「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2006年8月

城端に新名所
 警察の坂を下りきったT字路、教念寺さんの向かいに巨大オブジェが突如出現しました。 造形作家岩城信嘉さんの作品で、題は和穆(わぼく)、和気あいあいの意味だそうです。 眺めるだけじゃなく、集う場所であって欲しいということでしょうか。
 近くの会社が地元貢献のひとつにと思いつかれました。 これから芝生が植わるそうで、まだ完成形ではありませんが、子どもたちはすでに遊んでいるようです。 大人の僕でも上に乗ったり下をくぐったりしてみたい衝動に駆られます。 車中からではなく、中に立ってご覧になってください。
 きょうはごく薄い縞木綿に生成りの半衿、へこ帯に綿袴です。
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2006年8月31日(木)  No.1134

きもので城端デート
 25日発売のTJとやま9月号「odekake」コーナーで城端が取り上げられ、当店も取材を受けました(クリックすると拡大)。 詳しくはこちらを読んでいただくことにして…、さっそく若い読者の方から「きもの一日レンタル」のお申し込みがありました。 「きもので城端デート」だそうで、僕も嬉しかったです。 町中がカジュアルきもの姿の女性で賑わう…と考えるだけでもワクワクします。
 まだ残暑が厳しいですが、もう少し涼しくなると城端はきもので歩くのに最適な町ですので、どうぞお気軽にお申し込みください(予約をお願いします)。 「機の声じょうはな」の観光ガイドもいかがでしょうか?
 そうそうケーブルテレビ富山の取材もありました。収録は終わってますので、近いうちに放送されると思います。 可能な方は御視聴ください。
 きょうは縞の麻に黒地の半衿、ギャルソンエプロンです。 ようやく最高気温が30℃を下回り、連続真夏日更新もストップしました。
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2006年8月30日(水)  No.1133

自然体験・科学体験
 家族旅行二日目。 朝風呂(三国温泉)をあびてスッキリしたところで、宿向かいの越前松島水族館へ。 こぢんまりした水族館ですが、内容は充実しています。 魚に実際に触れたり、エサをあげたり…、特にウミガメの餌やり(100円也)は楽しかった。
 午後は福井県児童科学館「エンゼルランド福井」へ。 サイトの出来があまり良くないのでいまいち不安でしたが、行ってビックリ! 素晴らしい施設です、高速料金払ってでも来る価値があります。
 展示物、体験ゾーンが充実していて、とても半日では回りきれません。 入場料;子ども無料;大人100円は安すぎです。 莫大な建設費と維持費がかかってることでしょう。 大丈夫か福井県??と余計な心配までするのでした。 右写真はムーンウォーカー、6分の1の重力を体験してるところです。 僕も乗りましたが、大人でも楽しめます。
 スペースシアター(別料金)では、直径23メートルの巨大ドームに投影される美しい福井の映像にフラフラになりました(前日のカリビアン・バレルで三半規管がおかしくなってます)。 しかし、いままで見たどのスクリーンよりインパクトがありました。
 屋外施設も面白く、子どもたちは閉園まで帰ろうとしません。 よし来年からは芝政やめて、ここにしよう、安いし。
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2006年8月29日(火)  No.1132

国定公園越前松島
 夏休みもいよいよラスト。 この夏、どこへも行けなかったので子どもたちを連れて、福井方面へ一泊旅行することにしました。 お目当ては芝政のプール…でしたが、好天にも関わらず寒い日で、早々に上がって、アトラクションへ。 ここで乗ったカリビアン・バレル(コーヒーカップ)が翌日尾を引くことになろうとは…。
 宿泊は越前海岸近くの「ペンション シャロット」というところ。貸し切りだったのでわがままを聞いてくださいました、ありがたい。
 夕食までの間、近くを散策します。 東尋坊は何度も来てますが、ここは初めてで、奇岩や伝説が興味をひきます。 日本もまだまだ広いですね。
 ただ、海岸がゴミで汚れていたのが残念…。 目立つのがペットボトル。 「マナーの問題」と一喝せず、エネルギー効率の非常に悪い(環境負荷大)PETリサイクル法よりも、生分解プラスチック利用を押し進めるべきでは??
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2006年8月28日(月)  No.1131

