「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2005年2月

満員御礼!雪のつごもり大市
 南砺市になって初めてのつごもり大市です。 月曜開催、しかも雪模様という悪条件にも関わらず朝から人・人・人…。 沢山の人がお越しくださってます。 なかでも小学4年生の店(左写真)と歌声喫茶(右写真)は大賑わいでした。
 じょうはなパワフルキッズ(4年生)によるじゃんとこいむぎや演舞のときは雪が雨混じりになりましたが、短パン姿の子ども達は精一杯踊ってます。
 機の声じょうはなが企画された歌声喫茶は10時半の開店と同時に満席となり、15時の閉店まで熱く盛り上がってました。 感激のあまり涙ぐむお年寄りもおられたそうで、とても良い企画だったと思います。
 機の声の皆さんは洋服にアンティーク羽織姿で、また地元のお客様の中には趣旨に賛同してきものを着て参加された方々がおられました。 凄いですね、城端は。
 主催者の(協)城端西町商店会のみならず、城端の様々な方々(商工会/青年部/女性部、機の声じょうはな、自遊の森、ヨッテカーレ、シルバー人材センター、グループ三社、ふるさとの味加工組合、山本養魚場、城端地ビール、野口営農組合、じょうはな織館、さくら保育園、城端小学校、城端救護班、富山県信用組合城端支店、北陸電力etc.そしてご来場のお客様)の御協力のもとでつごもり大市が成り立ってるんだなぁ…と今更ながら感謝感激しております。
 みなさまどうもありがとうございました。
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2005年2月28日(月)  No.570

復刻銘仙展
 じょうはな懐かし道具展にあわせて、復刻銘仙展を企画しました(3/6まで)。 銘仙(めいせん)というのはご存知のように一時期日本中を席巻した平織りの絹織物です。 普段着として着用されたのですが、節糸や玉糸など、いわゆるくず糸を使ったものが多く、すぐに裾が擦り切れてしまったようです。 少し前までは、古着でも見向きもされませんでした。
 しかし銘仙愛好家の通崎睦美さんによると「日本にデザインという概念が無い時代に、とにかくなにかデザインしなくては…と作った結果、既存の柄を巨大化した織物が多種多様に作られた。これが銘仙の特徴」だそうで、今見ても斬新な模様が多いです(写真をクリックすると拡大)。
 今回は“復刻“という事で、当時の柄を現在の良質な糸で織ってます。 強度は申し分ないし、価格も5万円(税別)とこなれてますので、街着にいかがでしょうか? アンティークきものでは寸法が足らないという方にもお薦めします。
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2005年2月27日(日)  No.569

花交流
 城端の商工会女性部と井口の女性部が花を御縁に交流しています。
 いのくちは城端の隣の小さな村(現在は同じ南砺市)です。 村の花を「椿」にさだめ、3月(2005年は3/26・27)に「いのくち椿まつり」を開催しています。 すべてが椿で埋め尽くされると言っても過言ではない、村を挙げての手作り感のあるいいイベントです。
 数年前からつごもり大市の直前に、いのくちの椿を城端市街地に飾ってくださってます。 花交流って綺麗な響きですね。
 じょうはな懐かし道具展のマップが完成しました。 木綿袷に茶の半衿、灰黒の袴によきもの倶楽部の足袋を穿き、大きめの風呂敷を三角に折り、両端を結んで首から掛け、新聞配達よろしくA3のマップを配り歩きます。 足元に雪が残っていたので長靴を履いてましたが、違和感がないのか誰も振り向かなくなりました。 城端でこの格好は市民権を得てます…か??

