「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2022年10月

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美術館巡り
 定休日、マジェスティで軽快に美術館を駆け巡ります。
 まずは石川県立美術館第69回日本伝統工芸展」に一番乗り。
 山下郁子さんの変り紗着物「春嶺」には爽やかな気品が、佐竹孝子さんの木綿風通織着物「宙」はリアルで見ないとわからない驚きが、新井寛生さんの乾漆螺鈿蒔絵箱「溢水」はセンスを感じます。 須田賢司さんの楢と楓の卓「校倉」は欲しいと思ったし、陶芸の内田和秀さんの縹繧幾何文壺は制作手法に興味津々です。
 ただ今年も総じてハッとする作品が少なくて残念無念。 とりわけ友禅染が減ってるような気がして、呉服業界としてはちょっと困った傾向にあるな…と心配です。

 広坂を下って、金沢21世紀美術館時を超えるイブ・クラインの想像力ー不確かさと非物質的なるもの」へ。
 いやもう…クラクラしました、人がいっぱいで(笑) いや作品もちょっとアレですね、今となってはクドいように感じます(写真をクリックすると拡大)。
 食あたりならぬ作品あたりしたのか、ヘトヘトになりました。

 帰宅途中にギャラリー無量霧の向こうから石が」に向います。
 大橋鉄郎さん、葛西由香さん、吉川永祐さん、小林知世さん、松川祐実さん、5人の若いアーティストのグループ展。
 なんとキュレーター不在で、彼らが話し合ってゼロから始めたのだそうです(斬新!)。 「このブースは誰々の作品」とかじゃなく、会場全体がもやっと霧に包まれたような感じ。 ポストイットの断片が彼らの思考を推察するヒントになっていて、謎解き的な面白さが有りました。
 なんだろうこの感覚。 美しさとか精緻さとか、ひょっとして情熱までも包み隠し、これまでの芸術とは別次元のなにかを見せられているのでしょうか?
 胸やけはおさまったけど、頭の中は???でいっぱいになりました。 直感じゃないところで受け止める? オブジェクトからサブジェクトへ?
 時代は確実に変わりつつあるようです。

 きょうは柿色木綿に山吹色の半衿、茶角帯に灰茶の綿袴、草木染絹ストールに茶のタビックスです。
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2022年10月31日(月)  No.7097

愛される朝市
 4月から始まった朝市とうじん見世ラストデー、今朝を最後に来年4月まで五ヶ月間の冬眠に入ります。
 天候に恵まれた日曜日で出店数は過去最大、沢山のお客様がお見えになりました(写真をクリックすると拡大)。
 名残を惜しむ常連さんに混じって「今日で終わりやと聞いて、ど〜あっても来んなん思て」とおっしゃる初めての方が何人も。 いやホント、大事にされているのが嬉しいです。
 台風で中止が一度ありましたが、ほぼ予定通りの39回! 週末は子どもたちが来てくれてたことも嬉しい誤算でした。
 スタート時はずっと続けられるか不安でしたが、いまは自信がつきました。
 仲の良いメンバー、甲斐々々しく手伝ってくださる支援者様、そして足繁く来てくださるお客様方。 えびす駐車場を気前よく使わせてくださるご近所さん、悪天候時に山門下をお借りしている善徳寺さま、電気を使わせてもらってる商店街にも感謝です。
 ひとつでもピースが欠けたら成功しなかっただろうに… 全てが宝物です。

 さらに楽しい朝市になるよう、来春に向けて作戦会議をしなくては!
 僕は…といえば、ドリップマキアートが全く上達しなかったことが心残りですorz_ 春までに腕を磨いておきます(笑)

 きょうは茶地に白縞木綿にスタンドカラーシャツ、茶角帯に黒茶の綿袴、茶のガーゼストールに茶のタビックスです。
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2022年10月30日(日)  No.7096

餅は餅屋
 この日曜日、とつぜん店の自動ドアが故障しました、開いたまま閉まらなくなったんです。 なんらかの安全装置が働いている様子…ですがシロウトにはどうにもなりません。
 翌月曜日の朝市が終わってから、ドアに貼ってあるシールの番号に電話したら「午後から行けます」の有り難いお言葉。
 到着後すぐに原因を究明し、小一時間で修理完了!
 20年前にこのドアを取り付けたことを覚えていて、今後のメンテナンスのことなど、丁寧に教えてくださいます。
 「風が吹くと舞うのれんで勝手に開いて困ってる」と伝えたら、設定変更もしてしてくれました。さすがプロ!

