「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2010年6月

++美しい装い きよべ++

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桜ヶ池でアートイベント
 ギャラリーとしても利用できるようになった桜ヶ池の合掌 かず良さんで、7月25〜30日まで大掛かりな企画展を予定しています。
 題して「合掌民家とアートの融合 in 桜ヶ池 かず良」

 県内外の作家15名の作品を重厚な合掌造内に展示、建物が持つ力ともあいまって、きっと作品が輝きだすことでしょう。
 僕も実行委員としてお手伝いする事にしています。 27日にちょっとしたイベントを企画してますのでお楽しみに。
 きょうは黄色のコサシルクに山吹色の半衿、芥子の角帯に腰板なしの綿袴です。
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2010年6月30日(水)  No.2547

ラジオでナカハチライヴ
 毎月第2水曜日に出させていただいているFM となみ野まがじん ですが、予定ギッシリだった6月は最終の火曜日に変えていただきました。
  いつも担当は境 佐余子さんですが、きょうは月曜火曜のパーソナリティータナベマサキさん、4月の24時間ラジオ以来です。

 11時台はMac談義に始まり、「地域で子育て」や「県PTAはどんなことをしてるのか?」を熱く楽しく語ってきました。 もちろん7月4日の講演会の告知も。

 そして迎えた12時台は東京ボーイズの仲 八郎(通称ナカハチ)さんがゲストに登場。 東京で活躍している芸人さんですが、砺波出身ということもあり、近年富山での活動も目立って増えてます。
 ウクレレで「謎かけ小唄」を演じてくださいました。 ナマでやってもらうと嬉しいですね。 終了後に記念撮影までしてもらって…テヘヘ

 きょうは薄緑に縞の小千谷に福光麻の半衿、絽の角帯に薄緑の袴です。
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2010年6月29日(火)  No.2546

100円カメラ
 またもやPTAで富山市に出る用事があり、前から気になっていたiPadを触りにお店に立ち寄ります。
 MacBookProを買ったばかりで資金的な余裕は無いのですが、「どうしても確認したい事」があったんです。
 それは…「iPadが着物の懐に入るか否か?」
 大きさはカタログ値でわかるのですが、持った感じや重量感などは現物が無いとわかりませんよね。

 あたりをキョロキョロ見渡して、そーっとフトコロに入れようと試みますが・・・ダメです。 他のお客さんや遠くの店員さんが気になって…。
 黙ってやると万引きみたいだし、「入るかなぁ…」とつぶやくのもワザトラしい…。
 結局店員さんを捕まえてきました。「懐に入れてみていいですか?」と尋ねると、さすがに怪訝な顔をされましたが。

 結論【 iPad はポケットには入らぬが懐にバッチリ収まる】
 懐に余裕のある着物好きな方いかがでしょう?

 写真は店内を物色していて発見したwebカメラ(クリックすると拡大)。
 なんと100円(新品!!)だったんで、即購入しました。 30万画素ですが、僕には必要充分!USTREAM(ユーストリーム)配信に使う予定です。

 きょうはグレー縞の小千谷に茶色の半衿、黒緑の角帯に薄茶の綿袴です。
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2010年6月28日(月)  No.2545

フライングユウガオー
 2週間前に植えたばかりの緑のカーテンですが、なんと夕顔(赤花)がもう咲いてしまいました(写真をクリックすると拡大)。
 予想だにしてなかったんで驚いています。 ナニヲソンナニサキイソイデイルノカ?


