朝日新聞全国版『be』はじまりを歩く で「民謡」が取り上げられました(写真をクリックすると拡大)。 日本最古の民謡として知られる「こきりこ節」についてこう書かれてます。
“1800年前後の本「越の下草」「奇談北国巡杖記」に、こきりこを鳴らして踊る様子が載っている。7世紀の飛鳥時代から歌い継がれた、という言い伝えもあるとか。そこから、日本最古の民謡とも。”
なるほど、江戸時代に遺された言い伝えなんだ。
“「東京音頭」などを作詞した西条八十は1930(昭和5)年、大阪朝日新聞の依頼で西日本を訪ね回り、連載「民謡の旅」を書いた。柳田国男で知った「コッキリコ節」が聞きたくて五箇山に行ったが、「今は誰も知る人がない」と言われてしまう。” “上梨に住む郷土史家の高桑敬親が数年後、あらためて調べると、山崎しいという女性が覚えていた。戦後の51年になって越中五箇山筑子唄保存会がつくられ、かろうじて残っていた古謡は一気に後継者が増えた。” 八尾のおわら節も似たような経緯で爆発的に広まったと聞いてます。
民謡の唄い手だった僕の伯父(故人)は麦屋節のことを「わじま」と読んでました。 輪島まだらと関連はきっとあるのでしょうね。 そのマダラ節のルーツは佐賀県の馬渡島だとも。
船で交流したのは物産だけじゃなく、風習や文化も…ですね。 テレビやインターネットで情報が行き交う現代ですが、昔のほうが伝わり方がダイナミックだったような気がします。
きょうは縞のイカット木綿に茶半衿、茶角帯に綿袴です。
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2024年5月26日(日)
No.7673
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