「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2012年4月

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創作和紙 まるとも展
 ぎゃらりー蔵布都 藍松井機業 絓絹展」は今日が最終日。
 閉店後、慌ただしく5月の企画「創作和紙 まるとも展」の準備をしています(5/31まで)。

 何度も柿渋を塗った和紙は軽く丈夫なだけじゃなく、とても美しい。 民藝運動で云うところの「用の美」そのものです。
 柿渋和紙座布団から文庫カバー、葉書入れ、和紙箋etc.…。 手に触れて質感をお楽しみください(写真をクリックすると拡大)。

 今回はこだわりの便箋も多種類準備しました。
 『家庭画報4月号』に掲載された「匠の手漉き和紙箋」や「長〜い和ごころ」など、贈り物に最適のセットもあります。

 治五右衛門塗 球筆(ボールペン)も一緒に並べています。
 どんなにメールが浸透しようとも、愛着湧く筆記具でしたためた手紙に優るものはありません。 試し書きもできますので、この機会にごらんください。

 きょうは生成りの文人絣にシケ引きのヘコ帯、腰板無しの袴、ついに素足となりました。
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2012年4月30日(月)  No.3217

竜頭
 おもしろい古材を譲り受けました。 大きく穴の開いた古木を切断した板です(写真をクリックすると拡大)。
 どうです?龍の顔に見えませんか? もしくはウルトラセブンの宇宙竜ナース

 何に使おうか思案中です。
 なべ敷き…はちょっと不安定かなぁ。

 きょうは白茶の木綿に朱赤の半衿、辛子の角帯に腰板無しの綿袴、クリームの足袋に麻ストールです。
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2012年4月29日(日)  No.3216

着物で楽しむイベントと祭
 きもの姿で帆船 海王丸に乗り込むキモノでジャックin海王丸」まで一ヶ月を切りました。
 キモノジャック、基本はweb宣伝ですが(ブログツイッターフェイスブック)、告知用にビラ(A5)を作っています。 A2に拡大したポスターも。
 5/27の海王丸総帆展帆には沢山の着物人が乗り込んでくれると意外性があって楽しいだろうなぁ…。 想像するとワクワクします。

 さて間近に迫った城端曳山祭、宵祭(4日)本祭(5日)とも着物比率の高い祭りなので、こちらもぜひ着物姿で。
 祭りを本当に楽しむには “ 当事者 ” になることです。
 手っ取り早く城端曳山祭の当事者になるには、きものを着てくればオッケーです。 一度体験してみてください。

 きょうは代赭色の木綿にくすんだ山吹の半衿、黒緑の角帯に薄緑の袴、代赭色の足袋です。
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2012年4月28日(土)  No.3215

修学旅行土産
 先日、修学旅行から帰ってきた次男の自分土産は…USJで買ったスパイダーマンのマスクでした。 それと京都で買った能面と狐面(写真をクリックすると拡大)。
 一体全体いつ使うんだ…。

 でも本人は満足いく買い物ができたようで、満面の笑みをたたえて帰ってきたので良しとしましょう。
 学校からは “ 木刀購入禁止令 ” が出されていたそうです。 さすが先生方、男子生徒のツボをわかってらっしゃる(笑)

 2年前に同じコースを辿った長女は “ スパイダーマンのツボ押し ” を買ってきました(いまでも現役です)。
 スパイダーマングッズが少しずつ揃ってます、完成も間近?