 一週間後の日曜日(7月4日)13時から、城端名物「お寺deフリマ」を再開します。 出店申し込みおよび多くのお客様のご来場をお待ちしております(雨天決行)。

 ゆーき菜々市のおばちゃんたちも頑張っておられます。 住民が無関心でどーする…と思いませんか?
 きょうは紺のコサシルクに生成りの半衿、黒の角帯に薄手の綿袴です。
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2010年6月27日(日)  No.2544

つづらこみちに久々の新アイテム
 つづらこみちに新アイテムが登場が登場しました。
 「城端別院善徳寺 光明の松の傘立て」です。

 何十個もあるなかからひとつを選び出すのは難しかったですね、しかも予算と相談しながら…。
 四方八方から眺め迷いに迷って購入したのが写真のミメウルワシキ(?)傘立てです。

 表面の色ツヤ模様と、チャームポイントの節穴が決め手となりました。 アバタもエクボってやつでしょうか、見れば見るほど愛着がわいてきます。
 これから先何十年も使えると思います、いい買い物が出来ました。
 きょうは緑のコサ(タッサー)シルクに生成りの半衿、緑絽の角帯に薄緑の袴です。
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2010年6月26日(土)  No.2543

ブータンから学ぶ事
 現在は図書館となった福光会館(旧ベル)2階で奇跡の国ブータンについての講演会がありました。
 演題は「周回遅れの最先端国 幸福指数世界一のブータンから学ぶ事」 講師は田中敏恵さんです。
 田中さんとはツイッターでやりとりしていたのですが、直接お会いするのは初めてで楽しみにしてました。

 BS朝日の例の番組のさわりを上映した後、ブータンについて語ってくださいます(写真をクリックすると拡大)。
 何度も見た番組ですが、いつ見てもジグメ・ティンレー首相の言葉は感動的です。 首相にあの一言を語らせただけでも番組は高く評価されるべきだし、人々の記憶にずっと残ると思います。

 ブータンは1960年まで鎖国していた辺境の国であるにもかかわらず、為政者・役人は世界および自国(の立場)をとても良く理解しています。 これは多分に高等教育の賜物だと考えられます。
 「教育は最善最大最速の公共投資である」の好例ですね。

 ブータンの若者について質問しました。
 「彼らはよく立ち寄るというお寺で何をしているのか?」「高等教育を受けたスキルを金儲けに使ったり国外でいかそうとう野望はないのか?」
 回答の概略はこうです。『日本人が特別なときに神社にお参りする感覚で、勉強などのことを日常的に願掛けしている』『奨学金で国外に出る学生も多いがみんな帰ってきて、ブータンの為に働いている』
 チベット仏教がベースにあることで、ブータン国民はゆるやかに繋がっているようです。 まさに理想郷かもしれません。

 演題の「周回遅れの最先端国」に「超一流の田舎」のキーワードが重なります。 「(山に囲まれた)城端の風景はどこかブータンを感じさせる」と言われ少し誇らしく思いました。
 あらためて南砺市城端を見つめ直す良い機会を頂き、「反グローバリズムへの道筋」に大きな示唆をいただいた講演でした。
 きょうは黒縞小千谷に生成りの半衿、黒緑の角帯に灰黒の綿袴です。
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2010年6月25日(金)  No.2542

光明の傘立て
 善徳寺台所門(寺務所)に、切り株をくりぬいた物体がずら〜っと並んでます(写真をクリックすると拡大)。
 これは境内にあった松の古木(光明の松)を利用した傘立てと花活けなんです。 町内の大工さんが製作しました。
 形が不揃いで、節や木目に味があります。 別院で生え育ったオンリーワンなのも嬉しいし。

 なにより絶対壊れないのがいいですよね、 どれにしようか真剣に迷ってます。
 きょうはグレーに白縞の小千谷に朱色の半衿、黒緑の角帯に薄手の綿袴です。
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2010年6月24日(木)  No.2541

美しい組紐の札入れ
 先日の父の日、家族からな〜にもありませんでした。
 が、良くしたものでお世話になってる方から素敵なプレゼントを頂戴しました。

 伝統工芸の故 宮島 勇さんの遺作で作った斜め織の札入れです(写真をクリックすると拡大)。
 色・文様・質感とも、すべてドキドキするほど美しい。 肌身離さず持ち歩く事にします。
 美しいものに囲まれる生活…しあわせです。

