「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2017年1月

++美しい装い きよべ++

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城端22時
 夜バスで京都出張へ。 城端線上り最終は22時27分発、砺波駅へと向かいます。
 灯りがともる東下の小路がとてもキレイで写真をパチリ(クリックすると拡大)。 凛と張った冬の空気は好きだなぁ。
 城端駅の乗客は僕ひとり…砺波まで貸し切りでした。

 明朝、冷え込んだ京都に着いたら、熱いラーメン銭湯で温まることにします。
 きょうはグレー伊勢木綿にグレーのタートルネック、黒裂織角帯に黒茶の袴、チャコールグレーのニットチョーカーにグレーのタビックスです。
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2017年1月31日(火)  No.4963

曳山会館にて世界遺産バスを降りる
 先月乗った世界遺産バスが快適だったので再び利用してみました、今度は城端曳山会館まで。
 今回も観光客でいっぱいでバス待合所は多国籍状態…日本人が完全アウェイ。 でもウルサイかと思いきや、車内はとても静か、みんなマナーを守ってます。
 ほとんどの人は相倉か白川へ行くのでしょう、城端で下車するのは僕だけでした。

 今まで車外から眺めてたバスですが、乗ってみるといろいろ気づくことがありますね。
 自宅前を通過したときは、ちょっと感激しました(写真をクリックすると拡大)。
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2017年1月30日(月)  No.4964

雀のお宿作戦26 〜サルベージ〜
 「小鳥が食べにきてくれると嬉しいな」とつづらこみちに設置しておいた赤い実が、雪の重み(?)でポチャンと水に落ちてました(写真をクリックすると拡大)。
 再度吊るしていますが、気づいてくれないかなぁ…冬の小鳥たち

 それにつけても思うのは、赤い実の鮮やかさ。 目立って²鳥などに啄んでもらい、種を運ばせたいんでしょうね。
 鳥類は視力が良いのみならず、光の三原色(赤、緑、青)に加えて紫領域(紫外線)も見えるそうです。 この赤い実がどんな風に見えるのか興味ありませんか?

 きょうは紺無地ウールにグレータートル、青白角帯に黒斑の袴、グレーのロングニットマフラーに青灰のタビックス、黒のトンビコートです。
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2017年1月29日(日)  No.4962

[祝]砺波の民具が重文に
 「砺波の生活・生産用具」が国重要有形民俗文化財になることがほぼ決まりました(写真をクリックすると拡大)。
 砺波郷土資料館とボランティアがコツコツ集めた7,000点近くもの膨大な民具を、系統立てて整理&展示してあることが評価されたようです。
 「そんなもんどこにでもある、珍しもないわ」と十数年前まで皆が思ってました(僕もです)。 でも、一度消えたら“復活”どころか、用途すらわからなくなってしまうのが常です。 先見の明がおありだったのですね。

 庄東小学校3階にある「砺波民具展示室」をご覧になった方ならご存知でしょうが、同一の器具でも改良が加えられバージョンアップしてるんです。 丁寧に展示され、工夫を加えられた変遷を興味深く見る事ができます、是非!
 納屋に眠っていた器具を提供された農家の皆さんも、今回の指定は誇らしいでしょうね。 おめでとうございます。

 きょうは青縞ウールに深緑の半衿、青白角帯に黒斑の袴、グレーのチョーカーに深緑のタビックスです。
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2017年1月28日(土)  No.4961

ホワイトバーン
 天気が良いのでサンダル履きで銀行に行こうとしたら、予期せぬ伏兵に足元をすくわれました。
 横断歩道の白い部分が凍ってツルっツルです。 左写真をご覧下さい、ちょっと見はどこが凍ってるかわからないでしょ。
 でも見る角度を変えたら(右写真をクリックすると拡大)、ほら手前がガッチガチのツ〜ルツルッ。
 危なかったぁ〜。 雪国の人間が滑って転んだら笑い者です。
 アスファルトが凍ったらブラックバーン、横断歩道が凍ったらホワイトバーンと呼ぶことにします(勝手に)。

 きょうは柿色木綿にエンジのハイネック、黒緑の角帯に腰板無しの綿袴、錆朱のニットマフラーに手甲、焦茶のタビックスです。
2017年1月27日(金)  No.4960

