2月4日に開催する、第一回臨時庵連合会と庵唄保存会の書類を作成する。
庵連合会には「臨時庵連合会」と「庵連合会」がある。
例年4月10日に「庵連合会」があり、庵連合会の決議事項を取りまとめることになっている。
5月15日の祭礼当日に各会長が数回集まる会合も「庵連合会」。
また祭終了後の5月31日にも、次年度への引継の「庵連合会」が開催される。
すなわち公式な場所が「庵連合会」でネクタイ着用もしくは正装(紋付袴)がドレスコードなのだ。
これに対し、臨時庵連合会は事前協議する場所で、当番町の都合によって招集される。
近年1月下旬に招集される事が多く、回数も5〜6回開かれる事も普通になった。
あくまでも臨時なので、こちらにはドレスコードはない。普段着でかまわないことになっている。
しかし臨時とはいえ、決議された事はすべて明文化される。
なぜ、こんなに会合が多いのかと言えば、ひとつは
すべての連合会(臨時含む)は六ヶ町の合意がないと否決される決まりだからだ。多数決ではない。
よって何度も話し合わないと決議されない。それで時間がかかる。
もうひとつは、
近年の社会情勢の変化によって過去の祭の形態を維持するのが難しくなってきた。
時代に即した曳山祭にするには変化せねばならない。
それで、新しい事を始めるには事前の話し合いが大切なのだ。
昔は決議事項が少なかったので、4月に初めて集まっても祭が成り立ったのだろう。
事前準備に手間取らず祭を楽しめたという点では羨ましい。
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