 …が問題は、札入れにみあうだけの中身(お金)がないんですよね、困った(^^;
 きょうは黄色のコサシルクに格子地紋の生成半衿、カラシの角帯に草木染め木綿袴です。
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2010年6月23日(水)  No.2540

カピバラさん増殖中
 人間何かしら特技はあるもので、うちの長男はクレーンゲームが無駄に巧い! 毎回なにか取ってきます。

 先日「一回で2個捕れた」とカピバラのティッシュカバーを持って帰りました(クリックすると拡大)。
 本物は巨大ネズミのようですが、ぬいぐるみはとてもかわいい。 見ても触れても脱力感いっぱいです。

 というわけで、我が家は今カピパラさんが増殖中です。
 きょうは薄緑に縞の小千谷に生成りの半衿、絽の角帯に薄緑の袴です。
2010年6月22日(火)  No.2539

教科書展示会
 毎年教科書の展示会が開催されているのをご存知でしょうか?
 小中高、文科省の認可済の教科書をすべて展示し、現行および次期教科書(採用or不採用すべて)を一覧できます。
 なぜか南砺市では開催されてないので、砺波市庄川の砺波教科書センター(庄川支所2階)に立ち寄りました(7月2日まで)。

 名簿に名前を書いて、ざっと目を通します。
 出版社によってこれほど違うとは思ってませんでした。 内容もそうですが、装丁やレイアウトなど、”見やすさ” も全然違うんですね。
 僕は小中学校時代、教科書しか読まなかった(参考書の類いは持ってない)ので、ひときわ愛着があります。
 子どもの知的好奇心を刺激するような教科書が良いと思うのですが、どうなんでしょう? みなさんも是非ご覧になってみてください。

 きょうは生成りの文人絣にシケ引きのへこ帯、腰板なしの綿袴で絶望先生風
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2010年6月21日(月)  No.2538

710の日エコキャラバン
 南砺市内いたるところに「なんとの日」ポスターが掲示されています。
 なんとの日とは…南砺市が若い世代(22〜35歳の男女20人)のリーダー育成を目指して開講した「七転び八起き塾」一期生の企画事業です。
 7月10日を中心に「作文絵画コンクール」「なんと検定」「なんと市」「市長と生激論」「なんとエコプロジェクト」など様々な行事が予定されています。

 その一つ、エコキャラバン隊が城端にやってきます、住民と一緒に町をきれいにするのです。
 「若いもんが頑張っとるがやし、応援せんなんまい」と前夜の疲れをものともせずに顔を出しました。

 朝7時に城端駅に集合し、3方向に分かれてゴミ拾い。 僕はケヤキ通りをまっすぐ上がり、城南橋から神明通り、西新田通りを抜けて戻ってきました(70分)。
 城端はきれいな町だと自負してたんですが、車道にはタバコの吸い殻が沢山落ちてました。 なかには揉み消した形跡のないものまで…マナー以前の問題ですね。
 でも家々が建ち並ぶ通りはとてもキレイ。 住んでる方がいつも清掃してくださってるからでしょう。

 エコキャラバン隊のおかげで、気持ちのよい朝を過ごせました。
 きょうはグレー縞の小千谷に黒の半衿、黒緑の角帯に薄手の綿袴です。
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2010年6月20日(日)  No.2537

サムライ姿で盛り上がるワールドカップ
 今年のワールドカップ、初戦に勝った(対カメルーン1:0)ことで一気に盛り上がってます。
 県内では富山市グランドプラザパブリックビューイングがあるというので、魚津からの帰り道にバイクで立ち寄りました。

 キックオフ20時半ですが、到着した19時で椅子は満席。 立ち見席も最前列は青いユニフォームで染まってます。
 なんとか2列目を確保し、カツサンドをほおばりながら放映開始を待ちます。

