「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2010年5月

++美しい装い きよべ++

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でんき自動車に試乗
 天気も良いので宇奈月温泉までバイクでツーリングに出かけます。 入湯目的ではなく、ウワサの電気自動車に乗るためです。
 高速をケチり下道を走ること2時間、ようやく宇奈月温泉に到着です(約100キロ!! こんなに遠いとは思わなかった…。)

 街なかの観光案内所前にドーンと(いやチョコンと)停まってました、白いのがエレクシートRS、黄色いのがキューノ(ちなみに真ん中のバイクは愛車マジェスティ)。
 プラスチックの車体は軽く、おもちゃのようですが、両車とも青ナンバー(ミニカー)カテゴリーに入り、普通免許が必要です(写真をクリックすると拡大)。

 どっちにしようか迷ったのですが、最高速度が60Km/hのエレクシートにしました(キューノは50Km/h)。 レンタル料は30分で700円です。
 自由に走り回れる訳でなく、決められた2コースをたどることになります(公道です)。
 簡単な説明を受け、出発進行!  スルスルと走り出し、ゴーカート並みに視点が低いので体感速度は5割増?

 街中を出て、トンネルを抜け、とちの湯方面に向います。 常時ライトオンですが…暗い! 目が慣れるまでトンネル内は怖かった。
 リチウムイオン電池を積んだ軽量車ですが、非力なモーターのせいか加速は悪いですね。 でも普通に走る分には問題なさそうでした。
 ただ、直進安定性とブレーキがいまいち。 車としての完成度は当然ですがまだまだですね。 今度キューノにも乗ってみます。

 中国で電動自動車をどんどん作り始めていますが、車としての基本性能(止まる、曲がる)が未成熟なので、エレクシートよりさらに怖い思いをするんでしょうね。
 車作りも文化だと、あらためて思いました。

 試乗のあとは、市街地散策(宇奈月はコンパクトな温泉街なので歩いて巡れます)。
 トロッコ電車の当日券を買って、初搭乗(右写真をクリックすると拡大)。 時間の関係で黒薙までの往復でしたが、モロ観光客気分で楽しめました。 同乗者からは「坊ちゃ〜ん!」(夏目漱石?)と手を降ってもらえたし。

 きょうは白茶にネップの入った厚手木綿に赤縞の半衿、辛子の角帯に茶縞の袴の坊ちゃん風?。
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2010年5月31日(月)  No.2517

ごみゼロの日
 ごみゼロの日(5/30)、西上町内総出で別院周辺の清掃をします。
 今年は民藝の全国大会が迫っていることもあり、特別に柳 宗悦さんが滞留した御広敷の間と「美之法門」石碑の立つ庭を清掃しました。 快く参加してくださった町内各位に感謝です。
 女性陣は座敷の清掃、男性陣は草むしり(写真をクリックすると拡大)。 奥の石碑がご覧になれますか?
 「仕事は大勢」ですね、約一時間で見違えるようにきれいになりました。 当日(6/5)はこの庭で柳宗悦五十回忌の献花式をします。

 また全国各地からお越しになる方々をおもてなしする意味も込めて、各店頭に五色の旗を1日より6日まで吊るすことにします。
 いよいよ大会機運が盛り上がってきました。

 きょうはグレー縞の伊勢木綿の下は久留米のスタンドカラーシャツ、黒の角帯に黒ムラ染めの袴、グレーの足袋です。
【5日の日程】講演会とシンポジウム
【6日の日程】となみ野フィールドミュージアム
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2010年5月30日(日)  No.2516

砺P連会長に
 砺波地区PTA連絡協議会(砺P連)の理事会(総会)が開催され、無事平成22年度会長として承認されました。
 単位PTA会長の負担を少しでも軽減するため、砺P連独自の行事はできるだけ絞り込む予定です。
 また県PTAとのつなぎ役として、「現場の声」に耳をそばだてたいと考えています。

 まぁ、そんなこんなで忙しい一年になりそうです。

 きょうは黄橡の紬に桑染めの半衿、枯色の角帯に璃寛茶の袴、橡色の無地羽織に檜皮色の羽織紐、梅鼠の足袋に畳表の草履です。
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2010年5月29日(土)  No.2515