 きょうはグレー縞の片貝木綿に朱赤の半衿、黒緑の角帯に黒斑の袴、グレーの足袋です。
2012年4月27日(金)  No.3214

我が家の朝食 その3
 朝食はしっかり食べてます
 玄米ご飯、みそ汁、煮しめ、酢の物…、さらに今朝はセンナが一品加わりました(写真をクリックすると拡大)。

 ツンとくる辛いセンナにダシ醤油をたらして…。 ん〜たまらん!もう他のおかずが要らないくらい。
 旬のものを食べられるなんて、本当に贅沢ですね。

 きょうはグレー縞の伊勢木綿にくすんだ青灰の半衿、黒緑の角帯に灰黒の袴、グレーの足袋です。
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2012年4月26日(木)  No.3213

季節を感じて
 桜が終わったら春本番、店横の空き地に一気に花が咲きはじめました。
 写真は毎年花を咲かせるムスカリです。 別名「グレープヒヤシンス」はわかりやすい名ですね。

 他にも名も知らぬ小さな花が咲いてます。
 遠出せずとも季節を感じられるのは嬉しいことですね。

 きょうは茶地に白糸を織り込んだ木綿にくすんだ黄土色の半衿、黒緑の角帯に黒茶の袴、茶色の足袋です。
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2012年4月25日(水)  No.3212

iPadでテレビを見る
 iPadを購入して一ヶ月以上経ちました。 仕事用に…と買ったんですが、もっぱら子どもたちに占拠されています。
 「これではイカン!」とせっかくのお宝を活用することにします。

 まず録画したドキュメンタリー番組をiPadで見られるように、アイオーデータが販売している「VULKANO FLOW」を購入しました(10,800円)。 一緒にiPad用プレーヤーソフト(1,100円)もダウンロードします。
 リモコンの設定が非常に面倒ですが、悪戦苦闘の末、なんとか使えるように(写真をクリックすると拡大)。

 VULKANOを部屋のHDD録画機(VARDIA RD-A301)に接続してLAN設定すれば、理論上は世界中のどこででも、テレビ(地上波+BS)&ビデオが見られます。
 Wi-Fiだったら画質もキレイ。 3G回線でも(利用してませんが)その気になれば視聴できそうです。

 うん、なかなか良い買い物をしたと自画自賛、かなりコストパフォーマンスの高い機材です。
 外出時の待ち時間にフリースポット等に接続して貯まりに貯まったビデオを消化吸収しちゃいましょう。

 きょうは白茶の木綿に山吹色の半衿、カラシの角帯に茶色の袴、茶色に染めたタビックスです。
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2012年4月24日(火)  No.3211

第五回 越中ジャック下見
 昨日、越中ジャック3号さんに、キモノでジャック第五弾の下見をしてもらいました。
 場所は…海王丸パーク、そう海の貴婦人 帆船 海王丸をジャックするんです(右写真をクリックすると拡大)。

 総帆展帆(そうはんてんぱん)の予定日でしたが、残念ながら強風のため中止。 でも乗船できたので下見はバッチリです。
 5月27日(日)の総帆展帆にあわせてキモノジャックを開催しますので、ご参加ください。

 越中ジャック第五弾「キモノでジャックin海王丸 〜帆船 海王丸をジャックせよ〜」
 5月27日(日)11時 射水市海王丸パーク(日本海交流センター)に集合!
 「参加表明不要」「途中参加OK」「途中離脱OK」「参加費(乗船料)400円」「老若男女不問」 どなたでもどうぞ!

 詳しいことは越中ジャックのブログに近日中にアップします。
 左写真は道の駅 カモンパーク新湊で買って来てもらった「白エビバーガー」、あっさりと美味でした。 ご当地バーガーあなどれません

 きょうは代赭色の木綿に朱赤の半衿、黒緑の角帯に黒茶の袴、代赭色に染めた足袋です。
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2012年4月23日(月)  No.3210

善徳寺の紅枝垂桜
 城端しだれ桜まつりは終わってしまいましたが、糸桜が咲いているあいだ別院の式台門が開けられています。

 ようやく紅しだれ桜も咲き始めました(写真をクリックすると拡大)。 春の到来が遅かったせいか、今年は桜が本当に綺麗…。
 すぐ近くに桜の名所がある幸せを感じています。

 きょうはグレー縞の片貝木綿に山吹の半衿、黒裂織の角帯に灰黒の袴、灰色の足袋に青茶のストールです。
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2012年4月22日(日)  No.3209

