「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2005年9月

覚悟
 12月14日の撤退期限が迫ってるにも関わらず、イラクへの自衛隊派兵の話題が減っています。 イラク国内でのテロは減るどころかむしろ増加してる感があります。 どうすればいのいいか? アメリカにただ従うだけでなく日本国内でもきちんと議論すべきですが、現政権は無策です。 …というよりやる気が無いのでしょう。
 「覚悟」はイラクで銃弾に倒れたジャーナリスト橋田信介さんの妻;幸子さんの手記です。 現地で日本政府がなにをしているのか(何にもしていない?)、個人でも何ができるのか(橋田さんは子どもの目を治すため奔走していた)を知ることができます。
 こっ恥ずかしいのですが、橋田夫妻の深い夫婦愛にも感銘を受けました。
 きょうは緑のコサシルクに薄クリームの半衿、裂織りの角帯をへたれ結びにして薄茶の腰板無し袴です。
   (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月30日(金)  No.788

給食体験会
 子どもたちが食べてる給食ってどんなだろう?と城端小学校で給食体験会を開催しました。 集まった保護者は59名、定員いっぱいです。 子どもたちの食事の様子を見たあと、一斉に「いただきま〜す」。 昔懐かしいおいしい給食でした(左写真)。 僕の時代と違うのは、主食がパンからご飯になってる点ですね。
 子どもたちはテキパキと配膳し、クラス毎に食べ始め、食べた子からきちんと片付けていきます。 見事な手際に驚きました。
 食事の後は管理栄養士の講話。 実はこっちがメインなのですが、単独では人が集まらないだろうと考え、給食試食とセットにしたんです。
・材料は近隣のものを使い、できるだけ学校で調理。 ・味は少しずつ薄味にシフトしている。 ・いま流行の厚釜なら玄米を混ぜても炊ける。…などなど、本当にいいお話しが聞けました。
「食事は手間ひまかかるもの、健康で心豊かな大人になることを願って、食事で家族に愛を伝えましょう」ということを最も訴えておられます。 城端小中学校はいい先生に巡り会ったと思います。
 きょうは伊勢木綿に薄いベージュの半衿、茶色の袴。 給食当番なので黒の割烹着に紺の日本手ぬぐいをかぶり、マスク着用。
2005年9月29日(木)  No.787

合唱コンクール練習日
 きょうの日記は2本立て。 長男の通う城端中学校ではクラス対抗の合唱コンクールに熱が入ってます。 「子ども達ががんばっとんがいさかい親もやらんまいけ!」と訳の分からない理由で、初めてPTA有志が合唱コンクールに出ることになりました。 今夜が第一回目の練習日です。
 合唱なんて高校以来です。 期待半分不安半分でドキドキしながら音楽室に入ると、予想以上に集まりが多く驚きました。 30人くらいはいたでしょうか?
 保護者&教師&関係者のPTAチームは「翼をください」と「少年時代」を三部合唱します。 平均年齢40超のチームが歌うのも如何なものかと思いますが…。 しかし「翼をください」が今でも中学校の音楽の教科書に載ってることがちょっと嬉しかったです。
 いろんな方が混在しているので、まず立ち方&口の開け方から始まりました。 僕は歌をうたうのも久しぶりなのです。 写真はパート練習の後、合わせているところ。 なぜかところどころ“混声四部合唱”になってました(笑)
 でも大きな声を出すと気分爽快ですね。 来週の練習が楽しみです。 果たしてこのPTAチーム、子ども達をギャフン(死語)と言わせることができるでしょうか??
 城端中学校合唱コンクールは11月19日(土)の午後、じょうはな座で開催されます。 もちろん入場無料、どなたでもお越しください。
 きょうは久留米の文人絣にオリジナルロング前掛けの丁稚風です。
   (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月28日(水)  No.786

