「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2015年5月

++美しい装い きよべ++

▲先月の日記へ ▲店長のきもの日記へ ▲過去ログへ ▲翌月の日記へ

初ボサノヴァ
 砺波市美術館市民ギャラリーで「布上智子ボサノヴァコンサート」 北陸出身の三女性のユニットGIRL TALK;布上智子(vo)笛吹きKana(fl)馬渕侑子(pf)<敬称略>です。
 なんと無料だということで、いそいそと出かけました。

 これがメッチャ楽しいんですよ。 初ボサノバだったのですが、知ってる曲ばかりだったし、奏者がノリノリで(写真をクリックすると拡大)。
 さらにフルートで篠笛の音色を出した「リンゴ追分」JAZZバージョン。 シビレました! あり得ない。 楽しぃ〜(笑)
 サイコーのひと時でした、企画してくださった「となみ芸術文化友の会」の皆様に感謝します。

 きょうは紺のコサシルクに苔色の半衿、黒裂織角帯に薄緑の綿袴です。
       (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月31日(日)  No.4350

恵組半纏
 山蔵を整理したら古い袢纏(はんてん)が何枚もでてきました。 背中に大きく「城」、裾に波頭と「惠組」が染め抜かれています(西上町高張り提灯方が羽織っているものと同じ)。
 町内希望者に譲るということなので、喜んで一枚持ち帰りました(写真をクリックすると拡大)。
 見れば掛衿になっていて、下に「消防」の二文字が。 ということは、明治or大正の消防組の使い回し?
 なにせ貴重なものなので家宝にします
 はおってニンマリしていたら「それ着て外に出んといて」と子どもたちに釘を刺されてしまって…。 くそ〜見透かされてた!

 きょうは生成りの揚柳木綿に朱色の半衿、裂織の角帯に薄手の綿袴です。
       (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月30日(土)  No.4349

第54回 日本伝統工芸富山展
 日本伝統工芸富山展を見に高岡美術館へ(6/7まで)。 城端四氏(山下郁子、細川 毅、棚田修作、小原好喬[敬称略])をはじめ素敵な作品が並ぶのですが、今年はなんかビビッと来る物が無い…。 技術は凄いんだけど、ちんまりしちゃってるというか…(エラソウにスミマセン)。
 なかで長岡由美子さんの砂子風炉先屏風「流星」(富山県知事賞)は美しく、山本浩彩さんの「焼締窯変壷」にはオオッ!と思わされました。

 で、姪の作品(?)を見る為に隣りの青井記念館美術館「工芸建築科同窓会作品展2015」へ。 松井機業のしけ絹を使った携帯茶室「是空庵」に興味津々(右写真をクリックすると拡大)。
 
 きょうはグレー織木綿にざっくりした浅葱の半衿、青白の角帯に青灰の麻袴です(左写真)。
 呉服の日なのですが、吉宗のカレーうどんを食べるための装いで(笑) FBページも盛り上がりました。
四月から着物姿を毎日ツイッターにアップしています。 
       (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月29日(金)  No.4348

一兵卒の従軍記
 太平洋戦争に従軍し富山第六十九連隊に所属していた城端の方(故人)および松本百五十連隊の方々の手記(抜粋)が手元にあります(写真をクリックすると拡大)。
 アメリカ軍はトラック島を攻撃した後さらに移動、その結果トラック諸島は両軍に見捨てられた飢餓の島になりました。

 サンゴ礁の狭い島で採れるのはヤシの実だけ、耕作地は少なく作物はなかなか育ちません。 補給も無く、あっという間に兵は飢えに悩まされます。
 手記によれば、上官は充分な食糧があり丸々と肥え、兵は空腹で動くのもやっという有様。 にもかかわらず、体面を重んじ訓練と意味の無い設営を繰り返す上官。 大本営への恨みつらみもリアルに綴られてます。
 ついに餓死者が出て、地獄の日々が始まるのです(この先はここでは書けません)。

