「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2016年2月

++美しい装い きよべ++

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映画旅
 雨の定休日、昨日一日だけの青天は夢だったのでしょうか。
 城端線に乗って新高岡へ。 いえ、旅行じゃありません、映画鑑賞です。 氷見キネマが駅前工事で休館中のいま、呉西唯一の映画館へ…です。 駅から近くなったので高校生もラクでしょうね。
 オトナも(どんなきっかけでもいいから)城端線に乗ってもらえると嬉しいなぁ…。 汽車で行く映画は非日常の小旅行ですよ(写真をクリックすると拡大)。
 きょうは茶地に白糸を織り込んだ厚手木綿にスタンドカラーシャツ、黄金の角帯に帆布の袴、茶のニットマフラーにタビックス、帆布の道服です。 
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2016年2月29日(月)  No.4626

つごもり男子
 前夜の大雨が嘘のように晴れ上がり、絶好のつごもり日和。 商工会青年部の強力な助っ人のおかげで準備も順調。 予定通り10時つごもり大市スタートです。
 僕は9時半から駄菓子ぱぷのやのセッティング…ですが、開店前からお客さんが押し掛け、「ビンゴカードの手渡し」と「恋旅プレゼント引き渡し」を兼ねていたこともあってパニックになってました。
 そこへ颯爽と現れたのが、お向かいに住む次男の同級生H君「手伝いましょうか?」と。 うわ〜っ!感動しましたよ、ありがと〜。 気が効くDK(男子高校生)で、子どもたちを上手にあしらってます(写真をクリックすると拡大)。

 日曜の好天ということもあり、つごもり大市は大盛況、すごい人出でした。 ありがとうございます。
 大人気のポン菓子の様子をビデオに収めました(クリックしてください)。音量MAXでご覧ください。

 きょうは青縞ウールに黒ハイネック、黒裂織角帯に黒斑の袴、グレーのニットチョーカーに黒手甲、チャコールグレーのタビックスです。
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2016年2月28日(日)  No.4625

ぱぷのや準備中
 城端つごもり大市の準備をしています。 今年も担当は駄菓子屋のオヤジ、昨年大好評だったクジ引きを増やしました。
 ご存知でしたか?くじ札はシートになってて、お店の人がミシン目で切り取るんです(写真をクリックすると拡大)。 だから1番クジがどれか事前にわかります。
 でもご安心ください!つごもり大市主催の西町商店会は当たりを抜いたりして子どもを裏切るようなことはしませんから。
 人気のビックリボールクジが手に入らなかったので、袋ごと購入したボールを振り分け、ガラガラくじ(ビンゴ)で当たるようにしました。 一回20円です。
 さ〜て あしたは日曜日、つごもり大市が楽しみだ!
 きょうは、道具搬入などがあったので作務衣にしました。
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2016年2月27日(土)  No.4624

樂翠亭三昧
 昨日、北日本放送のすぐ近くにある樂翠亭美術館に立ち寄りました(写真をクリックすると拡大)。
 現在開催中の「静寂閑雅 ― 美の佇まい ―」「人間国宝 松井康成」ジュエリー&メタルワークス 木下紀恵「感性の化身〜Incarnations of the Sensibility〜」の豪華三本立(笑)です。
 静寂閑雅…はすべてこの館の所蔵作品だとか…。 恐るべき蒐集力です、どなたかお一人の目利きなのでしょうか? 僕は中でも伊藤秀人さんの「白磁花入」の姿に惚れました。
 蔵に陳列してる松井康成作品では練上嘯裂文大壺「さざれ石」が異彩を放ってます。 もっと近くで見たかったなぁ。
 2階特別展示室では主に焼物を鑑賞しましたが、う〜ん大好きな黒樂茶碗がなんか違うんだなぁ…照明の具合かなぁ。

 きょうは柿色木綿に焦茶のタートルフリース、黒緑の角帯に黒茶の袴、ローズのニットマフラーに手甲、キャメルのタビックスです。
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2016年2月26日(金)  No.4623

でるラジNo.10850
 つごもり大市の宣伝に北日本放送にお邪魔しました、小林淳子アナの「でるラジ」です。 KNBは鍋田恭子アナの番組出演が最後だから、4年ぶりです。
 お誘いくださったのが小矢部カレーのJinJinの関沢仁悦さん(写真をクリックすると拡大)。 3人で僕の和装のことや商店街のことetc…楽しく喋りましたが、つごもり大市の宣伝になったのかなぁ(笑)
 「城端つごもり大市」たくさんの人がお越しになりますように!