研修旅行2
 研修旅行二日目。 我々サポート隊も一泊することになってます。
 目が覚めたのが5時半でしたが、一部の子どもたちはすでに目が覚めているようです。 しかし言いつけを守り、6時になるまで部屋から出てきませんでした。 カタい(=えらい)もんです。
 昼食は自炊でカレーライス。 その前にスプーンを作ります。 僕も挑戦しましたが、子どものほうが上手です。 曲がったスプーンで悪戦苦闘しながら食べるハメに…。
 ご飯は鍋で、火は薪を燃やすといった本格的(?)なものでしたが、意外や意外、美味しいカレーを食べることができました。
 どうみても僕より生活力ある子どもたちばっかりです…。 全くお役に立てないサポートでした。
2005年9月28日(水)  No.785

研修旅行1
 小学5年生が国立能登青年の家で2泊3日の集団宿泊研修をすることになり、活動補佐に遠足気分で保護者4名が参加しました。 午後1時からのサポートなので、近くのあら鵜で昼食を食べます。 きれいな蕎麦でしたよ。
 気多大社の裏手の広大な敷地にあるこの国立青年の家、僕は初めて訪れましたが、立派です、りっぱスギます。 食費その他は実費ですが、宿泊料が無料というのは信じられないくらい…。 人気があるのか、他にも3つの学校や研修が入ってました。
 さてウォークラリーでは子どもたちが16班に分かれ、見事なチームワークを見せてくれました。 僕は麓のチェックポイント近くにいたのですが、待ち時間が長いので折口信夫句碑を見学(右写真)。 読めませんでしたが…。
 夜は夜でナイトウォークがあり、歩き疲れた子どもたちはバタンキュー(死語)だったと思います。 (翌日へつづく)
   (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月27日(火)  No.784

クアガーデンでランチ
 ポコッと予定のあいた晴れた休日、桜ヶ池クアガーデンへ昼食を食べに夫婦ででかけました。 実は妻は初めてクアガーデンで食事をいただくんです。 月曜日にも関わらず、多くの方がおられて、まず驚きです。
 ランチメニュー1,600円を頼みました。 塩分を極力控えた味で、健康に配慮し素材の味を活かそうという意図なのでしょう。 パンも美味しかったです。 残念なことにコーヒーは多めのエスプレッソだったので、僕の好みではありませんでしたが…。
 しかし、景色も雰囲気もサービスも良いし、流行るのがわかる気がします。 予約不要ですので、ふらっとお立ち寄りください。
   (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月26日(月)  No.783

ご近所のアイドルPart4
 7月28日の日記に書きましたが、ご近所はときならぬ愛犬ブーム。 今回はお向かいのカワイ書店のヘレナちゃんを紹介します。
 ぬいぐるみみたいな黒いトイプードルです。 僕が手を出したらペロペロなめてくれました。 小学生にも大人気なんですよ。
 きょうは片貝木綿に黒の半衿、黒の角帯にチャコールグレーの木綿袴です。
   (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月25日(日)  No.782

ヘチマの棚
 使われていない小学校土俵横に植えたヘチマが大きく育ちました。 いまちょうど巨大な実をつけています。 この下は蒸散効果で涼しいことでしょうね。
 夕方、霧のなか利賀村まで往復しました。 R304→R156→R471で山の神トンネルを抜けると、ひょっこり利賀に着きます。 集落やいろんな施設が立ち並び、週末ということもあってか繁盛していたようです。
 きょうは涼しいというよりむしろ寒いので、白茶の厚手木綿に焦茶の半衿、辛子色の角帯に灰黒の木綿袴でした。
2005年9月24日(土)  No.781

親子で危険箇所発見ウォーク
 朝から子ども達と一緒に通学路を歩き、学校までの危険箇所を点検してます。 この活動は城端小学校の全家庭にお願いしました。 高学年になると我が子の通学路を把握してない保護者もおられるようで、万一通学路で災害があった場合、捜すのが困難になります。 また交通ルールの再確認や大人の目での危険予知…、など伝えることはたくさんあります。
 5年生が育てた稲の刈り入れをしていました。 ギッシリと穂がついた稲を大事そうに抱えて、学校周辺にハサがけしています。 今年は豊作のようです。 子どもたちも嬉しそう。 お世話いただいた山瀬さん中田さんに感謝です。
 きょうは縞の伊勢木綿にコゲ茶の半衿、ギャルソンエプロンです。
    (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月23日(金)  No.780

