロースの秘密が暴かれていたので、弟の夢を壊しちゃいけないと考えた兄の思いやりなのでしょう。 いいぞ〜お兄ちゃん!
 きょうは厚手木綿にスタンドカラーシャツ、辛子の角帯に焦げ茶の袴です。
2007年1月28日(日)  No.1287

サラブレッドに会いたい
 城端にサラブレッドを飼っている方がいます、立派な厩舎(兼住宅)を新築し、広い馬場を整備なさってます。 以前から気になっていたので、天気の良い日にお邪魔しました。
 馬は臆病な動物だと聞いていたので、離れたところに車を停め、歩いて近づきます。 オーナーに伺うと「1mくらいまでは大丈夫」なんだそうです。 ちょっと安心しましたが、風体が怪しい(和装)ので、念のため5m位離れて柵越しに写真をパチリ(クリックすると拡大)。
 引退した競走馬(白毛と栗毛)が二頭いて、それぞれ20才と10才です。 しばらく眺めていたら、向こうの方から近づいてきました。 子どもを連れて行くことをお許しいただいたので、またお邪魔したいと思っています。
 きょうは木綿の袷に焦げ茶の半衿、黒の角帯に帆布の袴です。 
      (ブルーの文字をクリックすると馬が歩き出します)
2007年1月27日(土)  No.1286

もう一度会いたい
 小杉健治さんの新作「もう一度会いたい」が発刊されました。さっそく購入し閉店後に読み始めます。
 最初は純文学かとさえ思える内容でしたが(それはそれで嬉しいのですが…)、途中から動きが出てテンポ良くグイグイ引き込まれ、就寝までに一気に読み終えました。
 「引きこもり」と「アルツハイマー」、現代の老いと若きの二つの問題を上手く繋げています。 さらに社会との「絆」もテーマで、切れそうな細い糸を辿って話は展開し、温かく包み込む大きな輪になっていきます。 (余談ですが、引きこもりに関しては僕にもできることがあると気づきました)
 城端が何度も何度も出てきます。 作者が実際に町を歩いてるので、(曳山会館の向かい側のじょうはな織館とか、デンデラ前の坂を下りたノコギリ屋根の工場とか)描写にリアリティがあります。坡場から見渡す絶景も…。
 また曳山祭にかける山町の意気込みを、静謐な文章で描写してくださいました。 そうなんです、城端曳山祭は、燃えたぎる情熱の祭じゃなく、男衆の芸に対する秘めたる思いの祭なんです。
 小説の内容にはあえて触れませんが、同作者の「曳かれ者」とも少し繋がっていたのが嬉しいです。 また登場人物の名前が実在の城端人をアレンジしてあるので、「誰?」と推理してみるのも楽しいカモ。
 とにかく城端人の必読書です。友人や知人、遠くの親戚にも宣伝し、ベストセラーになったらNHKにドラマ化してもらいましょう。 いや、それよりも映画化? めざせ!愛ルケ(笑)
 きょうは青縞ウールに地紋のある半衿、黒の角帯に灰黒の袴、グレーの足袋に右近下駄です。
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2007年1月26日(金)  No.1285

緻密な染織展
 「一寸の木彫り展」と同時開催で「緻密な染織展」を開催しています(31日まで)。 細かい手仕事の技(刺繍、織物、刺し子、東京友禅、江戸小紋、大島etc.)を間近でご覧いただこうと企画しました。 
 写真中央は加賀染めの型紙、ため息がでるほど緻密な仕事です。 坂口幸市さんがお使いになっているものです。
 きょうは茶縞ウールにスタンドカラーシャツ、黒の角帯に帆布の袴。
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2007年1月25日(木)  No.1284

