早朝、江戸から戻りました。
上京した一番の目的は、寺井尚子さんのライヴを聴くことでした…禁断症状がでてたんです。 数日前に『銀座SWING』に電話したらフリーで予約できたんです。 で、無理矢理弾丸ツアーを組んだわけです。
開演を待ちきれず、6時の開店に合わせて店内へ(写真をクリックすると拡大)。 さほど広くない店は予約席でビッシリ埋まってます。 知らない方と相席することになりました。 会員優先の老舗ジャズハウス、「一人で入るのはさぞやアウェーな感じだろうな」と覚悟してたんですが、お店の人はもちろん同席した会員さんもとってもフレンドリー。 楽しい会話ができました、食事も(高いけど)美味しかったぁ。
ホールにはオジサマ族だけじゃなく、妙齢の女性グループが目立ちます。 寺井さんのファンなのか、この店のファンなのかわかりませんが、意外でした。 着物姿の女性もおひとり、こちらは銀座のおねぇさんのようでしたが…。
7時にライブスタート。 すぐそこに寺井尚子さんがいるわけです。 アンプ音量もかなり絞り込んでるんで、バイオリンの生音が響きます。 いつものカルテットは息もピッタリ、ジャズファンばかりなので客席のノリもサイコー。 楽しくて楽しくて、ニコニコしながらも涙が出そうでした。
展開が予想をはるかに超えてます。「そう来たかぁ」みたいな感じ…。 ジャズるアイディアが秀逸で、グルーヴ感にあふれ、響きはあくまで美しい。 寺井さんのライブって、例えて云うとメインディッシュのオンパレードなんです。 密度が高いので、演ずる方も聴く方も体力がいる。 1stが終わったとき、なかば放心状態でした。
「追加チャージ(2,100円)を払えば、2ndも聴けますよ」と云われ、「喜んで!」と居座ります。 夜もふけたこともあり少し落ち着いた選曲で、大人の夜をじっくりと堪能しました。 夢のような数時間・・・満足です(帰りの夜行バス時刻が気になって、ラストまで聞けなかったのがチョット心残りではありますが…)。
きょうは白茶にネップの入った木綿に茶色のざっくりした半衿、辛子の角帯に焦茶の綿袴です。 (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
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2011年9月30日(金)
No.3004
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