 これが戦場のリアルです。
 机の上で立てた作戦が現場では通用しませんし、本部は兵士を使い捨てのコマだと考えてました。
 僕が安全保障関連法案に反対なのは、経済活動と人命とを天秤にかけてるように感じるからです。

 きょうはグレー縞の片貝木綿に朱色の半衿、黒裂織角帯に黒斑の袴です。
       (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月28日(木)  No.4347

福光麻布復興プロジェクト
 富山県呉西地区とりわけ砺波地方はかつて織物の一大産地でした。
 福光は麻織物の産地として知られ、僕が呉服屋になった頃はおばあちゃん達が苧績み(糸づくり)をしていたものです。

 廃れてしまった『福光麻をもういちど復興させたい!』と三名の女性と初会議をしました。
 ハードルは高いけれど…今ならまだ福光麻を記憶に留める人が居る!
 今後、さまざまな人を抱き込んでゆきたいと固く決意しました。
 また報告します、みなさんもぜひぜひ関心をお持ちくださいね。

 きょうはイカット木綿にくすんだ黄土の半衿、黒緑の角帯に黒茶の袴です。
       (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月27日(水)  No.4346

地域づくりに関心を
 城端教育振興会の総会の日。 出席率の非常に高く、学校に対する関心の高さが窺えます(写真をクリックすると拡大)。

 ことしの講演は山口 誠さん(世界遺産合掌街道実行委員会事務局長)、演題は「地域づくり ー今 取り組んでいることー」
 合掌街道の概要と神楽坂との連携じょうはな庵のいきさつを端折って話してくださいました。

 山口さんと面識はあっても、こんな活動をしておられることをご存じないがほとんどで、インパクトあったようです。
 願わくば、子どもたち同様、自分たちが住む町づくりにもっと関心を! みんなの意識が揃えば素晴らしい地域になれます。

きょうは生成りの文人絣に黒緑の角帯腰板無しの綿袴です。
       (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月26日(火)  No.4345

聖地を穢すな!
 「水芭蕉が開いた」の一報で、居ても立っていられなくなり、バイクに跨がり早朝の縄ヶ池へ。 自宅から10キロ、20分強で着く聖地です。
 少し盛りを過ぎてましたが、辺り一面ミズバショウが大群生、以前より面積が増えてる気がします。 蔓延ってた葦もさほど気にならなくなりました。
 「縄ヶ池は龍神が棲む聖地です。 「石を投げたら雨が降る」と城端人はいまも信じてます。

 身体が浄化されつつあることを感じながら、遊歩道を散策中にタバコの吸い殻を見つけました。
 残念でなりません。 聖地を穢すな!

 きょうは黄色のコサシルクにくすんだ黄土の半衿、黒緑の角帯に草木染めの綿袴です。
       (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月25日(月)  No.4344

仏前報告
 浄土真宗大谷派(東本願寺)宗務総長が積極的平和主義(≒自衛隊海外派兵)に対して声明を発しました。 極めて異例のことです。
 全文を引用します。
ーーーーーーここからーーーーーー
【安全保障関連法案に対する宗派声明発表】
 このたび、国会に提出された「安全保障関連法案」に対し、真宗大谷派では5月21日、宗務総長名による宗派声明を発表しました。

 日本国憲法の立憲の精神を遵守する政府を願う「正義と悪の対立を超えて」

 私たちの教団は、先の大戦において国家体制に追従し、戦争に積極的に協力して、多くの人々を死地に送り出した歴史をもっています。その過ちを深く慙愧する教団として、このたび国会に提出された「安全保障関連法案」に対し、強く反対の意を表明いたします。そして、この日本と世界の行く末を深く案じ、憂慮されている人々の共感を結集して、あらためて「真の平和」の実現を、日本はもとより世界の人々に呼びかけたいと思います。
 私たちは、過去の幾多の戦争で言語に絶する悲惨な体験をいたしました。それは何も日本に限るものではなく、世界中の人々に共通する悲惨な体験であります。そして誰もが、戦争の悲惨さと愚かさを学んでいるはずであります。けれども戦後70年間、この世界から国々の対立や戦火は消えることはありません。
 このような対立を生む根源は、すべて国家間の相互理解の欠如と、相手国への非難を正当化して正義を立てる、人間という存在の自我の問題であります。自らを正義とし、他を悪とする。これによって自らを苦しめ、他を苦しめ、互いに苦しめ合っているのが人間の悲しき有様ではないでしょうか。仏の真実の智慧に照らされるとき、そこに顕(あき)らかにされる私ども人間の愚かな姿は、まことに慙愧に堪えないと言うほかありません。
 今般、このような愚かな戦争行為を再び可能とする憲法解釈や新しい立法が、「積極的平和主義」の言辞の下に、何ら躊躇もなく進められようとしています。
 そこで私は、いま、あらためて全ての方々に問いたいと思います。