 一年前の今日、祖母が亡くなりました
 午後3時頃、妻と「今ごろやったね」『あのときウチだけ時間が止まったようやった』「うん…」と、静かにこの世を去っていった祖母を偲びました。
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2005年2月26日(土)  No.568

無料きもの着付教室について
 新聞やテレビで「無料」着付け教室の生徒を募集しています。 タレントや著名人を前面に出し、関係団体の“後援”もとって、あたかも公の団体のように見えますが、実体は違うようです。
 「無料であるのは織物組合や企業からの後援・協賛金があるから」となってますが、現在青息吐息の組合や企業にそんな余力はありません。 実際はいくつかの企業が結託し、着付教室の生徒さんに商品を買っていただいた利益の一部で運営しているのが実情です。
 セミナーと称した産地視察で、割高の商品を「市価より安い」と偽って販売したり、修了記念パーティーのきものをかなり強引に販売しているという話を聞いています。 むろん勇気があればキッパリ断ることもできるのですが…。
 なぜ、同業者のことをここに書いたかと言うと、自分が良い子になりたいからではなく、せっかくきものが好きになりかけた方々を着物離れさせるような商法が我慢ならないからです。 販売が主目的であれば、ちゃんとそう謳うベキです。 「ややこしいギョーカイ」という目で見られてるような業界の未来は暗いです。
 本来なら売れていて体力があった時代に、本当の「無料着付教室」を開いて、きもの愛好家の裾野を広げておかなくてはならなかったのに、と無策が悔やまれます。
 きょうはタートルネックセーターの上に木綿のきものを着流して、角帯無しでギャルソンエプロンという軽快?な装いです。
2005年2月25日(金)  No.567

craft Lun 年に一度の大バーゲン
 バーゲンが始まっています。 もともと市価より1割以上は安いのですが、バーゲンでは思いきった値段で提供しています(原価をわってるものもあります)。 年にたった一度しか安売りをしないのでおかげさまで遠い所からもお越し下さってます。 ありがとうございます。
 このバーゲンで棚がスッキリしたら、「進化する店」を目指し、新たな展開をする予定です。ご期待ください(写真をクリックすると拡大します)。

 24年ぶりに高校時代の同級生に会いました。 城端に住まいして、今春より「栄塾(さかえじゅく)」を始めるそうです。
城端に新しい人材が来てくれるのだと思うとワクワクします。
 きょうは古い鼠系の大島の下に灰黒のセーター、黒の角帯に灰黒の袴、銀鼠のストールです。
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2005年2月24日(木)  No.566

NHKに出演
 つごもり大市歌声喫茶、そしてじょうはな懐かし道具展の宣伝に富山駅前まで行ってきました。 一人では心細かったので、観光ガイドグループ機の声じょうはなの長田さん同伴です(^^;
 とやま夢・航海の「夢伝言板」、夕方6時直前のわずか2分間の生放送ですが、4時前には富山駅に着いてました…。 さすがNHK、念が入ってます。
 懐かし道具展の紹介に綿繰り機ハエ取り瓶を持参し、長田さんがギターで「バラが咲いた〜♪」と唄いながら歌声喫茶を宣伝します。 数度のリハーサルを繰り返すうちに、寒さも相まってだんだんテンションが上がってきて、本番はかなりイイ出来だったのではないかと勝手に思ってます。
 服装はつごもり大市にあわせて、レトロな雰囲気を持つ書生スタイル。 茶縞のウールの下はスタンドカラーシャツ、辛子色の角帯をへたれ結びにして帆布の袴、上は風を通さない帆布の道服です。 長田さんは紫色のアンティーク羽織で、怪しげな二人が駅前で怪しげな品を紹介していたので、かなり目立ってたとおもいます。 NHKのキャスター島 永吏子さんには気に入っていただけたようでした。
 帰ってきてから臨時庵連合会。 伝統芸能会館について意見を聞いてみました。 想像した通り関心が低いので、もっと情報をオープンにし、実際に利用するであろう若連中の智恵や意見を取り入れるべきだと考えます。
 春一番が吹きました。 今年はスギ花粉の当たり年だそうです。 花粉症には馬油をお薦めします。
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2005年2月23日(水)  No.565