 きょうは焦茶に朱縞ウールに薄赤の半衿、黄金の角帯に帆布の袴、茶のチョーカーにニット手甲、茶色に染めた足袋です。
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2016年2月25日(木)  No.4622

葛布の襖紙
 初天神のとき、水月寺で貴重なものをみつけました。葛布(くずふorかっぷ)の襖紙です(写真をクリックすると拡大)。
 葛の蔓を叩いてほぐし、内側の繊維を取り出し、灰汁で煮て柔らかくして、洗って晒す。 さらに乾燥させた葛苧(くずお)を細く裂き、結んで繋ぎ緯糸にする。 …という途方も無い手間を経てできた織物です。 城端の松井機業の絓絹襖紙も高級ですが、葛布はすべて手作業ゆえ、かなり高額(葛布は静岡県掛川地方と大井川流域が主産地)。
 さすが城端…ってことなんでしょうね。

 きょうはグレー縞片貝木綿に黒ハイネック、黒裂織角帯に黒斑の袴、グレーのニットチョーカーに黒手甲、紫のタビックスです。
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2016年2月24日(水)  No.4621

おすすめサイト その36
 国土地理院のサイトで面白いサービスを見つけました。「地図・空中写真閲覧サービス」です。 地図を拡大していったら、ピンクの丸が現れて、クリックしたら昔の航空写真が閲覧できるんです。 城端を興味津々で見ましたが(写真をクリックすると拡大)、やはり北方領土や竹島周辺のほうが写真がいっぱいありますね(当然ですが)。
 日本は広いなぁ…。 ときどきこのサイトで旅に出ようと思います。

国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスhttp://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do

 きょうは紺無地ウールに久留米のスタンドカラーシャツ、黒裂織角帯に黒斑の袴、黒白柄ニットチョーカーに黒手甲、チャコールグレーのタビックスです。
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2016年2月23日(火)  No.4620

島圭史 心えがく光
 砺波の帰り道、美術館に立ち寄って第17回 至高の精神展を見てきました(2/28まで)。 このシリーズ大好きなんです、レベルが高くて。
 『心えがく光』島圭史さんの絵画は、日本画という狭い括りに閉じ込めるのが勿体ない作品です。 技術的にどうやって描いたのだろう?と考え込む作品もありました(写真をクリックすると拡大)。

 きょうはグレー織木綿に黒タートルネック、黒緑の角帯に黒茶の袴、青灰のタビックスです。
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2016年2月22日(月)  No.4619

ギャラリー巡りにお越しください
 いよいよ来週28日は「城端つごもり大市」 毎年恒例のさくら保育園児の「ぼくのわたしの好きなひと」が各店に配布されました(写真をクリックすると拡大)。
 子どもたちの絵っていいですね、伸びやかで大きくって。
 天気のよい日は、さくら保育園からちびっ子たちがお散歩兼ねて見学に来るので街がとても賑やかになります。 毎年この絵画巡りを楽しみにしてるご家族も多いんですよ。

 きょうは茶縞ウールに焦茶のタートルフリース、黄金の角帯に帆布の袴、茶系のストールにニット手甲、茶のタビックスです。
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2016年2月21日(日)  No.4618