草刈りバーベキュー
 小学校PTA運営委員会で神明スキー場とグランドの草刈りをしました。 伸び放題になっていたのを、二学期が始まる前にすっきりさせたかったんです。
 …というのは表向きの理由で、「ひと仕事した後に、冷た〜いビール(麦茶)飲んで、バーベキューやろまいか!」というのが本音です。
 昨年は実現できなかったので、新旧運営委員会と先生に声をかけました。 無理な動員はしなかったんですが、予想以上に沢山の参加があり、スキー山は写真のようにキレイサッパリ。
 僕が草刈り機と格闘し(初体験)、滝のような汗を流してる間に別チームが城南パークでBBQの段取りを。 PTAですから子ども同伴大歓迎です。 これまた沢山の参加で、夏休み最後の日曜日をお腹いっぱい楽しみました。
 正規の(固い)運営委員会では出ない、いろ〜んな話がでました。 やはりこういう場が必要ですね。 親のPTA卒業旅行(謎)の発案があり、実行委員会を組織して(?)検討することに。
 帰って白地の文人絣にシケ引きのヘコ帯の浴衣姿に着替えます。
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2006年8月27日(日)  No.1130

じょうはな座定期公演
 じょうはな座では定期的にむぎや踊りもしくは庵唄を披露しています。 今日は西上町の当番日、東上町と合同でむぎやを踊ります。
 実は今回、妻が踊るので、子どもを連れて応援に駆けつけました。 5月から練習を始め、ようやく本番を迎えました。 暑ぅ〜い8月の午後にもかかわらず、会場にはたくさんの方がお越しになってます。
 妻の出番は自分のとき以上に緊張しましたが、失敗も無く無事踊りきったようです。 楽しそうに踊っていたのが良かったかな。
 最後はこきりこの手踊りで観客のみなさんと一緒に輪を作りました。 あっという間の一時間でしたが、楽しかった。
 きょうは生成りの揚柳木綿に生成りの半衿、辛子の角帯に薄柳の袴です。
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2006年8月26日(土)  No.1129

北野の祭
 今日の日記は二本立て。 夜は北野天満宮例大祭に出かけました。 下の子が太鼓デビューするんです。 一ヶ月前から練習開始、レベルの低さに当初はどうなることかと心配しましたが、優秀な指導のお陰でまぁなんとか太鼓らしくなりました。 ムービーをこちらにアップしています、よろしければご覧ください。
 参道には露天商が軒を連ねてます。 神殿に奉納されたお米が山積みになってるのも村祭らしくていいですね。 僕らは氏子ではない部外者でしたが、快く仲間に混ぜていただいた気がしました。 以前は盆踊り、さらに昔は農村歌舞伎なんかもあったようです。 見たかったなぁ…。
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2006年8月25日(金)  No.1128

日本民藝夏期学校
 いよいよ今日から日本民藝夏期学校が始まります。 福光の光徳寺で受付の手伝いをしてきました。
 公開講座「民藝とは何か」に夏期学校の参加者が約80名、有料にも関わらず一般聴講者が60名、本堂がいっぱいです。 水尾比呂志先生はビデオを用いて、誰でもわかるように話してくださいます。
 その後、光徳寺「無尽蔵」を見学。なんと水尾日本民藝協会会長の解説付きです(右写真)。 とても贅沢な時間を過ごせました。
 午後の開催ですが、心地よい風が吹き込んでまったく暑さを感じません。 境内にさりげなく並べられた民藝の品々、門から覗き見える黄金色の田んぼ、街並み、さらに山々、美しいものに囲まれて、一瞬時が止まったような錯覚を覚えました(左写真)。
 一緒に受付に座った女性は二月からとなみ詰所で働いている人だそうです。 若い方が民藝やお寺に関心を持ってくださるのはとても嬉しいことですね。
 公開講座はもう一講「美之法門」と題し、27日午前9時から善徳寺にて開講します。 広い本堂ですから、楽に入れますよ。
 きょうは麻の小千谷に生成りの半衿、絽の角帯に薄手木綿袴です。
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2006年8月25日(金)  No.1127