 隣の若いグループはまだ何も映ってないのにテンション高く盛り上がってます。
 「若いなぁ…」「浮いてるなぁ、俺」「一人だけ冷めてたら申し訳ないよなぁ…」「でも、ついてけそうにないなぁ…」といらぬ気苦労をしてました。
 が、笛が鳴った瞬間、別人になってたようです。
 好守に拍手し、攻撃になったら日本コール。 失点シーンで頭を抱え、最後のあわやPKに狂喜乱舞→失望。 惜敗に温かい拍手を送る。

 後方から聞こえてくる怪しげな解説に苦笑し、くちブブゼラに爆笑し、「ホンダさ〜ん♡」にミョーに嬉しくなり…。
 まったく知らない人たちとでも盛り上がれるんですね、すごいな。
 汗だくになった90分でした。 コンサートと一緒ですね。

 当日は2,000人くらいいたそうです。 こちらに巨大な写真をアップします
 僕がどこかにいるのですが、わかりますか? お時間のあるときに探してみてください(答えはここ)

 きょうは紺のコサシルクに青ボカシの半衿、青白の角帯に青灰の麻袴の青尽くし=サムライブルー仕様。
 ウロウロしていたら、TVカメラに呼び止められました。
 「その袴姿はサムライジャパンを意識してますか?」と質問され「普段着なんです…」と愚かにも正直に答えてしまった。 もぅちょっと盛り上がる言い方があったでしょうに…反省 orz_。
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2010年6月19日(土)  No.2536

ハートのバラ2
 先月ご紹介し反響の大きかったハートのバラツイッターでも大評判でした。

 その後の経過報告です。
 赤い薔薇が散った後に、白とピンクのバラが咲いてます(写真をクリックすると拡大)。 ハートを2つ重ねあわせた感じに見えませんか?

 いいなぁ、うちの緑のカーテンでもなんか仕掛けてみようかなぁ…。
 きょうは生成りの揚柳木綿に山吹色の半衿、絽の角帯に薄緑の袴です。
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2010年6月18日(金)  No.2535

お手軽発明工夫
 緑のカーテンも設置し朝晩の水遣りが必要だし、気温も上がってるのでそろそろ打ち水もしたくなってきました。
 そこで活躍するのが4年前に買ったまさちゃんポンプ

 店前の流雪溝から汲み上げますが、水量が少ないときは空気ばかり吸い込んで効率が悪くなります。
 水をせき止めるのもアレなんで、取水口だけ水嵩が増すようにアテモノをすることにします。

 で、考えだしたのが竹竿の先に薄板をハメ込んだもの(写真参照)。これ以上大きいとグレーチングに入らないんです。
 早速使ってみましたが具合がよく満足しています。 例によって試案5分、製作3分のお手軽工作でした。 必要は発明の母ですね。

 きょうは黒とグレー縞の小千谷に黒の半衿、黒の角帯に灰黒の綿袴です。
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2010年6月17日(木)  No.2534

食卓の向こう側
 来る7月4日(日)城端小学校PTA&中学校PTA連携で講演会を開催します。
 「食卓の向こう側」に見えるもの 〜親が子どもに出来る事!
 講師は西日本新聞編集委員の佐藤 弘 氏です。

 「食育」が呼びかけられて久しいですが、声かけとはうらはらに具体的な運動になってないのが実情です。
 今回の講演は子どもたちが大人になってからもきちんとした食生活ができるような提言があります。
 小さな子どもを持つ母親はもちろんのこと、ご家族のどなたでも聴講していただければ幸いです(入場無料)
 城端以外の方も大歓迎します。

 7月4日(日)13:00開演(14:45終了)
 じょうはな座ホール(0763-62-5050)
※託児所あります。


 きょうは黄色のコサシルクに山吹色の半衿、芥子の角帯に薄緑の綿袴です。
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2010年6月16日(水)  No.2533

発見!初夏の使者
 昨夜の興奮が覚め遣りません。 そうです、サッカーW杯で日本がカメルーンに勝ったからです。
 いやもうビックリしました(僕だけではないと思います)。
 残念ながらワクワクするサッカーではなかったけれど、ドキドキはしました、特に後半残り10分ほど。
 あと2試合、夢を見続けられそうです。 次のオランダ戦は一人ではなく、みんなで観戦したいなぁ…。