麻布ギャラリーができます
 福光麻布織機復刻プロジェクト第二弾!!
 今春四月に福光温泉(南砺市綱掛66)内の旧福光自然休養村管理センターをお借りし『越中福光麻布ギャラリー』(えっちゅうふくみつあさぬのぎゃらりー)を開設することになりました(写真をクリックすると拡大)。
 福光麻布の関連資料開示や織体験、麻製品の展示販売、桂書房の閲覧室などを設ける予定です。
 広いスペース(写真右から奥)なのでさまざまな利用法が考えられます。 ぜひぜひお知恵をください、そして遊びに来てくださいね。
 春からめちゃめちゃ忙しくなりそうです。

 きょうはグレー織木綿に黒タートルネック、黒裂織角帯に黒茶の袴、黒柄ニットチョーカーに紫のタビックスです。
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2017年1月26日(木)  No.4959

水月寺の謎
 きょうは初天神、午後3時に水月寺に集まります。
 ここは神仏習合の寺社で、同一建物の東が曹洞宗水月寺、西が天満宮なのです。
 ですから天神講は、曹洞宗のご住職が神前にてお経を唱えるという珍しい光景をみることができます(左写真をクリックすると拡大)。

 寺院内には美しい奉納額が散見されます。 例えば「一生當リ 狂言役 荒木染十郎」と大書された錦絵(右写真)、保存状態も良く見事でしょ。 画:山田金次郎とあるのは歌川国貞(三代目豊国)門下の歌川国綱(二代目 国輝)のことでしょうか? でも明治39年は時代が合わんなぁ…。 謎です。

 それにしても明治時代そのままの水月寺は凄いです。 明和8年(1771)建立ですから比較的新しい寺院ですが、水月庵天満宮と一緒になってることで、織物関係者の信心を集め手厚く保護されてきたのでしょう。
 まだまだ重大な秘密が隠されているような気がするので、おいおい紹介していきますね。

 きょうは焦茶に朱縞ウールに焦茶のタートルネック、黄金の角帯に帆布の袴、茶のニットスヌードに手甲、帆布の道服に焦茶のタビックスです。
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2017年1月25日(水)  No.4958

善徳寺大屋根
 突然降った雪で、別院本堂の大屋根がどうなってるか気になり見てきました(写真をクリックすると拡大)。
 銅板だから滑りが良いという予想は的中、大屋根に残雪はありません(11年前の大雪と比較)。 せっかく瓦をヤメて軽くしたのに、雪が積もったら台無しですもんね。
 でも、人も滑り易いから、補修のときは恐ろしいだろうな…と余計な心配までしちゃいます。 このまま無事故でありますように。

 きょうは紺無地紬に黒タートル、黒裂織角帯に黒斑の袴、チャコールグレーのチョーカーにタビックスです。
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2017年1月24日(火)  No.4957

知の構築のために
 「小論文を学ぶ」という本を読み終えました。 受験小論文を書く為の学習参考書枠…ですが大人の教養としてぜひとも押さえておきたい一冊です。
 第U部『20世紀的「知」の構造』が、とてもわかりやすいし面白い。 現代思想がどのように組み上げられていったのか、明瞭に記述されています。
 時間に追われる日常ですが、立ち止まって思索することの重要性を感じませんか?
 著者の人生哲学まであって、“勉強”になりました(以下文)
 ↓コ↓コ↓カ↓ラ↓
 幸福とは、自分のあり方が自己意識にどう映るかという内省の問題ではなく、自分の人生を人類の歴史や宇宙の営みの中に積極的に位置づけることができるかどうかどいう事実の問題である。 それは、単なる幸福感といった感情や感覚の問題ではなく、すでにして一つの出来事であると言っていいだろう。 そして、それを理解することができるときに、おそらくは“豊かな”人生が、結果的に“満足”できるかたちで営まれるのである。
 ↑コ↑コ↑マ↑デ↑
 よいなぁ…このセンセ好きだ。
 南砺市に大雪警報が発令されました。
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2017年1月23日(月)  No.4956