 「私たちはこの事態を黙視していてよいのでしょうか」、「過去幾多の戦火で犠牲になられた幾千万の人々の深い悲しみと非戦平和の願いを踏みにじる愚行を繰り返してもよいのでしょうか」と。

 私は、仏の智慧に聞く真宗仏教者として、その人々の深い悲しみと大いなる願いの中から生み出された日本国憲法の立憲の精神を蹂躙する行為を、絶対に認めるわけにはまいりません。これまで平和憲法の精神を貫いてきた日本の代表者には、国、人種、民族、文化、宗教などの差異を超えて、人と人が水平に出あい、互いに尊重しあえる「真の平和」を、武力に頼るのではなく、積極的な対話によって実現することを世界の人々に強く提唱されるよう、求めます。
 
2015年5月21日  真宗大谷派(東本願寺)宗務総長 里雄康意
ーーーーーーーーーーーーーここまでーーーーーーーーーーーーー

 宗派の沈痛な反省と強い決意を感じます。 戦死した祖父の仏前に報告しました(写真をクリックすると拡大)。

 人が人を殺していいわけがありません。

 きょうは緑のコサシルクに生成りの半衿、黄金の角帯に薄緑の袴です。
      (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月24日(日)  No.4343

お宝発見!?
 山蔵を整理してたら箱に入った古い絵(錦絵?)が大量に出てきました。 「里見八犬伝」「義経千本櫻」「陸奥白石報讐」「奉天大會戦」etc.
 数畳もしくは長さ三間ほど(写真をクリックすると拡大)。 シワシワですが保存状態はまぁまぁです、和紙って丈夫ですね。
 いつ頃、なんの為に描かれたのか皆目検討つきませんが、日露戦争の絵があるってことは明治or大正? 「西上町若連中」と記されてるのもあるので舞台背景か、それとも絵解き(?)でしょうか。
 絵のクオリティが高いのでアレコレ類推しながら観てるだけで楽しめます。 機会があれば一般公開したいですね。

 きょうはグレー縞の伊勢木綿に朱色の半衿、黒裂織角帯に灰黒の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月23日(土)  No.4342

山下郁子「光のハーモニー」
 作品展「心を織る」で展示されていた山下郁子さんの「光のハーモニー」が届きました(写真をクリックすると拡大)。
 とても美しく、拡大してはじめてわかる繊細な織物です。 右写真、背後に人差し指が見えますか? 隅々まで神経の行き届いた丁寧な仕事…揺らぎがない。
 多くの方にご覧になっていただきたいので、店内にて展示中です。 お気軽にどうぞ。

 きょうは生成りの揚柳木綿に朱色の半衿、黒緑の角帯に薄手の綿袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月22日(金)  No.4341

おすすめサイト その33
 4町4村が合併した広い南砺市、市内で気温の差はおろか降雨状態が違うことはざらです。 例えば福野で降っていても城端が晴れているというふうに。
 おおざっぱな区分では天気予報がアテにならぬこともあって、市のサイトに「南砺市防災気象情報」が載るようになりました(写真をクリックすると拡大)。
 梅雨明けごろに起こる集中豪雨などに適切な情報を得て対処しましょう。 大切な家族を守る為に。