クラクションを鳴らす人々
 この夏特に気になったのですが、クラクションを鳴らす人が増えてませんか? 先行する紅葉マークの車が低速だったり、電動シルバーカートが堆雪帯を走っていたりすると “ブブブーッ” と思いっきり大きな音を鳴らすんです。 『なんしとんがぃ!急いどるがやさかい、どかんかい』といわんばかりです。 注意を喚起するだけなら “プッ” と小さく鳴らせばいいものを…。
 心に余裕の無いドライバーが増えてるようですね。 事故が増えるのではないかと心配しています。
 つづらこみちでメスのコクワガタを見つけました。 大人になってもちょっと嬉しいものですね、ゴキブリやカメムシだとイヤだけど…。 
 きょうは白地の文人絣に黒の角帯、薄茶の腰板無し袴です。
    (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月22日(木)  No.779

秋の遠足
 城端小学校2年の校外学習に他の保護者の方8名で付き添いました。 最初の目的地は学校から数キロ先の桜ヶ池公園です。 数年前までは歩いていたのですが、昨年熊騒動がありバス移動になりました。
 遊具も「あれはダメこれもダメ」のダメダメづくしでしたが、子どもたちは殊勝に言いつけを守ってます。 ちょっと可哀相と思うのですが、学校側はこうするしか無いのかもしれません。
 それでも愛情一杯のお弁当をほおばりながら、皆楽しそうでした。
 右の写真は第二の目的地で発見した“謎の橋”。 人ひとり渡れる幅しかありません。 城端にまだ知らない箇所があったんですね。 僕一人ちょっとした冒険気分でした。
    (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月21日(水)  No.778

納棺夫日記
 10年以上も前にベストセラーとなった「納棺夫日記」。 著者の青木新門さんの講演録をきっかけに、読んでみたくなりました。
 青木さんはかつて富山の葬祭会社に勤めておられ、「死」が身近なものとなります。 死者の尊厳を大切にする姿勢や死生観が、しんしんと伝わります。 
 (あめゆじゅとてちてけんじゃ)
 「納棺夫日記」に引用されている、宮沢賢治の「永訣の朝」の一文です。 賢治の幼い妹が死の床で発した言葉を声に出して読んでみた今、感慨が新たなものになりました。
    (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月20日(火)  No.777

むぎや祭雑感2
 じょうはな座も舞台となったので、今年のむぎや祭は前の広場にテントブースを設置し、近隣の商店や企業が物産等を販売しました。 通路も広く見た目もきれいで好評だったようです。
 もしこのような形で露天商を一箇所に集めることが可能なら、例年問題となっている露天商とのトラブルもある程度は回避できるのに…と考えます。
 僕らが名付けた「香具師の法則」というのがあります。 「露天商は道幅を狭めるために前へ前へと出たがる」のです。 というのは、自店の直前を客が通らないと商売にならないからです。 また、後ろを通られることを極端に嫌がります。 理由は簡単、これまた商売にならないからです。 ですから、店の後ろを散らかします。
 城端のメインストリートは歩道幅3.5mもあり、露天が店を出しても充分通路を確保できるハズです。 麦屋祭(18日)午前中は車が通れるので、露天の後ろを通れないと歩行者は車道を歩かざるを得ないことになります。
 写真は18日の夜8時、総踊りが始まり祭が最高潮になった時に店の前に現れた露天商の車です。 こんなことは初めてだったのでビックリしました。
 ゴミも各露天が責任を持って回収する約束になっていたのですが、実際は徹底されてなかったようです。 また、システムとしての問題もあります、たこ焼き屋のゴミをかき氷屋に出せますか?
 行き場の無くなったゴミはどうなったかというと、側溝や植え込みにこっそり捨てられてます。 浪漫亭さんが深夜に掃除して回った所、狭い範囲でゴミ袋2つ分あったそうです。 観光客のマナーが問われるのですが、そもそも捨て場がないのでは困ります。
 露天商組合の責任でゴミステーション数カ所は作らないと、来年から共存は難しいと考えます。
    (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月19日(月)  No.776