 当店も専門店の中の専門店でありたいです。
 ということで、これまでより半歩ほど前じゃないとドアが開きませんので、ご注意ください。

 きょうはグレー縞の伊勢木綿に薄黄土の半衿、黒綿角帯に灰茶の綿袴、焦げ茶のタビックスです。
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2022年10月29日(土)  No.7095

貞子DX
 封切り初日の映画『貞子DX』をレイトショーで観ることになり、せっかくだから(?)と白っぽい着物ででかけます(写真をクリックすると拡大)。
 城端の貞子姫のこともあり、貞子には少なからぬご縁を(勝手)に感じてます(笑)

 映画は・・・ハッキリ言って怖くないです。 むしろギャグ要素満載な感じで、アレレ!?(笑)な感じ、まぁ面白かったからいいんですが。
 でも最後までDXの意味がわからず、そこはスッキリしませんでした。 で、帰ってから小説を一気読み。
 チョロっと一行だけ"Eventually mankind will face diabolic extinction by Sadako"から…とありますが、DXが Diabolic Extinction? そりゃ無理筋でしょ(笑)
 まぁツッコミどころ満載なのが貞子的ではありますが。

 きょうは生成りの楊柳木綿に薄黄土の半衿、黄金の角帯に灰色リネン袴、黄シルクストールに薄茶のタビックスです。
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2022年10月28日(金)  No.7094

利波河(とのご)渡舟場
 グーグルマップを眺めていたら、山田川下流に「利波河渡し舟場跡」なるものを発見! そんなものが残ってるのか!?と気になって²、早朝スーパーカブでトコトコ散歩。 四輪じゃ入れないような狭い悪路もカブなら平気で進めます、行き止まってもUターンがラクチンだし。

 現地には「利波河渡舟場」の標識と案内板が2枚立てられてました。「下乗待(げじょうまち)遺跡」「頓成橋跡」(南砺市郷土Wiki参照)
 なるほどかつてはここが水運の要所だったのですね。
 河川改修された山田川に当時の面影はありませんが、変わらぬ山の稜線を眺めていたら、百年以上昔の人々の暮らしに思いを馳せることができました(写真をクリックすると拡大)。

 きょうはグレー楊柳木綿に薄茶の半衿、茶角帯に黒茶の綿袴、草木染シルクストールに黒ニット手甲、茶のタビックスです。
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2022年10月27日(木)  No.7093

人生をゆさぶる
 富山市にある曹洞宗真国寺の永田円了住職が上梓された『人生をゆさぶる Life is a daring adventure or nothing』を読了しました。 著者は元大学教授で、現在は新聞コラムやエンパワーメント講座でも活躍なさってます。
 文中、ヤマシナ印刷の山科 森さんが紹介されていて、僕の「ど真ん中名刺」を作例としてとりあげていただきました(写真をクリックすると拡大)。
 改めて、なぜ人生後半になって空き家仲介の宅建業を始めよう考えたのか?、初心を思い出して胸が熱くなってます。

 人生をゆさぶることは、新たな視点を得て動き出すきっかけになります。 現状に甘んぜず、皆が動き始めたら、社会は必ず良い方に変わります。
 誰かの人生をゆさぶるきっかけになりたいと思いました。

 きょうは水色の縞明石木綿に山吹色の半衿、黒綿角帯に黒袴、グレー絹ストールに黒ニット手甲、青のタビックスです。
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2022年10月26日(水)  No.7092

