「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2014年10月

++美しい装い きよべ++

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バグダッドの靴磨き
 高2の次男に「お父さん、”バクダッドの靴磨き”って話 知っとる?」と聞かれきました。
 『ん?知らんけど、どした?』「授業中に先生が泣いたんだ」『え!?』「先生の子ども…小さいから…かもしれん」

 どんな話か興味が湧き、登校前に現国教科書を一読させてもらいました。 故 米原万里さんの短編小説です(写真をクリックすると拡大)。

 911以後混迷するイラクで生きる12歳の靴磨き少年が独り語りします。 殺された父のこと、一緒に住む叔父のこと、最愛の母のこと、誤爆で死んだ妹たちのこと…、そして自分の決意のこと…。
 小説なんだけど…リアリティがありすぎて…僕も朝から落涙しました。

 この世界をイメージすることができなかった次男は「僕、新聞読む!」と言い放ちました。 高校生に自発的に新聞を読ませるとは・・・とても良い教科書だと思いませんか?
 短いので数分で読めます、是非ご一読ください(教科書が無い場合は”コレクション戦争と文学”第4巻「9・11変容する戦争」(集英社 刊)に収録されてます)。

 きょうはネップの入った厚手木綿に黒半衿、黒緑角帯に腰板無しの綿袴、茶色の足袋にウールストールです。
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2014年10月31日(金)  No.4138

紅葉狩りはバイクで
 今日も秋晴れのよい天気! あったか手袋のテストも兼ねてバイクで道谷の紅葉を見てきました(写真をクリックすると拡大)。
 けっこう色づいてましたが、う〜んどうなんでしょう?ちょっと早かったのかな??

 クマに出会ったら困るなぁ…僕のライディングテクニックで逃げ切れるかなぁ…などと心配しましたが、何台も先客がおられ一安心。 
 往復30分弱の短時間でしたが、心洗われるひとときでした。
 すばらしい環境に住んでいることに感謝します。

 きょうはグレー織木綿に黒ハイネック、黒裂織角帯に黒斑の袴、黒のタビックスです。
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2014年10月30日(木)  No.4137

大人の遠足
 天候に恵まれた秋の遠足(笑)…もとい大学見学会は金沢方面へ。
 金沢学院大と金沢工業大の2班に別れ、学食で美味しいランチをいただいた後、金沢大学角間キャンパスに初上陸!
 いつも車でくぐってる橋(写真をクリックすると拡大)をついに渡れました。

 学生に案内してもらいましたが、さすがにしっかりしてますね。
 学習スケジュールを綿密にたて、自分の意思で勉強しないと合格はおぼつかないようです(当然ですが)。

 それにしても、大学っていいですね。 リタイアしたら学び直したいなぁ。
 きょうは茶地に朱縞ウールにベージュ地ネップ入りの半衿、黄金の角帯に帆布の袴、茶色の足袋に絹ストールです。
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2014年10月29日(水)  No.4136

城端の銅像(その7) 松村謙三翁
 またまた長いブランクを開けてしまったこのコーナー(その6は二宮金次郎)、いよいよ偉大なる政治家 松村謙三翁の登場です(写真をクリックすると拡大)。
 銅像はR304フラワーライン展望台に立ってます(南砺市大鋸屋101-1)。
 例によって碑文を記しておきます。

 松村謙三先生は明治十六年福光町に生まれ 昭和三年衆議院議員初当選 以降十三回当選 この間国政の枢機に参画 国道三〇四号昇格のため尽力されました。
 この遺徳を忍び永く住民に伝承するようすがとするものです。
    平成二年十月 松村謙三顕彰会 会長 山田伊作

 もの足りない紹介ですが、手づくり郷土賞(国土交通省)とセットだから(?)仕方ないんですかねぇ。

 きょうはグレー縞片貝木綿に黒ハイネック、黒緑の角帯に灰黒の袴、黒のタビックスです。
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2014年10月28日(火)  No.4135

日本で一番ちいさな映画館「氷見キネマ」
 おそらく日本一小さな映画館「氷見キネマ」へ。 評判のインド映画『マダム・イン・ニューヨーク』を観る為です。
 劇場は駅前ビルの4階(左写真をクリックすると拡大)!靴を脱ぎ、ハァハァいいながら階段を登ってようやく辿りつきました。