城端織物組合100年誌
 城端織物工業協同組合が組合百年誌「城端織物の歩み」を発刊なさいました。 箱入り布張り294頁、カラー写真入りの豪華なものです(限定250部)。

 装丁が立派なだけじゃなく、中身が素晴らしい!
「絹織物の起こり」「チンカラ機から終戦まで」「織物組合事務所新築物語」「機織りと共に生きて」「機音の町 城端 “ 織物人 ” 列伝」「戦後の城端織物業」「『共生』が理念だった織物組合」「“ 今 ” を支える組合員の思い」「メディアが扱った城端織物」「城端天満宮と水月寺」、それに年表と資料を加えて編纂されてます。

 天正5年(1577)畑一族により絹織物が始まってから430年余、豪華絢爛な曳山を造るほどの力があった城端の繁栄は絹織物とともにありました。
 長い歴史のなかには良いときもあれば悪いときもあります。 現在、組合加盟は10社ですが、これだけの記念誌を発刊できたのは快挙ではないでしょうか。 携わった方々の熱い思いを感じずに入られません。
 「城端は機の町である」という自負がこの記念誌発刊の原動力であろうと推測します。 織物への愛を感じる記念誌です。
 店内に置いてありますので、どうぞお手に取ってご覧ください。

 きょうはグレー太縞の伊勢木綿にくすんだ水色の半衿、黒緑の角帯に黒斑の袴、グレーの足袋に絹ストールです。
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2012年4月21日(土)  No.3208

南砺の新鋭作家
 念願だった石岡琉衣さんにお会いすることができました! 石岡さんは「白馬に乗られた王子様」の作者です。

 ツイッターフェイスブックでやりとりしていたお陰でか、初対面にもかかわらず途切れること無く、楽しくお話ができました。 出身高校のこと、漫画のこと、小説のことetc. いや、もうあっという間に時間が過ぎていく…。
 もう一つの願いだった、サインまで頂戴して大満足(左写真をクリックすると拡大)。

 さらに!ぎゃらりー蔵布都 藍で石岡ショウエイさんの原画展をさせていただけることに! 予定は7月、みなさん乞うご期待ですよ!

 きょうは茶地に白縞木綿に朱赤の半衿、黒緑の角帯に黒茶の袴、茶色の足袋です。
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2012年4月20日(金)  No.3207

絹のスマホクリーナー
 ぎゃらりー蔵布都 藍で「松井機業 絓絹展」好評開催中です(4/30まで)。
 以前にご紹介した入浴剤以外にもさまざまな小物があるんです。

 写真は絽のスマホクリーナー(800円)。
 iPadふきはこれまで右のキョン革を使ってきましたが、負けず劣らずキレイに拭けます。 なにより軽くてかさばらないのがイイですね。
 むろんメガネふき等にも使えます、ぜひお試しください。

 きょうは白茶の木綿に山吹色の半衿、カラシの角帯に茶色の袴、代赭色の旅にクリーム色の絹ストールです。
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2012年4月19日(木)  No.3206

おすすめサイト その20
 一ヶ月前に更新したばかりなのに早々と旬のサイトをお知らせします。
 福光美術館のサイトがリニューアルしました(写真をクリックすると拡大)。

 館の特徴であるムナカタを前面に出し、奥野達夫館長の思いがこめられたサイト構成となってます。
 地方の美術館はかくあるべし、というお手本のように思えました。 ぜひご覧ください。
南砺市立 福光美術館http://nanto-museum.com/

 きょうは茶縞ウールの下はスタンドカラーシャツ、黒の裂織角帯に帆布の袴、茶色の足袋にストールです。
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2012年4月18日(水)  No.3205

なんと春の大売り出し
 南砺市商工会が合併して3年目を迎えます。 なにか統一感を…ということで共同売り出しをすることになりました。
 題して「南砺市商工会合併3周年記念 春の大売り出し」…そのまんまですね(〜4/30)。
 お買い物1,000円ごとに番号付きの「富札券」を進呈します(宝くじ方式)。