大江戸土産
 先日東京で買った “あるもの” とは…「鳥の飛翔に関する手稿」の原寸大レプリカなんです(写真をクリックすると拡大)。
 天才レオナルド=ダ=ヴィンチが、どう思考しどのような過程を経て発明に至ったか、少しでも知りたくて。 鏡文字はもちろん、汚れ具合も再現されとってもいいカンジです。
 ついでにダビンチの手ぬぐいも買っちゃいました(^^;> 全然関係ないけど(笑)

 きょうは青縞ウールに黒ハイネック、黒緑の角帯に黒斑の袴、黒白柄ニットチョーカーに黒手甲、灰黒のタビックスです。
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2016年2月20日(土)  No.4617

お守り
 瑞龍寺で頂戴した涅槃団子を入れる袋をお願いしました、「できましたよ」と現物を見てビックリ!!(写真をクリックすると拡大)
 ナンダコレワ(笑) お守り袋になるのでしょうか?
 思わず笑っちゃいましたが、ご利益は変わらないだろうから、家族それぞれ身につけることにします。
 僕は…ゾウです。
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2016年2月19日(金)  No.4616

おすすめサイト その35
 サイトではありませんが、おすすめのブログを紹介します。
 城端別院善徳寺改修工事設計管理者の山本博之さんが書いておられる【山本製材 やまとらブログ】がとても素晴らしいんです(写真をクリックすると拡大)。
 どこよりも早く、誰よりも詳しく丁寧に、善徳寺の改修状況を報告してくださってます。
 町民として気になるのは勿論ですが、文化財修復過程の資料としても一級の価値があります。 ぜひぜひじっくりご覧ください。
 
山本製材 やまとらブログhttp://yamatora123.blog69.fc2.com/

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2016年2月18日(木)  No.4615

ニューヨークコレクションに着物
 世界四大ファッションショー(パリ、ミラノ、ニューヨーク、ロンドン)のひとつニューヨークファッションウィーク(NYFW)に、史上初めて着物が出展されました。 なんちゃって着物やマガイモノではない『正真正銘の日本の和服』真っ向勝負です。

 京都のきもの職人がつくるNPO「きものアルチザン京都」が製作し、NY在住の浅井広海さんがコーディネートした着物(写真をクリックすると拡大)。 長身のモデルが着るため対丈、帯はお太鼓結び、襦袢無しで騙し半衿のみ、体型補正も無し、モデル歩きにポージング…ウルサ方にはご不満もおありでしょうが、僕はこれとてもイイと思ったんです。
 ファッションの本場で、日本人じゃないプロモデルが、品質の良い着物を、西洋人が見ても素敵だなと思える組み合せで着こなす。
 これまで呉服は日本人の為だけに作られてきました、しかし今回のショーで新しい提案ができたのではないでしょうか!
 選択肢のひとつに和服! 日本ではすでに若いキモノファンが増えてますが、今回の試みで着物に憧れる女性が増えそうな予感がします。
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2016年2月17日(水)  No.4614

つごもりポスター2016
 毎年2月末は城端つごもり大市。 今年はうるう年ですが、29日が平日ということもあり、28日(日曜)一日だけの開催となります。
 その分、ギュッと凝縮して盛り沢山の企画を用意しています(写真をクリックすると拡大)。
 恒例の「千円大市」や「つごもりdeフリマ」に加えて、飲食「つごもりうどん」「もちつき」「あったか鍋」「ポン菓子」「野生型えのき」「兄貴のたこ焼き」「コラーゲン入りシルクスープ」さらに「五箇山特産品を使った創作料理(by相模女子大)」
 「恋旅パネル展」「林道美有紀&小泉こうのすけライブ」そして「ピンポン玉ビンゴ大会」などなど…。

 僕は今年も駄菓子屋「ぱぷのや」店主を相務めます(ビンゴカードの引換所も兼ねてます)。
 25日(木)14時くらいに北日本放送「でるラジ」で宣伝します、ご都合つけばお聞きください。
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2016年2月16日(火)  No.4613