つづらこみちで宝さがし
 今日と明日は西の市、夏休み特別企画としてつづらこみちで宝探し(右写真をクリックすると拡大)をしています。 早朝、つづら小路のどこかに小さな紙をいっぱい隠しました。 見つけ易いところがほとんどですが、えっ!こんなトコに!という箇所もあります。 むろん子どもの手の届く範囲ですが。
 子どもたちは結構楽しんでるようです(左写真)。 以前、宝探しを店の中でやりましたが、子どもでごった返して商売になりませんでした。
 いつの日かQRコードを読み取れるケータイで城端の小路ウォークラリーをすると面白いでしょうね。 携帯電話を名探偵の虫眼鏡代わりに右往左往…。 企画するのがとっても楽しそうです。
 きょうは麻の浴衣にギャルソンエプロンです。
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2006年8月24日(木)  No.1126

散水用ハンドポンプを購入
 暑い日に打ち水をしてることは以前書きました。 しかしバケツで水を汲む時に流雪溝を開ける必要があります。 開けたままだと危険なので、他の方法を模索していました。
 電動ポンプで汲み上げることも考えましたが、電力を使っての散水は僕のエコ意識に反します。 なにか良いハンドポンプは無いものか? とネット徘徊していたら…あったんです。 雨水屋ノーマ(有)朝日工務店の【まさちゃんポンプ】。 ベタな商品名ですが、どうも社長の名前らしい…。 それだけ思い入れが強いということなのでしょう。
 さっそく購入して試してみました、小型の軽いポンプなのに面白いくらい遠くまで水を飛ばせます。 子どもも喜んで花の水やりをしてくれました。 …しめしめ(笑)
 このポンプを使って、もうひとつ実現したいアイディアがあります。 昨夏から計画していたのですが、ようやく日の目を見そうです。 うまく行ったら日記でご報告します。
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2006年8月23日(水)  No.1125

咲いたひまわり70,000本
 泉沢地内の田んぼ二枚に植えたヒマワリが咲きました、その数なんと7万本!
 ご存知のようにひまわりは同一方向を向くので壮観です。 今が見頃ですのでぜひ足をお運びください(写真をクリックすると拡大します)。泉沢団地の南側、坂井工務店さん前です。 今度の土曜日に「ひまわり開花まつり」が開催されるので、これも楽しそうですよ。
 そういえば、イオン高岡が建つ前、候補地にひまわりが植えられたことがありました。 この世のものとは思えない景観を目の当たりにした時、ここをヒマワリで埋め尽くそうとした地主さん達の心情がわかった気がして、涙がこぼれそうになったことを覚えています。
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2006年8月22日(火)  No.1124

南砺の民藝運動展
 大窪の大福寺にて「南砺の民藝運動展」が始まりました(9月3日まで)。 25日からの「日本民藝夏期学校」関連イベントです。
 普段は目にすることのできない個人蔵の美しい民藝品を百点、さりげなく陳列しています。 また会場となる不二門の二階に上がらせていただくいい機会でもありますので、是非どうぞ。
 公開講座2回ありますので、お気軽にご来場ください。
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2006年8月21日(月)  No.1123

魚つかみ大会
 子ども会育成会主催で魚つかみ大会を開催し、スタッフとして参加しました。 朝8時半に山田川の野田橋下に集結し、準備はわずか30分で終了。 子どもたちに案内した10時まで、橋の下でボーッとしてましたが、爽やかな川風が通り抜け心地よい時間を過ごせました。 ここ穴場ですね。
 一昨年の不漁にも懲りず、沢山の子どもが一攫千金(一網打尽?)を夢見てやってきます(写真をクリックすると拡大)。 その数およそ100人。
 今回は水量も少なく、水温が高いのでイワナはすぐに体力が尽き、子どもの餌食となってました。 多い子は数十尾、うちの子でも3尾捕まえることができたくらいですから、大漁でしょう。
 川遊びは禁止されてるので、川で子どもの歓声が響いたのは久しぶりではないでしょうか? 見物人も多く、みな楽しそうでした。
 残念な川の事故が絶えません。 禁止するだけではなく、川の楽しさと怖さを教えておきたいです。
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2006年8月20日(日)  No.1122