 景品が凄いんです。
特賞:台湾3泊4日の旅(ペア2組)
 富山空港と台湾を結ぶ定期便が就航しました、ベストのタイミングじゃないですか!
1等:東京スカイツリー観光ツアー貸し切りバスの旅(ペア5組)
 これまたベストのタイミング!行くなら旬の今ですよね。
2等:一万円の飲食券(30名様)
 一万円あれば家族みんなで腹一杯食べられます。
3等:5千円の商品券(60名様) 4等:3千円の商品券(200名様) 5等:1千円の商品券(1200名様)

 地元商店街で買い物して、得しちゃいましょう! 城端の飲食店組合全店参加してるのでお食事も城端で。

 きょうはグレー縞の片貝木綿に朱赤の半衿、黒緑の角帯にチャコールグレーの袴、グレーの足袋です。
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2012年4月17日(火)  No.3204

なんとバーガー
 中学校の代休と定休日が重なったので、次男を連れてドライブ。 昼食は近くの「なんと一福茶屋」ですませます。
 以前から気になっていたご当地グルメ「なんとバーガー」を食べてみたかったんです。

 なんとポークの焼豚+特産の干し柿を天ぷらにしたもの+ゆで卵+野菜をナン生地で包んだハンバーガーは400円。 ボリュームもあります(写真をクリックすると拡大)。
 揚げたての干し柿が想像以上に美味で、くせになりそう…。 おススメします。

 きょうは土器色の木綿に生成りの半衿、黒緑の角帯に黒茶の袴、茶色の足袋です。
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2012年4月16日(月)  No.3203

のんびり楽しむ春 しだれ桜まつり
 城端しだれ桜まつり最終日、空は見事に晴れ渡り、桜もちょこっと咲きました。
 きょうはイベント盛りだくさん、別院前を一時通行止めにして城端小学校2年生のダンス披露。 南砺市のイメージキャラクターNANTOくんも一緒に踊ってるのがわかりますか?

 子どもたちの踊りを楽しんだ後はバルーンアート。
 そしてアマチュアバンドMintの演奏は親衛隊まで出て盛り上がりました(右写真をクリックすると拡大)。
 「まち巡り食べ歩きツアー」はキャンセル待ちが出るほどの人気。

 参加者もスタッフもみんな笑顔で、春の一日を楽しんだしだれ桜まつりとなりました。
 最近とくに思うんです、時間に追われてガツガツ遊ぶんじゃなく、身も心もノンビリできるのは最高の休日の過ごし方ですね。

 きょうはグレー縞の伊勢木綿に生成りの半衿、黒緑の角帯に灰黒の袴、グレーの足袋に青茶のストールです。
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2012年4月15日(日)  No.3202

じょうはな和をめぐり
 城端しだれ桜まつりメイン開催日、様々な催しが企画されています。

 きもの姿で城端市街地を巡る「じょうはな和をめ・ぐ・り」は、つづらこみちを通り抜けました。
 ぎゃらりーで開催中の「絓絹展」も見学(左写真)。

 奥では「正絹で作る小花ブローチ」教室。
 こちらも大盛況です。 生徒さんの手元を撮らせていただきました(右写真をクリックすると拡大)。
 細かい作業に見えますが、小花は丹羽先生が事前に作って作ってくださってるので、意外とカンタンです。

 きょうは白茶の木綿に朱赤の半衿、黒緑の角帯に黒茶の袴、茶色の足袋にクリーム色の麻ストールです。
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2012年4月14日(土)  No.3201

ミサイル号外
 「桜はまだかいな」とのんびり城端しだれ桜まつりの準備をしていた朝、北朝鮮のミサイルもどきが発射され大騒ぎとなりました。
 写真はたまたま富山駅にいた長男がもらってきた号外です(クリックすると拡大)。

