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気に入った110センチ幅の木綿生地を見つけたので単衣のきものを仕立てることにしました。 国内製の織物で綿100%です。 (ちなみに¥1,250/m)
木綿は洗濯すると縮むので、事前に湯通しをしておかなくてはなりません。 いつもは専門業者にお願いするのですが、自分のものだから…と湯通しにチャレンジしてみることにしました。 |
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木綿を湯通し その2 |
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最初に生地をきっちり5メートルの長さに裁ちます。
1mの長さで5つ折りにしておきます。
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木綿を湯通し その3 |
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生地は縦方向に半折にしてます。
巾は厳密には56センチの倍 112センチありました。
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木綿を湯通し その4 |
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生地のアップです。
風合がわかるでしょうか?
厚手の平織りで経糸も緯糸にも節糸の入った、
いかにも縮みそうな生地です。
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木綿を湯通し その5 |
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湯通しは風呂でしました。
水でやってもいいのですが、
今回は縮ませることが主目的ですのでお湯につけます。
自分も入るつもりで45℃に設定しました。 |
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木綿を湯通し その6 |
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浅く張ったお湯にドブンと浸けます。
まんべんなく浸すように足で踏んだりもしました。
約3分くらい放置したでしょうか?
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木綿を湯通し その7 |
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ころあいを見計らって、小さく畳んで
また足で踏んで水気をとります。
この時に生地をクシャクシャにすると干すときに苦労します。 |
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木綿を湯通し その8 |
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脱水機でよく水分をトバします。
「念入り(=強)」を選択しました。
脱水機に入る幅(1/4)に畳みました。
入れるときに形が崩れないように注意。 |
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木綿を湯通し その9 |
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最初の状態(半折で1m×5)に戻して陰干します。
このとき両手でパンパンと叩き、変なシワがつかないように氣をつけました。
2つ折りになってるものが5層あるので、計10枚重ねです。
空気がすこし入るようにすき間をあけて、かつ一度ひっくり返しても完全に干せるまで丸2日間かかりました。 |
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木綿を湯通し その10 |
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湯通しした結果です。
風合いは変わっていませんが、
繊維の横方向に2%縮みました(112cm→110cm)
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木綿を湯通し その11 |
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繊維の縦方向も2%縮みました(500cm→489cm)やはり「下ごしらえ」は重要ですね。
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注;お客様からお預かりしている品物はこんな「危険」なことは決してしていません。 実績あるプロに頼んでいますのでご安心ください(^^; |
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