 指定席は無く個性を主張した椅子が選びたい放題。 テーブルつきなので、カップ&ソーサーでコーヒーが飲めます[250円]。
 女性グループなどで5人で上映スタート。
 予告編の画質が悪く心配したのですが、本編は映像・音響とも満足のいくものでした。 なにより椅子が良い。

 映画はテンポが良くて楽しくて…自尊心を取り戻す過程が感動的で…身につまされました。
 文句無しにイイ映画です(主演女優のシュリデヴィ=カプールに惚れそうになった…)。 ぜひぜひご覧ください、オススメします。

 きょうは茶地に白縞の木綿に綿紬の半衿、黄金の角帯に黒茶の袴、焦茶のタビックスに黄色の絹ストールです。
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2014年10月27日(月)  No.4134

なりきり姫体験
 彩菜まつり二日目。 好天に恵まれ、たくさんのお客様が市街地にお越しです。
 ちょっと抜け出し、織館で開催してる「なりきり姫体験」を見てきました。
 未婚既婚問わず申し込みがあった女性に打ち掛け姿の写真を撮る企画です。 「結婚式を挙げてなかったから記念に」と家族で参加される方もおられて…とても良い企画ですね。
 じょうはな花庵(商工会女性部有志)の皆さんが和服で甲斐甲斐しくお世話なさる姿も絵になってます(写真をクリックすると拡大)。
 左右の衝立などは「表具屋 上ツ森」さんが古い着物を加工したもの。 レトロな建物にマッチしてますね。

 夜は「城端曳山祭ユネスコ無形文化遺産登録推進シンポジウム
 パネリストは菊池健策氏(元文化庁主任文化財調査官)、林 曉氏(富大芸術学部教授)、芳村伊十一郎氏、中川善雄氏、田中南砺市長。 コーディネーターは大西正隆氏(城端曳山祭保存会長)という錚錚たる顔ぶれ。
 みなさん曳山への熱い思いを語ってくださいました。 嬉しい限りです。

 ただ…大西さんがおっしゃった「(人口が減り)5〜10年後への伝承が難しい」という発言には重みがありました。
 「世界遺産になるかも♡」と浮かれている場合じゃありません。 我々が大好きな曳山祭をどうしたら続けられるか、この数年がキモかもしれないですね。
 会場の結構な数の山町関係者はどうお感じになったでしょうか。

 きょうは白茶の厚手木綿にくすんだ茶色の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、茶色の足袋にガーゼストールです。
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2014年10月26日(日)  No.4133

闇講大凄恐!
 彩菜まつり初日。
 開店と同時に「古布で作る手提げブローチ」教室にお客様が。 「端裂三昧」もワンコイン大市も大盛況で、お昼ご飯を食べられず嬉しい悲鳴。

 体験も一段落し、ヘトヘトになった午後4時、本日のメーンイベント『闇講』の準備にかかります。
 スタッフは総勢17名!(次男にも手伝ってもらいました)。 予行演習は一度きり、ほぼぶっつけ本番です。 立ち位置や驚かし方など、個々に試行錯誤をくりかえしながら絶叫ポイントを探ります。

 僕は能面役(さすがに能衣装は無かったので黒留袖着用)、予定では静かに正座してるだけでしたが、気づかれずに通り過ぎてしまうので、途中から積極的に前に出るようにしました。 他メンバーも“現場合わせ”だったようです。 こういうフレキシブルなところがアルバイトと違うんですね。

 予想をはるかに上回る来場で、受付はパンク状態。 20時の終了予定時間を大幅に上回ってました。
 問題も課題も多かったけど、子どもたちには喜んでもらえたんじゃないかなぁ…。 ちゃんと反省会をして、次(いつだ?)に繋げたいと思います。

 きょう(の前半)は朱色木綿に細シボの生成り半衿、黒緑の角帯に黒茶の袴、茶色の足袋です。
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2014年10月25日(土)  No.4132

日常見かける和文様 「矢鱈縞」
 天気のよい日、つづらこみちの壁に太さの異なる縞が現れました(写真をクリックすると拡大)。 不規則に変化する矢鱈(やたら)縞です。
 100日ぶりに見つかりました

 強い陽射しがガラスと黒縁に当たり、杢目がランダムに反射させてるようです。
 意図しない文様が現れるのは不思議ですね。

 きょうは黒グレー縞の伊勢木綿に黒半衿、黒裂織角帯にチャコールグレーの袴、濃紺の足袋にグレーストールです。
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2014年10月24日(金)  No.4131