むぎや祭雑感
 むぎやまつり最終日。 珍しく二日間とも晴れの予報に誘われてか、沢山のお客さんが街にお越しになってます。
 別院会場の椅子席(\1,000-)は夕刻にはいっぱいでした。 南砺市合併記念とはいえ、福野の菊まつりのように無料券を配ったりはしてないのですが…。
 今年は県外のお客様が確実に増えてる気がします。 遠方の方が求めてるのは、地元の我々との触れあいであったり、踊りを体験したり…などのちょっとしたことではないでしょうか?
 曳山会館前で機の声じょうはなのメンバーを中心に行った自称“ゲリラライヴ”。 数人で囃して、唄って、踊って、観光客に大好評だったと聞きました。 総踊りも夜遅くまで残った方々は本当に楽しそうで、「もてなす方が笑顔じゃないと、他所の方はちょっと入り込めないよなぁ…」と、しごく当たり前のことを考えさせられました。
 写真は別院会場を舞台袖から撮ったものです。 ギッシリのお客様がわかりますか?
 きょうは麻の小千谷に茶の半衿、裂織りの角帯をへたれ結びにして、薄手の綿袴です。 今年は例年以上に若い男女の浴衣姿を多く見かけました。
    (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月18日(日)  No.775

第6回じゃんとこいむぎや
 好天に恵まれて“熱い”じゃんとこいむぎやになりました。 出場チームは23。 華やかな衣装をまとい、独自の曲&オリジナルの振り付けで賞を目指します。
 このじゃんとこいむぎや独自のルールは、(1)むぎやの笠を使うこと、もしくは(2)曲の一部に五箇山民謡を取り入れること…です。 むろん賞狙いではなく、踊ることを楽しんでるチームも多いです。
 「おもしろおかしくむぎやに参加」がキャッチフレーズのMuGAPu〜は諸般の事情により出場しませんでした。残念です。 世の中には自分の意に添わないものを全否定する輩がいるのですね。
 コスプレ様の踊りメンバーと正調むぎやの衣装、さらにゆかた姿が混在し、まちなかはカオス状態です。 その場にいるだけで楽しいですよ〜。 写真は地元チーム「城華」、絹のまち城端を意識した衣装です。
 きょうは紺のコサシルクに地紋の入った半衿、辛子の角帯に薄緑の袴です。 あれ?いつもと一緒ですね。
    (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月17日(土)  No.774

祭前夜
 いよいよ明日はむぎや祭。 城端市街地はすでに祭モードです。 軒先に新たに切り出してきた竹の花器に季節の花を生け、むぎやと書いた菅笠でムードを盛り上げます。
 地元ケーブルテレビTSTが生中継で祭直前の様子を放映することになり、男女キャスターともに踊り衣装で出演するというので着付けをお手伝いしました。 お二人ともよくお似合いでしたよ。
 18日はケーブルテレビで県内生中継があります。 TSTでは同時にインターネット回線を使ってストリーミング放送があるので、遠方の方は是非ご覧ください。
 きょうは片貝木綿に辛子色の半衿、チャコールグレーの木綿袴です。
    (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月16日(金)  No.773

森川 寛 〜草木染〜
 じょうはな織館で「森川 寛」展 〜草木染〜 が始まりました(9/25まで)。 森川さんは2度目の個展となります。 今回は麻生地に防染糊を型置きし、藍(青色)、ザクロ(黄色)、蘇芳(赤色)で草木染めした作品群です。
 蘇芳(スオウ)の発色があまりにも鮮やかで驚きました。 絹はきれいに染まりますが、麻がこんなに鮮やかに染まるとは!
 きょうは白茶の揚柳木綿に柿色の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴。 突然涼しくなりました。 いよいよ秋ですね。
    (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月15日(木)  No.772