 早くもコクワガタを見つけました、店の入り口で。
 おなかがすいてるのか、それとも寒いのか、ちょっと動きが鈍いです。 そっと街路樹のほうへ連れて行ってやりました。

 きょうは生成りの揚柳木綿に朱色の半衿、カラシの角帯に薄い茶色の綿袴です。
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2010年6月15日(火)  No.2532

病院は建てたけれど
 ETV特集「病院は建てたけれど 〜地域医療・混乱と模索の現場から〜 」を見ました。

 医師不足で地域の中核医療が崩壊寸前となっています。
 うちの近くの公立南砺中央病院は、産婦人科をはじめとしていくつかの入院科が消え、使われていないフロアすらあります。
 お察しの通り、巨額の赤字を市費で補填する構図です。

 なんでこんなに赤字なの?と常々思ってました。 ヒマだから?評判が悪いから? 世間は好き勝手なことを言います。
 しかし昨年ちょっとお世話になりましたが、常に順番待ちだし、現場の医師や看護婦はとてもよくしてくださいました。
 ・・・・・・じゃあなんで???

 この番組をみると、理由がはっきりわかります。
 医師や看護士不足のため診療総数が減り、病院が赤字となるのだそうです。
 また立派なハコモノ(病院)を建てたばっかりに、起債を償還できず、累積赤字が膨らむのだとか。
 そもそも病院の建設計画自体に無理があったと言わざるを得ない事例が紹介されています。 病院建設や経営が地域にお金を落とすための「公共事業」だと考えている市長や議員のなんと多いことか。 第一義の目的が違っています。

 では大学病院や都市部の大病院以外はもう黒字化できないのでしょうか?
 番組では地域住民と一緒に知恵と汗を流す医師たちを紹介していました。 机上の電卓では出せない解が「現場」にはありそうです。

 きょうは紺のコサシルクに青のボカシ半衿、黒緑の角帯に黒の綿袴です。
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2010年6月14日(月)  No.2531

城端別院の珍宝(その3) 禁断の部屋
 不定期掲載のこのコーナー、例によって一年以上放置されてました。
 今回はお宝ではないのですが、珍しいのでご紹介します。

 別院の某所に「女中ノ外立入ルベカラズ」と書かれた札が掲げられています。
 そう、その名の通り男子禁制の女人部屋なのです。

 中は・・・・お見せできません。 だって僕も男の端くれ、覗き見する訳には…。
 でも、女中さんだけってどうして??? お姫様はダメなのかなぁ?

 きょうは緑のコサシルクに生成りの半衿、絽の角帯に草木染めの袴です。
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2010年6月13日(日)  No.2530

酒井 宏・秀哲親子展
 じょうはな織館ぎゃらりーで「伝統工芸士/酒井 宏・秀哲親子展」が開催されています(20日まで)。
 城端在住の木彫家である、酒井 宏さんとご子息の秀哲さんの木彫作品(レリーフ・欄間・獅子頭・雛人形など)を展示(写真をクリックすると拡大)。
 宏さんはウチがお世話になってる世古口幸美さんの師匠にあたる方です。

 親子とはいえ、まじまじと見ると作風が違うんですね。 秀哲さんの丁寧な仕上げに驚きました。
 小さい小さい字で値段が書いてありますが、背伸びすれば手が届きそうな価格です、興味のある方はごらんになってください。

 きょうはグレー縞の片貝木綿に黒の半衿、黒の角帯に灰黒の袴です。
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2010年6月12日(土)  No.2529

中沖いくこさんの室内楽コンサート
 前から聴きたい^2と思っていたピアニスト 中沖いくこさんのコンサートに出かけました。
 「室内楽コンサートvol.5」上森祥平さん(Vn)と西江辰郎さん(Vc)とのピアノトリオです。