 ラジオでもコメントしたんですが、過敏に反応するのは如何なものか…と。
 こちらが騒げば騒ぐほど、北朝鮮は交渉カードが増えるし、予算を獲得しやすくなる我が国の役所もある、そして使い物にならない迎撃ミサイルを売り込みたい国もある。
 三者三様で思惑が一致しちゃってるんですけど…。

 今回の発射は金 正恩第一書記就任の祝砲みたいなものだと思えば…。
 冷静に、冷静に。

 きょうはグレー縞の片貝木綿に朱赤の半衿、黒緑の角帯に灰黒の袴、灰色の足袋です。
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2012年4月13日(金)  No.3200

高名光夫漆雅展2012 IN 富山
 輪島在住の日展作家 高名光夫さんの個展が富山市で開催されるというので、北日本新聞ギャラリーへ。 第43回日展で特選受賞された記念展です。

 受賞作『虹と海と・・・』
 授賞理由「大海を泳ぐ魚の群れを錫板を貼り重ねて研ぎ出し、蒔絵を併用して画面構成をする。青貝の光と色漆の表現は、虹色に輝き、これから来るであろう未来への夢と生命感あふれる世界観そのものである。」
 うまく言えないのですが…卓越した技術をもとに、伝統工芸の枠をはるかに超越した作品だと感じました。

 奥様が着物姿でつめておられたので、お客様とパチリ(写真をクリックすると拡大)。 素敵な会場の雰囲気が伝わりますでしょうか?

 きょうは茶地に白糸を織り込んだ木綿に山吹の半衿、カラシの角帯に帆布の袴、茶色の足袋です。
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2012年4月12日(木)  No.3199

治五右衛門塗 筆記具
 城端蒔絵16世 小原好喬さんが球筆(ボールペン)につづいて、漆塗りのシャープペンシルを制作してくれました(写真右)。 欅(ケヤキ)素地に何度も拭漆をかけたものです。
 左の球筆と比較するとかなりほっそりしています。
 木の感触が心地よく、手にしっくり馴染みます。
 店内に展示していますので、お手に取ってご覧ください。

 きょうは土器色の木綿に白茶の柄半衿、カラシの角帯に薄緑の袴、代赭色の足袋です。
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2012年4月11日(水)  No.3198

岩城信嘉遺作展
 じょうはな座の近くにあるJAなんと城信事務所で「岩城信嘉遺作展」が開催されています(4月末まで)。
 生前の写真とともに書画が展示されてます(写真をクリックすると拡大)。 いい具合にチカラの抜けた円熟の作品ですね。

 岩城さんが亡くなってからもう3年以上経ったんですね。 もっといろんな話をお聞きしたかった…。

 きょうはグレー縞の伊勢木綿に朱赤の半衿、黒緑の角帯に灰黒の袴、灰色の足袋です。
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2012年4月10日(火)  No.3197

絹の入浴剤
 現在開催中の「松井機業 絓絹展」では、織物だけではなく他の絹製品もいくつか展示販売しています。

 “SILK Fairy”(絹の妖精)は繭を精錬するときに得られるセリシンを成分に含む入浴剤です(セリシンは親水性に富み、保湿力があります)。
 湯船に溶かすと、お風呂が上品な白色に染まります。 いつものお風呂がとってもリッチな感じ。
 富山湾の海洋深層水も配合してるせいか、絹の効用なのか、肌がすべすべに…。 ちょっと高価(210円)ですが、特別の日にいかがでしょう?