この秋は帯留で遊ぼう!
 帯留用の帯〆(三分紐)が大量入荷しました。 五嶋紐渡敬などの組みのしっかりした物です。
 もちろん帯留も揃ってます。 七宝にガラス、布細工、井波彫刻の当店オリジナルもあります。 さらにブローチを帯留に変える“ブロッシュ”や自作用の金具まで…。
 帯留は柄の彩度を落とした無地感の強いカジュアルきものによく似合いますよ。 この秋、是非チャレンジしてみてください。
 残暑が厳しいです。 きょうはグレーのサマーウールにくすんだ青の半衿、薄手の木綿袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月14日(水)  No.771

じょうはな座で公開練習
 8月27日に落成したじょうはな座では、すでに有料(1500円)の定期公演が始まっています。 その間を縫って各町内のむぎやの公開稽古(無料)がスタートしました。 稽古といっても衣装をつけ本番さながらに演奏し踊ります。
 今夜は西上と東上の日です。 写真は2階席から撮った手踊り(ハッピ)と笠踊り(小学女児)の写真です。 小さく見えますが、実際は近いですよ。 照明が良いせいか、とっても映えます。
 公開練習はむぎや祭が始まるまでの期間中、毎夜8時からです。 出演順についてはこちらをご覧ください
 きょうは麻の小千谷にくすんだクリーム色の半衿、ギャルソン前掛けです。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月13日(火)  No.770

城端小学校新校舎
 建設中の城端小学校、足場が外れ全容が見えてきました。 今作ってるのは南棟で、来年は向かい合わせに北棟の建設が始まります。 北棟と南棟に挟まれた通路は車の入れない「回廊」となり、城端らしさを表現しているのだそうです。
 子どもたちが手にアルミ缶を持って登校してきます。 集めた缶を買い取ってもらい、寄付するんです。 朝一番に登校して、世話をしていた委員に拍手!!
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月12日(月)  No.769

むぎや祭準備中
 朝から町内総出で、麦屋祭の準備です。 狭い道路にはアンドンを、拡幅して広くなった道路にはボンボリを取り付けるのです。
 行灯はガンピに手描きし(職人がします)→各町に振り分け→糊で巨大な木枠に貼り→雨対策にビニールで覆い→当日の朝、吊るす。 …という手順です。 まさに手作りでしょ?
 左写真はシートを掛けている所です。 僕は、どこかレトロな感じのするアンドンが大好きです。
 右写真は組み立て中の巨大テント。 別院会場は雨天対策に、境内に仮設屋根をかけています。 これまたオオゴトです。

 この店長のきもの日記がなんと1234回を迎えました。 当初の想いとは違い、きもの以外の話題が多いですがご容赦ください。 いろんな方に読んでいただけるように精進しますので、末永くよろしくお願いします。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月11日(日)  No.768

輝け!!城端
 城端小学校の児童会が企画した清掃活動に参加しました。 題して「輝け城端」、むぎや祭前にメイン会場である善徳寺を奇麗にしようという趣旨です。 手書きのチラシに集まったのは約90名、思ったよりたくさんの人数です。 学年毎に分かれて別院前歩道のゴミを拾います。
 ちょうど落ち葉がたくさんある時期で、袋に山のようにゴミが集まりました。 なかにはタバコの吸い殻やビールのアルミ缶など、大人として恥ずかしいゴミも…。
 一時間のボランティア活動ですが、見違えるようにキレイになった道路を見て子どもたちも嬉しそうでした。 地域の方も子どもたちが一所懸命掃除している姿をご覧になったと思います。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月10日(土)  No.767

