桜染め試遊会(4/7)

 善徳寺しだれ桜まつり期間中に草木染(アカネ)で絹を桜色に染める体験会を開催しました。

 本物の桜で染めるとオレンジがかった色になるので、江戸時代には紅花やアカネをもちいて桜色に染めたそうです。

 

↑用意する物

左より アカネ・温度計・ステンレスボウル・ゴム手袋・鍋・電器コンロ・菜ばし

 

1.↑巾12cmの絹を絞ります。長さは2mです。 絞りの手法は各自の裁量にお任せしました。この方は縫い絞りをやってます。 参照 草木染体験会   

2.

←アカネを木綿袋に入れて煮出します。粉末は後が大変なので使いませんでした。

70℃くらいで良いと思います。その後温度が下がらぬように電器コンロで温めます。

ここに先ほど絞った絹を浸けます。浅く染めたいときは短い時間で…。

3.媒染剤につけた後、よく水でよくすすぎます。媒染剤はアルミ系(みょうばん)と銅系(酢酸銅)を使いました。 アルミ系は発色よく、銅系は渋めになります。 ちなみに鉄系は渋すぎてキタナイ色になるので今回はおすすめしません。

 

4.↑括った絞りをほどくのがドキドキかつ楽しみな瞬間です

5.

←戸外で陰干しして、半乾きの状態でアイロンをかけます。熱と蒸気が色止め効果をもたらします。

この日は良い天気だったし、風もあったので、あっと言う間に乾きました。

できた布は腰ひもや半衿、タペストリーなどに使えます。

↑アカネ+みょうばんの組み合せ

桜の花びら柄を絞ってみました

↑アカネ+酢酸銅の組み合せ。 二度染めしたので段ぼかしになりました。

 桜色に見えるでしょうか?

朝日新聞の記事になりました

注意;酢酸銅は劇薬なので、取り扱いには十分注意し、ゴム手袋を使用してください。

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