仏教講座
 夜、じょうはな座の和泉元彌狂言…ではなく、別院新講堂で仏教講座を受講しました。 講師は大谷大学学長木村宣彰先生城端上見の報土寺のご住職でもあります。
 大学のそれも学長の講義を受ける機会はまず無いので、とても良い経験を積めたと思ってます。 木村先生は「学生時代、鈴木大拙先生の講義を受けた。その時は理解できなかったが、自分の未熟さを知ることで勉強するようになった。今のわかり易い授業は如何なものか?」と苦言を呈され、「後に鈴木先生の本を読むと、文面ではなく肉声で会得できる」と生で聞くことの重要性を話されました。 参考までに木村先生の講義を一部録画してきました。こちらをご覧ください。
 講題「天親菩薩(でんじんぼさつ)  本願力(ほんがんりき)にあひぬれば」については、僕の理解度が怪しいので書きません。 頭はフル回転だったのですが…。
 余談の中でブータン王国の博物館長が「ある調査によると、日本人の8割が幸せではないそうだが、目的(国民総幸福度GNHを上げる)と手段(国民総生産をGNP上げる)を取り違えてるのではないか?」とおっしゃったということが印象に残ってます。 「ブータン人は自身と仏とを対峙させてるが、日本人はご近所との比較でしかない」 同じ仏教国である日本とブータンとの違いに、今更ながら本当の豊かさとは?と考えざるを得ません。
 最後に「信心とは心を入れ替えるのではなく、心が澄んでいくこと(チッタ・プラサーダ)」と教えていただきました。 そうだったんですね。 これを聞けただけでも足を運んだ甲斐がありました。
 きょうは辛子のコサシルクに生成りの半衿、緑の絽の角帯に青灰の麻袴です。
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2006年8月19日(土)  No.1121

臆病者の経営学
 以前講演していただいた箸匠せいわの木越和夫さんが本を出版なさいました。 帯書きがふるってます→【大企業の方、商売で大儲けしようと思っている方は読まないでください!参考になりません!】
 むろん内容の薄い本ではなく、木越さんのアイディアや経営理念が詰まっているとても「濃い」本です。 しかし爽やかな読後感があるのは経営書(?)ではありながら、文章の端々に木越さんの人柄が読み取れるからでしょうか。
 企業(商店)経営とは関係のない方でもご一読をお薦めします。 
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2006年8月18日(金)  No.1120

ロシアバレエをきもので見る
 娘と一緒にオーバードホールでシベリア・ステート・バレエ「眠れる森の美女」を見ました。 妻が行く予定で指折り数えて楽しみにしていたのですが、むぎや祭の準備で行けなくなり、僕が代役です。
 ロシアの地方都市には必ずと言っていいほど劇場があり、バレエやオペラが演じられてます。 人口90万人程度の工業都市クラスノヤルスクにあるこのバレエ団は日本初公演、「日露文化フォーラム2006in富山」の一環で招いたということです。
 無名のバレエ団ということで、客の入りが心配されたのですが、ぎっしり席が埋まっています。 チケット価格(S席8,000円)の手頃さと上手な販売方法が功を奏したのでしょうか。
 写真ではわからないでしょうが、バレリーナは若くて美人ぞろいです。 「極彩色の衣装とあいまって、盛大な学芸会を見てるようです」と、1幕を見終わってキツイことをアンケートに書いていたのですが、2幕は突如レベルアップしました。
 オーロラ姫役のアンナ・オーリさんは小柄だけど、手の動きが美しく、ひときわ輝いてました。踊るのが楽しくてたまらないという表情です。 他のダンサーも1幕とは違って指先まで神経が行き届いた踊りをしています。 ハーフタイムで監督の指示でもあったのでしょうか? 終わりよければすべて良し、満足のいく公演でした。
 きょうは縞の小千谷に黒地に灰の飛び柄の入った半衿、黒の角帯に薄手の綿袴です。 夏のきものをお召しの方が数人目につきました。嬉しいですね。
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2006年8月17日(木)  No.1119

「ムカつく」→「ニコつく」
 近年日本語が乱れてると言われます。 文法上の間違いや慣用句の誤用も気になりますが、僕はなによりキタない言葉遣いが嫌いです。 「てめぇ」とか「殺すぞ」etc. 子どもたちまでが「ムカつく」と言い放ちます。
 たしかに腹の立つこともあるでしょうが、「ムカつく」という言葉は周囲の皆を不愉快にします。 そこで我が家では「ムカつく」を「ニコつく」と言い換えさせることにしてます。
 声に出していってみてください『あ〜!ニコつく!』 …どんなにイライラしていても、この一言で口元が緩みますよ。
 お盆を過ぎたというのに暑いですね〜。 きょうはこの夏一番の暑さだったんじゃないでしょうか? ちょっと涼んでいただこうと思いドライアイスで遊んでる写真をアップします。
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2006年8月16日(水)  No.1118