西町に新しい店が
 商工会にて西町に新しく入居予定のお店の説明会がありました。 マニフレックス(magniflexという通販No.1のマットレスのショールームだそうです。 城端の企業が生地を製造しているご縁での北陸初の出店希望となりました。
 「イタリア製品だが、城端のイメージにあった店作りをし、くつろげるスペースにしたい」とおっしゃったのが嬉しいです。 まだオープン日は未定ですが、町外から足を運んでいただき、市街を散策してもらえたらありがたいです。
 外の方(城端出身ではあります)が、城端のことを考えてくださってるのに、町の真ん中にいる人達がなんにもビジョンを持ってないのが残念です。 考える余裕が無いのなら、せめて会議をオープンにして熱意のある方々の意見を拝聴する謙虚さも必要なのではないでしょうか? この町は密室で物事が決められてる感があります。
 きょうは緑黒のお召しにくすんだ緑の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、黒足袋に銀鼠の絹襟巻きに右近下駄です。
「寒くないの?」とお尋ねになる方が多いんですが、やせ我慢じゃなく、ちっとも寒くありません。 というのは着物(袷)+襦袢+肌着(袷)+Vネックシャツで、すでに6枚もの布を重ね着しています。 衿など空気の出口を襟巻きなどで塞いでしまえば、ぬくぬくですよ。
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2005年2月22日(火)  No.564

新木綿を特価販売します
 朝からつごもり大市の書類作り。 スタッフの誰が見ても一目でわかるように、文字だけではなくマップに落としこんだ“設計図”を書いてます。 昨年のつもごり大市は祖母の葬式と重なりましたが、段取りを終えた後なので商店街の方々が上手に運営してくださいました。 設計図が少しはお役に立ったのではないかと思いたいです。
 午後から小学校へ…。 というのも春からPTA会長を務めることになり、顔合わせに伺ったのです。 一昨年副会長をしていたので、校長・教頭はじめ皆さん顔なじみなので、その点は楽です。 しかしながら、庵連合会長と兼務するというのはハッキリ言って無理があります。 アホだな>自分。 大丈夫か?>自分。
 そもそもPTA会長の器ではないのですが、いま断ったらきっと後悔すると思いました。 「日々是好日」を「一日一日を大切に生きること」と解釈し、全力で取り組みたいと思います。 PTAへのビジョンは追々書いていくつもりです。
 写真は木綿のしっかりした生地なので、袴やきものを作る事もできます。 明日からはじまるcraftLunの大バーゲンでお安くしますので是非足をお運びください。
 きょうは茶色の大島の下は黒いタートルネックセーター、黒の角帯に帆布の袴、さらに帆布の道服をまといました。
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2005年2月21日(月)  No.563

つづらこみちの模様がえ
 『じょうはな懐かし道具展(2/28〜3/6)』は参加54店舗、出品数約100という規模の大きなイベントになりました。 熱意を持ってお話ししたからか、いままで一緒にやってこなかった西町以外の商店の方々に趣旨が伝わったことが嬉しいです。
 道具展にあわせて、つづらこみちの模様替えをしています。 昭和初期の三味線の師匠宅をイメージしてみました(クリックすると拡大)。 順次、奥のウィンドウも替えていく予定です。 時々通ってみてください。
 きょうは厚手木綿に黄色い半衿をアクセントにし、辛子色の角帯に焦げ茶の袴です。
 もう一つの日記【城端曳山祭庵連合会々長日記】が、ついに【人気blogランキング】部門別1位になりました。 ありがとうございます。
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2005年2月20日(日)  No.562

丸顔のお雛様
 二月も下旬に近づきました。 昨年より早く娘のおひなさまを飾っています。 ちりめん古布を木目込みした、笑っちゃうくらいふっくらとした丸顔の愛らしい優しい顔立ちです(写真をクリックすると拡大します)。
 昨夜きよべかわらばんを制作していて、就寝したのが4時。 さすがにいつものように6時には起きられませんでした。
 時間がなかったので、手早く着られる「帯無しで、着流し+ギャルソンエプロン」の組み合わせです。
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2005年2月19日(土)  No.561

初めてのトゥシューズ
 娘は和田朝子舞踊研究所3歳からバレエを習っています。 嘘だと思われるかもしれませんが、本人の意思で通い始めました。 その時の言葉が「みゆうバラリーナになるの…」。
 才能にはあまり恵まれてないようですが、努力と根性(?)で練習を続け、ようやくトゥシューズを履いたレッスンを受ける事ができるように…。 小さな写真ですが喜色満面の笑みがわかりますか? 親もとても嬉しいです。
 きょうはグレー木綿袷に黒の半衿、裂織りの角帯をへたれ結びにした着流しで、茶の衿無しロングコートを羽織ってます。
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2005年2月18日(金)  No.560