ハートのバラ
 ご近所のスーパー菜彩やさんのお隣にバラが咲いています(写真をクリックすると拡大)。 それはそれは見事な大輪で、薔薇愛好家じゃなくてもため息が出そうです。
 バラは手入れが大変だと聞いてるので、家主の思い入れが伝わってきます。
 このまま成長するとハート形に花をつけるのでしょうか? 町を歩く楽しみが一つ増えました。

 きょうは青縞ウールに立涌地紋の水色半衿、裂織黒の角帯に灰黒の綿袴、グレーに染めた足袋です。
2010年5月28日(金)  No.2514

民藝全国大会せまる
 民藝全国大会実行委員会に別院講堂へ。 6月5日の開催まであと10日を切りました。 全体説明の後、持ち場に分かれて議論します。
 僕は一番人手がいりそうな受付係に混ざります(当日は県PTAの総会と重なりお手伝いできないんですが…残念)。

 残された期日はあまりないのですが、まだまだ準備不足の感があります。 あと数日!追い込みです。

 さて、5日の講演会(善徳寺)とシンポジウム(じょうはな座)、そして6日の「となみ野フィールドミュージアム」は参加無料!
 この日記を読んでくださってる皆さん、ぜひ参加してください。事前申し込みは不要です。

 きょうは茶縞ウールの下はスタンドカラーシャツ、黒の角帯に焦茶の袴、茶色のタビックスです。
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2010年5月27日(木)  No.2513

チャレンジデー2010
 やってきましたチャレンジデー2010、西上は例によってラジオ体操で参加します。 今年は町内役員なのでちょっと早めに会場へ。
 準備万端(?)待ち受けますが、開始2分前になっても役員以外誰も来ません。

 かなりアセりましたが、ラジオ体操の歌が始まる頃には、ご近所さんが沢山集まりました。
 みんなでするラジオ体操第1第2(写真)。


 チャレンジデーに異議を唱える方も多いと思いますが、参加して初めて「体を動かすことの嬉しさ」がわかります。 実際、僕がそうでした。
 また老若男女、近くの人が顔を合わせるのにラジオ体操はいい機会だと思います。

 あ、そうそう、結果です。
  南砺市(人口 56,260人) 参加者 31,859人 参加率 56.6%
  島根県雲南市(人口 43,711人) 参加者 22,986人 参加率 52.6%
            で南砺市の勝利!
まぁ、どうでもいいことですが…。

 きょうは白茶の木綿に朱赤の半衿、辛子の角帯に焦茶の縞袴です。
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2010年5月26日(水)  No.2512

城端教育振興会でP.A.works講演会
 きょうは城端教育振興会の総会。 今年は受付を担当しています。
 中学校ランチルームには、かなり早くから、かつご案内した大多数の会員がご出席くださいました。 教育に関する地域の関心の高さだと思うと嬉しい限りです。

 総会終了後、子どもに関係する団体の報告があり、さらにP.A.works 菊池専務の講演会が(写真をクリックすると拡大)。
 演題は「地方におけるアニメ制作の意義と地域貢献」 動いてる「現場」のナマの話が聞けて刺激的でした。

 今年の教育振興会の幸先よいスタートです。
 きょうはグレー縞の片貝木綿に赤縞の半衿、黒の裂織角帯に焦茶の袴です。
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2010年5月25日(火)  No.2511

チョット無イヨナ浴衣展
 今年の浴衣が入荷しました。 評判の竺仙に加えて最も涼しい小千谷縮(麻)など、専門店ならではの品揃えだと自負しています。
 板締め絞り(夾纈)の浴衣も色が増え素材感がアップしました。 珍しい自転車柄のユカタもあります(写真をクリックすると拡大)。

 帯がまたイイカンジなんですよ。
 定番の博多四寸帯に、竺仙からは新たに麻素材のボカシ帯が。 さらに縫い絞り(纐纈)のお洒落な帯まで。
 ぜひお手に取ってご覧ください。
2010年5月24日(月)  No.2510