勿体ない演奏会
 愛・地球博に来日したカメラータ・トランシルヴァニア(CAMERATA TRANSILVANIA)の演奏会を聴きました。 ルーマニアの国立オーケストラメンバーで構成された楽団(Vn=8,Va=2,Vc=2,Cb=1,Ob=1,Fl=1)だそうです。 今回は竹内祥子さんのピアノが加わってます。
 全席自由だし、少し早めに会場のクロスランドおやべセレネホールに到着したんですが、ぜんぜん人がいません。 演奏が始まる段になってもパラパラと50人程度です。 なんの予備知識も無かったので「ありゃ〜、ハズしたかなぁ」と思ってたんですが、演奏が始まるやいなやバイオリンソリストのホンティラ・クラウディウ・マリウスさんの音に鳥肌がたちました。
 ヴィヴァルディ「春」「冬」、マルチェッロ「オーボエ協奏曲 ニ短調」、モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、ホルムベスク「望郷のバラード ホ短調」、「ルーマニア奇想曲」が第一部。
 第二部は映画音楽を主に「シンドラーのリスト」、歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲、「虹の彼方に」、「マイ・ファニー・バレンタイン」、「ミスティ」、「星に願いを」、五輪真弓「恋人よ」、「八木節」、そして「Remember Enescu」。
 クラシック曲も素晴らしかったけれど、「恋人よ」の繊細さに心打たれ、八木節の超絶技巧(?)に心奪われました。
 アンコール曲は「リベルタンゴ」で盛り上がって終了。 もっともっと沢山の人に聴いていただきたいコンサートでした。 麦屋の稽古さえなければ子どもたちも連れて行けたのに…。
 きょうは辛子のコサシルクに、生成りの半衿、薄茶の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月9日(金)  No.766

城端のンまいもん! その4
 城端の隠れた“美味しいもの”を紹介していく企画の第四弾。 今回はちょっとマニアックに鰊の麹漬(ニシンのコウジづけ)です。 前回のシュークリームからだいぶ間があいてしまいました。
 東町通りにある大西鮮魚店さんの自家製で、1本290円(税別)。 春に漬け込んだものを、虫干法会から販売します。 無くなったら今年の分はオシマイですので、お早めに!
 きょうは白絣に薄手の腰板無し綿袴でした。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月8日(木)  No.765

笑売(ショウバイ)と泣き売(ナキバイ)
 知人が困った顔で相談に来ました。「家人が長野から来たと言う呉服業者にしつこく迫られて、きものと帯を買ってしまったが、価値のあるものなの?」
 (1)仕立て上がったプリントの訪問着(胴裏は化繊)、(2)未仕立の袋帯(堅い…)、(3)仕立て上がった素性のしれない大島もどき(写真の証紙)、(4)未仕立の洒落袋、の4点です。 購入された方が袖を通しにくくなるでしょうから、写真はあえて掲載しません。
 「全部で20万円だけど、手持ちが無いと言ったら3割引にしてくれた」そうです。 名刺をもらえなかったそうで、連絡先もわかりません。
 一見しただけで絶句する商品だったので、なんと言葉をかけていいのか悩みました。「ご本人が一番辛いだろうから責めないでください」と伝えておきました。
 いまだにこのような商売が横行していることに憤りを感じます。 詳細を聞いてないので泣き売だったかどうかはわかりませんが、以前にも「会社が倒産して…」と押し売りされたという方がおられました。
 商売は「売り手よし ・ 買い手よし ・ 世間よし」三方よしの笑売であるべきです。
 鹿児島県産の大島紬には日の丸印の証紙がついてます(奄美は地球印)。 参考までに本物の証紙を載せておきます。 上が今回問題となった(3)のイケナイ商品、下が現在流通しているホンモノです(写真をクリックすると拡大します)。 見比べていただくとわかると思いますが、上はカラーコピーのようで色がボーッとしています。 よく見ると細部も違います。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月7日(水)  No.764

!!古布で遊ぼう
 城端にぎわい館じゃんとこいで『!!古布で遊ぼう』と題した作品展が始まりました(9月18日まで)。 地元在住の中嶋美代子さん、中嶋よし子さんの二人展です。
 小物から大きな壁掛けまでたくさんあって見応えがあります。 古裂は布そのものにチカラがあるので、ひとつひとつ間近で見るのも楽しいです。
 きょうは縞の伊勢木綿に地紋のある薄茶の半衿、ギャルソンエプロンです。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月6日(火)  No.763