千葉美枝子・村上宣子パッチワークキルト作品展
 じょうはな織館で静岡在住の千葉美枝子さんと村上宣子さんの作品展が始まっています(28日まで、水曜定休)。(写真をクリックすると拡大)
 フラリとのぞきに行ったのですが、すばらしい作品揃いで驚きました。 聞くと、お二人は斉藤謠子さんの門下生だとか…納得です。
 見ておいて損は無いと思います、つごもり大市が最終日です。
 また22日(火曜)より当craftLunでは、年に一度だけの大バーゲンを開催します。 詳細はこちらをご覧ください。
 きょうはグレー縞の伊勢木綿にチャコールグレーのタートルネックセーターを着込み、黒の角帯に帆布の袴、さらに外出用に茶系の帆布で作った道服をはおってます。
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2005年2月17日(木)  No.559

お年寄りに優しい町を
 「じょうはな懐かし道具展」の営業(?)に回っています。 面白いものがどんどん集まってます。
 ひとつだけ紹介しましょう…「ハエ取り瓶」です。
 透明ガラスのドーム型の物体で、底にハエが好む食品を設置し、ガラス内に水を張り、栓をします。 下から入った蠅は、上に飛び立つ習性があるので、ガラス瓶から出られず、そのうちに水にハマる…というわけです。
 エネルギーも殺虫剤も使わない、エコロジカルな道具ですね。

 さて町中を歩いてると、曳山会館のベンチにお婆ちゃん達が腰掛けて楽しげに話をしておられます。 屋根がついてるとはいえ戸外は寒く、暖かい休憩場所が必要だと感じました。 「やすんでかれ」と店頭に掲げているように、城端は高齢者に優しい町であるべきだと考えます。
 きょうは茶縞のウールに茶色の半衿。 黒の角帯に茶色の袴。 茶色の足袋に茶色のストール…のブラウンおじさんでした。
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2005年2月16日(水)  No.558

講演会をハシゴする
 午後から2つの講演会を拝聴しました。
 最初は箸匠せいわ木越和夫さん(左写真)「箸にも棒にもかかる話」です。 ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、箸だけで年間数億円を商う会社の社長です。
 「商売繁盛応援団」の団長を兼務(?)され、年間講演回数がなんと二百回超、関西一番人気の講師だそうです!
 講演前に店に立ち寄られお話をすることができました。 とてもポジティブな方で、決断も実行もスピーディーです。 箸についての要望(?)を少しお話しすると、その場で工場長に電話して試作の指示をなさったのにはビックリしました。 短時間しかお目にかからなかった妻が「あの先生の話なら聞いてみたい」と言う程元気のある方です。
 講演を終えて、僕らが今までやってきた方向性は間違ってなかったんだと確信しました。 あとはもっともっと遊びゴコロが必要ですね。
「城端がとても気に入った」と言ってくださったのがとても嬉しいです。 またいろいろアドバイスをいただけるといいなぁ…と思います。

 もうお一人は境野勝悟さん(右写真)。 本を何冊もだしている方です。
 演題は「禅の人間学」という難しいタイトルですが、たとえを交えながら平易に伝えてくださいました。
 僕が理解した範囲では「人間、先が見える事は決して無い。明日を憂うより今日を大切に生きなさい」「自分の考え(我)を捨て去る事も大事。他人を活かせば自分も活きる」というところでしょうか。
 境野さんは城端へは過去何度も足を運んでくださってるとのことで、城端ファンを自認してくださってるようです。ありがたいことです。
 さらになんと和装に野袴をご着用でした。 ウチの洗える木綿袴を気に入ってくださったのがまたまた嬉しいです。
 きょうは薄青の正絹紬にくすんだ緑の半衿、辛子色の角帯に灰黒の木綿袴。 グレーのタビに右近下駄でした。
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2005年2月15日(火)  No.557

レイトショーに集まる「濃い」人々
 夜、高岡でミュージカル映画を観てきました。
この「オペラ座の怪人」には特別な思い入れがあります。

ファントム・オブ・パラダイス」(ブライアン・デ・パルマ監督)
「オペラ座の怪人」(劇団四季)
「歌舞伎座の怪人」(花組芝居)
ときて、いよいよ真打ち(?)の「オペラ座の怪人」なのです。