暁天講座
 早起きして、城端別院の暁天講座に参加しました。
 15日は終戦記念日でもあるので「全戦没者追悼法要」が営まれます。 “全”と付いてることにお気づきでしょうか? 浄土真宗は戦争の犠牲となった方を「英霊」の名で分けたりしません。 また過去に教団が戦争に加担してしまったことに対して、心から懺悔し「不戦決議」を採択しています。
 本堂には十数人の僧侶と百数十人の参拝者。 黒い服をまとった遺族のおばあちゃんもおられます。 大きな声での読経とともに散華(さんげ)が始まりました。 遺族だけでなくその場にいる者すべてが非戦への思いを強く抱いた瞬間だと感じます。
 TV報道によって遺族会を誤解してる人も多いでしょうが、ほとんどの遺族は純粋に「二度と戦争の無い国に」と願ってるだけです(政治的に利用してる一部の人たちを除く)。
 「戦争は愚かしいこと」と思うならば決して美化してはなりません。 犠牲となった特攻隊員の心中察するに余りありますが、非人道的で無謀な作戦を計画した瀬島龍三参謀が反省のかけらも見せず経済界に入り、戦後の拝金主義の世の下地を作ったのかと思うと複雑な思いです。 人間を駒のように扱ってきた上層部とその末裔が今でも日本の中枢にいると思うとゾッとします。
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2006年8月15日(火)  No.1117

墓場のボンボリ
 城端旧町の墓地はグラウンドの北にあります。 じょうはな座横の道をまっすぐ抜けたところに大谷廟があり、その前に沢山のお墓が並んでます。
 夜は暗いので、今年初めて大谷廟の前に切籠灯篭を吊ることになりました。 別院の方の手作りです(写真)。 まだ数は少ないでしょうが、来年以降ずらーっと並ぶと壮観でしょうね。
 ここ数年は早朝に墓参りしてますが、ボンボリを楽しむ為に、夜に行こうかな? 墓場で花火も見られるかもしれないし…。
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2006年8月14日(月)  No.1116

文楽人形に恋ひ焦がれ
 じょうはな座で「落語と文楽 共演会」を見ました。 上方落語と上方で発達した文楽の取り合わせです。
 まずは落語会。 「狸のさいころ」(桂 吉坊)、「時うどん」(桂 吉弥)、「相撲場風景」(桂 こごろう)、そして「掛取り」(桂 小米朝)。 客層を意識してか(?)定番の古典落語ばかりですが、まずまず楽しめました。
 そしてお待ちかねの文楽は「艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)」より「酒屋の段」、これまた定番らしいです。 人形遣いは三代目 桐竹勘十郎他2名、太夫は竹本津駒大夫、三味線は竹澤宗助です。
 前に文楽を見た時は人形のしなやかな動きに目を奪われましたが、今回は最前列に陣取れたこともあり、お園の美貌に目が釘付けです。 人形フェチになりそう?
 会場スタッフは浴衣、お客様にも浴衣や薄物をお召しの方がおられて、とてもいい雰囲気の会でした。 僕は麻の小千谷に黒の半衿、裂織りの黒い角帯に灰黒の袴です。
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2006年8月13日(日)  No.1115

南砺市の教育ビジョンは?
 今日の日記は二本立て。
 砺波地区PTA連絡協議会の会長研修会が庄川やまぶき荘でありました。 講演はNPO法人 射水おやじの会の高橋 功さん。 南砺市P連の講座で一度お話を聞いたことがありますが、今回は「明るく楽しいPTA活動」と題して違う話をしてくださいました。
 小杉中学校落成時に町民から寄付を募り、子どもたちとともに大田楽をスタートさせたこと。 「PTAはボランティア精神に溢れた、日本最大の組織である」「地域はPTAで変わる」など、なるほど!と思わせる発言が続きます。
 愛知県の犬山プランにも話が及び、教育にはビジョンが必要…というかビジョン無き教育はあり得ないと思いました。
 事例報告で砺波東部小学校が幼・保・小PTA連携で「愛のひと声セッション」を実施し、行政の垣根を越えた運動を実践しておられて驚きました。 できるんですね。
 夜は懇親会。 いろんなPTA会長と話ができました。 バザーのやり方もいろいろですね、参考になります。
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2006年8月12日(土)  No.1114