スキー遠足の準備
 小学校のスキー遠足が近づき、3年生は明後日にイオックスアローザへ向かいます。 下のゲレンデは雪が少ないので上部ゲレンデで滑り、昼食時にはゴンドラに乗って下ってくるそうです。 大変だなぁ…。
 子どもの休日に親の時間が取れず、結局今年も事前練習ができませんでした。 ちょっとかわいそうだけど、しょうがない…。
 僕が低学年の時は長靴スキーでした(時代を感じます)。 高学年でスキー靴になり、プルークボーゲンで降りて来れれば合格レベル、今とはかなり違います。 それでもスキーが好きだったので、中高生で(大人になってからも)独習し、まずまず滑れるようになったのでアセる必要はないと思うのですが…。
 きょうは厚手木綿に焦げ茶の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、白茶のタビにダカ織りのストール
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2007年1月24日(水)  No.1283

交差する飛行機雲
 雪が全然降りません、昨年のことを思うと信じられないくらいです。 きょうも気温は低いけど、日差しは雪融け間近の初春のようです。
 夕方、医王山に沈む夕日、交差する飛行機雲がとても美しかったので写真を撮りました(クリックすると拡大)。 こんな素敵な景色を見られるなんて! いいところに住んでるんだなぁ…としみじみ思います。
 一寸の木彫り展が始まりました。 精緻な作品に、驚愕の声が上がっています。 同時開催の緻密な染織展も喜んでいただいています。
 きょうは伊勢木綿に黒のタートルネック、黒の角帯に灰黒の袴、黒地のタビックスです。
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2007年1月23日(火)  No.1282

一寸の木彫り展
 明日から始まる「一寸の木彫り展」の準備をしています。 十二支を中心に数多くの作品が揃いました。 あまりの精密さに触れるのが怖いくらい…。 右写真の猿など感動ものです(クリックすると拡大)。
 瀬尾 新さんの器を台に使っています、朱色に小さな作品が映えますね。
 月末までの作品展です。 お早めにお越しください。
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2007年1月22日(月)  No.1281

くみちゃんの世界
 「水彩画 くみちゃんの世界」が始まっています(25日まで)。 城端在住の藤田久美子さんは独特なタッチの人物像をほのぼのと描きます。 絵には藤田さんの思い出が沢山詰まっていて、見る人の心を温めます。 写真の左にちらっと写っている、赤い靴の四連作がとても気に入りました。 小さなくみちゃんの実話で、このまま絵本になりそうです。
 会場の工藝かわいさんは、城端別院に向かって左、Y字路を右に曲がった一方通行の道にあります。 車を別院付近に停め、小路の散策がてら歩いてお越しください。 見つけたら「あっ」と声が上がるくらい素敵なお店です。

 今朝8時「小さな旅」のローカル枠再放送があり、放送終了直後から「見たよ〜」と電話が鳴り続けました。 この時節にも関わらず、観光でお越しになる方で町がざわついています。 やはりテレビの影響でしょうか、ありがたいですね。
 皆さん口々に城端を褒めてくださいます。 ネット上では「町に和服が溶け込んでいる感じに見えた」と書いていただきました。 テレビを見ずにふらりとお越しになった方も「お寺を中心にした町の雰囲気がとてもいい。きもの姿が似つくでしょうね」…と。 本当に嬉しいです。 エッセイストの内藤洋子さんが「城端は空想の町」と書いてくださったことを思い出します。
 明日(1/22 a.m.11:05〜)最後の放送があります。 中部地方(むろん富山も含みます)にお住まいの方で未見の方がおられたら、是非ご覧ください。
 きょうは馬下助左ヱ門の紬に黒のタートル、黒の角帯に御召し袴、よきもの倶楽部の足袋です。
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2007年1月21日(日)  No.1280

刺し子の胴着
 「小さな旅」をご覧になった関東にお住まいの城端ゆかりのご年配の女性が、刺し子の胴着を贈ってくださいました。 「若いのに年中着物でえらいねぇ」だそうです、…恐縮です。 さっそく羽織ってみました、如何でしょう?
 十字絣の古い藍木綿に、太糸と細糸で千鳥や兎、小舟に水鳥などが緻密にかつ大胆に刺されています。 裏地は貴重な細かい絣の古木綿(写真をクリックすると拡大します)。
 薄くて軽いのですが、着用すると背中にカイロを入れた時のようにホカホカ暖かい。 お気持ちが嬉しくて、心まで暖かくなりました。
 きものはグレーの木綿袷に焦げ茶の半衿、裂織りした黒の角帯に灰黒の袴、紺のタビに右近下駄、さらにグレーのストールです。
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2007年1月20日(土)  No.1279