南砺市防災気象情報(城端)http://nantocity.bosai.info/pinpoint/nantocity_zyohana.html

 きょうは紺のコサシルクに生成りの半衿、黒裂織角帯に青灰の麻袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月21日(木)  No.4340

立体ケーキ「ダダ」
 受験生である次男の誕生日。 来年の今頃は家を出ている予定です。
 家族で祝えるのも最後かも…と、お誕生ケーキをリトルハーフパイントさんにお願いしました。
 本人を驚かせたくてナイショで立体ケーキを注文。 そうですウルトラマンの三面怪人 ダダです(写真をクリックすると拡大)。

 どうです?このクオリティ!
 次男が驚喜したのは言うまでもありません。 「これまでのケーキで一番嬉しい」と写真を撮りまくり、なかなかケーキ入刀させてもらえませんでした。
 中身はお見せできませんが、美味しかったことはお伝えしておきます、大満足。

 きょうはイカット木綿に山吹の半衿、裂織の角帯を浪人結びにして腰板無しの綿袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月20日(水)  No.4339

ワクワクすることだけ、やればいい!
 南砺市まち・ひと・しごと創生講演会の第1弾を聴講しにア・ミューホールへ。
 講師は(株)たからのやま代表取締役の奥田浩美さん、タイトルは まちづくりは「ワクワクすることだけ、やればいい!」
 IT界の女帝の異名を持つ奥田さん、どんなオトロシイ人かと思ったら、意外にも(?)家族思いな文系の女性でした。

 予想をはるかに上回るアツい講演で、膨大な刺激やヒントをいただきました。
 「ワクワクすることだけ、やればいい!」というのは、自分さえ楽しければ…という意味ではなく、【物事の解法が見つかる】→【知見が広がる】→【ワクワクする】→【他人に伝播する】→【社会をワクワクさせる】ということです。

 最も響いたのが【SNSなどを利用すれば肉体が無い複数の場に24時間居る状態にできる】【人口や交流人口がいくら多くても、心が無いと意味が無い】【まちづくりは地域貢献しようという熱い『心』を持つ人(貢献人口)がどのくらいいるか?だ】
 つまり住んでなくても、ITで繋がればまちづくりに関与できるんです。 南砺ファン、城端ファンを増やさねば!

 開始30分前から人が多いなぁと思ってたら、超満員の250人で立ち見が出てました(写真をクリックすると拡大)。 南砺市!素晴らしい!
 きょうはグレー縞木綿に青緑の半衿、黒裂織角帯に黒斑の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月19日(火)  No.4338

初!宝塚大劇場
 タカラジェンヌ海乃美月(うみのみつき)応援団ツアー、念願かなって初めて宝塚大劇場へ。
 海乃美月さんは娘が通っていたバレエ教室の先輩で、小さい頃から知ってます。 数年ぶりに対面できるとあって、娘も現地で合流しました。

 大阪で奉公していた30年前に仕事で一度訪れた宝塚は、劇場以外なにも無い印象だったのですが、現在は凄いですね。 劇場と同じ屋根の高級マンションが立ち並び、すでに夢の世界のよう…。
 月曜午前だというのに…劇場内はエレガントな女性で溢れかえってました。 足袋履いてきて良かった〜と思いましたが、5時間のバス乗車で着姿はヨレヨレです(写真をクリックすると拡大)。
 女子トイレの大行列にも驚きましたが、男子トイレの少なさ(2席)にもビックリ(笑)

 観たのは月組公演『1789 ーバスティーユの恋人たちー』 フランス革命直前の話です。
 美月さんは、主役(龍 真咲さん)の恋人(オランプ)役という重要な役どころ(Wキャスト)、出番もセリフもめちゃくちゃ多いです。 欲を言えばもっと歌を聴きたかったなぁ(とても綺麗な声です)。

 詳しくありませんが、宝塚ならではのアッと驚く演出も、エッと思うシナリオも、オッとうなるアンサンブルもあって、お腹いっぱい堪能しました(レ・ミゼラブルに感動した身としては、若者の姿に強く心を揺さぶられたし)。