 きょうは白茶の木綿に山吹の半衿、黒緑の角帯に黒茶の袴、代赭色の足袋です。
 ようやくバイク初乗りできました。 長い冬だった〜。
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2012年4月9日(月)  No.3196

THE MINGEI
 日本民藝協会の機関誌「民藝」が届きました、今月の特集は「棟方志功と東北」です。

 宮城県民藝協会事務局長の白鳥幸昌さんの「大震災被災」という一文が心に響いたので抜粋させていただきます。
(前略)
 義援金、支援金、地震生命保険など使うあてのない金で沿岸部地元の信用金庫は預金超過を招き悲鳴を上げている。「共に復興」という名の下にいち早く開店しいたパチンコ店は賑わい、大型家電量販店が移動安売り販売をする一方、未だに支援物資がただ配られる中、やっと開店した衣料品店や電気店はすぐ店を閉じた。名産品や地酒は地元で品薄となりそれらはすべて東京などでの復興セールに回される。そういう意味での特需に沸く業者が多くいる。今「義援金太り」「もらい慣れ」などという悲しい言葉が使われ始めている。
(中略)
 九か月も過ぎた今、被害を受けた人々を「被災者」という大きなくくりで表すことは避けたい。あまりにその差は大きく長い。列に連なりその先を行く人々には明るい明日が見えているが、最後尾ではまだスタートラインにも立てない人が多くいる。これからはただばらまくだけの義援、支援ではなく地元の力を引き出すような細やかなサポートを望んでやまない。
 地元の言い伝えに「津波てんでんこ」という言葉がある。たとえ家族がバラバラになっても自分の命は自分で守り、自ら強く生きて行けということだという。

 きょうは土器色の木綿に白茶の柄半衿、カラシの角帯に黒茶の袴、ココアブラウンの足袋です。
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2012年4月8日(日)  No.3195

雪が舞う桜まつり
 いよいよ今日から「城端しだれ桜まつり」 …ですが、なんなんでしょう、この雪
 今年は桜の開花が遅いと見て、メイン開催日を4/14・15にしたものの、この寒さでは…。

 しかしながら「恋咲く桜並木」が人気で、店前にあるハートの短冊にメッセージを書き込む方が結構おられます(右写真をクリックすると拡大)。 ピンクだけじゃなく白色(新色)もあるんですよ。
 本物の桜はまだですが、白い雪とピンクの花びらをお楽しみください。

 きょうは茶地に白縞の木綿に山吹の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴、茶色の足袋です。
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2012年4月7日(土)  No.3194

平成24年度城端曳山祭ポスター
 しだれ桜まつりが明日から始まりますが、同時進行で城端曳山祭の準備もすすめられています。

 今年のポスターが刷り上がり、つづらこみちに貼り出しました(クリックすると拡大)。
 当番町大工町の千枚分銅山が、屋根をはね上げ狭い通りを通り抜ける構図、見どころのひとつです。

 道路が拡幅され狭い箇所はここだけ…曳山巡行もラク〜になってしまいました。 …かといって、曳山祭の魅力が衰えたわけではありません。
 5月4日(宵祭)、5日(本祭)は城端曳山祭へお越しください。

 驚いたことに、朝から雪が降っています、小学校の入学式だというのに…。 きもの姿のお母さんたち大丈夫かなぁ…。
 きょうは青縞ウールの下は黒のタートルネックフリース、青緑の角帯に黒斑の袴、紺の足袋です。
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2012年4月6日(金)  No.3193

金銀砂子細工「春の宵」展
 じょうはな織館で始まった “ 金銀砂子細工 春の宵 展 ” を見てきました。 南砺市福野在住の長岡達雄さん、由美子さんによる親子展です。
 砂子とは、砂のように細かくした金銀箔のことです(童謡「七夕さま」にも歌われてます)。 この砂子や切箔などを用いて丹念に描かれた屏風や額装などが展示されてます(写真をクリックすると拡大)。

 金をたくさん使ってるんだけど、とても上品、ボカシ具合も見事です。 タイトルとなった屏風「春宵」にはため息が出ます。 繊細な作業だろうから、さぞや神経を使うだろうな…。
 以前、長岡さんのご自宅にお邪魔したことがあります。 作品の技術面もさることながら、センスの良さに驚きました。 南砺市にこんな方がいたなんて!
 今回、娘さんの作品も一同に見られるのはチャンスです。 入場無料、ぜひご覧ください(4/22まで)。