第9回アートセッションinとなみ野
 井波美術館となみ野在住の若い作家たちの作品展が始まりました(前期10/22〜11/3、後期11/5〜17 9時〜16時)。

 前期展は 池田佐知子(洋画)、石原良定(佛師、木彫刻師)、織田定男(漆芸)、川原和美(平面)、木村正和(木彫工芸)、佐藤忠博(彫刻)、温井和海(書)、藤井一範(陶造形)、山根美幸(書)の9人《敬称略》
 会場が狭くて…と聞いていたのですが、なかなか考えられたアート空間になってるみたい(写真をクリックすると拡大)。

 入場無料です、井波に行かれたら是非ご覧ください(火曜定休です)。
 きょうはグレー織木綿に黒半衿、黒裂織角帯に黒斑の袴、黒のタビックスです。
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2014年10月23日(木)  No.4130

ハギレの海
 端裂三昧(はぎれざんまい)初日です。
 薄い絹布とはいえ1500枚もあると凄いボリューム!圧巻です(写真をクリックすると拡大)。
 ひととおり目を通しましたが「なんとオクスい」から「ナンジャコレ?」まで、色・柄・長さともに多種多様。
 素材は絹ですが、染めと織りが違えば全く別物ですね。
 3つのワゴンにテンコモリになってます。 ホジクリカエシテお楽しみください。

 きょうはグレー縞の片貝木綿に黒ハイネック、黒裂織角帯に灰黒の袴、黒のタビックスです。
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2014年10月22日(水)  No.4129

高校PTA大会
 富山県高等学校PTA大会・指導者研修会がグランテラス富山(旧名鉄トヤマホテル)であり、PTA役員として参加しました。
 駐車場のこともありバイクで行きたかったけど、雨模様で断念。

 高校PTAの大会は初めてです。 平日の日中ということもあって多少ナメてましたが、大ホールいっぱいの参加者でビックリ(写真をクリックすると拡大)。 なんなんだ?この出席率の高さは!
 小中P連とは多少違うようにも感じましたが、やはり富山は教育県、親も一所懸命です。

 きょうは白茶の厚手木綿に黄土色の半衿、黄金の角帯に帆布の袴、茶色の足袋です。
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2014年10月21日(火)  No.4128

ヒート手袋
 朝晩冷え込むようになりました。
 かじかむ指先を温めるべく、バイク除雪用に電熱グローブを購入しました! ず〜〜〜〜っと欲しかったんです(写真をクリックすると拡大)。
 4時間充電で、高(45℃)2時間・中(37℃)4時間・低(32℃)6時間の3モード。

 ウキウキして早速使ってみます。 ・・・がボタンを押しても電源が入らない。
 ガーン!不良品かぁ orz_ 激安だったしなぁ…。
 念のためにマニュアルを読んでみると…。 「3秒間長押し」って書いてありました(^^;;

 きょうは茶地に白縞木綿に黒半衿、黒緑の角帯に帆布の袴、焦茶のタビックスです。
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2014年10月20日(月)  No.4127

お宝ゲット!
 親戚の法事で店を休ませていただきました。ご迷惑おかけして申しわけありません。

 ちょっと変わった引き出物をいただきました(右写真をクリックすると拡大)。
 いぶりがっこ(秋田)、赤カブとカブ葉の浅漬(生田家@上平)、完熟シナノゴールド北斗星(柴田りんご園)、無農薬加賀れんこん(蓮だより)、自家製おみそ(ナトゥーラ印)、無農薬「らん藻そだち」新米コシヒカリ(水のの家)、玄米パン(水のの家)、かぶせ茶(沢崎茶舗)、黒七味(原了郭@京都)
 いかがです? こだわりの食品群、食べるのが楽しみです。

 法要後、開店準備をしているとつづらこみちにズイキ(芋茎)が。 どなたかが持って来てくださったのでしょう(左写真)。
 おぉ山の幸が集まる日だ。 恵みに感謝。

 きょうは紺のコサシルクに生成り半衿、黒緑角帯に薄緑の袴です。
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2014年10月19日(日)  No.4126

闇講下見
 夜も更けた寺院に集まる男たち…幽かな灯りをたよりに暗闇を歩き、声を潜めて話し合う…。
 なにをしているのでしょうか?   そう、闇講の下見です(写真をクリックすると拡大)。