いわゆる立川流
 城端時報で年2回(4と10月)原稿用紙一枚程度の枠《おつくばい》を書かせてもらっています。
 2回目は真言密教立川流についてお伝えせねば!と迷うこと無く決めました。
 よろしければご一読ください。
ーーーここからーーーー
おつくばい  いわゆる立川流      清部一夫
 城端町史は宝の山である。今年復活したとうじん見世(六斎市)も町史から見出したし、若いころ友人たちと発行していた城端たうん紙「てらまいるど」も町史からのネタが多かった。
 そんな町史で異彩を放っているのが6頁強に渡って記された真言密教立川流である。髑髏本尊を崇拝し男女混交を教義とする邪淫教とされ「城端は立川流が栄えた土地」とあれば、ご先祖様のこととはいえ、なんとなく後ろめたい気がするではないか。郷土史を調べていた故川田政男氏がかつて「水月寺のご本尊は煤けていてなにが描かれてるのかわからぬが、ひょっとしたら立川流の…」と言っていたのを思い出す。
 しかし最近の研究で「本当の立川流」と「いわゆる立川流(邪教)」の2つあったのが判明した。むろん城端は前者(宗教学者の彌永信美先生説)。
 名誉挽回できて嬉しいような、ちょっと残念なような、複雑な気持ちである。
ーーーここまでーーーー
 読んだ町民のみなさんが自町の歴史や文化に関心を持つきっかけになれば…と願ってます。
 きょうは茶地に白縞木綿に薄茶の半衿、茶角帯に綿袴、茶のガーゼストールにこげ茶のタビックスです。
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2022年10月25日(火)  No.7091

七斎市
 2日つづけて朝市とうじん見世。 23日は予告したように彩菜まつり協賛で臨時開催、今朝は定常開催です。
 昨日は日曜で快晴でしたが、今朝は平日で雨天…こりゃ誰も来ないかも(TT)と心配してましたが、6時スタート前からお客様が次々と。
 常連さんだけじゃなく、日曜はご新規さんもご来店。 嬉しいですね。
 城端視察で別院に宿泊された団体さんも来てくださいました(右写真をクリックすると拡大)。 朝市で地元の我々とコミュニケーションをとれるのはとても良いことですね。

 さすがに両日ともお見えになるお客様はいらっしゃらないだろう…と思っていたら、結構な数の方々が二朝続けてお越しくださってます。 嬉しいし有り難いことです。

 4月から始まった城端朝市とうじん見世は、10月末をもって冬眠に入ります、来年4月まで。
 次回10月30日(日)がラスト開催、出店数も非常に多いです。 ぜひ足をお運びください。

 きょうは柿色木綿に薄黄土の半衿、茶角帯に灰茶の綿袴、草木染めの絹ストールに茶のタビックスです。
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2022年10月24日(月)  No.7090

サンフレッチェ大逆転V
 彩菜まつり2日目。 人力車は出ませんが着物体験(レンタル)はじめ、さまざまな催しがあります(右写真をクリックすると拡大)。
 「ツール・ド・南砺」やネコの仮装(メイク)をした「にゃんとコスプレサイクリング」も同時開催。 店の前を猫メイクした自転車集団が走り去る光景は見ものでした。
 こんな小さい町なのに、想定を上回る企画がどんどん出てくる城端!すごいです。

 午後からはルヴァンカップ決勝。 死闘の末、敗北した天皇杯の雪辱を晴らすことが出来ました。
 リアルタイムでは見られなかったけど、優勝できて良かった…というより一安心。 翌朝の新聞を見てようやく嬉しさがこみ上げてきました。

 きょうはグレー縞の伊勢木綿に薄茶の半衿、黒綿角帯に黒斑の袴、黒のニット手甲に青茶のガーゼストール、黒のタビックスです。
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2022年10月23日(日)  No.7089

人力車に乗る
 第22回なんと彩菜まつり初日、当店2階で「秋の着物と人力車体験」 宣伝がてら真っ先に乗せてもらいました。
 じつは人力車に乗るのは初めてなんです(写真をクリックすると拡大)。
 車輪が大きいので目線が高く、なかなか眺めがイイですね。 人出の多い別院前はちょっと照れたけど、手を降ってもらえて嬉しかったです。
 観光地でもない城端で人力車に乗れる(しかも安価に)とは良い経験をしました。

 きょうは生成りの文人絣に久留米絣のスタンドカラーシャツ、茶角帯に帆布の袴、茶のタビックス。 はい、人力車用コーデです。
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2022年10月22日(土)  No.7088

お寺でジャズとアメリカンアペタイザー
 井波の光教寺で熊本泰浩LIVE。
 熊本泰弘さんの円熟のアルトサックスに、地元富山からベース岡本勝之さん、ピアノ桑原晶子さんのトリオで古き良きジャズを聞くライブ。 食事付で3,000円とあっては行かねばならぬと、店を閉めてからダッシュで車を走らせましたが、余裕で間に合いました(近いって有り難い)。
 3人の演奏も余裕があって、とっても聞きやすい(写真をクリックすると拡大)。