 ウワサの大階段も想像以上の迫力で(笑) この素晴らしい舞台に知った子が出てるというだけで感動してしまって…。
 終演後、バスの見送りに来てくれた海乃美月さん。 色が白くて美しいタカラジェンヌですが、以前と変わらぬ素直で気のきくお嬢さんのままでした。 そんなことも凄く嬉しいです。 ずっと応援し続けます。

 きょうは柿色木綿に生成りの半衿、黄金の角帯に黒茶の袴、茶色の足袋です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月18日(月)  No.4337

曳山会館に剣鉾
 城端曳山会館には3基の曳山と庵屋台、4本の傘鉾が常時展示されています(1年毎に入れ替え)。
 あと曳山巡行に欠かせないものと言えば、露払いの獅子舞・邪気払いの剣鉾・そして神明宮の四神旗と三神輿ですが、その新町の剣鉾が初めて会館で展示されることになりました。
 祭当日はゆっくり見ることができないので、これはイイですね。
 高さ8メートル!さすがに高いです(写真をクリックすると拡大)。

 これからは貴重な夜の剣鉾の姿が見られます(神輿や剣鉾・傘鉾は日中で巡行終了なので)。神々しい!
 きょうはグレー織木綿にくすんだ青緑の半衿、黒裂織角帯に灰黒の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月17日(日)  No.4336

【実験】草履ネガティブ履き
 “ネガティブ履き”ってご存知ですか? 「お洒落の為に左右で柄が違う靴を履くこと」で、サッカー選手などがやってるのをご覧になったことがあるでしょう。

 ファッション業界(笑)に居る者として、一応トレンドは押さえておこうと、試しに鼻緒の違う下駄を履いてみました(写真をクリックすると拡大)。
 ・・・・・ダメですね orz_ 一応、土台の形と素材は揃えたのですが…。

 和装は左右対称、バランスのとれた美であると再確認した次第です。
 きょうは黄色のコサシルクに生成りの半衿、青地の角帯に青灰の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月16日(土)  No.4335

属国宣言?
 朝刊を見て目を疑いました(写真をクリックすると拡大)。
 自衛隊を海外派遣する法案を提出するそうです、憲法違反は明白なのに。
 憲法を遵守するのは国政を司る者の職務のハズ。 それを放棄してまで米国追従する意図はなんなのでしょうか。 正味アメリカの飼い犬に成り下がるつもりなのか。
 そして対テロということであれば、アメリカの対処法はハズしています。 もっと言えば、世界中にテロの火種を撒いてるのはアメリカではないか…と。

 なんとなく…な世情に流されることを拒否しませんか

 きょうは緑のコサシルクに縞半衿、黒緑の角帯に薄緑の綿袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月15日(金)  No.4334

北陸新幹線鳥瞰絵巻
 高崎から金沢まで345.4kmを3メートルに収めた一枚物の絵地図「北陸新幹線鳥瞰絵巻」をいただきました(写真をクリックすると拡大)。 作者はアトリエ77の村松 昭さん。
 名所・旧跡・温泉・名物・山河・鉄道・そして鳥も、緻密かつバランス良く配置されていて見飽きないし、広げる度に発見があります。 城端別院(山門と本堂)も載ってるんですよ。
 縁あってきよべでも扱うことになりました(1700円+税)。 まずは一度ご覧ください。

 きょうはグレー縞の伊勢木綿に薄茶の半衿、黒裂織角帯に薄手の綿袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月14日(木)  No.4333

朴の木版画、南砺市へ
 城端小学校5年生(現在6年生)が彫った版画展が福光法林寺温泉で開催されてます(5/19まで)。
 じょうはな庵で3日間だけ展示したとき「もっともっと多くの方に見て欲しかった」からです。 城端を飛び出して、南砺市内に伝播することを願って…。
 明るく広い法林寺温泉の左側廊下に掲示してあります(写真をクリックすると拡大)。

 改めて版画を見て、一人一人の子の意識に強く働きかけることができたんだなぁ…と感無量です。
 この子たちは、森林のこと、地産地消のこと、エコロジーのことをどこか頭の片隅において成長するのでしょう。またそうあって欲しい。