 一週間後に迫ったきもだめし『闇講』を “まっでおとろっすいが” にすべく大のオトナが智慧を絞ってます。
 3年前に比べて、仕掛け密度は高く、一段とレベルアップ。 お寺というロケーションも相まって、怖くないわけがありません。
 当日は朔日、月明かりはほとんどありません。 ご期待ください(お助けマンもいます)。

 きょうはグレー縞の片貝木綿に黒ハイネック、黒裂織角帯に黒斑の袴、グレーの足袋に絹ストールです。
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2014年10月18日(土)  No.4125

プレお出迎え
 デスティネーションキャンペーン(以下DC)ってご存知でしょうか? Destination(目的地)+Campaign(宣伝戦) = JR各社と自治体、観光業者が協動で実施する大型キャンペーン(だそう)です。

 北陸新幹線の開通を前に、全国各地の旅行会社に商材として事前提案をするプレDCが行われます。
 南砺市を訪れるのは24名。 宿泊したクアガーデンから曳山会館で下車し、松井機業などを巡ります。

 早朝から曳山会館に集まったのは50名超!(写真をクリックすると拡大) 庵唄を披露しむぎやを踊り…城端のやる気が伝わったでしょうか?
 帰路も店前で手を振って、バスからも振ってもらって…。
 結構楽しかった。 こーゆーの嫌いじゃないカモ。 これから観光バスを見たら手を振ってみようかな。

 きょうは柿色木綿に生成り半衿、カラシの角帯に黒茶の袴、茶色の足袋にガーゼストールです。
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2014年10月17日(金)  No.4124

藤森兼明と円山応挙
 平成の美人画家(と僕が勝手に名付けた)『藤森兼明 展 永遠の祈り』を見に、息子と近代美術館へ(10/30まで)。
 一歩足を踏み入れて絶句!これだけの規模とは思ってませんでした。
 高校時代の油絵(これが上手)から、金美大の作品、そして近作まで、大作を中心に約90点あります。
 圧倒的な画力をやみくもに振りかざすのではなく、なにが画題なのか?を突き詰めてゆく藤森さん。 年代を追って歩くと、モデルが前に出たり霞んだり…精神性を高めるため試行錯誤を繰り返す過程を一緒に味わった気になりました。

 続いて水墨美術館の企画展『この絵師に敵なし 円山応挙と四条派』を鑑賞(10/26まで)。 大人気ですね〜。 平日なのに人がいっぱいです。
 応挙の絵は…上手い!上手すぎです(「写生帖」は本気で欲しい!と思ったほど…)。 ただ「七難七福図巻」を除いては感激するものは無かったなぁ…。
 応挙に影響を受けた四条派の作品「柳鷺群禽図屏風」(呉春)」「獅子図屏風」(長沢芦雪)などのほうが、大胆で好みでした。
 というわけで、「この絵師に敵なし…」はちょっと違うんじゃないかと(笑)

 きょうはグレー縞の伊勢木綿に黒半衿、黒裂織角帯に灰黒の袴、灰色の足袋です。
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2014年10月16日(木)  No.4123

よみがえりのレシピ
 ソーシャルシネマダイアログin南砺…と言っても、なんのこっちゃ?…ですよね(僕もそうでした)。
 社会的課題をとりあげた映画を上映し、観客とテーマについて語り合う(ダイアローグ)手法だそうです。
 エコビレッジ構想の実現に向け、南砺市が主催し、今夜が2回目
 ドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」をじょうはな座で上映し、田中市長と谷崎テトラさんが対談します(写真をクリックすると拡大)。

 地域固有の在来作物を守り続けている人たちを撮った映画です。
 テーマは重いんだけど、ワクワク感があり、なにより料理が美味しそう! (食の)グローバル化(≒均質化)がすすむ中で、示唆に富んだ良い作品でした。

 でも認知が低いせいか、参加者は少ないなぁ(無料で映画が見られるよ…と上手に宣伝すれば、もっと人が増えるかも…)。
 けれど、若い女性が会場に目立ったのが心強かったです。 南砺志民のアンテナは決して低くない!