粋な角帯の結びかた
 まちゼミ第2弾『粋な角帯の結びかた』初回の講座開催日(3回とも同内容)です。
 マイナーな講座ですが、有り難いことに受講者がおられました。

 やってて気づいたんですが、男性角帯でも後ろで結ぶのは難しいですかね。 結局、前で結んで回すことにしました。
 教えることによって、こちらが教えられることも多いです、勉強になります。

 次回は27日(金)19時〜 そして2月18日(土)16時〜
 ご予約orお問い合わせお待ちしております。

 きょうは茶地に白糸を織り込んだ木綿に焦茶のタートル、グレー角帯をヘタレ結びにして、茶のストールにタビックスです。
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2017年1月22日(日)  No.4955

コスプレ×井波彫刻
 コスプレと井波彫刻≒現代視覚大衆文化による日本伝承復活計画がスタートしました。 題して『日本 返リ咲キproject』
 その第1弾が【コスプレ×井波彫刻】です。

 井波在住のレイヤーさんが企画し自らモデルとなりました。 クオリティもさることながら、志の高さに驚いています。
 停滞気味の井波彫刻を激励する強力な旗ふり役です。 井波彫刻を全世界発信できる“突破力”は素晴らしい!
 ついてこれるか?

 きょうは茶縞ウールにエンジのハイネックフリース、黄金の角帯に帆布の袴、茶のニットスヌードに手甲、キャメルのタビックスです。
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2017年1月21日(土)  No.4954

日常見かける和文様 「鳳凰」
 冷え込んだ朝、放射冷却でフロントガラスに霜が降りた際、美しいフラクタル図形ができました。 瑞鳥鳳凰の尻尾に見えませんか?(写真をクリックすると拡大)。

 比較していただくために鳳凰の絵を探していたら「内外文様類集」第六巻に“城端蒔絵鳳凰紋”が載っていました(右写真)。
 これは驚き! 城端蒔絵は京都でも有名なのですね。 和文様つながりでいろんな発見があります。

 きょうは紺無地ウールに黒タートル、黒緑角帯に黒茶袴、黒タビックスです。
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2017年1月20日(金)  No.4953

曳山連合会の蓄積
 先日ユネスコ無形文化遺産となった城端曳山祭は、曳山を所持する六ヵ町の当番制で運行されます。
 今年は当西上町が当番町、祭を滞り無く挙行する責任があります。 各種団体との調整もあり、膨大な書類を作成せねばなりません。
 6年の間に積み重ねられたデータおよび資料(=先達の重い歴史)を読み解いています。 六年前も庶務として書類作成しましたが、きれいさっぱり忘れてました(^^;
 2月には臨時曳山連合会があり、本格的に曳山祭準備が始まります。
 今年は全国山鉾屋台保存連合会の総会もあるので忙しくなりそうです。

 きょうは璃寛茶の紬に茶色の半衿、黄金の角帯に梅鼠の袴、茶のチョーカーに焦茶のタビックスですです。
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2017年1月19日(木)  No.4952

福光麻布の本
 「越中 福光麻布」が桂書房より上梓されました、2年半の歳月をかけた労作です。
 僕も少し関わっているので喜びもひとしお(巻末に名前を書いてもらいました)。
 資料価値はもちろんですが、実際に地機を復元したり、聞き取り調査もしてるので、体験記としても楽しんでいただけると思います。

 現在、麻についてこれだけまとめられた本は無いかもしれません。
 四六版192頁、ギュッと詰まった内容で1,800円(税別)。 当店でも扱ってますのでお手に取ってご覧ください。
 貴重な福光麻を使ったブックカバーも製作しました(写真をクリックすると拡大)。

 きょうは青縞ウールにグレータートル、青白角帯に黒斑袴、紫のタビックスです。
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2017年1月18日(水)  No.4951

バオバブ
 “未来のバオバブ”で2016越中アート大賞受賞した牧田恵実さんの作品を購入できました(写真をクリックすると拡大)。 木版画に一部彩色した小さなバオバブです(135×195mm)。
 バオバブは牧田さんにとって特別な樹木です、「買うならバオバブ」とずっと思ってたので嬉しいです。
 さっそく部屋に飾りたいのですが、まずフレーム探しの旅に出なくては…。