PTAに忙殺
 朝7時半に家を出て県PTA広報研修会のお手伝いにサンシップへ。 各学校単位で発行しているPTA広報の研修会です。
 昨年は城端中学校の広報委員だったこともあり、分散会に混ざって経験を話してきました。 とりわけ「広報誌はPTAの思いを会員や地域に伝える唯一の手段なので、執行部の年間活動方針に添った編集を」と。
 参加者は真剣です。 この熱意があればきっといい広報になることでしょう。

 午後は県Pの教育環境問題委員会。 担当副会長(予定)なので討議に加わります。 「子どもを携帯から守ろう」とか「幼保小中の連携」など固いテーマに頭を絞ります。
 最初に見たDVD「ちょっと待って、ケータイ2」は、文科省作成の良くできた2枚組DVDです。 おぞましいネットいじめは、ドラマとわかっていても胃が痛むほどでした。
 子ども目線バージョンと保護者バージョンがあるので、なんらかの形で子どもと保護者にご覧に入れたいと思います。


 東下町の旧はぶのやさん前の空き家が丁寧に解体されてます。 ここは以前お店だったところです。
 知った店舗が無くなってしまうのは寂しいですが、新たに建てられるそうで期待しちゃいます。 曳山が一日に何度も通るT字路交差点なので山宿や所望宿にもいいのでは?
 きょうは縞の厚手木綿に朱赤の半衿、黒緑の角帯に茶縞の袴、茶色の足袋です。
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2010年5月23日(日)  No.2509

セレンディピティ?
 インターネットブラウザのスタートページはgoogleに設定しています。 気になることがあればググって調べるクセがついてるからです。 子どもには「ちゃんと辞書を繰りなさい」と教えてるのに、大人ってズルいですよね。

 「辞書を…」というには2つ理由があります。 インターネットの情報は玉石混淆なのでメディアリテラシーが未熟の子どもには使わせたくないのと、辞書や百科事典をめくることで “偶然の出会い(serendipity)” を期待するからです。
 今朝googleに接続すると、昔なつかしいアーケードゲーム「パックマン」がgoogle版となって復活してました(写真をクリックすると拡大)。 ちゃんとゲームもできるんです(無料)。
 googleのアソビゴコロに拍手を贈るとともに、偶然の出会いに感謝(あれれ?)

 きょうは生成りの文人絣にシケ引きのヘコ帯、薄茶の綿袴です。
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2010年5月22日(土)  No.2508

夏のお洒落帯
 五月も下旬となりいよいよ単衣の季節です。 帯は季節を先取りするので夏物でも大丈夫。
 店を模様替して、夏帯を展示しています。 見た目も涼やかに洒落帯が揃いました(写真をクリックすると拡大)。
 夏用の草履台&花緒もありますので、ご高覧ください。

 きょうは生成りの揚柳木綿に薄柿色の半衿、辛子の角帯に薄手の綿袴です。
2010年5月21日(金)  No.2507

誕生まんじゅう
 今日は次男の誕生日、家族でささやかに祝います。
 アレルギーがあり生クリームケーキが苦手なので、特別に溝口梅華堂(梅さ)さんで饅頭を焼いてもらいました。

 ふわふわの生地に包まれた、美味しいコシあん。 ボリュームたっぷりでみんな大満足です。
 でも、ケーキよりはるかに安いんですよ。 さすがにロウソクは立てられませんでしたが。
 きょうは縞の伊勢木綿に焦茶の半衿、黒緑の角帯に黒の袴です。
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2010年5月20日(木)  No.2506

善徳寺古文書
 城端別院善徳寺は創建以来一度も火災に遭ってません、だから貴重な文献や資料がそのまま残っています。 書状や蔵書の形が多いのですが、なかには不用紙として裏張りなどに使われていることも…。

 写真は「武者隠しの間」の壁裏に張られていた古文書です(クリックすると拡大)。 先日別院にお邪魔したとき、許可を得て撮らせてもらいました。
 史実に載らない事実はこんなところに残ってるのかもしれません。 ワクワクしますね。

 きょうは白茶の木綿に赤縞の半衿、辛子の角帯に焦茶の綿袴です。
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2010年5月19日(水)  No.2505

富山県PTA連合会理事会
 富山県PTA連合会H22年度副会長予定者です。
 既に数回の役員会や運営委員会があり、今日は総会前の理事会です。 いつもは教育文化会館ですが、人数が多いため(?)富山県市町村会館で開催です(会場を間違えて慌てましたが、小回りの利くバイクだったのでなんとか間に合いました)。