 きょうはグレー織木綿に黒ハイネック、黒緑角帯に黒斑の袴、濃紺の足袋です。
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2014年10月15日(水)  No.4122

海ノ空
 じょうはな織館ぎゃらりーで「石丸暁・石丸絵利子 茶陶展 〜茶の逸話〜」が始まっています(11/3まで)。
 石川県かほく市で陶工房を構える石丸夫妻の作品展です(写真をクリックすると拡大)。

 ずっと心待ちにしていました(というのは愛用の茶碗が割れてしまったから)。 今回もお気に入りの一点がみつかってゴキゲンです。
 絵利子さんの作品は初めて見ましたが、センスいいですね。 しかも驚くほど軽い! この技術はたいしたものです。

 素敵な器を眺めていたら、料理でも習おうかな…という気になります。 延いては生活が豊かになりそうです。

 きょうは白茶の厚手木綿に縞半衿、辛子の角帯に草木染めの綿袴、絹ストールです。
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2014年10月14日(火)  No.4121

ガウディ展
 祝日の定休日。 金沢21世紀美術館で開催されている『建築家ガウディ×漫画家井上雄彦―シンクロする創造の源泉』へ(11/5まで)。
 僕の大好きな建築家 アントニ・ガウディと「バカバンド」などで知られる漫画家 井上雄彦のコラボ展です。
 とくにガウディは高かったLD(レーザーディスク)を買ってしまったほど憧れてます。 一度は行きたいバルセロナ。

 で、なんで両者がコラボしてるのか…というと、よくわかりません(笑)
 多分…、井上さんが好きなんじゃないかと…。

 で、展示ですが、ガウディだけではもの足らなかったのは事実です。 ガウディ作品の写真や小物をいくら並べても実物の千分の一にも及ばないだろうし、あまり感ずるところがありません。
 それに比べて、筆力のある井上絵画は圧巻です。 とりわけ晩年のガウディ(2メートル角)は。
 サグラダ・ファミリアにかけるガウディの熱情も絵を通して伝わりました。

 入場料は“高い”と思ったけど、2冊セットの図録は買い得だと思います。 お洒落だしね(写真をクリックすると拡大)。
 あ〜それにつけても…身体が動けるうちにバルセロナ行きたいなぁ。 ますますガウディ熱が高まる“罪つくりな”展覧会でした。

 きょうは茶地に白縞木綿に黄土半衿、黄金の角帯に帆布の袴、黒のタビックスにクリームの絹ストールです。
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2014年10月13日(月)  No.4120

南砺市イベント大成功
 いよいよ南砺市合併10周年記念事業『なんと!トレジャーハンター』メイン開催日です。
 桜ヶ池をスタートした参加者は、ラリーポイントを稼ぐため市内全域を巡ります(朝一番に当店にお越しになった方がおられたのには少々驚きました)。

 昼頃ちょっと様子を見に行ったら、沢山の人で賑わってます(右写真をクリックすると拡大)。
 天候にも恵まれ、大成功ですね。 企画立案実行した南砺市商工会青年部に拍手を贈りたい。
 2週間後に迫る「第14回なんと彩菜まつり」も案内ビラが刷り上がりました(左写真)。 トレハンに負けず劣らず沢山の方で賑わうと嬉しいなぁ…。

 きょうは緑黒御召に黒ハイネック、灰色模様角帯に黒斑の袴、黒のタビックスにブーツ、単衣女縞御召をほどいた袖無し羽織の派手目な格好。
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2014年10月12日(日)  No.4119

キモノでジャックinおおてよるあそび
 越中ジャック初の夜開催、富山市大手モールへ。
 集合時間には間に合いませんでしたが、狭いエリアなのですぐに合流できます。

 車両通行止めした大手モールに虹色のイルミネーションを配置し、唯一セントラムだけが走るというお洒落ゾーン(写真をクリックすると拡大)。
 ジャック参加者も皆それぞれの創意で参加し、楽しい夜を過ごしました。 路上ライブやフラッシュモブなど見どころ満載で、目移りししてワヤク(笑)
 初めての方も多く、これからもっともっと増えるんじゃないかと期待大↑です。

 次は貴方の近くにお邪魔するかもしれません、お気軽にご参加ください。

 きょうは柿色木綿に生成りの半衿、黄金の角帯に黒茶の袴、梅鼠の足袋に黄色ストールです。
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2014年10月11日(土)  No.4118

ノーベル平和賞に違和感
 ノーベル平和賞にマララ=ユスフザイさんが選ばれました。
 銃撃されながらも、女性への教育の必要性を訴える活動が評価された…ということです(写真をクリックすると拡大)。

 とっても嬉しい・・・・と素直に喜べません。
 というのはまだ17歳のマララさんに、今後どれだけの重圧を背負わせるのか…と思うから。
 まだ(一般的には)未成年の彼女の人生を、大人が決めていいのか…とも。

 我々大人が為すべきことを、たった一人の少女に丸投げするのか!

