きものT.P.O BOOK

お食い初め

 生後百日目にお食い初めをします。赤飯に鯛の味噌汁の御膳を準備します。もちろん赤ちゃんはまだまだ食べられないので、白米を一粒口にいれて食べさせます。赤ちゃんの御膳まで準備する家庭もあるようです。

初正月

 初正月は生まれて初めてのお正月のことです。男の子であれば嫁の里親から、木彫りや掛け軸の天神様が年末に贈られます。
 さて初詣には、新しく家族の一員となった赤ちゃんも連れていってあげましょう。無理にきものを着せることはないと思いますが、赤ちゃんが早生まれでしたら三つ身のウールアンサンブルなどを着せるとかわいいと思います。若い両親も紬またはウールのアンサンブルでゆっくりとしたお正月を迎えてはいかがでしょうか?

初節句

 初節句は女の子には雛人形、男の子には鯉のぼりや甲冑を母方の実家から贈ります。夫方ではおひなさまの掛け軸などを準備しますが、半返しとして金銭でお返しする場合もあるようです。
 雛人形には市松人形がつきものなので、一緒に贈ることもあります。
 3/3や5/5前の都合の良い日に初節句を家族と、母方の祖父母を招いて祝います。
 節句には赤ちゃんに、男の子なら一ツ身の紋付き、女の子なら一ツ身の訪問着を着せましょう。
 母方の祖父母は3/3の前に紅白の餅を贈ります。もらったら半分を返して、一部を近所に配ります。

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