 理事会の前に県教委から重点施策の説明を受けます(写真)。
「富山スタンダード」の推進。 「親学び」プログラム。 「いのちの教育」総合支援。 「とやまっ子生活習慣」推進。
 どれも素晴らしい! 富山は教育先進県だとつくづく思います。
 ただ、これらをPTA役員のみならず、すべての保護者まで浸透させるのは至難の業でしょう。県やPTAのホンキ度が試されます。

 学校単位のPTAは本当に頑張ってます、地区PTAも。
 県PTA役員もアツく活動してるんですが、よけいな仕事が多すぎるのでは?と既に思い始めています。 県大会はまだしも、東海北陸大会や全日本大会の準備や動員は負担以外のなにものでもありません(…と言い切っていいのだろうか)
 きょうは縞の木綿に焦茶の半衿、辛子の角帯に焦茶の縞袴、茶色の足袋です。
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2010年5月18日(火)  No.2504

土山御坊へツーリング
 晴れた休日は無性にバイクでどこかへ行きたくなります。 例によってアテも無く飛び出しましたが、ふと思い立ち蓮如上人ゆかりの土山御坊に向うことにしました。 殿様街道から分岐してふた部落奥の集落にあります(R304旧福光西部小学校からも行けます)。

 御坊後はきれいに整備され、蓮如上人の銅像もあり驚きました。 地域の方が大事になさってるんですね。
 南砺市教育委員会と文化財保護委員会が立てた説明板があったので、書き写しておきます。

『土山御坊後と古塁』
 文明年中(1469〜86) 本願寺八世蓮如は吉崎御坊から叔父の如乗が創建した二俣本泉寺を頼って来錫し、医王山西麓一帯を一向宗(真宗)布教のため順錫されたが、越中にも足を伸ばし、蟹谷郷の豪族である杉浦万兵衛宅に逗留され、ここを土山御坊として強化に当った。
 初めて越中の地に足を踏み入れた土山は蓮如にとって思い出が深く、土山御坊をこよなく愛したという。
 この御坊は、やがて勝興寺という寺号を頂戴した。蓮如は次男の蓮乗を後継として残し越中国 河上の里へと順錫に向われ、本願寺五代綽如が創建された井波瑞泉寺の復興に当られた。また、蓮乗は本泉寺、瑞泉寺を掛け持つという立場にあり、四男蓮誓を土山御坊に住し蟹谷郷一帯の布教に当たらせた。
 御坊は、明応3年(1494) 高木場(高窪)に移ったが、永正16年火災のため小矢部市未友の安養寺に移り栄えた。
 天正12年(1584) 一向宗徒の拠点となった勝興寺は佐々成政の命で、伏木古国府にあった神保氏張の居城を勝興寺とし現在に至っている。
 また、天正12年(1584) 越中の城主佐々成政が隣国の前田利家と争った折、ここに城を築き御峰城として防戦に備えたという。加賀藩政期に入ってからは、争乱も無く豪族杉浦万兵衛の屋敷として栄えていた。

 きょうは生成りの揚柳木綿に薄朱の半衿、辛子の角帯に焦茶の縞袴です。 日差しが強く日焼けしました(グローブを除いた腕だけ)、まるでドカタヤケです。
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2010年5月17日(月)  No.2503

アタマ隠さずシリ隠す
 中学生となった次男はあいかわらず・・・です。 きょうも「隠れるから写真撮って」と、まるで小学生。
 店内でかくれんぼをする始末…。

 どこにいるかわかりますか?(写真をクリックすると拡大)
 わかりますよね、尻を隠して頭隠さずですから。

 きょうは生成りの文人絣にシケ引のヘコ帯、腰板なしの綿袴です。
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2010年5月16日(日)  No.2502

曳山のしつらえ
 富山写真語 万華鏡 220号は「曳山の設え」です。
 曳山は県内に数多ありますが、ほとんどの頁を城端曳山祭のために割いてくださいました。 細川健太郎さんと山本哲也さんが寄稿し、徳田清信さんが語り、まさに城端一色(写真をクリックすると拡大)。