 客席には異様に濃いメンバーが集まってきてます。 若いおにいちゃんやおねーちゃん、長い金髪の男性など、個性的なメンバーでな〜んかイイ感じでした。 といっても、僕のいでたちも異様ですが(笑)
 エンドクレジット終了まで誰ひとりとして席を立たなかったのには驚きました。 本当に映画が好きなんですね。
 映画の感想ですか? うん、名曲揃いです。 自宅のしょぼい音響で聞く前に映画館でご覧ください。
 写真(クリックすると拡大)は帰り道の工場。 闇に煌煌と輝く姿にオペラ座の怪人を連想しました。
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2005年2月14日(月)  No.556

雪遊び
 法事に帰省した弟家族は千葉の海沿いに住んでいて、雪が珍しいらしく大喜びで雪遊びしてます。 同世代の従兄弟が8名いるのでとても賑やかです。 
 雪だるまにはじまり、雪の迷路、ミニミニかまくら、的当てなど…勝手に遊びを考えてます。 子どもが外で遊んでるのはいいものですね。
 きょうはグレー地の綿入り古大島にスタンドカラーシャツ、黒の角帯に焦げ茶の木綿袴で、衿に茶のストールを巻きました。
 もう一つの日記「城端曳山祭庵連合会々長日記」のアクセスが急増しています。 嬉しい事です。
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2005年2月13日(日)  No.555

祖母の一周忌
 昨年二月にこの世を去った祖母の一周忌をしました。
 近しい親戚に集まっていただき、祖母の部屋(仏間)で法要を営みます。 家族の一人が欠ける事は本当に大きな穴が空いたようになるんだなぁ…と一年経った今でも思ってるのは僕だけでしょうか。
 右側の写真は祖母48歳で亡くなった父戦死した祖父です。
 きょうは紋付に縞袴の正装です。 羽織紐だけグレーにしました。
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2005年2月12日(土)  No.554

総合学習
 ゆとり教育が見直しされるそうです。 小学児童を3人持つ親の感想としては、ゆとり教育、とりわけ総合学習は間違ってないと感じています。
 6年社会科の副読本を読んでみましたが、オールカラーで読みやすいし、想像以上に深く書いてあります。 歴史の潮流について知るにはとても良くできてると思いました。 僕らの時代は暗記ばかりで、「なぜ?」「そしてどうなるの?」の視点が欠落していました。 「勉強とは楽しいものだ」と思わせる事がなにより必要なのではないでしょうか?
 朝、娘の総合学習の宿題につきあって、久しぶりに「理休水車の里」をまわりました。 積雪のため動いてる水車は少なかったのですが、なかなか面白かったです。 写真は理休親水公園にある大水車…やはり回ってません。 公園の入り口を探すのに苦労しました。
 きょうは青地の細かい縞ウールにくすんだ青緑の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、グレーのタビにグレーのショールです。
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2005年2月11日(金)  No.553

歌声喫茶準備中
 「歌声喫茶」ってご存知ですか? だれもが知ってる曲を集まった観客が合唱するライブ会場…です。 カラオケが無い頃が全盛期で、老いも若きも客もウェイトレスもみんな一緒に歌ったそうです。
 この懐かしい歌声喫茶がつごもり大市に一日だけ復活します。 主催は城端観光ガイドグループ「機の声(はたのこえ)じょうはな」の皆さん。 昨年末から準備を始め、今夜は会場の下見に「じゃんとこい」を訪れました。
 みなさんとても積極的に発言され、ヤル気というのはなによりも必要なんだなぁ…と再認識した次第です。
 同時開催の「昭和の遊びコーナー」も懐かしいもの並びそうで楽しみです。
 歌声喫茶は盛りあげ役の司会あり〜の、生アコーディオンor生ハーモニカの伴奏あり〜ので楽しめます。 入場無料ですから、お気軽にご参加ください。
 きょうは薄茶の木綿に焦げ茶の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴をV字結びにしました。
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2005年2月10日(木)  No.552