 きょうはグレー縞の伊勢木綿に薄手の黒タートル、黒角帯に灰黒の袴、灰色の足袋です。
 ついに車の冬タイヤを交換しました。
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2012年4月5日(木)  No.3192

それゆけまちガール 〜富山の商店街応援隊☆〜
 “ Toyama まちガール Diary ” が届きました。
 富山県内の商店街をまちガールが巡り、お店を紹介した小冊子です(無料)。 ウチも載ってます(写真をクリックすると拡大)。

 これを作成したのがなんと、富山県 商工労働部 商業まちづくり課というお固いところ…、しかしクオリティ&内容が商業誌レベル…(いやそれ以上かも)。
 冊子を手に、知らないまちを楽しく散策したくなります…素晴らしい!

 もっと素晴らしいのは、一般公募した「まちガール」が(覆面)モニターとなってお店を巡り、良いところや問題点を指摘してくれてるんです。
 頑張ろう!って励みになりました。

 行政が、まちの活性化に汗を流す商業者を陰日向に支援してくれてるようで、ホント嬉しいです。 
☆冊子は県内いたるところに置かれるようです、ぜひご一読を! そして冊子片手に城端へお越しください。

 きょうは茶地に朱縞ウールに黒のだまし半衿、裂織黒角帯に黒斑の袴、黒繻子の足袋にダカ織ストールです。
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2012年4月4日(水)  No.3191

屋根にぽっかり穴があいた
 春の嵐と呼ぶにはまがまがしい暴風が日本全土を襲いました。 砺波市の瞬間最大風速は39.8メートル! 非公式ですが南砺市井波地域は50メートルくらいあったとか…。
 路上のものはすべて飛散、樹木は倒れ、瓦が落ち、車は横転し、倒壊した小屋も…、ケガ人のみならず不幸なことにお亡くなりになった方もおられます。

☆我が家の対風録
 前夜21時41分南砺市に暴風警報が発令。 穏やかな夜だったので「え?なんで暴風警報?」と家族で話し合う。
 朝から快晴なるも風が強いので、店の自動ドアを手動にきりかえる。
 南北に走る店前の国道304は風の通り道となり、さまざまなものが飛んでくる。
 近所のお店の畳一枚ほどある看板が飛来、危険なので確保!(1時間後にウナギと草モチに化けた←感謝)。 
 13時00分南砺市に火災警報が発令。 フェーン現象が入ってるので、火事になったらひとたまりもない。

 2階の居間にどこからともなく風が吹き込む。 戸締まりはしてあるハズ…と思いながらも点検すると…なんと4階倉庫から青空が見える(左写真ー下)。
 火災時避難用の鉄製の重い蓋を、風がこじ開けたのだ(左写真ー上)、太い鎖を引きちぎって。 瓦も数枚割れている(左写真をクリックすると拡大)。

 閉めようと渾身の力を振り絞るが、正対する強風に阻まれ断念、人力ではとてもムリ…。
 風が弱まるのを待ちたいが、火災警報解除とともに雨が降り出す(TT) このままでは屋内が水浸しだ。
 意を決し脚立に登り、火事場の馬鹿力でなんとか蓋をして、父の威厳を保つ。

 しかし風が強いままなので、蓋が再び開きそうになる。 長男が必死で手で押さえているが、なんとか固定しなくては…。
 応急処置として脚立を蓋にぶらさげ、さらに錘を足した。 万一蓋が開きそうになっても、脚立が踏ん張ってくれる…ハズ。 …ここでようやく一段落…

 「俺たち頑張ったよね」と談笑していたとき事件は起こった!
 よもやの突風に「真理の扉」が開いてしまった! 頼みの脚立は…弱い部分が飴のように曲ってる。
 スローモーションのように吸い上げられ青天に召される脚立と錘。 リアル「ハガレン」の悪夢。