 お楽しみディナーはお寺の水林慶子さん手作りのアメリカンアペタイザー(モック・サングリア、ケイジャンポップコーン、テキサス・キャビア、ジャンバラヤ、ブルーベリーパイ、コーヒー)。
 おいしい食事を食べながら2ndセッションは、地元ジャズプレイヤーの乱入セッションタイムに!
 客席で一緒に聞いていた人たちが、楽器を持って参入! 驚きましたが、破綻なく(…というか僕が知らないだけで皆さん玄人?)演奏が続き、まっで楽しい!
 ジャズはいいなぁ…いつかは僕も…と思うのですが、練習(とセンス)が足りません。

 きょうは水色縞の明石木綿に薄黄土の半衿、黒綿角帯に黒袴、青茶ガーゼストールにグレータビックスです。
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2022年10月21日(金)  No.7087

となみのカルチャー初出演
 KNBラジオ「でるラジ」TONAMIX21となみのカルチャーレギュラーゲストとして出演。 初回なので顔合わせを兼ね、スタジオに伺いました、マジェスティで。 といっても大した打ち合わせもなく、バイクで談義でおわってしまった(^^;

 ラジオ本番は自己紹介から始まって、着物のこと、これまでやってきたこと、城端のこと…等² とりとめもなく話しているうちに、持ち時間(?)を使い切ってしまい、肝心の彩菜まつりの宣伝がおろそかに…。
 しかし、そこはさすが平島アナ、上手に誘導してくださって「秋の着物と人力車体験」と「ふるさと寺子屋」「闇講」の話はできました。
 終了後「まち巡りうまいもん巡り」のことを忘れてたことに気づいてガーン!!

 次回は11月17日(木)14時10分〜
 電話出演になると思いますが、ちゃんと『蚕がつないだ南砺の産業展』のことを伝えますね。 お時間あればぜひお聞きください。

 きょうは茶地に白縞木綿に薄茶の半衿、茶角帯に黒茶の綿袴、茶ガーゼストールに柿色手甲、茶のタビックスです。
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2022年10月20日(木)  No.7086

ロコテレ
 地元ケーブルテレビ局からなにやら送られてきました。 "NEBURA STREAMING DONGLE" どうやらアマゾンのFireTVスティックと同様の働きをするものみたいです。
 むぎや祭のネット配信を見ようとロコテレ動画を登録したときに申し込んだんでしょうか? Androidテレビがうちに無いのを知ってか、12月20日まで貸与してくれるみたいです。なにかの実証実験?
 さっそくセッティングしました。簡単です。
 せっかくの4Kを活かすため、2K(ハイビジョン)テレビではなくPCの4Kモニターに繋ぎましたが、画質の違いがよくわかりませんでした。

 まぁでもこれで日本各地のケーブルローカル番組がみられます。
 地上波放送のローカル局すらネット配信のせいで淘汰されてしまうかもしれないのに、超地元密着のケーブルテレビが頑張っているのを見ると、応援したくなります。 …というか残ってもらわないと、地域の文化を残せないかもしれませんし。

 きょうは縞のイカット木綿に山吹色の半衿、茶の角帯に綿袴、茶黄のガーゼストールにこげ茶のタビックスです。
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2022年10月19日(水)  No.7085

清部呉服店
 不要になったお客様の着物を片付けていたら、当店の古い文庫(たとうし)が出てきました。
 “電話二二七番”と市外局番も無いし“清部呉服店”とありますから、おそらく僕が生まれる前です。
 「清部呉服店」を「きよべ」に改称したのは、僕が小学校低学年の頃だったと思われます。 清部(せいべ)を(きよべ)と誤読される方が多く「それならいっそ平仮名の きよべ にしよう、印象も柔らかいから」と亡き母に聞いたことがあります。
 書体とともに優しい女紋の代表である桔梗をアレンジしたロゴマークも作ってもらったそうです。

 文庫を見て初めて、初期のマークが 丸にセ だったことを知りました(写真をクリックすると拡大)。
 大切に取っておきます。

 きょうは柿色木綿に山吹色の半衿、茶角帯に灰茶の綿袴、黄茶の絹ストールです。
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2022年10月18日(火)  No.7084