窓辺のキティ
 通学路の途中に石材店があって、いろんな石像が子どもたちを喜ばせています。 左写真はリボン犬、つぶらな瞳がかわいいです。
 窓からじっと(?)見つめるハローキティもいます。 いったい何を見てるんでしょうか?
 それにしてもよくできてます、素晴らしい技術ですね。
 きょうは茶縞ウールにスタンドカラーシャツ、黒の角帯に帆布の袴、襟元にストールです。
2007年1月19日(金)  No.1278

ミニチュア木彫展開催します
 23日からギャラリー蔵布都 藍で久しぶりの作品展を開催します。 「一寸の木彫り展」 〜日進月歩 流されず 逆らわず 老春を楽しむ〜 と題した、ミニチュア木彫の作品展です。 ヒノキの一刀彫で小さいものはナント1センチ! 一寸(いっすん)よりさらに小さい…。 小さすぎて、1体を彫り上げるのに丸二日はかかるそうです。
 作者は高岡市在住の中村一成さん。 金工の先生でしたが、定年後ほぼ独学で木彫りを習得し、今回が初の個展となります。
 十二支、カエルの相撲、バイオリンソナタ(写真をクリックすると拡大します)など、ミニマムサイズの息を呑む小宇宙を御堪能ください。
 同時に「緻密な染織展」も開催します。 職人の技が発揮された手仕事の数々をご覧ください。
 きょうはグレー木綿の袷に黒半衿、黒の裂織りの角帯に灰黒の木綿袴、銀鼠のストールです。
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2007年1月18日(木)  No.1277

まわり将棋のルール
 我が家では今なぜか、まわり将棋ブーム。 子どもと一緒に楽しんでいます。
 ご存知でしょうが、金の駒を四枚振り、出た数だけ進みます(下から時計回りに、1、5、10、100)。 全面裏なら20、裏面が出なかったらもう一度振れます。 盤から落ちたらションベンで−1、金駒が重なったらガシャで近くの隅までバック。
 歩からスタートし周回を重ねるごとに出世します。 コーナーに止まると次のコーナーまでジャンプ。 他の駒に乗ることもでき、1マス前後に止まるとおならプーで互いに1マス離れます。 対面で同位置に止まったら戦争。 …と、けっこう細かいローカルルールです。
 まだなにか特別な決めごとがあった気がするのですが思い出せません。 ご存知の方がおられましたら、お教えください。
 きょうは青縞ウールにタートルネック、黒の角帯に灰黒の袴、黒繻子タビ。
 3学期のひだまりくらぶがスタートしました。 子どもたちと遊ぶのは楽しいです。
2007年1月17日(水)  No.1276

城端小学校北棟公開!第二弾
 PTA室の掲示板と予定ボードの位置決めをするために、工事中の新校舎へ足を踏み入れました。 昨年11月の見学会時点ではコンクリートむき出し状態だったのが、床を張り壁を塗ってあったので見違えました。 工事の進捗状況にビックリします。
 2階の空中回廊(左写真)を通り抜けると、特別教室棟です。 この学校が外観だけでなく内部も回廊を意識した設計になってることにようやく気づきました。
 右写真は多目的ホール(クリックすると拡大します)、広く明るいホールです。 ピアノを据え付ける予定で、大人100人程度のミニコンサートも可能になります。
 きょうは白茶の厚手木綿に茶の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、白茶に染めた足袋です。
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2007年1月16日(火)  No.1275