 中表紙には「前夜の山宿に飾られた神像の設えも、さながら町中が美術館という趣きがある。三百年かけて磨きこまれた、これら曳山には、祭礼を飾る設えという日本の美意識が込められている」の一文が添えられ、地元の人間としては “ 理解してくれている ” ことが嬉しい限りです。
 「万華鏡」いい本だなぁ…。(詳しくはこちらをクリック)

 数年前までは今日15日が本祭でした。 城端町民の一年は曳山に始まり曳山に終わります。 10日前に曳山祭が終わってしまったので、リズムが狂ったままの感じです。
 きょうはグレー縞の伊勢木綿に焦茶の半衿、黒の角帯に灰黒の綿袴、グレーの足袋です。 
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2010年5月15日(土)  No.2501

東京てくてくツアー
 突然東京に行くことになり、前夜の夜行バスに乗り込みます。 帰りは…そう、同日の夜行バス。 0泊1日(車中2泊)の弾丸ツアーです。

 池袋デニーズで休息し、山手線で日暮里へ、足を踏み入れたことの無い谷中から根津を抜け、本郷へ。 水道橋から地下鉄で三田へ、東京タワーまで歩きます。 そのまま六本木ヒルズへと向かい、乃木坂から赤坂へ。 九州じゃんがらラーメン を食した後は、再び地下鉄に乗り込み秋葉原。 そして池袋に帰還。

 ふぅぅ〜歩いた歩いた、山手線の東半分くらいは歩いた気がします。 ご存知のように東京都内は山あり谷ありの地形なので意外と大変なんです。
 でも歩くといろんなことに気づきます。 なんで谷中にあれだけの寺があるのか?自ずと答えが見えてきました。
 小学生以来の東京タワーも懐かしく、蝋人形館も当時と違って冷静に鑑賞することができます。 最後の晩餐の完成度にも驚きました。 ガイジンサンに袴姿を褒めちぎられ(英語で)、写真を撮らせてとせがまれたのもおかしかったし。
 前夜急いで調べて、悩みに悩んだラーメン屋の選択も大正解! 美味しかった。
 数年ぶりのアキバは平日にもかかわらずカオス状態で、笑っちゃいました。 PCパーツも安価に手に入ったし。

 東京…やっぱ面白い(住むのはイヤです)。 近いうちに再訪したいけど…無理だろうなぁ。
 きょうは生成りの揚柳木綿に水色立涌地紋の半衿、青の角帯に青灰のざっくしした麻袴、グレーの足袋に玉子色のストールです。
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2010年5月14日(金)  No.2500

民藝の現代的意義を問う
 6月5日(土)と6日(日)に日本民藝協会の全国大会が城端を中心とした砺波地方で開催されます。
 今年は民藝運動の創始者 柳宗悦さんの五十回忌にあたり、法要を善徳寺で開催するのが特別な目的です。
 なぜ城端?なぜ善徳寺?かというと、思想家 柳さんの代表的な著作「美之法門」 は善徳寺滞在中に記されたから…。 城端は民藝の聖地なのです。

 民衆の手による工芸=民藝 なのですが、一般的には土産物店で販売される質の悪い「民芸品」と混同されることが多く、また民藝愛好家(?)のなかにも「作品」をありがたがって蒐集する傾向もありました。 協会員も高齢化し、今年の全国大会参加者の平均年齢は驚くべき数字になってます。 はっきり言って「民藝」の凋落は痛々しいほどです。

 しかし僕は悲観してません。 民藝運動がスローライフやエコ活動であることに気づいた若い人たちが次第に増えてるから。
 また民藝は人の幸福度を増大させるから。
 この全国大会が21世紀における民藝運動再興大会になれば…と願います。

 ポスターが刷り上がってきたので掲示しています。 地元の方に民藝の本当の意味を知ってもらいたいと願ってます。 講演会やシンポジウムは参加無料なので誰でも聴講できます、お誘い合わせてどうぞ。 美しいモノ、美しいコト、美しいシソウに触れませんか?