きょうは柿色木綿にエンジのハイネック、黄金の角帯に帆布の袴、ニット柿色マフラーに手甲、帆布の道服を羽織り、柿色に染めたタビカバー+足袋インナー
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2017年1月17日(火)  No.4950

数十年ぶりに買った漫画
 映画「この世界の片隅に」がとても素晴らしかったので、原作コミックスを大人買い(といっても2,100円)しました。 漫画本を買うのは何十年ぶりでしょうか?(少なくとも20年以上買ってないハズ)
 原作本をじっくり読み込むと、映画ではわからなかった微細な部分が理解できました。
 なるほど〜と納得しつつも、原作をも凌ぐ傑作だった映画に再び想いを馳せています。 あの臨場感はどこからきたんだろう? 徹底的に考証し描き込んだ背景がそうさせるのでしょうか。 それとも声優の血の通った肉声か。 はたまた監督はじめスタッフの熱い思いか。。。

 映画を見せることができないならば…マンガだけでも子どもたちに読ませたいです。
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2017年1月16日(月)  No.4949

雪のネコ
 雪はまだまだ降り続いてます。 本格的な冬将軍到来で、北陸のみならず太平洋側も積もりました。
 ウチは人力除雪なので、ヒーコラいいつつ頑張ってます。 エスプレッソで一服しつつ、台所から外を眺めると…痩せ細ったネコがいました(左写真をクリックすると拡大)。

 え?見つからない? 右写真と同じポーズで座ってますよ。
 雪は造型の魔術師ですね(笑)
 
 きょうはグレー織木綿にタートルネックフリース、黒緑の角帯に黒斑の袴、グレーのロングマフラーに深緑のタビックスです。
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2017年1月15日(日)  No.4948

目立たぬものに付箋をつける
 大雪警報が発令されました!全くもって油断してたら、あっという間に西町(店側)も東町(駐車場)も埋まります。
 慌てて除雪に汗を流し(30分もやってると汗ばむ)、ふと気がつくと屋根があるつづらこみちにも雪が吹き込んでました。
 ふだん意識することが無かった大八車にうっすらと雪が積もっています(写真をクリックすると拡大)。
  雪は 出たがるものを覆い隠し
     目立たぬものに付箋をつける

      雪っていいかも。。。
 
 きょうは茶地白縞の木綿に黒タートルネック、黄金の角帯に黒茶の袴、茶のニットスヌードに手甲、焦茶のタビックスです。
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2017年1月14日(土)  No.4947

じょうはな今昔(6)「クスリのはまや」
 昨年末、西町通りのくすりの濱屋さんが閉店なさいました(写真をクリックすると拡大)。 仕方ないこととはいえ、空き店舗ゼロの商店街だっただけに残念です。
 先代からずっとお世話になっていたので淋しい気持でいっぱいです。
 このところ暗い話題が続きます。

 きょうは濃紺ウールに深緑の半衿、黒裂織角帯に梅鼠の袴、グレー柄のニットチョーカーに青灰のタビックスです。
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2017年1月13日(金)  No.4946

植物は根で考える?
 腸内フローラについて知りたくて買った新書「免疫力は腸で決まる!」とても興味深い内容です。
 例えば…『肌と腸は同じ細胞組織だ。〈中略〉肌の不調は腸の不調、逆もまたしかりで、腸の不調は肌の不調につながる』とか『ヒトの感情を決定する化学物質はほとんどが腸で作られる』などなど。
 
 で、読みながら思ったんです「腸が第二の脳なら、腸と同じく菌密度が高い植物の根周辺も脳の役割を担えるかもしれない。…だとしたら植物にも “感情”があるのではなかろうか?」と。
 神経細胞が無いので動物とは違うでしょうが、この仮説に一考の余地はある気がします。 「植物にも感情がある(大紀元)」という科学者もいますし…。
 根に語りかけるとスクスク育ったら、面白くないですか? 仮説を検証する術が僕に無いのが残念ですが…。

 きょうは茶縞ウールにエンジのハイネックフリース、黄金の角帯に帆布の袴、焦茶のニットマフラーに茶のタビックスです。
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2017年1月12日(木)  No.4945