プール引率ボランティア
 高田裕矢君の悲しい水難事故以来、城端小学校のプール授業は中止されていました。 しかし、夏休みに懸命に泳ぎを練習した子どもたちの成果をみてやらなくてはなりません。 きょうは2学期初めてのプール授業です。
 教師に保護者数人を加えることで、余裕をもって引率にあたることができます。 きょうは3名の保護者が一緒に歩いてくださいました。 公募し、各学年数名ずつお願いしています。 本当にありがたいことです。
 写真は温水プールから帰るところです。 4年生といえどもプールに入れるのが嬉しいのか?はしゃいでますね。 でも間は空けずに歩いてましたよ。
 ふと気付いたんですが、子どもと歩くだけでも結構楽しいですね。
2005年9月5日(月)  No.762

目からウロコのハナシ
 元茅ヶ崎市緑が浜小学校校長 角田 明さんの共育(きょういく)講演会がありました。 主催は「平成教育一揆連絡会」と「小矢部市公文教室」。 テーマは「あせらない あわてない あきらめない〜「元気がでる」子育て・親育て・自分育て〜」です。
 講演会も良かったのですが、講演に先だって小学校の校長教頭とPTA執行部で角田さんに聞いたお話が素晴らしかったんです。(快くセッティングしてくださった公文のみなさんに御礼申し上げます)。
※PTAではなくPGTとして元気な祖父母に学校の活動にかかわっていただくこと。
※PTAに委員会を設けず、その都度役員でスタッフを集め必要なことにあたること。
 まだまだあったんですが、上記2つにはハッとしました。 稼働すると元気な学校になります。
 城端小学校は地域コミュニティの核になるのではないかと考えています。 地域の方々がどんどん関わっていただけることで子どもたちに良い影響をもたらすし、街が活性化します。 PTA会長の任期中にきっかけだけでもなんとか作りたいです。
 きょうは深緑のきものに緑の半衿、辛子の角帯に薄緑の木綿袴、白茶の足袋です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月4日(日)  No.761

じょうはな座の2階より
 こけら落としではじっくり見られなかったので、あらためて伝統芸能会館の中を見て回りました。
 ロビー横の通路には山下郁子さんの藍染めと、中学校の作農啓一校長の版画(?)を飾ってあります。 通路幅があまりないので、離れて見ることができないのが残念ですが、二作品ともとても存在感がありますね。
 2階には研修室などの小部屋がいくつかあり、さまざまな練習に使えそうです。
 写真は2階の最後列からみた舞台。 中規模のこじんまりしたホールなのでほんと近いです。
 じき各町内のむぎや踊り公開稽古が始まりますので、入ってご覧ください(無料です)。
 きょうは濃紺のコサシルクにギャルソンエプロンです。 昼夜の寒暖の差が激しくて…。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月3日(土)  No.760

一心講準備中
 9月2日夜はおわら風の盆…ではなくって、城端別院善徳寺一心講踊りの夜です。
 昨年会場の様子を写したので、今年は別院境内で準備してる姿をパチリ。 ちょんがれ保存会の方々が準備しておられます。
 きょうは辛子のコサシルクに薄茶の袴。 湿度が高くて蒸し暑いです。 朝晩は涼しいのですが…。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月2日(金)  No.759

気持ちも新たに2学期
 新学期が始まりました。 夏休み前と同様、校門前で「おはよう!」と声をかけています。 子どもたちは夏休みの大きな宿題をかかえて登校してきます。 おおむね元気で安心しました。 先生方もつとめて明るく子どもたちに声を掛けてくださってます。
 「ゆうやの笑顔」活動がいよいよ始まります。 地域の方々と一緒に子どもたちを育てていきたいです。 温かい地域になりますように…。 空を見上げると、スタートにふさわしい気持ちのいい秋空でした(写真をクリックすると拡大)。 
 きょうの予想最高気温は32℃! 一番涼しい麻のきものにギャルソンエプロンです。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2005年9月1日(木)  No.758

▲先月の日記へ ▲店長のきもの日記へ ▲過去ログへ ▲翌月の日記へ

「きもの日記」に戻る