めざせ!三世代ラジオ体操
 うちの町内のラジオ体操は今日が最終日(なぜか昔から盆前に終了ということになってます)。
 ラジオ体操は地域住民に子どもの顔を覚えてもらう良い機会ですので、今年は町内会や老人会にも参加を御願いしました。 それにあわせて「親御さんも一緒に出てください」と頼んできました。
 他地区の状況はまだわかりませんが、別院に集まってる西上・西下・東上・大工町は親の参加率が100%に近かったです。 来年はさらにさらに地域のお年寄りも交えて三世代で元気にラジオ体操したいですね。
 きょうは紺のコサシルクに青ぼかしの半衿、絽の角帯に薄緑の袴です。
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2006年8月12日(土)  No.1113

夏休みの先生
 学校の先生って夏休みに何をしてるかご存知ですか? 研修?正解! 2学期の準備?正解! プール監視?半分正解!(学校によって違う)
 きょう城端小学校に寄ったら校長を筆頭に総出で床のワックスがけしておられました。 え?なんで?? 「だいぶ上手になりました」と教頭はおしゃいますが、どこか腑に落ちない…。
 一番大事な仕事である、子どもたちを導き教えることに関することならまだしも、ワックスがけを教師がするのは優先順位が違うような…。 教育予算削減(してないと教育長は南砺市PTAの懇談会で力説しましたが…)のしわ寄せがこんなところにも…。
 きょうは麻の縞きものに生成りの半衿、黒の角帯に薄手の木綿袴です。 8月に入って連続真夏日です、朝から暑い…。
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2006年8月11日(金)  No.1112

城端絹のふくさ
 城端は絹織物のまちです。 五箇山で産出した良質の蚕を製糸し、紗、絽、羽二重などを織り上げてました。 木村機業場では羽二重を伊勢神宮に納めておられたほどです(現在は残念ながら機織りを辞めてしまわれました)。 
 緋色に染めた羽二重が手に入ったので、城端絹の帛紗を作りました。 写真ではうまくでませんが、きれいな色です、ぜひ実物をご覧になってください。
 希少な城端絹を使った小物をいろいろ作っていくつもりです。
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2006年8月10日(木)  No.1111

斬新な3並べ シンペイ
 我が家ではいま「瞬間決着ゲーム シンペイ」がブームです。 3並べなんですが、挿んだ相手のコマを好きなところに飛ばせるルールです。 しかもコマを4つずつしか持ってないので、打ち終わったら半マスずつ地道に移動することになります。
 ルールは簡単ですが、状況があっという間に変化するので予測しにくい。 勝ったり負けたりしながら楽しんでます。
 後手有利な気もしますが、まだ決め技が見つかりません。 見た目よりかなり奥深いですよ、コレ。 アルゴに次ぐヒットです。
 きょうは縞の二部式きもの(上のみ)にへこ帯、薄茶の綿袴。ナマステなので涼しぃ〜。
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2006年8月9日(水)  No.1110

週刊「人間国宝」
 久しぶりにきものの話題をば…。
 朝日新聞社から発売中の週刊「人間国宝」の染織分野を購入しています。 2号は紬織の宗廣力三さん、志村ふくみさん、佐々木苑子さん。 7号は友禅の森口華弘さん、刺繍の福田喜重さん。 そうそうたる方々です。
 手に取るまでは「宣伝だけで売ろうとしてる内容の薄いペーパー本」だと思ってましたが、違いました。 特に写真が素晴らしい。 森口さんの蒔糊と福田さんの刺繍の質感、志村さんの色合いまで写し出されてるんです。 ページをめくるたびにドキドキします。
 全70冊のうち染織は13冊あるようです、次の発行が楽しみ楽しみ。
 きょうは緑のコサシルクに生成りの半衿、絽の角帯に薄緑の袴です。
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2006年8月8日(火)  No.1109