 きょうは青縞ウールに薄朱の半衿、黒緑の角帯に灰黒の袴、グレーの足袋です。
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2010年5月13日(木)  No.2499

五木寛之さんの謎?
 アップル製 iPad の国内発売が間近に迫り「電子書籍」の話題が喧しいようです。 「従来の読書スタイルを変えるのはiPadだ」「いや目に優しいキンドルだ」といろんな意見が飛び交ってます。

 そんななか、文壇の重鎮 五木寛之さんが「親鸞<上巻>」すべてを無料でネット公開したのは驚きました(6月11日まで)。
 なぜ?しかも五木さんが? 不思議です。 狙いが読めない…。

 さっそく「T-Time Crochet」なるプラグインをダウンロード(無料)して読んでます。
 文字間や行間も配慮されていて意外に読みやすいし、操作性も合格(右写真は目次)、そしてちゃんと縦書きになってるのが(当然ですが)嬉しいです。
 未読の方はぜひお試しを!

 きょうはとなみ野まがじんの放送日。 ピアニストの中沖いくこさんと接近遭遇し、念願のご対面ができました(過去に電話で話しただけ)。 美しい方です…ドキドキ。
 しまったぁぁぁ、記念撮影してもらえば良かったぁぁ。

 この23日(日)15:00には桜ヶ池クアガーデン10周年記念式典ミニコンサートがあります。 行きたいのですが…すでにPTAの予定が(涙)
 きょうは白茶の厚手木綿に赤茶の半衿、黒緑の角帯に黒に近い綿袴、グレーに染めた足袋です。
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2010年5月12日(水)  No.2498

つづらこみちの由来
 写真展「曳山」も好評のうちに終了し後片付けをしています。 つづらこみちも模様替えです。
 ふと「つづらこみちの由来」について(多分)書いてないことに気づきました。 印刷してつづらこみちの途中に掲示します(左写真)。

つづらこみち について』
城端は坂の町であるとともに小路の多い町でもあります。
国道三〇四号線拡幅の際、いくつかの小路が消え去ることを残念に思いきよべ呉服店と蔵布都 藍の敷地内に作りました。

城端は浄土真宗の寺内町です。防御のため町建て以来残っていたクランク状の道が、国道拡幅で無くなりました。
このクランクもつづらこみちにて再現しているつもりです。

私有地ですが、開門中は誰でも西町から東町へ通ることができます。
ところどころに仕掛けがありますので楽しんでお通りください。
                         きよべ店主

 きょうは厚手の縞木綿に薄茶の半衿、辛子の角帯に焦茶の縞袴、茶色の足袋です。
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2010年5月11日(火)  No.2497

むぎやの顔ハメ看板
 午後から雨が降り出しそうな天気ですが、バイクで出かけます
 以前から気になっていたヤギを見に桜ヶ池サービスエリア(SA)へ(右写真をクリックすると拡大)。 新しくできたコンビニ前に、いましたいました白ヤギが数頭。 ベンチに腰掛けコーヒーを飲みながらのんびりまったり。
 ヤギは観光バスのお客さんにも大人気のようす。 子どもたちも喜ぶでしょうね。

 コンビニ裏には城端むぎや祭りの顔ハメ看板が! 善徳寺山門をバックに舞う男女…、これは新発見でした。
 コンビニとトイレしかないけど、城端SA侮れません。

 しかしSAが充実すればするほど、奥にあるハイウェイオアシスまで車が来ません。 クアガーデンヨッテカーレ城端、さらには桜ヶ池などの素晴らしい施設があるのに、気づかずに帰ってしまった中京圏の方が沢山おられると思います。 残念無念!

 きょうは生成りの揚柳木綿に水色の立涌地紋の半衿、絽の緑角帯に薄緑の綿袴です。
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2010年5月10日(月)  No.2496

別院案内看板
 城端別院善徳寺山門前に案内板ができました(写真をクリックすると拡大)。 伽藍配置や宝物館の位置、さらに御坊坂下の市営駐車場も記されています。
 これまで別院事務所がどこにあるかわかりにくく、参拝者に不親切だといわれても仕方なかったのですが、これで万全でしょう。

 この案内板を近くで見ると全部手作りでした。 善徳寺の労作です。
 きょうはグレーの伊勢木綿に赤茶縞の半衿、黒の角帯に灰黒の綿袴です。
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2010年5月9日(日)  No.2495