 きょうはグレー縞の伊勢木綿に地紋のあるグレー半衿、黒裂織角帯に灰黒の袴、紺の足袋です。
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2014年10月10日(金)  No.4117

端裂三昧
 当店は京都から仕入れた正絹ハギレを常時販売しています。
 新しい布だから綺麗で強度があり、小物や袋物作りに重宝されてます。

 22日(水)から11月2日(日)まで端切ばかりを1500枚集めた『端裂三昧』を開催します。
 小紋地、コート地、襦袢地、紬地、裏地、帯地etc.など多種多様です。
 お値段は一枚200円(税別)から。 掘り出し物多数!ヤマになってるので捜す楽しみもありますよ。

 きょうは生成りの揚柳木綿に縞半衿、黄金の角帯に帆布の袴、茶色の足袋です。
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2014年10月9日(木)  No.4116

東京からみた南砺
 日経流通新聞に北陸新幹線がらみの記事が載りました(写真をクリックすると拡大)。

 東京から眺めれば、金沢ー富山ー高山がセットなんですね。 これに和倉温泉や氷見が加わる感じでしょうか。
 高岡ー南砺ー金沢の小さなトライアングルなんて眼中に無さそうです。

 南砺市の知名度を上げるには?来街者を増やすには?リピーターを作るには? 積極的なPRと弛まぬ努力が必要なようです。

 きょうはグレー縞の片貝木綿に地紋のあるグレー半衿、黒裂織角帯に灰黒の綿袴、グレーの足袋です。
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2014年10月8日(水)  No.4115

闇講ポスター
 3年前に伝説となったキモダメシ『闇講』のポスターができました(写真をクリックすると拡大)。

 受付時間 10月25日(土)18時〜19時半 [なんと彩菜まつり期間中]
 会 場  真覚寺[南砺市城端434]
 受付場所 善徳寺会館[城端別院となり]
 参加費  子ども100円 大人200円(中学生以上)

 詳しくはコチラをご覧ください

 城端ファンクラブメンバーが毎日コツコツ準備中です。
 子どもはそれなりに… 大人は本気で怖がらせますので、乞うご期待!!(アレより絶対恐ろしい)

 きょうはネップの入った白茶の木綿に薄茶色の半衿、辛子の角帯に黒茶の袴、焦茶のタビックスです。
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2014年10月7日(火)  No.4114

台風18号で東京孤立
 翌月曜日ヨコハマトリエンナーレ2014を見る予定・・・・・・でしたが、台風18号で足止め。
 テレビは首都圏大混乱の様子をずっと流しています。 どしゃ降りで宿から一歩も出られません。

 昼近くまで粘ったら少し空が明るくなったので、意を決して外に出ます。 地下鉄や山手線は動いてました。
 東横線に乗るべく渋谷へ。 ところが、東急全線が完全にストップ(写真)。 よくニュースで駅員に尋ねる場面がありますが、そのまんま再現しちゃいましたね。
 仕方が無いので東海道線で…とも思ったけど、そちらもアウト!
 多摩川が警戒水位を越えて、いつ開通するのか目処が立たないそうです。 横浜行きは諦めました。

 巨大都市東京がこれほど災害に脆いとは。
 常磐線も止まってたところをみると荒川も越えられなかったのでしょう。 あっという間に陸の孤島です。 バイオレンスジャックの関東地獄地震をふと思い出しました。
 東京はたまに行くところで、住むべきところではないのかもしれません。

 きょうは濃グレー織木綿にくすんだ黄土の半衿、裂織の角帯に黒斑の袴です。
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2014年10月6日(月)  No.4113

アウェイ
 台風めがけて(^^;高速バスで関東へ。 サンフレッチェ熱が高まり、長男と一緒に応援にいくことにしたんです。
 目指すは観客席とピッチとの距離が恐ろしく近い柏スタジアム。 どーせなら、思いっきり臨場感を味わおうということです。

 サンフサポ歴は長いのですが、スタジアム観戦はまだ2度目、しかも初のアウェイ(敵地)戦です。
 「レイソルサポは激しいよ」とジェフサポから事前情報をいただき、バスではビビってユニフォーム脱いでました。