タミフルの罠
 東京で罹患したか、はたまた瑞龍寺の寒さにやられたか、朝起きたら38.4℃の熱があり、近所のかかりつけ医にあっけなく「インフルエンザやわ」と宣言されました、実に10数年ぶりですorz_
 「よく効くお薬だしとくね」とタミフルを処方され、受験生にうつしたら大変なので自室に引きこもって寝ています。

 初タミフルです(写真をクリックすると拡大)。 幻覚を見れるかも…ちょっぴり期待しましたが、年齢制限で不発。 しかし高熱のせいか?クスリの副作用?かわかりませんが、夢をたくさん見ました。
 それが「世界を救う」的な空前絶後 希有壮大 摩訶不思議なウソくさい設定ながら、細かなところにリアリティがある夢で、現実世界と区別できてなかった覚えがあります。 絶体絶命の危機になって「あ、オレはインフルで寝込んでるただのオッサンだった」と夢の中で気づきピンチを脱出。 冷や汗かきました。

 ん!?これがタミフル罠の正体なのか? 純真で正義感溢れる少年を夢と現実の区別がつかぬまま死に追いこむ?
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2016年2月15日(月)  No.4612

瑞龍寺ライトアップ
 国宝 高岡山瑞龍寺がライトアップされるというので、いそいそと高岡へ。 「夜の祈りと大福市」と題し、5年前から始まったイベントです。

 信仰と観光が今の時代どのようにリンクできるのか?どんな人たちが来てるのか?など、興味津々。
 雨の降る寒い夜だったのでニチコチってことはなかったけれど、そこそこの人出でまずまずの盛況でした。 中高年の夫婦連れが多かったかなぁ…でも意外に若いグループやカップルも混ざってて、ちょっと驚き(こういう場合、男性・女性どっちが「行こう」って言ったのかなぁ)。
 7つ入りの「龍玉だんご」をいただいて帰路につきました(写真をクリックすると拡大)。 有り難や。 

 新聞社やテレビ局が関わる大イベントですが、地域の方々もスタッフとして参加し、マニュアル通りでは無い心のこもった温かいおもてなしを受けました。 上手な宣伝と寺院全体のイメージアップは城端別院でもきっと参考になると考えます。 このイベント、別院関係者だけじゃなくて観光関連の人も見ておいてほしいなぁ。

 きょうは柿色木綿に生成りネップ半衿、黄金の角帯に黒茶の袴、茶のガーゼストールにキャメルのタビックス、茶のロングコートです。
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2016年2月14日(日)  No.4611

むしろ城端産
 「納屋にむしろあったさかいあげっちゃ」「爺ちゃんの親が作るまっしゃったがいと」ときれいな筵を頂戴しました。 かれこれ50〜60年前に城端の千福で編まれたものです。
 丁寧な仕事でしょ(写真をクリックすると拡大)、まさに城端筵
 モッタイナイので来年から使いますね、多分(笑)

 きょうはグレー縞の伊勢木綿に黒のハイネック、グレー裂織角帯に腰板なしの綿袴、チャコールグレーのニットチョーカーに黒手甲、紫のタビックスです。
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2016年2月13日(土)  No.4610

ボッティチェリの赤
 絵画熱がぶり返し、夜行バスで東京往復(ハードです)。
 目的は東京都美術館の「ボッティチェリ展」と江戸東京博物館レオナルド・ダ・ヴィンチー天才の挑戦」 同時代を生きた両作家を対比して見られるチャンスです。
 尊敬するダヴィンチの作品はやはり見ておきたかったし、図録と“あるもの”がどうしても欲しくって。 僕はダヴィンチは絵画よりも、それを支える科学的な視点の鋭さに憧れています( でも「最後の晩餐」は見たい)。