 実質数秒だがとても恐ろしい出来事だった(長男はこの時の映像が頭から離れず一晩寝られなかった)。 ハッと我に還る。
 瓦屋根に鉄製の脚立と錘が放り出されたままなので、救助作戦敢行!!
 イスに登り、錘をはずす。 屋根に足をかけ、脚立をテコにしてようやく閉めることができた。 …再びホッとする…

 店を閉めて、家人に緊急事態宣言を発令し、屋根(=鉄蓋)が飛ばないように押さえる。
 一晩ぶら下がってるわけにいかないので、固定法を熟議。 脚立をつっかい棒がわりににすることに決定。
 試行錯誤して紐で縛る(右写真をクリックすると拡大)。 …やり遂げた!と安堵…

 ホッとしたのもつかの間…雨漏り。 瓦が割れたせいだ…。
 バケツをかき集め、風雨が止むのを待つ。 …人事を尽くして天命を待つ心境…


 書き連ねると、必死さと悲壮感が漂ってますが、実際はあまりのヒドさに「もう笑うしか無い」と大笑いしながら作業してました。
 幸いこれ以上の被害は無く、なんとかやり過ごすことができたようです。
 家族みんなで武勇伝を語り合い、家を守りきった達成感に満ちた一夜でした。

 きょうは茶縞ウールの下はスタンドカラーシャツ、辛子の角帯に茶色の袴、茶色の足袋です。
2012年4月3日(火)  No.3190

お雛さまが暮らす街
 「郡上八幡で珍しい雛祭りをやってる」というので、格安バスツアーで郡上へ(ガイド研修も兼ねてます)。

 「福よせ雛」と題し、おひなさまがユーモラスに暮らす姿をあちこちで見せています。
 酒屋では五人囃子が飲酒してたり、食堂ではフライパン持って夫婦喧嘩してたり(右写真をクリックすると拡大)…とにかくユーモラス。 手にコメント持ってるので、読んで歩くのも楽しいです。
 古風なおひなさまも良いですが、見て歩くと飽きてしまいます。 お雛さまが暮らす街 郡上八幡「福よせ雛」のアイディアは凄いなぁ…。

 和服で来場すると粗品をもらえるというので、ちゃっかりいただいてきました(左写真をクリックすると拡大)、ガーゼハンカチです。
 きょうは白茶の厚手木綿に朱赤の半衿、黒緑の角帯に帆布の袴、茶色に染めた足袋です。 外国人観光客にいっぱい撮られました…ハハハ。
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2012年4月2日(月)  No.3189

第4回キモノでジャックin越中
 冬眠から目覚めた越中ジャックの活動が再開されました。 第四弾はキモノでジャックin護国神社 青空のみの市です。

 前日の天気予報は雨、それもかなり強く降る…ということで開催が危ぶまれましたが、目覚めたら青空でホッとします。 しかし護国神社に到着した9時半ごろからポツリポツリと降り始めました。
 「こんな天気だしなぁ…誰も来ないかも…」とスタッフ一同が心配するなか、続々と和服姿が集まってきます。 友達同士や子どもを連れた若夫婦も…10時の時点で十数名おられました。

 まず神社に参拝し(右写真をクリックすると拡大)、あとは自由に蚤の市を見て回ります。 カジュアル着物姿の大量登場に出店者&来店者はかなり驚いたことでしょう。
 運良く結婚式が行われていて、可愛らしい花嫁姿を見ることもできました、ラッキー。

 低い気温と時折ぱらつく雨は残念でしたが、石川ジャックさん3名を加えて、総数21名と予想以上に盛り上がったのでした。 ウレシ〜そして今回も楽しかった〜。
 第五弾は5月27日(日)海の貴婦人 海王丸をジャックする予定です。

 大急ぎで帰宅して「松井機業 絓絹展」の初日。 こちらも沢山のご来場ありがとうございました。
 きょうは土器色の木綿に朱色の半衿、黒緑の角帯に黒斑の袴、ココアブラウンに染めたはずが代赭色になった足袋です。
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2012年4月1日(日)  No.3188

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