きょうは定休日、久しぶりに映画を見ることにします。 金沢には月曜男性1,000円の映画館が2軒あり、今日は旧ルネスかなざわにあるユナイテッド・シネマ金沢に足を運びました。
お目当ての作品はアカデミー賞受賞「ハート・ロッカー」(Hurt Locker,以下HL)。 あのアバターよりHLを選んだのはハリウッドの良心かも?と思ってたので興味津々だったんです。 平日にもかかわらずかなりの混みようで、オスカーの威力を見せつけられました。 ネタバレになるので詳細は記しませんが、良作です。 お金を払って見る価値はあると思います。
ただ気になるのは「HL」ってアメリカ側視点の映画なんですよね。 どうもイラクが悪者になってる…。 その点アバターはアメリカ的なものが否定されていて、これがオスカーを与えられなかった最大の要因かも…と。
でもHLには隠された意図があるような気がしています。 表面的にはアメリカ的なものに迎合しながら、その実個人や家庭に帰納していくような…。 一見反戦映画で親米映画だけど、何度も見れば国家とか組織とかの存在を矮小化させていくような…。 それは女性監督キャスリン・ビグローのしたたかな戦略なのかもしれません。 僕の推論どおりだとしたらこの映画は大傑作です。
ポロッと落ちる椿に、人の命のあっけなさを重ねてしまいました。 きょうは白茶の木綿に茶赤の半衿、黒緑の角帯に帆布の袴、茶のタビックスにダカ織のストールです。 (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
|
2010年3月29日(月)
No.2454
|
|