子ども応援便り
子どもたちの豊かな育ちと学びを支援する教育関係団体連絡会」という長い名前の団体があります。 (社)PTA全国協議会を中心に組織された23団体の連絡会で、代表は日P梅田昭博会長です。
 この連絡会が発行する子ども応援便り2006冬号とTV放映版DVD「ユメスタ」が届きました。 表紙は松井秀喜選手、裏表紙は三浦雄一郎さん、見開きは瀬川晶司棋士。 ともに少年時代のことや「夢」を語っています。 さらに教職員アンケート、読者の声なども掲載し「現場」の切実な肉声が伝わります。
「事件は現場で起きている」と言ったのは青島刑事ですが、教育も現場でおこなわれているんです。 決して文科省の室内や教育再生会議の机上ではありません。
「PTAは学校を責める圧力団体だ」と未だに思ってる人もいるようですが、実際は違います。 教師と親が一緒になって、子どもを取り巻く環境を良くするために汗を流し知恵を絞る団体だと僕は考えています。
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2007年1月15日(月)  No.1274

左義長
 朝から左義長の準備で、竹を切り出してきました。 地区児童会長なので実は責任者の一人ですが、あまり役に立ってません。 組織だったシステムじゃなくてもちゃんと段取りができるのは凄いです。 
 今年は西上が当番なので、神明宮へ男子が御神火を頂戴しに伺います。 子どもが少ないので、次男も同伴することになりました。 神秘的な火の儀式を目の当たりにして、良い経験をさせていただいたと思います。
 また次男は点火の後「○○くんの習字が、こ〜んなに高く上がったよ」と興奮して話してくれました。
 こうした地域の行事に子どもが参加することが非常に大切だと考えています。 伝統の継承や郷土を愛する心は、地域の力が無くては伝えることはできません。 といっても、強制ボランティアでは逆効果なんですけど…。

 「小さな旅を見ました」と、遠く上越と福井から二組のご夫婦がお見えになりました。 城端を好きになっていただいたようでとても嬉しいです。 『曳山祭にも是非お越しください』とご案内しました。
 城端の小路は複雑に入り組んでいます。 時間に余裕があればご自分で歩き回るのも楽しいですが、ポイントを押さえたガイドは「機の声じょうはな」の皆さんが得意です。 とても安価ですので、気軽にお問い合わせください。
 きょうは茶縞ウールに茶の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、茶色に染めたネル足袋です。
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2007年1月14日(日)  No.1273

城端のンまいもん! その8
 城端の隠れた名物を紹介するこのコーナー、更新をサボってなんと半年ぶりの紹介です。 今回は松島松鶴堂さんの「レモンケーキ」をご紹介します。 かや焼きも有名ですが、レモンケーキの懐かしさも捨てがたい…。
 ふっくらしっとり焼いたケーキ地にレモン入りのクリーム。今じゃ珍しいのではないでしょうか。 昭和の良き香りがします。 「これ、これよ!これが食べたかったの!」と金沢の女性が感激した一品です。
 きょうは縞の木綿にタートルネックセーター、ギャルソンエプロンの軽装。
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2007年1月13日(土)  No.1272

城端の新たな魅力満載「小さな旅」
 きょうはNHK「小さな旅」BS-hiの先行放送日。 膨大な映像を撮っていかれたので、どう編集し、どのような番組になったか楽しみです。
 25分間という枠内で城端市街地の魅力が美しく映し出されています。 城端の歴史にまで踏み込んだ、密度の濃い番組になりました。 あらためて見ると城端って良いところなんだなぁ…と再発見。
 唯一つ残念なのは僕が着崩れていたこと。だらしないなぁ…。反省 orz_
 登場人物は子どもを含めてなんと28名! 「小路」と「きもの」だけではなく、魅力的なまちの人々にも気づいていただけると思います。 ぜひご覧ください(写真をクリックすると拡大)。
 今後、1月中に数回の放映があります。(同じ内容です)
【放送予定】すべて午前中の放映です。
NHK総合(関東甲信越・静岡) 14日(日) 8:00〜8:25
BSハイビジョン(TSTなら59ch) 18日(木) 7:00〜7:25
NHK総合(全国放送) 20日(土) 4:30〜4:55
NHK総合(富山のみ) 21日(日) 8:00〜8:25
NHK総合(中部地方) 22日(月) 11:05〜11:30
 きょうはグレー木綿の袷に黒の半衿、黒の角帯に灰黒の袴にタビックス。
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2007年1月12日(金)  No.1271