 ”ヴィーナスの誕生“ が有名なサンドロ=ボッティチェリですが、今回はそれを補って余りある作品群に圧倒されました。 “書物の聖母” “美しきシモネッタの肖像” “バラ園の聖母” “書斎の聖アウグスティヌス” etc..
 師匠や弟子の作品も大量にあり、多少傾向の似た作品群を漫然と眺めてるうちにあることに気づきました。 ボッティチェリしか使ってない赤色のことです。
 ボッティチェリの絵画にはキツめの赤が使われていて、バランスを欠いてるように見えることもあります。 が、結果、このダイナミックな赤が効いてるのですが、本人の意図した効果だったのでしょうか?
 ひょっとしてボッティチェリはゴッホと同じく色覚異常だったのではないか?と僕は考えています。 当てずっぽうで申しわけ無いのですが根拠はありません。 ただそのほうが“科学的な視点”ですんなり理解できるというだけです。 だからといって作品の素晴らしさは、これっぽっちも変わらないので念のため。
 ダ・ヴィンチv.s.ボッティチェリ 今回はボッティチェリの圧勝でした。

 きょうは紺のウールに黒タートルネック、黒緑の角帯に黒斑の袴、ニットの黒手甲にタビックス、黒のトンビコートです。
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2016年2月12日(金)  No.4609

おすすめサイト その34
 絵本「戦争のつくり方」が出てから10年あまり、社会は絵本に書かれたとおりに進んでいます、残念ながら。 まるで予言書のようです。

 「戦争のつくりかた」のシナリオ通り(=いつか来た道)にならぬよう、もっと多くの人たちに見て考えてもらう為に映像作家やアーティスト・アニメーション作家が7分半の短編アニメーションを製作しました。 ご家族揃って(できれば子どもさんも一緒に)ご覧ください。

 ここ数年、安倍政権の法案ゴリ押しはひどいものです。 どこかで一度STOPするか軌道修正させないと、加速度的に日本は誤った道を突き進んでしまいそうです。

戦争のつくりかたアニメーションプロジェクトhttp://noddin.jp/war/

 きょうは茶地に白糸を織り込んだ厚手木綿に焦茶のタートル、黒裂織角帯に黒茶の袴、茶のガーゼストールにニット手甲、焦茶のタビックスです。
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2016年2月11日(木)  No.4608

太物の日2016
 今年もやってきました『太物の日』(2月[フ]10日[ト]の語呂合わせ)。 木綿やウールなど太物(ふともの)を着ちゃおうという日です。
 2012年春に認定された新しい記念日ですが、じわじわと認知され年々参加者が増えてるのが嬉しいです。 ついに北日本新聞1面(隅)にも載りました(写真をクリックすると拡大)。
 ツイッターフェイスブックなどのSNSを見ると、かなり盛り上がってますね。
 僕はいつものように太物で除雪し、ひだまりくらぶでコマを回してました。 汚れを気にせず気軽に着られるので何でもできちゃいます。

 きょうは焦茶に朱縞の入ったウール着物にタートルネックフリース、黄金の角帯に帆布の袴、帆布の道服に茶柄のニット手甲、茶の足袋に長靴です。
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2016年2月10日(水)  No.4607

みんなの日替わり弁当
 昨年オープンした「みんなの台所 城端」の日替わり弁当を昼食にしました(昨夜の鍋の残りと併せて)。
 いかがですか?この品目の多さ、そしてきれいでしょ(写真をクリックすると拡大)。 薄味でとても美味しいです(南砺産のコシヒカリを炊いた御飯も)。 これで税込500円はお得です。
 なにより作り手の顔が見えるのが嬉しいし安心ですね。

 食べ終わった割り箸(南砺の間伐材を利用)を20膳集めたら、お弁当1つと交換してもらえます。 回収した割り箸は炭にしたり燃料にしたりして再利用し、最終的に南砺の土に還します。 これ、エコ意識も高まるのでポイントカード制より良い方法だと思いませんか?

