繭糸の外部にあって、フィブロインを包んでいるもの。繭の層によって含有量は異なるが、繭糸の約25%を占める。石鹸やアルカリで処理をすると、セリシンが溶解して除去され、フィブロインのみとなって絹本来の光沢と触感をあらわす。このセリシンを除去することを精錬という。