裂織りのハーフコート その2
 母が時間をかけて織り上げた裂織りのコートが仕立て上がりました。 切り返しを多用した、なかなか大胆なデザインです。
 素材はもちろん絹、草木で先染めました。 色写りが悪いのですが、右からセイタカアワダチソウ、タマネギ、クリです。 時々本人が着て出歩いてますので、現物を見てやってください。 一作目より良い出来だと思います。
 きょうは笹倉玄照堂の作務衣上着にタートルネック、黒の角帯に灰黒の袴。 これだけでは足が見えるので、ロング前掛け着用。
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2007年1月11日(木)  No.1270

土人形展
 城端にぎわい館じゃんとこいで素朴な土人形展が始まりました(1/31まで)。 天神様、まねき猫、鍾馗、高砂、軍人、角力など、時代を反映した土人形が三十数点。 これだけ揃うと見ごたえがあります。 お近くへお越しの際は是非お立ち寄りください。
 雪が降りません、きょうも雨です。 結城の細番手を使ったベージュの縞紬に薄茶の半衿、裂織りの角帯に黒に近い御召袴、よきもの倶楽部の足袋、グレーのストールにトンビコート
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2007年1月10日(水)  No.1269

地域の活気は学校から
 1月8日北日本新聞朝刊「談論自由席」に縁あって寄稿しました。 もうじき2年になるPTA活動の中間報告のつもりです。 ご意見等をいただければ幸いです。
ーーーーーここからーーーーーーー
 「カラン、カラ〜ン」。クマよけ鈴の音が聞こえてくると、「子どもたちの下校時間やわ」と家の前に出るおばあちゃん。南砺市城端地域ではジャンパー姿の見守り隊ではなく、「星のかがやき」と称した活動を全戸にお願いしています。
 犬の散歩、買い物、花の水やりなどを登下校の時間に合わせていただき、地域みんなで子どもを見守ろうという活動です。
 まちで子どもに出会っても、顔なじみでないと声を掛けにくいということを踏まえて、「まず大人が学校に足を運び、子どもたちと顔見知りになろう」と昨年四月、「城端ひだまりくらぶ」が発足しました。メンバーは、城端小学校の児童の父母や祖父母、地域の有志ら三十人です。
 毎週水曜と金曜の中休みと昼休みに、メンバーが学校を訪れ、子どもたちと自由に昔の遊びをしています。
 「あ、○○のおじさんだ」。顔見知りが増えれば、子どもたちは安心して戸外で遊べます。不審者から子どもを守れるのは防犯機器ではなく、人間です。さらに地域の力をお借りすれば、子育てや教育もサポートしていただくことが可能です。
 今春、城端小の新校舎が完成すれば、ひだまりくらぶの活動は本格的になります。また、学校開放を視野に入れ、ひだまりくらぶ以外にも学校を拠点に活動してくださるグループを探しています。子や孫が学校に通ってなくてもいいのです。生き生きと生涯学習をしている地域の大人の姿に子どもが触れることで、「生きることの素晴らしさ」に気付いてくれると思います。
 学校がにぎやかで元気になればなるほど地域に活気が出ます。学校を拠点としたまちづくりを一緒に始めませんか?
ーーーーーここまでーーーーーーー
 今日から3学期。 久しぶりに登校したら、囲いが外されてました(左写真)。 期待の多目的ホールも姿を現します(右写真)。
 きょうは水色の紬にグレーの半衿、辛子の角帯に薄緑の袴です。
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2007年1月9日(火)  No.1268