ミス・サイゴン
 帝劇ミュージカル『ミス・サイゴン』 本来ならば2年前に観劇する予定でしたが、コロナ禍で延びに延び、ようやくオーバード・ホールへ。 富山公演3日間4公演の千穐楽です。
 平日月曜なのに広いオーバードホールの5階席まで埋まり、ホール全体が高揚感で溢れています。 3年ぶりのミュージカル!期待が高まります。

 で、ステージですが…期待以上に素晴らしかった! 観客だけじゃなく出演者もこの場を待ち望んでいたんですね。 全身全霊で、歌い・踊り・演技してるのが伝わります。
 誰もが素敵だったけど、僕は昆 夏美さん(キム役)「命をあげよう」と松原凜子さん(エレン役)の「Maybe」に打ち震え、気づいたら涙を流してました。
 もちろんミスターサイゴン市村正親御大(エンジニア役)の「アメリカンドリーム」も良かったです。

 大満足のミュージカル、カーテンコール1回目からスタンディングオベーションでした。
 嬉しいなぁ、非日常の最たるものであるミュージカルが戻ってきて。

 きょうはちょっと気合いを入れてゴザ目の江戸小紋に香色の半衿、絣柄の角帯をヘタレ結び、梅鼠の足袋です。
 和服姿の観客もチラホラ居られました。
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2022年10月17日(月)  No.7083

サッカーの神様
 第102回天皇杯決勝 愛するサンフレッチェ広島vs.ヴァンフォーレ甲府は日本サッカー史に残るであろう激闘となりました。

 自力に勝るJ1サンフレは終始攻め続けるも得点ならず、J2甲府は守勢に回ります。 しかし前半26分甲府のイメキャラ?アフロヘアーの三平が見事なセットプレーで先制点。 5-4-1の超守備的フォーメーションと集中した甲府選手にサンフレは苦戦。 このまま0-1で甲府勝利か?と思われた後半39分、サンフレ川村がビューティフルシュートを放ち、同点に。
 延長戦 後半甲府のレジェンド山本が登場、すぐにハンドでPK献上。 蹴ったサンフレ満田が、GK河田の神セーブでPK失敗。
 PK戦 サンフレ4人目のキッカー川村が止められ、5人目の満田が成功させるも、甲府5人目山本が決め4-5で甲府優勝。

 ・・・と書いても、ご覧になってない方にはこのドラマは伝わらないかもしれません(写真は山本のハンドと満田のPK失敗シーン)。
 ピッチの選手が複雑に絡み合い、壮絶なドラマが繰り広げられました。
 むろんサンフレッチェには初優勝してほしかったけれど、サッカーファンとしてはこんな素晴らしい試合が見られて幸せでした。 サッカーの神様っているんだなぁ…。
 
 きょうはグレー縞の伊勢木綿に薄茶の半衿、黒綿角帯にグレーリネン袴です。
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2022年10月16日(日)  No.7082

戦争をしないために日本・国際社会はどうあるべきか
 富山県保険医協会 市民公開講演会をオンライン視聴。 講師は元外務省国際情報局局長で東アジア共同体研究所所長の孫崎 享さんです。 ときどきテレビでお姿を拝見する程度でしたが、歴史を踏まえた密度の高い素晴らしい内容でした。
 YouTubeで全てをみることができます。

 ウクライナ問題、全てが正しいとは言いませんが、かなり核心をついてると感じます。
 ほとんどの戦争は金がらみなんです、やっぱり。 誰が得するか、よく考えてみましょう。

 きょうは水色縞の明石木綿に薄黄土の半衿、黒綿角帯に黒斑の袴、グレーのタビックスです。
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2022年10月15日(土)  No.7081

共感・応援・支援
 4と0のつく日におこなっている朝市とうじん見世ですが、昨年の試験開催から一周年記念ということで10月23日の彩菜まつりにも開催し、十月はなんと七斎市となります。
 そして10月30日(日)をもって今年はクローズ、来年4月の再スタートまで冬眠します。

 今朝は「五箇山育ち」さんが初出店、特産品である「ぼべらカボチャ」や「キクラゲ」「きんやたまご」を販売されました(写真をクリックすると拡大)。
 とうじん見世に野菜類が少なかったので、応援出店してくださったんです。 出店層が拡がることで、多様なニーズにもお応えできるのではないでしょうか?