 きょうはグレー織木綿にスタンドカラーのシャツ、黄金の角帯に帆布の袴、茶のニットマフラーに手甲、茶色の足袋です。
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2016年2月9日(火)  No.4606

日常見かける和文様 「裂取り」
 放射冷却で急激に冷え込んだ朝、パティオのたまり水が凍りました、三角の裂取り(きれどり)文様を描いて(写真をクリックすると拡大)。
 どうして三角形の氷ができたのか不思議です、普通は周囲から凍り始めるハズですが…。 断熱材の発泡スチロール容器だからなにか違うんでしょうかね。

 でも自然が描く文様はひたすら美しいです。 まだまだ和文様を見つけ出しますね。

 きょうは柿色木綿にチャコールグレーのタートル、黒緑の角帯に黒斑の袴、朱色のニットマフラーに手甲、チャコールグレーのタビックスです。
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2016年2月8日(月)  No.4605

フェルメール、無言の叫び
 昨年11月に拝聴したフェルメール講演会を掘り下げた叢書が手に入りました。 著者は森 耕治先生です。
 あの時、聞き漏らしたエピソードが綴られています(写真をクリックすると拡大)。 
 美術には疎いけど、学びだすと本当に面白い分野ですね。 他の作家にも俄然興味が沸いてきました。
 店の図書コーナーにありますので、どうぞご覧ください。

 きょうは茶縞のウールに焦茶のタートルネック、黄金の角帯に帆布の袴、茶柄のニット手甲に焦茶のタビックスです。
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2016年2月7日(日)  No.4604

高鳥副大臣の着物
 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に高鳥修一内閣府副大臣が和装で署名しました。
 僕はTPPには断固反対の立場ですが(高鳥副大臣も?)、署名式に和装で望んだことは評価しています。

 日本の2月はニュージーランドでは盛夏、報道では夏物とのことでしたが、写真を見る限り絽でも紗でも麻でもなさそう…ですから単衣の御召だと思われます、羽織も(紋が入ってるかどうかは不明)。
 袴も絹にしか見えないし、半衿も絽じゃなかったので、日本の9月の準礼装ですね。 スーツ姿の他国閣僚と格は釣り合ってます。
 色合わせも悪くないし、写真を見る限り大柄な副大臣の寸法にピッタリでした、着付もきちんとしていて好感が持てます。 ただ残念だったのが羽織紐が結び紐じゃなかったこと…、ちょっと遊び人っぽいなぁ…。

 日本を代表する(とお考えの)各位 公式な場では(いや非公式な外遊でも)是非²和装でお出かけください。 パフォーマンスではありません、信念の発露です。

 きょうはグレー縞の小千谷に焦茶のタートル、黒裂織角帯に黒茶の袴、茶のニットマフラーに手甲、キャメルのタビックスです。
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2016年2月6日(土)  No.4603

三方よしのまちゼミ
 南砺市でもまちゼミを始めることになり、きょうは岡崎まちゼミの会 代表の松井洋一郎さんをお招きする第一回めの講演会。 会場の商工会館は百人を超える商業者が集まり!満席です(写真をクリックすると拡大)。
 松井さんの熱い語りを傾聴していると、自店で開催したい講座がどんどん浮かんできます。やってる本人もお客さんも、地域にとっても良さげな講座です。
 なんだかワクワクしてきました、そして同じように感じてるであろう商業者が南砺市にこんな大勢いたことも胸が熱くなります。
 まちゼミで南砺市の商業が変わるかも!? ご期待ください。

 きょうは青縞ウールにチャコールグレーのタートルフリース、黒緑の角帯に黒斑の袴、グレーのニットチョーカーに黒手甲、チャコールグレーのタビックスです。
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2016年2月5日(金)  No.4602

P.A.WORKS新社屋
 高速バスで名古屋に向かう次男を送って桜ヶ池へ。
 南砺市クリエータープラザが着々とできつつあります(左写真をクリックすると拡大)。 この3月が完成予定ですから、自ずとピッチも上がろうかというもの。

 奥には別の建物を建設中(右写真をクリックすると拡大)。 ひょっとしてこれがピーエーワークスの新社屋
 風光明媚だし、屋外スポーツや遊具があるし、コンビニや温泉はすぐそこだし、レストランや軽食(おにぎり)もある。 春には城端駅発のバス便も運行予定。
 かなり良い立地条件じゃないですか! こんな眺めがよくて明るい職場で働いてみたいでしょうね、きっと。