浄土山登頂
 帰省中の弟家族と一緒に総勢9人で立山へ。 富山空港経由の地鉄夏バス(8:05発)に乗れば、10:15に室堂に着きます。 帰りは16:00発なのでたっぷり6時間もあります。
 当初は室堂周辺散策の予定でしたが、いい天気だし室堂山展望台に向かいました。 
 早めに昼食を済ませた後、3年前に断念した浄土山登頂を目指すことにします。 巨大な岩場と浮き石の多さにビビりましたが、下山中のおじさんが元気になるおまじないをかけてくださったり、岩に書かれた「ファイト!」の文字に励まされたりしながら、なんとか無事登りきることができました。 いかにも「登ったぁ」という感じの山なので、子どもたちは達成感いっぱいの様子です。
 今年は残雪が多く、雪渓がかなり残ってます。 雪の大谷も(片側だけですが)、3m程度の積雪がありました。 開通時は27mもあったそうです。
 長袖でも涼しい立山は別世界ですね。 富山空港でアスファルトの輻射熱にげんなりしました。
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2006年8月7日(月)  No.1108

アダルトな遊具
 西上児童会の夏休み恒例イベント、バーベキュー大会に千葉から帰省中の弟家族と混ぜてもらいました。 自遊の森でのお泊まり会は、次の日の朝早いので不参加です。
 早めに着いたので、子どもたちと一緒に童心に還って遊んできました。 まずはメジャーな「ターザンロープ」に。 しかし、桜ヶ池の遊具は知る人ぞ知るアダルトな遊具なので、シゲキ度は半端じゃありません。 写真の後どうなったか??? 決死の覚悟で撮影したムービーがありますので、ご覧になってください。【ここをクリック】 思わず出た感想(悲鳴?)もお聞き逃し無く…。
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2006年8月6日(日)  No.1107

大牡蠣と格闘
 新湊産の巨大な天然生ガキをいただきました。 午前中にわざわざ潜って採ってくださったそうです。 ありがたいことです。
 どうやって食べていいか判断に悩みましたが、恐る恐る焼いてみることにします。 以前店横の空き地で焼き牡蛎大会をしたときに労せず開いた記憶があるからです。
 しかし今回は大物、簡単には開きません。 だいいち見た目は岩なので、どこが急所(?)かわからないんです。 ノミと金づちまで動員するダイソウド(大騒動)になりました。
 でも苦労はしましたが、味はひたすらおいしかったです。 シアワセ〜。
 きょうは白絣木綿にシケ引きのへこ帯、腰板無しの綿袴です。
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2006年8月5日(土)  No.1106

むぎや祭の準備スタート
 第56回むぎや祭協賛広告のお願いに回っています。 今年は9月16(土)17(日)の開催(敬老の日の直前の土日)で、両日とも町内団体によるむぎや踊り競演会や街並み踊り、むぎや踊り講習会が予定されてます。 加えて初日にはじゃんとこいむぎやが賑やかに、二日目は麦屋節コンクール全国大会、特別団体による舞台競演、パレード&総踊りと城端は麦屋一色に染まります。
 地方の景気回復はまだまだだと感じてますが、みなさん快く協賛広告に応じてくださり感謝しております。 補助金頼みの祭運営から脱却しないと半世紀以上もの歴史ある城端むぎや祭が存続できなくなります。
 きょうは黄色のコサシルクに生成り麻の半衿、絽の角帯に薄緑の袴、灰汁色の足袋です。 例によって暑い一日となりましたが、ネクタイをしてないので、意外と涼しいんですよ。 
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2006年8月4日(金)  No.1105

3人3色 〜漆・指物・金属〜
 城端にぎわい館じゃんとこいで〜漆・木・金属〜3種の素材を利用した3人展が始まりました(8/31まで)。 漆師;黒崎由紀さん、指物師;寺田洋子さん、彫金;石川恵美子さん、3人の女性作家が作った、花器、塗り箸や箸置き、器、皿、茶入れ、スプーンなど、生活に彩りを添えるであろう小物が揃ってます。
 古い感覚から脱却した、軽やかな伝統工芸という感じでしょうか。 僕は彫金作品が気に入りました、お洒落です。
 ところで最近ゴミメール(SPAM)が多くて辟易しています。 今朝は472通も! 分別処理に追われてますが、間違って貴方からの大事なメールを捨ててるかもしれません。 48h以内に返信がない時はご面倒でも再送していただければ幸いです。 よろしくお願いします。
 きょうは麻の小千谷に生成りの半衿、ギャルソンエプロン、夏も本番です。
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2006年8月3日(木)  No.1104