家族でコンサート
 冬休み最後の日、店も休みなので家族でラポールニューイヤーコンサート2007に出かけました。 お正月らしく、箏・チェロ・アリアにオーケストラの共演という盛り沢山の内容です。
 箏は地元の真琴会、11月 木住野佳子さんとのコラボで光っていた黒川真理さんの門下生です。 総勢20名近くの方が、きもので演奏する姿は圧巻でした。 しかしこの時点で子どもたちを睡魔が襲います。 遠藤真理さんのチェロ独奏までにはフラフラになってました。
 第二部はヨハン=シュトラウス2世のワルツ&オペレッタ&ポルカ。 ジョアナ=ゲドミンタイテさん(ソプラノ)の気合いの入ったアリアはなかなかでした。 アンコールもシュトラウス尽くし。 最後はウィーンフィルのニューイヤーコンサートばりにラデツキー行進曲で盛大に幕を閉じました。 オーケストラ・アンサンブル金沢のサービス精神に感謝です。
 で結局、下の子は最後まで寝たままでした。心地良かったので(ということにしておきま)しょう。
 きょうは青いウールにタートルネックセーター、黒の角帯に灰黒の袴です。
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2007年1月8日(月)  No.1267

成人式の朝
 今日は南砺市の成人式、じょうはな座で記念式典があります。 朝10時開始ですが、晴れ着姿の娘さんたちの朝はとても早く、ヘア&メイク→着付→写真撮影とフルにこなして朝5時頃から…という方もいます。 人気のある美容室に集中するため混み合い、どうしても時間がかかるらしいのです。
 振袖着付けのできる呉服店も成人式の朝は早いです。 当店の振袖は何度でも無料にて着付けさせていただいております。 生涯の記念になる式典に自信を持って出席していただきたいと、きちんと着付けすることはもちろん、ヘアやメイクの手直しもいたしました。
 近年は落ち着いて成人式を迎える為に写真を前撮りなさる方が多いです、そんな場合でも喜んでお手伝い致します。 一度でも多く袖を通すことで、振袖を身につけた時の所作が美しくなりますし…。
 一輪のバラを水に浮かべてみました。 長持ちするし、結構いいかんじでしょ。
 きょうは厚手木綿にタートルネックセーター、黒の角帯に帆布の袴です。
2007年1月7日(日)  No.1266

三流の都会より超一流の田舎でありたい
 季刊 彩都 という雑誌があります。 北陸の観光文化情報誌と銘打ち、高品質な写真と丁寧な取材で北陸の魅力を全国発信していました。 「ました」というのは、残念ながら今号(14号)をもって廃刊になり姉妹紙「學都」と統合されるからです。
 最終号の特集は南砺の「土徳」です。 31頁にもわたって、「民藝」「真宗」「土徳」「歴史と風土」「散居村」「暮らしと宗教」「柳 宗悦と棟方志功」について書かれています。 ご一読いただければ、通常の観光マップ等では知り得ない南砺の魅力をご理解いただけるのではないかと思います。
 グラビアがまた格別に美しい、カメラマン(五島道弘氏、水野直樹氏)の技量に驚きました。 これで800円(税込)は安いなぁ…。
 きょうは小豆色のひげの紬に薄茶の半衿、辛子の角帯に御召袴です。
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2007年1月6日(土)  No.1265

デジカメ修理
 そろそろ5年経つデジカメ(ディマージュX)ですが、まだまだ現役です。 毎日持ち歩いてるので、“くたびれた” 箇所もありますが、使用に支障はありません。
 しかし、またもやネジが欠落してしまいました。 いつの間かメーカー(ミノルタ)が合併して消えてしまいサポートがどうなるか不安だったのですが、なぜかソニーの関連会社がサポート業務を請け負うことになってます…。
 恐る恐る電話したら、丁寧に応対され、ネジ2本の修理でも取りに来てくれました。 1週間後、微調整込みできちんと直って修理代はゼロ! ありがたいけど、いいのかなぁ…。 でもお陰で愛着のあるデジカメを手放さずにすみました。
 きょうは茶黒縞ウールの下にスタンドカラーシャツ、黒の角帯に帆布の袴、茶色に染めたネル足袋の金田一スタイルです。
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2007年1月5日(金)  No.1264