きものとサッカー
 期待と不安がごちゃ混ぜになりながら、W杯サッカーアジア地区最終予選「日本対北朝鮮」をTV観戦しました。 日本が後半ロスタイムで勝ちをものにしたのですが、ホントにドキドキさせられた試合でした。
 競技場は厳戒態勢で、両サポーター間には無人の緩衝地帯まで設けられてました。 しかし幸いな事にトラブルはなく、日本も朝鮮も大人の応援ができたようです。 良かった。
 ところで北朝鮮を応援する女性サポーターにチマチョゴリが目立ちます。 ご存知のように民族衣装です。 果たして日本側は?というと…きもので応援してる方は見当たりません。
 海外試合に浴衣で応援してる姿を目にした事がありますが、国内で少ないのはいかにも寂しい…。 チマチョゴリに比べて、動きづらいのはわかるのですが、もうちょっと増えないかなぁ…と考えています。

 そもそも両国とも男性の民族衣装が皆無なのが納得いきません。 絣や無地の着物+袴なら、とても活動的なんですけど。 ジャパンブルー(藍)の木綿着物に白袴で応援席に! もしくはもしくは剣道着でも…。 ダメかなぁ…。
 きょうは古い大島に黒のタートルネック、ごつい帆布の袴です。 熱く応援していたせいか、気がついたら袖が擦り切れてました。 
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2005年2月9日(水)  No.551

じょうはな懐かし道具展
 28日のつごもり大市からスタートする「じょうはな懐かし道具展」の説明に商店街を廻っています。 ちょっと廻っただけですが、面白い物が沢山出ました。 写真表面にシボをつけるローラー、ハエ取りビン、練炭の風呂暖め機(?)…まだまだいろんなものが発掘されそうです。 …さすが城端。
 うちは前に紹介した綿繰り機を出す予定です。 種付きの綿花が手に入ったので実際に試していただこうと思います。 じつはこれ以外にもまだ隠し球があるので、お楽しみに。
 今日はグレーの木綿袷に黒の半衿、帯無しにロング前掛けの丁稚スタイルです。
 商工会女性部の新年会があり、母が出席しました。 今年は申し合わせて「着物で来まいけ」ということになったそうです。 これまた「さすが城端」だと思います。 きもので新年会…楽しそうですね。
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2005年2月8日(火)  No.550

男性のくつろぎ着を考える
 昔、家主が大黒柱と呼ばれていた時代、外から帰ると親父はきものに着替えて寛いだものです(「サザエさん」は頑なに守ってます)。
 しかし、正月以外に男性がきものを着ているご家庭は少ないのではないでしょうか?
 僕は日常動きやすいように袴着用で、角帯を締めるし、(ヨレヨレに見えるけど)ビシッとしています(つもりです)。 どちらかというと「寛ぐ」ではなく「働く」きものです。 むろん苦しくないようにラク〜に着てはいるのですが…。
 では真逆のリラックスできる着物はなにがいいでしょうか? と、考えてみました。
 必要とされる条件(?)は、まず第一に「アグラをかける」こと、二つ目に「どこも締めずに着られて、軽くて肩が凝らない」こと、最後に「汚れを気にしなくていい」こと…。
 などを鑑みて、Tシャツ+スウェットパンツの上に、丈の短い正絹袷古着をまとい、兵児帯のみで着てみました。 あとはコタツにみかんを準備すると…どうですか?くつろいじゃってますね。
 しかしこれじゃ完全にオヤジだ(笑) カッコいい大黒柱への道はまだ険しそうです。
 この格好で川端康成原作のドラマ「古都」を見ています。 「古都」についてはまた後日…。 
2005年2月7日(月)  No.549

自宅横がスキー場
 下の子の初めてのスキー遠足が迫っていて、当人はとても楽しみにしています。 しかし、親の都合でまだ一度もスキーに連れて行ったことがありません。 いくらなんでも板をつける練習くらいはさせておこうと、兄のお下がりを履かせてみました。
 店横の駐車場にうずたかく積もった雪の上を歩かせてみると、喜んで遊んでいます。 勾配があるので、少しは滑れるようです。 きよべスキー場の完成です。
 長男はザ★雪合戦inじょうはなで予選敗退しましたが、ビクトリースローではチーム優勝し、喜び勇んで帰ってきました。 夕食時に得意になって話す様を見ると、土日に身体が空かないので子ども達にすまないと思ったりします。
 今日は青と黒の縞ウールにくすんだ青緑の半衿、黒の角帯にチャコールグレーの袴。
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2005年2月6日(日)  No.548