 きょうはイカット木綿に青緑の半衿、黒緑の角帯に草木染めの綿袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月13日(水)  No.4332

南砺市の観光ビジョンは?
 南砺市観光協会総会に初出席。 城端観光協会時代はまじめに出てましたが、組織が大きくなって足が遠のいてました。
 出てみようと思ったのは、観光協会の目指すところがよく解らなかったからです(南砺市のビジョンは理解してるつもり)。
 誘客努力は認めるけれど、商材づくりや地域イメージの醸成(ブランディング)がまず必要ではないでしょうか。
 すべて統一することはありません、ベクトルを揃えましょう

 総会後のフリーアナウンサー横田幸子さんによる講演会『運気UP! 売上UP! 笑顔のチカラ』は実技付きで良い息抜きになりました(写真をクリックすると拡大)。
 それと判る作り笑顔はイヤですが、「笑顔は自分の為」なら、誰もいないときに実践してみます(ブキミ)。

 きょうは紺のコサシルクに縞半衿、黒緑の角帯に腰板無しの綿袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月12日(火)  No.4331

御車山会館と魚々座
 休日を利用して出来たばかりの施設をハシゴしました。
 まずは高岡御車山会館。 山町筋にあり、景観に配慮し(すぎて通り過ぎてしまっ)た完成度の高い外観です。
 七基の御車山を季節毎に一基ずつ入れ替えます(あと一台は建設中の平成の御車山)。 今は一番山の通町の山を展示してました。 大きな御神像が居られるんですね(写真をクリックすると拡大)。 車輪や花笠に気を取られてて見落としてました。
 シアターで上映してるクオリティの高い紹介ビデオは必見です。 御車山祭の事がひととり理解できますよ。 館内の体験メニューも豊富で、一時間は優に楽しめました。
 山町間の調整にかなり苦労したと聞いてたので、完成を素直に祝いたいと思います。

 続いて氷見の魚々座(ととざ)
 かつての氷見フィッシャーマンズワーフが漁業交流館として生まれかわりました。 漁師にとってはなんの変哲も無いものでも、僕にとって新鮮です、面白かった〜(説明があればなお良いのですが)。
 入り口右隅の工房(?)がどえらい設備です、ここでなにかが生まれる予感(笑)

 きょうは生成りの揚柳木綿に山吹の半衿、黄金の角帯に薄緑の綿袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月11日(月)  No.4330

母の日に手打ちソバ
 きょうは母の日、炊事当番に手を挙げて蕎麦を打つことに。
 そば好きですが、実は独りで打つのは初めてなんです。 器材は揃ってるので(左写真をクリックすると拡大)、あとは実行あるのみ。
 500gのそば粉(二八)に215g(43%)の水を加え捏ねます。 まぁイイ感じになってきたので、棒で伸ばしますが…これがなかなか薄くならない。
 結果ウドンみたいな蕎麦になっちゃいました(右写真)。 角は立ってるんですけどね(負け惜しみ)。
 大根おろしと削り節、少量の刻みネギをかけて、ぶっかけ皿ソバにしたら子どもたちは喜んで食べてくれました。 満足です、次はもっと上手にできそう…。

 きょうはグレー縞の片貝木綿に薄柿色の半衿、黒裂織角帯に灰黒の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月10日(日)  No.4329

映画『NORIN TEN 稲塚権次郎物語』特別上映会
 いよいよ今日から県内劇場で、城端の名誉町民第一号;稲塚権次郎翁の映画が始まります。 前売り券を入手していたので、地元じょうはな座での上映会にいそいそと出かけました。
 城端がロケ地となった映画は僕の知る限り3本あります(夜叉ケ池、ファンシィダンス、少年時代)、でもこのNORIN TENこそ城端じゃなきゃ撮れない作品なのです。

 30分前だというのにお客さんがいっぱい(上映開始時、1階は満席でした)。 これだけギッシリの映画は初めてかも。 周囲は見知った人ばかり…アットホームというか、自宅で映画を見てるような感覚にとらわれます(笑) 城端のエキストラが映るとワッ!!となり、風景が出てもワッ!!となる…まぁ当然の反応でしょうね。