 ホーム/アウェイ、完全に入り口が別れてて、向こう側に行くこともできません。 自由席(立ち席)の適当なところに位置取りします。
 大雨予報にも関わらず、サンフサポが沢山いて心強い。 試合開始前からチャント(応援ソング)を歌い、手を叩き、跳ね、五十男はかなり体力を消耗してます(^^;

 結果は0-0
 雨による水たまりでボールが止まり、パスサッカーはできなかったけど、迫力あるシュートシーンに盛り上がりました。
 楽しかったぁ!二人とも大満足です。

 でも、ポンチョは着てたものの、頭から足元までずぶ濡れに…。 どうやって帰ろう…と迷いつつスタジムを出れば、両チームサポーターがぞろぞろ歩いてます。
 ままよ…と一緒に歩いたら20分ほどで柏駅にたどり着きました。 柏サポも(当然ですが)普通の人たちで、なんかダマされた気分。 こんな雨の中でも足を運ぶサッカー好きに悪い人はいませんよね(^^;

 きょうは濃グレー織木綿に薄グレー地紋半衿、裂織の角帯に黒斑の袴です。
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2014年10月5日(日)  No.4112

歌川国芳の世界
 高岡市美術館で開催中の『江戸の劇画家 歌川国芳の世界』へ。 午後4時半、閉館間際(^^;滑り込みセーフです。

 国芳といえば「武者絵」「妖怪」「だまし絵」なのでしょうが、僕は「伊達男」に目を奪われました。 仕草、配色etc.文句無しにカッコいい!
 初めて歌舞伎を見たときの衝撃を思い出してます。

 実は今回の企画展、あまり期待してませんでした。 しかしこれほどのボリュームとは…。
 久しぶりにワクワクする展覧会を見た気がします。
 高岡(10月19日まで)の後、京都→札幌→横浜→名古屋と全国を巡るようです。 行く先々で話題になることでしょうね。

 きょうは茶地に白縞木綿にくすんだ黄土の半衿、黄金の角帯に帆布の袴です。
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2014年10月4日(土)  No.4111

笠地蔵?
 店を開たらドアの向こうに大きな栗が置かれてました(写真をクリックすると拡大)。
 「あれ?どなたから?」
 心当たりに連絡しても、「違うよ」の返事ばかり…。
 じゃあ…誰? ごんぎつね? それとも…??

 ありがたく栗ごはんにして頂きました。 ごちそうさま。
 きょうはグレー縞の伊勢木綿に黒半衿、黒緑角帯にチャコールグレーの綿袴です。
2014年10月3日(金)  No.4110

老後の趣味
 先月からスタートの「高木啓玲南画展」 とても評判が良いです。
 作品の総入れ替えをおこないました(写真をクリックすると拡大)。

 これだけ大きな作品を根を詰めて描く集中力に敬服します。
 多趣味を自覚してる僕ですが、そろそろ「なにかひとつはモノにしなくては…」とちょっとアセるのでした。

 きょうは生成りの文人絣に黄色の半衿、裂織角帯に腰板無しの綿袴、茶色の足袋です。
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2014年10月2日(木)  No.4109

困ってるひと&シャバはつらいよ
 読書の秋「さぁて!文芸大作読むぞ〜」とハードカバーを取り出したものの、重さにメゲて文庫本(大野更紗 著『困ってるひと』)にチェンジ(写真をクリックすると拡大)。

 自己免疫系の難病をかかえることになった女子大学院生が…というハナシなんですが、重いテーマにもかかわらず不謹慎にも面白い。 文体が独特だからかなぁ…。 一気に読んでしまいました。

 生命に関わる重篤な病気であっても、医療行政は事務的機械的な対応がほとんど。 でも大切にしてくれる行政マンもいて…、支えてくれる肉親や知人もいて…、ネットで知り合ったいろんな人がいて…、ようやく生き延びることができてる大野さん。
 現在の制度に問題があるにしても、やっぱり“最後は人”だよなぁ…。
 南砺市職員は親切な人ばかりでヨカッタ…と安堵もしたのでした。

 いい本です。つらくても「生きよう」と思わせるし、見知らぬ人を「(少しでも)助けたい」とも、きっと思います。

 きょうから衣更、ネップの入った白茶の木綿に山吹色の半衿、辛子の角帯に黒茶の袴、茶色の足袋です。
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2014年10月1日(水)  No.4108

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