おらのがわからんけ?おらもなぁ〜んわからんがやちゃ!!展
 じゃんとこいで福野(二日町)在住の木彫刻家大西光則さんの作品展が始まりました(2/26まで)。
 写真をご覧戴いておわかりのようにとっても個性的な作品群です。 奥にある木板をΔ型に立てたオブジェ(?)のタイトルは「牛」…。 そう言われればそんな気もする…ってことは無いですよね。
 でも、どこか惹かれるものがあるのは事実です。 どうぞご自身の目でお確かめください。
 きょうはグレーの伊勢木綿に黒の綿タートル。 黒の角帯に灰黒の袴、よきもの倶楽部の足袋です。 少し積雪があったので、道路を横断するときは長靴を履いてみました。
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2005年2月5日(土)  No.547

臨時庵連合会
 5月15日の曳山祭の準備がすでに始まっています。 今夜は平成十七年度第一回臨時庵連合会です。
 六ヵ町から各々二名ずつ集まってもらい、さまざまなことを協議しました。 詳しくはブログをご覧ください。
 これから月1〜2回のペースで臨時庵連合会を召集し、4月10日の庵連合会、そして本祭を迎えるのです。
 これから本格的に忙しくなります。
 きょうは茶縞のウールに柿色の半衿、黒の角帯に焦げ茶の袴です。
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2005年2月4日(金)  No.546

マンマ・ミーア!は素晴しい
 前夜大阪を発ったバスが金沢に着いたのが朝の5時。 JR北陸本線と城端線を利用して家に着いたら朝8時でした。
さっそく降り積もった雪を除雪せねばなりません。 ふうぅぅぅ〜。
 さて、昨夜は大阪四季劇場の柿落とし公演「マンマ・ミーア!」を観てきました。 ABBAのなつかしいヒット曲を使った楽しい楽しいミュージカルです。
 「ジーザス・クライスト=スーパースター」「アイーダ」と続けてハズしていたんですが、これは大当たり! ABBAを知ってる世代の方なら文句無く楽しめます。 アンサンブルは鳥肌ものでした。
 カーテンコールは僕が居た二階席まで総立ちです。 舞台近くのシートでは踊りまくってる観客多数!(あんまり若くない)! 帰りは皆ニコニコしながら劇場を後にしました。 大満足です。
 ロングランになると思います。ぜひご覧ください。 大阪駅からあるいてスグですし、高速バスを使えば日帰り圏内です。
 それにしてもきもの姿がひとりも見当たりません。 やはり僕だけ…。 もっと着ようよ>四季会員の人。

 夜に壬生寺で買ってきた福豆を大声で撒きました。 鬼は〜そと!福は〜うち!
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2005年2月3日(木)  No.545