 とてもいい映画です、期待を遥かに凌駕して。 とにかく自然が美しい。 秋の里山、雪のシーンなど時間をかけて丁寧に撮られてること…。
 始まってすぐ、緑の小麦畑のシーンに感動しジワーッときました。 農林10号の遺伝子がインドの穀倉地帯を埋め尽くしてます…小さな種子が海を渡って「緑の革命」を起こし、人類を救うことになるなんて!

 富山県内3館(高岡イオン、富山ファボーレ、大都会)でも上映中。
 9月19日(土)より全国ロードショーだそうですから、県外の方はお楽しみに。

 公式ガイドブックを購入しました。 本としてもとても良くまとまってます、城端人必読ですよ。

 きょうは柿色木綿に縞半衿、黒緑の角帯に黒茶の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月9日(土)  No.4328

東京朝活
 用事があって東京へ。 新幹線を使えば良いのでしょうが、料金と時間の制約があって、またも夜行バス弾丸ツアーです。
 しかし夜バスは早朝に到着するので、朝を有意義に使えるんです。

 朝6時、御徒町で下車して銭湯「燕湯」でひと風呂。 いかにも江戸っ子で粋なオジさんたちが熱い湯船にさっと入ってさっと上がっていきます。 
 燕湯独特のローカルルールがあるけど、それさえ守ればアウェイ感は無かったです。 例えば、洗面器を湯船に入れちゃダメ(=かけ湯できないので、洗い場で流してから入る。当然タオルも×なので全員フリチン)/縁に腰掛けるな(衛生上のため?)/差し水禁止(相当熱いです、エイヤッ!!と浸かりましたが、久しぶりにヒリヒリする湯に入りました)。
 でも、貸しタオル20円で借りれば、置きシャンプーとボディソープがあるし、風呂上がりに瓶のペプシコーラを飲めるし、怖いと噂される女将さんも僕の和装見てニコッとしてくれたし…。
 燕湯気に入りました、月曜定休じゃなきゃ上京の度に利用するんだけどなぁ…。

 サッパリした後は、朝食を食べに築地市場へ向かいます。
 たまたま通りかかった築地本願寺に吸い寄せられるようにフラフラと…。 7時の晨朝勤行に間に合ったので30分間お経を聞いてました。 読経の間、背広のサラリーマンたちが普通に手を合わせお参りしていく姿の美しさに感動。 生活の一部に信心があるってこういうことなんだ。

 きょうは黄色のコサシルクに生成りの半衿、グレー裂織角帯に青灰の麻袴、グレーの足袋です。
    (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月8日(金)  No.4327

ひだまり宣言
 城端ひだまりくらぶ総会&新一年生との対面式。 60人と少ないけれど、元気イッパイでカワイイ子どもたち。
 天気が良いのでお昼休みは校庭で遊びます。 上の学年の児童も交えて、総勢どのくらいだったのでしょう、大賑わいでした。

 PTA室には今の2年生からひだまりくらぶへのお手紙が貼られてます(写真をクリックすると拡大)。 これを読むたびに「よし!」と思うのですが…。

 今年はひだまりくらぶ設立10周年、もっとたくさんの人に知ってもらいメンバーを増やします!
 それには僕がサボってちゃダメですね。 ということで、今年は積極的にひだまり活動に参加することをこの場で宣言しちゃいます。
 みなさん、毎週水曜日様子を見に来てくださいね。 次回は5月20日(水)10時20分からと13時から。 見学大歓迎です。

 きょうはグレー織木綿に青灰の半衿、黒緑の角帯に黒斑の袴です。
    (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月7日(木)  No.4326

祭のあと
 数年ぶりに竹田山を解体し山蔵に収蔵することになり、朝から町内男衆総出で御神像と曳山に向かいます。

 西上史上初!足場が組まれました(写真をクリックすると拡大)。 これまで民家の屋根をお借りして登ってましたが、残念なことに更地になってしまったんです。 フォークリフトも初登場(前まで担いでハシゴで上げ下げしてました)。