 夕方は茶舎 野うさぎさんで美味しいパフェを食べながら、秘密会議(…でもないけど)。
 相談に乗ってくださる方がいて、応援してくださる方もいて、本当に心強いし有り難いことです。
 いまやっていること、目指してる方向性は間違ってない…と信じています。

 ふきょうは生成りの楊柳木綿に薄黄土の半衿、黒綿角帯に黒袴、グレーシルクストールにタビックスです。
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2022年10月14日(金)  No.7080

楽しみな彩菜まつり
 10月22日(土)23日(日)の両日、城端市街地と桜ヶ池で第22回なんと彩菜まつりを盛大に開催します。
 去年おととしは規模を縮小しましたが、今年は3年ぶりにほぼフルバージョン。 様々な企画が大復活!

 まずは「ふるさと寺子屋2022」善徳寺で様々な体験ができるんです、おばけ屋敷「闇講」も!
 「ツール・ド・南砺2022」や「にゃんとコスプレサイクリング」などアウトドア系や、「なりきり姫体験」と「秋の着物と人力車体験」の和装系、「朝市とうじん見世」「お寺でマルシェ」「遊休品・農産物販売」などの市などなど、盛りだくさんで書ききれません。

 主催者(観光協会・商工会)の想定を超えた企画が各種団体からどんどん出てくる…凄いでしょ。 メンバーが自発的で、やらされてる感がないので、楽しいんですね。 この楽しさはきっとお客様にも伝わると思います。
 ご予約が必要なものもあるので、お早めにチェックしてください。

 きょうは柿色木綿に薄茶の半衿、茶角帯に黒茶の綿袴、黄茶の絹ストールに茶のタビックスです。
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2022年10月13日(木)  No.7079

祈りが聖地をつくる
 購入した10yearsAnniversaryキーホルダーを眺めながら、アマポーラフェスの余韻に浸ってます。 丁寧に作られているでしょ(写真をクリックすると拡大)。
 会場の設えも、スタッフの対応も、食べ物までもが丁寧でした(写真は月桃食堂さんの「車ふバーガー」と「野菜巻き」、揚げた車麩がこんなに美味しいなんて!涙が出そうでした)。
 会場に居あわせた人たちも、どこか芯がある人に見え、富山もいけてるじゃん(笑)と勝手に思ってます。

 なんだろう、この「場」が醸し出してた雰囲気は? と考えていたら…、あっ!民藝全国大会 城端別院で体感した『多くの人の深い祈りの場は聖地となる』ことを思い出しました。
 そっか「聖地」となったのかぁ・・・ストンと落ちました。

 きょうはグレー縞の伊勢木綿に薄黄土の半衿、黒綿角帯に黒斑の袴、黒のタビックスです。
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2022年10月12日(水)  No.7078

スーパーカブで牽引
 セカンドバイクのSuperCub C70DX は主に宅建業務で現地に伺うときに使っています。 小回りが利くし、城端地域を回るときはとても便利。
 他に畑へ行くときにも使うので、長尺の刈払機をなんとか運べないかと思案していました。
 原付二種(125cc以下)のバイクは牽引も可能だと知り、調べてみると…。
 @指示機とナンバーが見えるように A安全な取り付け方法で B時速25キロ以下 の3条件等をクリアすると牽引部分にナンバー無しでもOKなようです。
 意外とハードル低い。
 さっそく手近にあるアイテムでなんとかならないか試作しています(写真をクリックすると拡大)。

 公道を走るにはまだ工夫が必要でしょうが、なんか楽しくなってきました。 これがカブ主の醍醐味ってやつですかね。
  
 きょうは縞のイカット木綿に山吹の半衿、茶角帯に綿袴、草木染絹ストールにコゲ茶のタビックスです。
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2022年10月11日(火)  No.7077

Amapola Fes
 分刻みなスケジュールの定休日。
 ドシャ降りにも関わらず沢山のお客様がお見えになって大感激した朝市とうじん見世。

 ・・・からの金野幸雄さんたちを吉村絹織工場にご案内。 川島宗林寺町→東新田(松井機業場)は「伝建地区として線的・面的開発できる」とのお言葉をいただき昨夜よりさらに舞い上がってます。

 そして小矢部にて「アマポーラフェス ファイナル」
 旧宮島村役場(国指定登録有形文化財)を移築した福島あずささんの自宅兼アトリエで開かれる“ヴィンテージ空間で楽しむ大人のハンドクラフト、こだわりの食、極上の音楽、、、”
 もちろん催しにも興味あるのですが、なんといっても5月に亡くなられた福島さんへの追悼の思いが大きいです。
 遺志を継いだスタッフ・出演者・出展者のみなさん、素晴らしい【場】をありがとうございました。 心地よかったです。