静かな抗議
 長楽寺を走っていたら立看板が目に留まりました。 なにか書いてあったので、安全なところに停車して確認。 すると『拾っても捨てられ 拾っても捨てられ もう--五十年』 おっ!これは誰かの悲痛な叫びではないですか。
 近くでは『あんたぁ ポィとほっかって そんなだちゃかんこと せんといて!』と『ポィ捨ては あなたの♥も汚している!』も発見。 ゴミの不法投棄に静かに抗議する3連作だったんです(写真をクリックすると拡大)。
 どなたかが黙々とゴミを拾ってくださっている姿が目に浮かびました、お怒りになる気持もわかります。

 高瀬神社の近くで、道路のど真ん中にゴミが捨てられているのを見ました(右写真)。 あり得ないでしょ!?危険だし。
 こんなことするとどうなるのか?←想像力が欠如した人が目立つ気がします。 他者への思いやりを捨ててしまってる人たちです。
 時間と気持に余裕が無いのか?それとも考えることを放棄してしまっているのか? 前者も許しがたいけど、後者なら国として由々しき問題です。

 きょうはグレー縞の片貝木綿に黒タートルフリース、黒裂織角帯に黒斑の袴、グレー絹ストールにチャコールグレーのタビックスです。
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2017年1月11日(水)  No.4944

エスプレッソ療法
 昨年末に“発掘”されて以来、エスプレッソの魅力に取り憑かれてます。 深煎り細挽きのイタリアンコーヒー豆を購入し、いかに美味しく淹れるか試行錯誤する日々。
 エスプレッソ(急行)の名の通り短時間で蒸気抽出するので、耳をそばだてて“その瞬間”を待ちます。 遅れると超微細なカスが混入し、風味が落ちるんです。 ベストな火加減もまだ掴めていません。
 探していたデミタスカップも“発掘”されました(写真をクリックすると拡大)。 スリキレで50ml、ちょうどいいサイズです(SSみかんは比較用)。
 一日一度5分間の超アナログな作業はとても楽しく、苦く甘い珈琲とともに気分リフレッシュできます。ぜひお試しあれ。 目指せ伊太利亜男!

 なんとまちゼミ第2弾(1/20〜2/19)の受付が始まりました。
 当店は[31]『粋な角帯の結びかた』 ご予約お待ちしております(無料)。
 きょうは濃紺ウールにグレーのタートル、黒裂織角帯に梅鼠の袴、チャコールグレーのタビックスです。
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2017年1月10日(火)  No.4943

戦時下資料
 月曜休みの公共施設は多いです。 古城公園内にある高岡市立博物館も同様ですが、祝日開館なので本日ついに初入館を果たしました。
 目的は「この世界の片隅に」パネル展(1/15まで)です(入館無料)。 キャラクターデザイン&作画監督が福光生まれ高岡出身の松原秀典さんさん、というご縁で(?)実現した企画なのでしょう。

 外観とは違って広いんですね〜この博物館、ビックリしました。
 関連企画展「新たに寄贈された戦時下資料」は、バケツリレー訓練の写真や、出征兵士家庭に贈った「誉之家」木札があり、戦時中の日常が伝わる展示でした。
 戦後70年を過ぎてなお新たな資料が見つかる…ということは、先の大戦はまだ総括しきれてないですね。 見に行けて良かったです。
 写真撮影禁止なので、代わりに首の無い利長くんをパチリ(写真をクリックすると拡大)。

 きょうは焦茶に朱縞ウールにエンジのハイネック、黒緑の角帯に黒茶の袴、茶のニットマフラーに手甲、焦茶のタビックスです。
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2017年1月9日(月)  No.4942

地域で祝う成人式
 成人の日(ハッピーマンデー)の前日(日曜)が南砺市の成人式です。 合同…ではなく校区ごとなので全員が知人、来賓も先生や地域の人ばかりだから絶対に荒れません。
 昨年は娘の式でキンチョーしましたが、今年は例年同様趣味と実益を兼ねてじょうはな座で見学。
 見た目は成長してますが、男子は男子、女子は女子ときっちりグループ化してるのが小学生みたいで可愛らしかったです(写真をクリックすると拡大)。