エコステーション
 先日富山県庁に行った時、駐車場の一角にウワサのエコステーションを見つけました(写真をクリックすると拡大)、 i-MiEV(アイミーブ)などの電気自動車を急速充電できる設備です。 ついで(?)に太陽光発電もしていて、リアルタイムの発電量がみられるようになってます。
 法整備がまだなので、現在のところ“無料”で利用できるのですが、用もないのに県庁で「充電させてください」で検問(?)をクリアできるのかなぁ…。
 求むチャレンジャー!(その前に電気自動車買う方がチャレンジャーですね)。

 きょうは生成りの文人絣にシケ引きのへこ帯、腰板なしの綿袴で絶望先生風。
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2010年5月8日(土)  No.2494

MacBookProレビュー その1
 MacBook Proを手に入れて2週間、着々と環境設定が整いつつあります。
 6年間使ってきたiBookG4と比較してとにかく早い(当然ですが)、さらに画面も広くて(1680×1050)快適です。 外観も美しく、とても満足しています。

 なにより嬉しいのが、電源ポートがMagSafeになってるところです(前モデルから)。
 旧Macノートは電源コードをひっかけたりしてるうちに接触が悪くなり断線するという弱点がありました(僕も妻も電源アダプターのみ再購入しています)。 しかし現行Macは、磁石で止まってるだけなので、電源コードを痛めずに外れます(写真をクリックすると拡大)。
 コレすっごく便利!おっちょこちょいには有り難い。

 Windowsノートで見ないと思ったらアップルの特許なんだそうです。 でもウチの湯沸かしポットでも使われてるんだけど…違うのかなぁ。
 きょうは白茶にネップの入った木綿に焦茶の半衿、芥子の角帯に焦茶の袴です。
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2010年5月7日(金)  No.2493

もうひとつの祭
 好天に恵まれ素晴らしい祭となった城端曳山祭の余韻を味わいながら、朝から後片付けをしています。

 午後3時からは町内の慰労会に初参加(これまで店のこともあり欠席してました)。
 お供えした鯛の刺身の御膳を並べ、区長(代理)の挨拶のあと山番の御礼の言葉につづき御神酒で乾杯。

 酌をしながら祭についていろんな話を聞けました。 勉強になったし楽しかったぁ…。 みなさんホントこの祭が好きなんだなぁ…。
 祭の翌日は疲労がピークに達し、楽しいことが終わったことで虚無感が漂うのですが、この後宴のおかげでもう一日祭が延びた気がします。

 町内のみなさんも昨夜の人足方も口々に「よいマッツリやったわ」「ありがとう」と笑顔で帰られ、お世話する我々も嬉しくなってきます。 準備や後片付けは大変ですが、裏方もいいもんですね。
 きょうは30℃を超える真夏日となりました。 よって生成りの揚柳木綿に朱色の半衿、辛子の角帯に薄緑の綿袴に素足です。 
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2010年5月6日(木)  No.2492

城端曳山祭のこだわり2
 城端曳山祭本祭、快晴のまさにお祭り日和です。 例年より30分早く出発した曳山は順調に巡行しています。
 町内役員なので今年は完全に裏方に徹するつもりでした。 曳山人足の受付をしたり、昼食・休憩・夕食のお世話、さらには道具運びなど仕事が山ほどあります。
 しかし来年西上町が当番町なので(役員任期は二年)、勉強がてら曳山に繋がることができました。 一番山から最後尾の六番山まで行ったり来たりかなりの距離を歩き回ります。

 昨日の宵祭りでもみられましたが、曳山祭には町民の強いこだわり(思い入れ)が数多く見受けられます。
 写真は西下町山番をなさった方の所望風景です(クリックすると拡大)。 家の前が坂なのでデッキを張り出しているのがお分かりでしょうか? 紋付や和装の正装で曳山を迎え庵唄を所望する…。 山宿のしつらいもそうですが、所望宿にも美意識がみられるのが城端曳山祭なのです。

 朝から気温がグングン上がり、暑い曳山祭となりました。 人足方は汗だくです、紋付羽織袴の我々も…。 せめて…と単衣の紋付に青地の角帯、薄緑縞の仙台平です。
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2010年5月5日(水)  No.2491