 開演ギリギリだったにもかかわらず、三人の顔が見える良席がぽこっと空いていたので陣取り、室内楽の呼吸を楽しみます。
 オーケストラを否定する訳ではありませんが、やっぱ室内楽っていいですね。 一人一人の演奏家の状態が手に取るようにわかる…。

 しょっぱなはハイドンのピアノトリオ(第43番ハ長調)。 これ、ピアノにとって大変な難曲なのでは?
 2曲目は西江さん選曲のトゥーリナのピアノトリオ(第1番ニ長調)。 さすがにバイオリンの聴かせどころいっぱいの曲でした。

 そして迎えたラスト メンデルスゾーンのピアノトリオ(第1番ニ短調)
 いやもう渾身の演奏でした。 ピアノもチェロもバイオリンも。 この曲だけでもはるばる足を運んだ甲斐があったというものです。大満足。
 来年もこのメンバーでコンサートを開催するそうなので、さらなる熟成が期待できますね。

 きょうは黄色のコサシルクに格子地紋の生成り半衿、黄色の羅角帯に青灰の麻袴です。
 会場が富山市民プラザアンサンブルホールなので念願のセントラムにも(無理矢理)乗れました。満足^2
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2010年6月11日(金)  No.2528

恋する城端 花いっぱい運動
 長いあいだ使ってきた商店街の木製プランターが壊れ、土に還りました
 今日から新しく「恋する城端」をモチーフにした特製花鉢を設置します(右写真をクリックすると拡大)。
 看板機能付きで種々の情報を掲載できるんです。 新鮮な情報をアップしますので乞うご期待!

 このコンテナガーデンに触発されて、当店の緑のカーテンも急いで設営しました。
 今年も朝顔と夕顔のダブルです。 早く育てて日陰を作らなくては…。

 きょうは生成りの揚柳木綿に朱色の半衿、辛子の角帯に薄手の綿袴です。
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2010年6月10日(木)  No.2527

苺三昧
 摘みたてのいちごをいただきました。 今年2度目です。
 たくさんあるのでジャムにすればいいのでしょうが、我が家はみんなイチゴ好き。 群がるように取り囲み、あっというまに食べ尽くしてしまいます。

 このところ天候が良いせいか甘くて美味しい。 季節の地の果物…いいですね。
 きょうは白茶の木綿に茶縞の半衿、辛子の角帯に茶色の袴です。
2010年6月9日(水)  No.2526

恋する城端はためく
 市街地のあちこちに「恋する城端」バナーフラッグが掲げられました。
 城之介&おとりんが曳山祭の傘鉾を持ってる図です。 よそおいものは「しずくちゃんとつくばねさん

 以前の旗は東町通りに掲げます。 目印になっていいでしょ
 きょうはグレー縞の伊勢木綿に黒半衿、黒緑の角帯にジーンズ風素材の黒袴です。
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2010年6月8日(火)  No.2525

木下 晋先生の絵
 昨夜のワークショップには木下 晋先生も同席されてました。
 先生は「話すよりもまず絵を見てほしい」と2枚の鉛筆画を見せてくださったんです。
 一つは高齢の女性(写真をクリックすると拡大)、もう一枚はハンセン病の男性の絵。

 声が出ません、圧倒されました。楽焼初体験のときのようなインパクト!
 言葉って大切だと思ってたのですが、作品の前では力を失う場合もあるのですね。

 「これはまさしく民藝である」と他の先生方は評されました。 “なにものかによってさせられている” =「他力」があるからでしょうか?
 霊性で冒すべからざるものを感じます。
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2010年6月7日(月)  No.2524

聖地誕生!!
 朝から昨夜の片付けに別院へ。 しかし店番があるので途中で失礼させていただきました、ごめんなさい。

 昼はとなみ野フィールドミュージアムが広域圏でおこなわれ、城端にもいろんな方が訪れました。 「大和楽の調べと朝丘雪路の舞い」の開催日でもあり、町はなにやら町はお祭りのような雰囲気に。 いいかんじです。