 学生でも社会人でも、親御さんにとっても成人式がひと区切り。 「地域の宝」をよくぞ育ててくださいました、感謝です。
 きょうは柿色木綿に焦茶のタートルネック、黄金の角帯に帆布の袴、茶のニットスヌードに手甲、焦茶のタビックスです。
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2017年1月8日(日)  No.4941

大使帰国!
 朝刊を開いてビックリしました(新聞ネタばかりでスミマセン)。
 設置された少女像が撤去されないことを憤り、駐韓大使が一時帰国するというのです(写真をクリックすると拡大)。

 大統領問題でガタガタの隣国の足元を見て、揺さぶりをかけてるようにしかみえません。
 これがオトナの対応でしょうか? 韓国人がどう感ずるか?フツーは想像つくでしょうに。 近隣諸国を見下すかのような、我が国政権の対応を恥じます。

 極東にキナ臭さが漂ってきました。

 きょうはグレー織木綿に黒ハイネック、黒裂織角帯に黒斑の袴、青茶のガーゼストールに紫のタビックスです。
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2017年1月7日(土)  No.4940

人類進化
 脳の神経回路を参考にしたディープラーニング(深層学習)を利用し、人工知能(AI)が劇的に進化を遂げてるそうです。 機械(AI)が勝てる日は来ない、と言われた囲碁さえもプロ棋士が脅かされつつあるのです。 AIはネットワークで繋がった連合軍ですから、カンニング…とまでは言いませんが、ズルイんですけどね(^^;
 「AIが飛躍的に進化したら、人間はどうなるんだろう?」とつらつら考えながら新聞を読みました(写真をクリックすると拡大)。
 でも、ふと気がつけば、僕はすでに記憶の一部を外部に預けていたんです。 例えばこの「店長のきもの日記」を読み返して「何月何日なにしていた」と思い出す始末。 わからないことがあればGoogle検索するし…脳に蓄積されてる情報は昔の人よりはるかに少なくなってる気がします。
 じゃ、このまま人類は退化するのか? そうは思いたくありません。
 でも、肉体的に進化しそうも無いし、やはり人間の特長である大きな脳が変化を起こすしかないと考えられるのですが…。

 AIのシンギュラリティ(技術的特異点)は2045年だと言われています。 あと30年以内にAIは人間の知能を凌ぐということです。
 自分より優れた知能を持つものに、人はどう接するでしょう? 接続デバイスを体内に埋め込み、AIと脳を繋ぐ?
 嫌じゃないですか?(僕は絶対イヤです)。
 でもAIと常時接続できなければ、日常生活にすら困る事態も想定されます。 とすれば、人類の進化は、なんらかの形で外部(他人)と繋がることができる方向に向かうのではないでしょうか? そうテレパシー的な。
 何世代先になるかわかりませんが(意外と次世代or次々世代あたり?)、人類の劇的な進化があるかもしれませんよ。
 でも、そのまえに腸のクーデターがあるかも…ですが。

 きょうはゴザ目の江戸小紋着流しに深緑の半衿、グレーの角帯をヘタレ結びにして黒地小紋柄足袋、グレーのチョーカーに黒縮緬の袖無羽織です。
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2017年1月6日(金)  No.4939

DAZN契約
 正月早々に購入したスティックPCはサッカーを見るため。 ならば接続状況を確認しておかねば…ということでDAZNと契約しました。 月1,750円(税別)で一ヶ月間無料。スカパーの約半額。 契約はパソコンのブラウザから行いました、日本語対応してるので簡単です。
 さっそく42インチテレビにて視聴、推奨環境の9.0Mbpsははるかに越えています。
 画質は…まぁ耐えられるレベル(写真をクリックすると拡大)。 選手のゼッケンが判別できます、NHK-BS1&2で同時放映して電波を分けた感じ。
 しかしながら、動画がツライ・・・つらすぎる(TT) ボールがぶれて見えます。 動きの早いサッカー中継には不向きかも(TT)
 え〜〜これで10年間サッカー見んなんがけぇ。
 本放送でのクオリティアップに期待します。

 濃紺紬にグレーのタートルフリース、青白角帯に黒斑の袴、紺のタビックスです。
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2017年1月5日(木)  No.4938

この世界の片隅に
 下宿に戻る次男を見送った帰り「この世界の片隅に」を鑑賞。 戦時中の呉市広島市で生きる女性を丁寧に描いたアニメです。
 こうの史代原作の漫画を片渕須直監督が強い想いで映像化、クラウドファンディングで製作資金の一部を集めたそうです。 少ない劇場でのみ公開されてましたが、口コミで評判となり、全国拡大上映中!