きもので焼物三昧
 今日の日記は二本立。
 借りた自転車で、室町→「樂美術館」[油小路中立売](左写真)→「富本憲吉展」(京都国立近代美術館)[岡崎平安神宮近く]→「河井寛次郎記念館」[東山五条坂](右写真)と焼き物巡りをしました。 京都の人に言わせると、「無さそうで勾配があるので、大変でっせ」とおっしゃいますが、坂の町城端に比べたら屁みたいもんです。 常に満員の市バスを待つよりも、自転車で走った方が小回りも利きますし。

 で、順に感想などを書き連ねることにします。
 優れた樂焼には人を惹き付ける引力(魔力?)がありますね。 初代から現世までの作品を拝見できてドキドキしました。 人間だけで作った物じゃない気がします。 噂には聞いてましたが、これほどのものとは…。

 期待していた「富本憲吉展」ですが、作品にはさほど心が動きません。 しかし膨大な展示物を見てると、だんだん富本憲吉ワールドに染まってしまったようです。 最初は「なんじゃこれ?」と思ってたのが「やっぱこれじゃなくっちゃ」とまで洗脳されてしまいました。 富本コレクターはこうして生まれるのかも…。

 河井創太さんの作陶展を見た縁で気にはなっていたけど、実はあまり期待してなかった河井寛次郎記念館。 ですが、一歩足を踏み入れるとそこは河井寛次郎氏が作った異世界でした。 作品もそうですが、家屋の造りや、さりげなく置かれた蒐集品、奥の昇り窯まで、完全に敵(…ではないケド)の術中にハマってしまいました。 ノックアウトです。
 嬉しかったのは若い人も沢山いて、座って本を読んだり、庭を眺めたり…。 むろんエアコンなどありません。 民藝運動はスローライフ活動でもあります。 前途は明るいかも。 
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2006年8月2日(水)  No.1103

京都旅行の裏技(?)
 高速夜行バスを利用し、2泊1日(0泊1日?)で京都出張してきました。 いつもはJRのサンダーバードですが、早起きが辛いのと、袴姿だと朝のお務め(謎)に難儀するので(笑)、今回はバスを選択。 ラク〜な姿でバスに乗り→きものに着替えて→帰りはTシャツ…の作戦です。 東京からきもの姿で夜行バスに乗ったことがありますが、さすがに疲れました。
 早朝5時に京都着ですが、観光シーズンとあって沢山の人が動いてます。 朝食を済ませ、7時オープンの「京都タワー大浴場」で朝風呂(クーポンで750円→600円)。 さっぱりしたところで、きものに着替えます。 風呂敷で持参したのは、紺のコサシルクに生成りの半衿、緑の絽の角帯に青灰の麻袴、薄茶のタビに右近下駄。
 今回、ちょっと遠出したかったので問屋さんで自転車をお借りしました。 京都御所も自転車で駆け抜けます。 走ってる時はいいのですが、暑い日だったので停まると汗がドーッと…。 用事が終わったら、駅近くのレトロな浴場「日の出湯」(370円)で汗を洗い流して着替えました。 きもの姿で風呂に来る人は珍しいらしく(そりゃそうだ)、番台のおばちゃんに大好評です。
 着替えに銭湯を利用するのはいいですよ。 気持ちいいし、安いし、大きな姿見があるし。
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2006年8月2日(水)  No.1102

創作折り紙研究中
 今の子どもは不器用だと言われます。 ひだまりくらぶで低学年の子を見てても、確かにそう思うことがあります。 玉結びした紐でコマを巻こうにも、加減がわからず引っ掛けることができません。 で、どうするかというと「ひっかける輪っかを作っておいてほしい」んだそうです。 う〜ん。
 こりゃマズかろと、指先の訓練に折り紙遊びを取り入れることにしました。 補助線を先に印刷しておいて、谷折りと山折りを繰り返すだけで、下の台座?が作れます。 ちょっと根気がいりますが、補助線は90°と45°でしか引いてませんし、折る順序も関係ありません。
 折り紙の面白さに気づくきっかけにならないかなぁ…。 上の鳥(?)も同じ用紙で作ったのですが、ちょっと複雑すぎますね。 簡単で美しいものを研究中(僕の夏休みの宿題)です。
 きょうは片貝木綿に麻混の黒半衿、ギャルソンエプロンです。
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2006年8月1日(火)  No.1101

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