壬生狂言
 京都は驚いた事に雪が積もってました。 夜行バスが着いたのが、早朝5時半。 定刻より30分遅れですが、まだ店はどこも開いてません(当然ですが…)。 地下街のトイレは鍵がかかってるので地下鉄のトイレで洗顔しました。 地下鉄は5時過ぎには動いてます。
 寒いので時間つぶしをかねて、新京極の漫画喫茶へ…。 手近に入ったのが「サムライカフェ」というガイコクジンが喜びそうなベタなところ…。 まさにサムライの格好なんで、ちょっと照れます。 でも、シャワーも畳部屋もあるので便利ですよ。
 仕入れを終えて、壬生寺へ。 節分会におこなわれる壬生狂言『節分』を見る為です。 壬生狂言は700年前の鎌倉時代に創始された無言仮面劇です。 祇園祭より早く国の重要無形民俗文化財の指定を受けています。 30の演目が現存し、節分にはそのひとつ「節分」が上演されます(無料!)
 鬼が死んだ亭主に化けてきて、嫁を誘惑しようとするが…という話です。 いかにも古そうな壬生狂言堂(高さは二階以上です)で演ずるは「壬生大念佛講」の方々。 プロではありませんが、総じてレベルが高くて驚きました。
 撮影禁止でお見せできないのが残念ですが、衣装もすばらしく、後家の留袖は壬生狂言の名場面を描いたものだと言う事です。 「壬生狂言衣装を応援する会」によって製作され、大口寄進だけではなく、一般の方の協賛金によってまかなわれます。 一口千円で名前と祈願文が衣装の裏地になるとのことで「家内安全 清部一夫」とヘタクソな字を書いてきました。 記念品として松浦俊海貫主がお書きになった小さな額を戴き恐縮しちゃいました。
 客席は長椅子のみで屋根は無く、時折舞う雪が頭を濡らしますが、厚手ウールのトンビコートにくるまってると寒さを感じません。 狂言は面白かったし、本当に良いものを拝観する事ができました。
 写真(クリックすると拡大します)は境内でおこなわれている山伏の大護摩祈祷の様子。 古式に則り劔や弓矢を用いて四方を祓い、呪文(?)とともに護摩木を焚きます。 日本にはまだまだ知らないことが沢山あるんだと驚くとともに嬉しくなりました。
 ところで「きもの姿で熟睡できるの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。 これが大丈夫なんです。 袴姿のときは普通「一文字」に結びますが、横になった時にゴロゴロします。 「へたれ結び」にすると緩まないし、寝るものラクですよ。
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2005年2月2日(水)  No.544

京都までの遠い道・・・・
 日本は今季最強の大寒波に襲われています。 富山市の積雪が60センチを超えました。 城端でもみるみるうちに雪が降り積もります。 しかし、毎年この時期は浴衣の受注にどうしても京都まで行かねばなりません。
 時間を無駄にしたくなかったので、今回は高速夜行バスを利用した車中二泊一日(!)の強行軍の予定です。 富山発金沢経由→京都&大阪行のバスは23時に金沢を発つと、早朝5時に京都に着きます。 料金もベラボーに安く、金沢←→大阪「往復」でなんと7000円! 用事があったので大阪までの往復キップを購入し、京都で途中下車することにしました(このほうが片道を2枚買うより安い)。 金沢まではいつものように自分で車を運転し、と計画は完璧だったのですが…。
 波浪警報・大雪警報が次々と発令され、北陸(特に新潟方面)の交通網は全面マヒ。 前が見えない程の吹雪だし凍結の危険性もある為、山越えになる車での移動は早々に諦めました。 JR城端線を利用し北陸線に乗り換え金沢に入る計画に変更したのですが、あろうことか雪に強いハズの城端線が一部運休(城端ー砺波間)に!
 一度は京都行きを諦めましたが、妻が車で砺波駅まで送ってくれる事になったので乗車します。 が、路面凍結のためスピードが出せず汽車に乗り遅れ、結局高岡駅まで送ってもらう事に(山は越えません)。 ありがとう。
 そもそもこの大雪の中、城端駅はもとより砺波駅が完全無人で、高岡駅に電話で問い合わせても「営業は終了いたしました」とテープが流れるだけ…という情報が全くない状態ってひどくないですか? これがJR民営化と同時に合理化され人減らしした結果でしょうか?
 さて、高岡駅で52分遅れ(!)で運行していた普通列車に乗る事ができ、バスの発車時刻に間に合いました。 ここでひとつ疑問に思いませんか?「バスは動いてるのか?」と。 それが定刻に近いぐらいの正確さで動いてるんですよ、すごい! さすがに心配になって二度も確認の電話を入れたのですが「今のところ運行に変更はありません」との返事をいただき、半信半疑で出かけたのですが…。 実はこのバスは、サンダーバードを止めたあの台風16号でも止まらなかったという悪天候に強いバスなのです。 信じられますか? さすがに雪でガタガタの高速道路ではスピードは出せないようでしたが、寝てたのでよくわかりません。
 写真は北陸線の車中で撮りました。 黒のトンビコートにグレーの木綿袷、帆布の袴という、防寒&雪対策も完璧ないでたちです。 でも、車中では異様異形だったと思います(笑)
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2005年2月1日(火)  No.542

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