 足場があるので僕でも登れます。 上で写真を撮ってたら、成り行きで手伝うことになりました。 足場があるとは言え、解体過程でどんどん外されていきます(右写真)。 久しぶりにビビりました(笑)
 昼食を挟んで丸一日かかりましたが、こうして数年毎に組立解体をすることは伝統を継承するうえで非常に大切なことだと考えています。 写真やビデオ記録があるとはいえ、見るのとするのでは大違いですからね。

【竹田山解体作業写真】はこちらをクリック
    (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月6日(水)  No.4325

曳山幻灯
 気持良く晴れた曳山祭。 午前は曳山と一緒に紋付袴で歩きます
 最初の庵唄所望は曳山功労者碑のある水月寺と決まっています(左写真をクリックすると拡大)。
 別院からここまで本囃子を奏で、本祭が始まるのです。

 夜は東町上がりで通りが静かなので、店の障子を利用した城端スライドショー(庵唄付)を友人が設営してくれました。 足を止めて見入る方もたくさんおられましたよ。
 新幹線効果かはたまた天候か、多くの人出です。 お越しになった方々に城端曳山祭に寄せる我々の思いは伝わったでしょうか。 “豪華絢爛”の四文字に収まりきらない魅力を感じていただけたでしょうか。
 凛とした寒い夜の提灯山は最高に美しく、自分が庵連合会長を務めた十年前の祭を思い起こしました。

 きょうは紋付羽織に仙䑓平の袴、白扇に白足袋、伝統的に下駄を履きます。
    (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月5日(火)  No.4324

城端曳山宵祭
 今日は城端曳山宵祭。 GW中で唯一の雨の日となりました。 とても残念です。
 さらに残念なことに、家人が体調を崩したため外に出られなくなり、山宿巡りを断念。
 気落ちしていますが、明日は快晴の予報なのでヨシ!としましょう。 素晴らしい祭になりますように。

 きょうは深緑の紬単衣に薄山吹の半衿、裂織の角帯をヘタレ結びにして梅鼠の足袋。 紋付袴の男衆ばかりなので、着流しにしました。 
    (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月4日(月)  No.4323

大相撲番付表
 南砺市の郷土力士「常川」、現在の番付は序二段西12枚目ですが、まだまだ出世が期待できる有望株です。

 いただいた五月場所の番付表をつづらこみちに貼り出しています(写真をクリックすると拡大)。
 文字が小さく捜しづらいのですが、そんなときは角帯に挟んだルーペを使えばホラダイジョウブ!
 5月10日が(たぶん)初日です。 頑張れ!常川!

 きょうは紺のコサシルクに縞半衿、黒裂織角帯に青灰の麻袴です。
    (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月3日(日)  No.4322

さくや姫だより その49
 さくやはダイエット中です。 食事制限だけだとかわいそうなので、頻繁にお散歩に出かけるよう心がけてます。

 これまで僕が連れてくことは無かったのですが、オール清部家で面倒をみることになりました。
 いつもの道もさくやと一緒だと新鮮です。

 きょうはインドネシアのイカット単衣にざっくりした青緑の綿半衿、黒緑の角帯に草木染めの綿袴です。
    (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月2日(土)  No.4321

平成二十七年城端曳山祭ポスター
 城端人が最も愛し大切にしてる曳山祭まであとわずか。
 曳山情報をアップするのを失念してました…。

 今年の当番町は出丸町、ポスターでお判りのように布袋さまが御神像です。 光って神々しい写真を選んでみました(写真をクリックすると拡大)。

 最新の情報は「旅々なんと」(南砺市観光協会ホームページ)をご参照ください。

 きょうは生成りの揚柳木綿に縞の半衿、黒緑の角帯に薄手の綿袴です。
    (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2015年5月1日(金)  No.4320

▲先月の日記へ ▲店長のきもの日記へ ▲過去ログへ ▲翌月の日記へ