 きょうは紺の楊柳木綿に薄黄土の半衿、黒綿角帯に灰袴、青の大井川葛布に灰色タビックスです。
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2022年10月10日(月)  No.7076

一直線につながった!!
 「清部くん、明日もここで勉強会するけど…来る?」と誘われ、え?どなたですか?と問えば、宅建協会砺波支部が講師としてお招きする金野幸雄さん(丹波篠山を再生!)、なんというご縁でしょう!
 午後1時から井波の地域包括ケアセンターで講演「古民家活用と地域再生」を拝聴したあと、2夜続けて善徳寺囲炉裏へ(写真をクリックすると拡大)。
 密度の高いお話を聞かせていただいて、目の前がパーッと開けた気がします。 暗中模索状態から一筋の光明が見えました。
 やらねばならぬこと山積なのですが、いろんな人を巻き込んで、城端をさらに良くしたいと考えます。 お声掛けさせてください。

 きょうは紺楊柳木綿に山吹半衿、黒綿角帯に黒袴、紺のタビックスです。
 好きな囲炉裏端ですが、ニオイが染み付くのが難点です。 しかし木綿きものなら洗濯機で洗えるので、気になりません。
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2022年10月9日(日)  No.7075

現代総有
 土地は誰のものか 〜人口減少時代の所有と利用〜 という新書を読んだとフェイスブックに上げたところ「著者の五十嵐敬喜先生が、こんだ城端においでるけど…来る?」とお誘いを受けました。
 驚くと同時に、このタイミングを逃す理由は無い!と一も二もなく快諾し、今夜は善徳寺で囲炉裏の会(写真をクリックすると拡大)。

 弁護士の五十嵐先生は現代総有研究所長です。 サイトにこうあります、「現代総有」とは、土地や建物について、全員で所有し利用し、その利益を全員あるいは地域に還元しようというものである〈以下略〉
 社会主義とかではなくて、賃借権などを活用し現行制度のなかで、土地や建物を地域の為に残し有効に使おうという発想だと理解しました。
 この手法を使えば文化財的価値がある建造物等を後世に残せるのではないかと考えます。
 むぅ・・・まだまだ学ばなくては!

 きょうはグレーリネンに山吹の半衿、茶角帯に黒茶の綿袴、茶のタビックスです。
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2022年10月8日(土)  No.7074

店内衣替え
 朝夕めっきり涼しくなりました。 早朝は寒いくらいです。
 袷の季節到来ということで、僕の日常着も秋冬素材にシフトしつつあります。
 と同時に、店内も少し模様替え。
 きよべ地所の暖簾を麻から帆布に、呉服店の襖を白っぽいものから柿渋面に交換しました(写真をクリックすると拡大)。
 一気に茶色い店になってます。

 きょうは茶地に白縞木綿に薄茶の半衿、茶角帯に綿袴、コゲ茶のタビックスです。
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2022年10月7日(金)  No.7073

秋の着物と人力車体験
 10月22日23日の両日、なんと彩菜まつりを城端市街地と桜ヶ池で開催します。
 当店2階で着物レンタル笑可さんが着付け体験をなさいます。 なんと!人力車つきで(22日のみ/雨天中止)。
 和装で人力車に乗るってワクワクしますね。

 ご予約はお早めに!

 きょうは柿色木綿に薄茶の半衿、茶の角帯に灰茶の綿袴、焦茶のタビックスです。
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2022年10月6日(木)  No.7072

久しぶりの京都
 3年ぶりに京都日帰り出張、コロナ禍の為ずいぶんご無沙汰してました。
 仕入れと用事を済ませ、いそいそと向かうのは亀岡市に2年前に建った府立京都スタジアム 天皇杯準決勝「京都サンガvsサンフレッチェ広島」戦です。
 これまで京都のサッカー場は陸上競技場兼球技場(西京極総合運動公園)だったのであまり行く気が起きなかったのですが、サッカー専用スタジアムだとテンション上がります。
 しかも今回ゴール裏は声出し応援可能!とあれば、行かんなんでしょう。 サンフレッチェ天皇杯初優勝がかかってるし。