城端曳山祭のこだわり
 いよいよ城端曳山祭。 朝から町内で曳山の組み立て&山宿の設営に出ます。 特に山番は一世一代の大仕事なのでお世話させていただく町内も真剣です。

 夕刻までに設営が終わったので、各町の山宿を見て歩きました。 これが宵祭りの楽しみの一つです。
 山宿巡りというと御神像はもちろん、壁面に立てた屏風の立派さに息をのむのが常です。 今年もそれはそれは美しいしつらいを見せていただきました。

 しかしひっそり静かにアツいバトルが繰り広げられている部門(?)があるのをご存知でしょうか?
 どの町内にも花を世話する方がおられ、とりわけ神様の木といわれるホウノキ(朴の木)の見事さを競い合ってます。 
 しかし今年の四月は気温が低くホウノキは無理とどの町内も諦めたのですが、大工町はなんとも見事なホウの木を捜し出してきました(写真をクリックすると拡大)。
 これには正直驚きました。 花に命を懸けてる強いこだわりを持った人がおられるんですね。

 思いがけず東京から深大寺さんがお越しになりました。 一年ぶりの嬉しい再会です。
 きょうは緑の単衣紬に水色に立涌地紋の半衿、黒緑の角帯に茶緑の御召袴、黒地に小紋柄の足袋です。
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2010年5月4日(火)  No.2490

初のGW家族旅行
 月曜定休ですが、祝日なので店を開けます。 でも母が「たまには子どもをどこかへ連れて行ってやれば?」と言ってくれたので、店を任せて家族でドライブすることにしました。
 GWまっただ中なので行楽地は混んでると考え、逆に都会へと向かうことにします。 ETC休日千円も使ってみたかったし。

 家族会議の結果、一番近くで行ったことの無い都会、名古屋市へ。
 朝8時前に家を出て、ひるがの高原で遅い朝食、名古屋市内に入ったのは11時ごろ。 車を停めて、大須観音周辺をブラ歩き。 古いおもちゃ屋やB級グルメに子どもたちが喜び、大須を出たのは4時近くでした。
 名古屋城はあきらめ、向かったのは前にフラワーカード会で招待したノリタケの森。 美しいものは何度みてもいいですね。
 逆方向だったので渋滞にも遭わず、快適なドライブでした。

 ただ憲法記念日とあってか名古屋市内は右翼の街宣車が騒音をまき散らし、子どもたちは怖がってました。 一般の人なら避けて通ろうとするでしょう。 なんであんな威圧的な宣伝手法をとるのか理解に苦しみます。
 きょうは生成りの揚柳もめんに朱縞の半衿、黒緑の角帯に黒緑の綿袴、グレーの足袋です。
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2010年5月3日(月)  No.2489

パワーアップ竹田山
 いよいよ城端曳山祭が近づいてきました。
 今年は西上町竹田山に御注目ください。 というのは漆と金箔、そして屋根をきれいに塗り直したからです。

 さらに曳き手の力を充分に生かすため、祭当日のみ全長を延ばすことに。 写真をご覧いただければわかるように、前後に足し棒しました。
 曳山を傷つけぬようかなり苦心して一日がかりで取り付けましたが、これでパワーアップ間違いなし。 出丸や新町では見事なUターンを見せてくれることでしょう。
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2010年5月2日(日)  No.2488

福野夜高祭
 南砺市に合併して5年。 融合はまだまだですが、住民の行き来は着実に増えてきています。
 GWには南砺市各地で春祭が開催されるので、子どもたちに南砺の祭りを見せておくことにします。 今日は福野の夜高祭、若い頃は毎年見に行きましたが、子どもを連れて行くのは初めてです。

 店を閉めて福野に到着したのが夜8時すぎ、初日はケンカ(引き合い)が無いので子どもたちとのんびり行燈を見て回ります。
 娘は高いところに上る若衆に驚き(写真をクリックすると拡大)、太鼓好きな次男は同世代の子どもの巧さに刺激を受けたようです。
 僕は夜に映える行燈の美しさに息をのみつつ、いつもとは違う祭を堪能しました。 いいもんですね〜。

 きょうは白茶の厚手木綿に薄柿色の半衿、辛子の角帯に焦茶の綿袴、茶色の足袋にダカ織のストールです。
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2010年5月1日(土)  No.2487

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