 夜は「若い人たちと話してみませんか?」とお誘いを受けて、わけがわからぬままバイクで井波のヤマヒデホーム秀夢木楽館へ。 初めて入りましたが、素敵なところですね。 外観とは印象がかなり違います。
 食事をいただいた後は、多摩美と金美大の学生さんたちに混じってワークショップに参加。 テーマは「聖地を復興する」でした。

 僕のグループは「聖地とはなにか?」で議論が紛糾し、「人間が復興するなぞおこがましいのかも」というところでタイムアウト。 他グループとはかなり違ってましたね。
 しかしながら、話し合う過程で様々な気づきがあり、昨日のシンポジウム以来、頭の中でバラバラだった事象が一気に繋がりはじめました。

 大学の先生方のお話もあり「聖地とは…深いこころを持った人々が長い間かけて祈りを捧げた場所」(by ダライ・ラマ)はストンと心に落ちました。 そうかぁ!
 決定的だったのは、太田会長の言葉「今朝、別院の御広敷の間に入ろうとしたが、入れなかった。多くの人が関わった柳 宗悦五十回忌法要の後、聖地となったと感じた」
 ・・・・・ええっ!
 実は僕も早朝、別院の御広敷の間に入ろうとしたとき、空気が違うと感じたんです。 そうか、「聖地」だったんですね。
 民藝運動を再構築(≒スローライフ反グローバリズム)するため、この「聖地」を生かす方法を思いつきました。

 それにしても不思議なのは、この数日間、全然関係ないと思っていたことが繋がり出しています。 導かれてるのかも…。
 きょうは紺のコサシルクに生成りの半衿、黄色の羅角帯に青灰の麻袴、刺し子の胴着です。
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2010年6月6日(日)  No.2523

民藝全国大会
 早朝から富山市のサンシップへ。 富山県PTA連合会の総会です。
 会場設営や駐車場案内(同時に障碍者団体の総会があり、PTA会員は離れた場所に駐車)に汗をかきました。

 総会では無事平成21年度副会長として承認されました。ありがとうございます。
 終了後、PTA親子安全会の講演会(辛坊治郎 氏)をキャンセルし、バイクに飛び乗ります。 離れた駐車場まで歩く時間ロスと、バイクの速さ、そして天候を考えて、最良の選択だと考えたからです(ホントはバイクのほうが楽しいから)。

 急いだ甲斐あって4時には帰城でき、じょうはな座でのシンポジウム「民藝の現代的意義を問う」には間に合いました。
 南砺市民の出席が少ないのでは?と主催者側は懸念していたのですが杞憂だったようです、さすが文化程度が高い町。 一階はほぼ満席で、僕は2階の最前列に陣取ります。

 まず内山 節先生、続けて中沢新一先生の基調講演。 〜「民藝」を初期化する〜
 大学の講義レベルの密度の濃い内容でした。 聴けてよかった。 ただ初期化した民藝運動を再構築する手順をお示しにならなかったので、僕なりに考えていました(整理できたら後日書き連ねます)。

 そしてパネルディスカッション(写真をクリックすると拡大)。 先のお二方に加えて、石井隆一富山県知事、韓国の柳 宗悦研究家 イ・スンヒョンさん、太田となみ民藝協会々長。 司会はジャーナリストの千秋 健さん。

 大変なメンバーがこの田舎に集結し、聴衆に媚びない議論を繰り広げる。 すごいじゃないですか!
 予定調和のシンポジウムが多い中、期待以上の内容でした。 いろんなヒントをいただいたし。

 そして7時からは別院で240名にも及ぶ懇親会。 新講堂と対面所が人で溢れています。
 照明デザイナーの竹添 博さんの設営は見事! 味気なかった対面所が見違えました。

 オードブルではなく、朱塗りもしくは黒塗りの御膳に報恩講のお斎(おとき)。 設営を手伝ってくださった大谷婦人会の皆様に感謝です。
 で、期待のさばずしは・・・絶品でした。 5月が低温だったせいか「浅く漬かった」そうですが、クドく無くご飯なしでも食べられます。 発酵食品の最高峰だと思います。