さわし柿
 しぶ柿を甘く変える方法はいくつかあります。 代表的なのは城端&福光特産の干し柿ですが、アルコールで渋を抜く方法(さわす)もあるようです。 母がさわし柿に初挑戦しました。
 アオタンと呼ばれる渋柿を逆さにし、ヘタを焼酎につけ瓶詰めし、コタツの中に数晩置いておきます。 これだけで渋みが抜けるんです。 食べごろを見計らって、試食しました。 ヌルヌル感が全くなくサクッとした食感、だけど甘い、新鮮な美味しさです。 ちょっと浸かりすぎた柿もあって、ほろ酔いしそうでしたが…。
 もうひとつ、塩水にドブンと浸けて醂す(さわす)方法も試してみました。 こちらは1週間以上かかります。 口の中に放り込むとほのかな甘さと、後からジワ〜っと渋みが…。 まだ渋が抜けてませんでした。ペッペっ。
 きょうはグレーの木綿袷に黒の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、黒繻子の足袋です。
2007年1月4日(木)  No.1263

初公開?抽選函の中
 お正月福引の当番日です。 初日ほどではないけれど、会場はとても賑わってます。 ここに立ってると、いろんな方と年始のご挨拶ができるのでとても助かります。 また帰省中の城端らしくない(?)おネエさんたちも見られて目の保養になります。
 右写真は福引きの抽選函(昨年の日記に写ってるピンクの大きな箱)の中身です。 小さな赤い封筒の中はハズレ無しのクジが入ってます。 お客様がひとつずつ楽しみながら開けるんです。 この中に「初夢賞」が入ってるハズ。 誰が引き当てるのでしょう?
 きょうはグレーに目立たない縞の入った紬に紺の半衿、灰ベースの角帯、グレーの足袋の着流し+商工会の水色のハッピ。
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2007年1月3日(水)  No.1262

我が家のおせち
 朝9時から城端は一斉に初売です。 足元が良いせいか、例年以上に和装のお客様がお見えになります。 ウチに限って言えば、3割くらいでしょうか。嬉しいことです。
 普段BGMはクラシックですが、お正月らしく東儀秀樹にしてみました。 でもちょっと厳粛すぎたかなぁ…。
 お越しになったお客様につじうらをひとつ選んでいただいています。 シュールな一言がたまりません。
 ほどほどに忙しい良い初売になりました。 みなさまありがとうございます。
 写真は我が家のおせち(クリックすると拡大)、今年は娘も手伝いました。 黄色い三角形は何かわかりますか? なんとダシ巻きタマゴです。 「自然とこうなった」そうですが、独創的…。
 きょうはブラウングレーに縞の紬に薄茶の半衿、茶色ベースの角帯をへたれ結びにした着流しです。
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2007年1月2日(火)  No.1261

「真(まこと)」と「鑑(かがみ)」
 恭賀新年 今年もよろしくおつきあいください。
 例年同様、妻と城端別院の修正会にお参りします。 星が見えていたので路面は凍結。とても寒かったけど、張りつめた空気の中、精神の高揚を感じます。 馬川頼徳さんの法話「佛智の不思議を疑惑して」は身につまされる良いお話でした。
「女を鑑として(初めて)男にな(れ)る」「子を鑑として(初めて)親にな(れ)る」…確かにその通りです。 親から子への「徳のバトンリレー」も絶やしてはならないと思いました。
 タイトルは「僕が今年大切にしたい言葉」です。 馬川さんのお話をお聞きしてる時に頭に浮かびました。 奇しくも繋げると鑑真和上に…。 ビックリ!

 昼過ぎまで弟家族と歓談した後、初詣へ。 足場が良いせいか高瀬神社はとても混んでいました。 待つことおよそ1時間、気温は低かったけれど、きもの姿(小豆色の紬の下はタートルネックセーター、裂織りの角帯をへたれ結びにして、ストールを巻き撫松庵のロングコート)のお陰でさほど寒さを感じません。
 が、子どもたちはマイッていた様子で、「な、ディズニーランドもこんなもんやぞ。だからヤメとこまいか」とウマい逃げ口上がみつかりました(笑)
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2007年1月1日(月)  No.1260

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