 きょうは茶地に白糸を織り込んだ木綿に焦茶のタートル、黄金の角帯に帆布の袴、茶のニットスヌードに手甲、帆布の道服に焦茶のタビックスです。
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2016年2月4日(木)  No.4601

志村ふくみ ―母衣への回帰―
 もうひとつどうしても見たかった「志村ふくみ ―母衣(ぼろ)への回帰―京都国立近代美術館へ、今日が初日です。

 紬織の重要無形文化財保持者(人間国宝)の志村ふくみさん 『不二』に宿る高い精神に心を動かされました。 看板にもなってる『風露』も、あっ!と息をのみました。 宝箱のような『小裂帖』も。
 「作品についてではなく、染色技法とか糸の素材ばかり尋ねられるのは残念」という趣旨のパネルがあって、なるほどそうだよなぁと独り言ち。
 着物(きるもの)[特に紬織など]を「作品」として捉えることに異論はあるかもしれません。 しかし現に、例えようのない美も風格もそこに存在しているじゃありませんか。
 図録は購入しましたが(写真をクリックすると拡大)、ぜひご自身の眼で感じとっていただければと思います。
 ※前期(2/2〜28)後期(3/1〜21)で一部作品が入れ替わります。『風露』『不二』は前期のみですので、お早めにどうぞ。

 きょうは濃紺のウールにチャコールグレーのタートル、黒裂織角帯に黒斑の袴、黒のニット手甲に紺の足袋です。
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2016年2月3日(水)  No.4600

壬生狂言堂
 一泊して壬生寺へ。 『壬生寺節分厄除大法会』に開催される「壬生狂言」を見る為です。
 10年前は寒い日で参拝者もまばらでしたが、今日は好天だし凄い人出です、露天も多く縁日のよう…。 開始10分前に着いたけれど満席で、次の回(1時間後)まで待たされました(暖かかったし無料だから文句も言えません)。

 良い席で見せていただいた狂言「節分」 演ずる人が若返っていて驚きました、伝統芸能の継承がちゃんとできているんですね。
 衣装も新調されてます(写真撮影禁止)。 さすが京都、京染めの立派な留袖でしたよ(古着かもしれませんが)。
 離れたところから舞台(左)と客席(右)をパチリ(クリックすると拡大)。 壬生狂言堂(大念仏堂)…いい舞台です。

 きょうは桑染めの紬に茶衿のだまし襦袢、灰色裂織の角帯に梅鼠の袴、茶のニットチョーカーに手甲、梅鼠の足袋です。
 帰りの地下鉄で緋村剣心(るろうに剣心)のコスプレカップルと遭遇し、ちょっと恥ずかしかった…。
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2016年2月2日(火)  No.4599

通天閣で福豆撒き
 夜行バスで京都で仕入れ…の前に大阪に立寄りました。
 贔屓の歌舞伎役者中村芝雀さんが通天閣の下で「節分福豆撒き」をするんです。 3月に五代目 中村雀右衛門を襲名するのと、年男で通天閣と同い年だから(?)なのだとか(一昨年はタカラジェンヌ)。
 芝雀さん(中)一門の中村京由さん(左)と中村京純さん(右)、さらに松竹社長や謎の地下アイドルも加わって、盛大に五千袋(100kg!)も撒かれました。
 僕も軽く10袋をゲット、福豆(落花生)は家族で分けて食べることにします。

 10時スタートですが、早くから大阪のオバ(ぁ)ちゃんたちが待ち構えてて、彼女らの会話を聞いてるだけで楽しくなっちゃいました。 いや〜面白かったです、いい経験ができました。 ※ビデオに僕も小さく映ってました(最前列着物姿にリュック)
 
 きょうは桑染めの紬に黒タートルネック、灰色裂織の角帯に梅鼠の袴、茶のニット手甲に黒柄足袋です。
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2016年2月1日(月)  No.4598

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