 終了後、簡単に後片付けをして帰宅したのが、10時すぎ、長い長〜い濃〜い一日でした。 でも5年前から準備してきた全国大会だから、当然か。
 シンポジウムや懇親会に参加してくださった人々が、民藝運動の今後について、どうお感じになったか気になります。

 きょうは緑の単衣紬に立涌地紋の半衿、黄緑の絽角帯に薄緑の袴、木賊色の羽織に白足袋です。
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2010年6月5日(土)  No.2522

さばずしの仕込み
 某日別院某所で虫干法会のお斎(おとき)につくサバずし(なれずし)の漬込み作業がありました。
 城端魚商組合のみなさんが慣れた手つきで作業しておられます。 ちょっと見学させてもらいました(写真をクリッックすると拡大)。

 新鮮なサバをおろして、固く炊いたお米と漬込みます。 他の材料は塩と山椒の葉っぱだけ。
 しかし古い木樽に住み着いている乳酸菌が抜群の働きをして、どこにも無い鯖ずし(ホンナレ)が生まれるんです。
 明日の民藝全国大会懇親会のお斎には、この日のために早くから漬けたさばずしが出されるそうです、楽しみ^2

 きょうは黄色のコサシルクに細畝の生成半衿、カラシの角帯に薄緑の綿袴です。
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2010年6月4日(金)  No.2521

日本年金機構からの手紙
 日本年金機構より封書が届きました。
 「厚生年金の記録が抜け落ちている」と妻も僕も2年前に再調査をお願いしていたのですが、ようやく回答が届いたんです。

 結果は…OK 無事確認され、僕は19ヶ月分の掛け金支払いが認められました。
 当然のこととはいえ、正直ホッとしています。
 旧社会保険庁のすざんな年金記録から一件一件記録をさかのぼるのは大変な作業だったと思います。 日本年金機構の職員に感謝です。

 きょうはグレー縞の片貝木綿に茶縞の半衿、黒の角帯に灰黒の綿袴です。
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2010年6月3日(木)  No.2520

20回目の結婚記念日
 郵便局でレターパック500(旧エクスパック500)を頼んだら、おまけ(?)にポストのレターオープナーをくれました。
 コツがいるし、切れ味はイマイチですが、かわいいので気に入ってます。


 きょうは20回目の結婚記念日、早いものですね。 陰に日向に支えてくれた妻に感謝しています。
 偶然10数年前に撮った家族写真が棚の奥から発掘されました、若かった自分たちにビックリ。

 きょうは生成りの文人絣にシケ引のヘコ帯、草木染め木綿袴です。
2010年6月2日(水)  No.2519

一瞬プラス60年
 砺波市美術館で開催中の「濱田庄司の陶芸」展をようやく見てきました(6/6まで)。 チューリップフェア開催前から始まってたんですが、月曜休館ということもあり、なかなか機会が無くって…。

 人間国宝濱田庄司(1894-1978)は柳 宗悦河井寛次郎と共に民藝運動の創始者です。 今回の民藝全国大会前に実物をたくさん見ておきたかったのです。

 館内は濱田陶器が所狭しと陳列されていて圧倒されました。 正直これほどあるとは思いもしませんでした。
 どれもこれも「堅実ですこやかな」作品のようです。

 民藝協会に席を置いてはいますが、実は緻密なものが好きです。 細部まで練り込まれ作り込まれた作品に神が宿ると思っていたからです。

 しかし、濱田作品をみて信念が揺らぎました。 とりわけ大皿にチカラがあり、「青釉白黒流掛大鉢」は息をのんで眺めてしまいました。
 濱田が言う「一瞬プラス60年」のなせる技でしょうか?
 
 きょうは生成りの揚柳木綿に朱色の半衿、辛子の角帯をへたれ結びにして腰板なしの綿袴です。
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2010年6月1日(火)  No.2518

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