 迷子になりようがないほど近いJR亀岡駅すぐのスタジアムで、力の限り応援してきましたよ(写真をクリックすると拡大)。 選手だけじゃなく我々サポーターも足がつるほど(笑)
 延長にもつれこむ死闘の末、愛するサンフレは勝利! 決勝に駒を進めました。 あ〜良かった!そして楽しかった。

 「お父さん準決勝戦に行ったりしてる?ゴール裏にそれっぽい人おったんやけど」とテレビで応援してた娘からメッセージが・・・バレてます(笑)

 きょうは水色縞明石木綿に水色半衿、黒綿角帯に灰色リネン袴、灰色のタビックスです。
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2022年10月5日(水)  No.7071

芸大手ぬぐい
 この日記でも時々触れているように「日本手ぬぐいコレクター」です。 日記をご覧くださってる東京の方がお土産にと、藝祭(東京藝大学園祭)の手ぬぐいをくださいました。 藝祭名物巨大御輿(ジンベエザメ)です。
 いいでしょ〜完成度高いです(写真をクリックすると拡大)。
 若さが迸る藝祭!いつか行ってみたいものです。

 きょうはグレー縞の伊勢木綿に水色半衿、黒綿角帯にグレーリネン袴です。
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2022年10月4日(火)  No.7070

電動キックボード体験
 定休日、珠玉の東京富士美術館コレクション「西洋絵画400年の旅」を見るためにマジェスティに跨り富山県美術館へ。 駐車場から外周をぐるっと一周すると駐輪場がありました。

 その前に太閤山ランドでナンバー付き電動キックボードが体験できると知って立ち寄りました。 レンタル代は2時間1,000円と安いのですが、進入禁止の場所があり広い太閤山ランドでも2〜3周まわったら飽きてしまいました。
 最高速度25km/hとまずまずですが、登坂力が弱く、このパワーでは坂の町城端では厳しいかなぁ…。
 それと、まだまだ車体設計に改良の余地があると思いました。 重心が高くなるのは仕方ないにしても、乗り心地と強ブレーキ時のテールスライドは制御できると思います。

 あ、美術展でした(^^;
 よくぞこれだけ集めた…が最初の感想です。 3作品撮影可だったので、迷わずモディリアーニの「ポール・アレクサンドル博士」をパチリ(写真をクリックすると拡大)。 これはよい作品です。 

 きょうは紺の楊柳木綿に水色半衿、黒綿角帯に黒斑の袴です。
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2022年10月3日(月)  No.7069

福野家守舎
 朝5時半、天気も良いのでカブに乗ってふくの二・七の朝市へ。 何度か通うと出店者やお客さんと顔なじみになれるのが朝市の良いところ。 かりんとう饅頭をかじりコーヒー飲みのみいろんな話をしてきました。 花農家さんからは赤色LEDで開花時期をずらすことや、連作についてなど超マニアックな情報を。
 代表の北川さんからは、福野家守舎が法人化され、いくつかの空き家管理をしてることなど聞いてビックリ! 素晴らしい取り組みです!

 帰りに吉田鉄郎氏設計の山田邸を外から見学(写真をクリックすると拡大)。 保存状態も良く、活用に夢が広がりますよね。
 城端には絶対に遺したい建築物がいくつもあるので、福野家守舎の取り組みは非常に参考になります。

 きょうは灰リネンに山吹半衿、茶角帯に黒茶の綿袴です。
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2022年10月2日(日)  No.7068

開かれたお寺
 じょうはな座に隣接する瑞泉寺の報恩講、今年は一日だけの開催です。 「どなたでもお参りいただけます」とのことだったので、ちょっと顔を出しました。 境内に朝市とうじん見世のメンバーも出店しています。

 お西の報恩講は初めてです。 思ってた以上に参拝者がおられ、想像以上に平均年齢が若くて驚きました(写真をクリックすると拡大)。 
 朝市でギターを弾いてくださってる杉谷住職の法話はわかりやすく面白く、つい時間の経つのを忘れるほど…。
 午後から杏亭キリギリス氏の落語!もあるのですが、店があるので泣く泣く断念しました。

 開かれたお寺っていいですね!
 この場この空間を使用しないのは勿体ない。

 きょうはグレー楊柳木綿に薄茶の半衿、黒綿角帯に茶の綿袴です。
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2022年10月1日(土)  No.7067

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