 これ・・・邦画史に残る傑作です。 「観てください」としか言いようが無いけど…。 生きることの辛さ・楽しさ・苦しさ・素晴らしさetc.全部詰まっています。
 設定にリアリティがあり、主人公すずだけではなく登場人物すべてに感情移入できて…。 押し付けがましくなく、行間を読ませる…というか空気を描いてます。 いろんなことを考えざるを得ません。
 隣りで女子高生が号泣し、前後左右老若男女かなりの観客が洟をすすってました。 いま思い出しても涙が出ます。
 もう一度観たい映画です。 ロングランになりそうな予感(ナッテホシイ)。 ぜひ² 映画館でごらんください。

 きょうは璃寛茶の紬に茶色の半衿、黒の裂織角帯に梅鼠の袴、茶のニットマフラーに茶の足袋です。
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2017年1月4日(水)  No.4937

連載小説「国宝」
 今年の目標のひとつに「新聞小説を読破する」を挙げました。 朝刊は欠かさず読んでますが、小説欄は完全スルーしてたんです。
 南砺に縁がある吉田修一さんが「国宝」を元旦から新連載した(写真をクリックすると拡大)ので、これを機会に根気づよく…と思って。

 まだ始まったばかりですが、一日空くと登場人物を忘れてる(笑) 大丈夫か? でもボケ防止になるかも。
 ただ、どうも日をまたぐと感情移入しづらいなぁ…。
 きょうは茶地に白糸を織り込んだ木綿に薄赤の半衿、黄金の角帯に黒茶の袴、カラシの絹ストールに茶のニット手甲、茶のタビックスです。
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2017年1月3日(火)  No.4936

スティックPC
 我が家はずっとMac党です。 動作が安定してるし、画面が洗練され、OSが使い易いから。
 7100/AVから始まって、7100改→8100改iMac(ライム)iBookG4MacBook Pro。リビングに中古のiMac&iPad、子どもはMac mini&iPhone…と牙城を守ってきました。
 しかし…ついに、我が家にもWindowsマシンが!(win95ノートはあるがMS-DOS利用)、テレビに直接繋ぐスティック型パソコン(Intel Compute Stick CSTK-32W)です。 キーボード、マウス、USBハブ付きで9,980円。 12月末で失効する1384ポイントをつかって、8,596円で購入。 ガラケーより小さい本体(写真をクリックすると拡大)に必要最低限(笑)の機能がギッシリ(のハズ…)。

 なんに使うかといえば…テレビでサッカーJリーグを見るため(だけ)なんです。
 英国(ダ・ゾーン)がJリーグ放映権を破格の高額で10年間買い取りました(2100億円!)。 Jリーグが世界中で見られるとは!素晴らしいことなんですが、あおりをくったスカパーはCS放映できなくなり、サポーターが路頭に迷うことになったのです。
 一番安く安定していそうなwin8.1搭載機を買ったつもりですが、さてどうなりますことやら。 時間のあるときに設定してみます。

 きょうは濃紺ウールに深緑の半衿、青白角帯に黒斑の袴、グレーのチョーカーにタビックスです。
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2017年1月2日(月)  No.4935

唯識所変
 恭賀新年
 本年もどうぞよろしくおねがいします。

 家族で「紅白歌合戦」を見た後、「ゆく年くる年」「ゆく美くる美(日曜美術館40周年記念特番)」「あけまして、ねほりんぱほりん」とNHK三昧で新年を迎えます。
 そのまま善徳寺の修正会へ…本堂は沢山のお参りです(右写真をクリックすると拡大)。 昨年7月に浄土へ旅立たれた馬川頼徳 師の御子息 透流さんが講師となり唯識所変について教えていただきました。
 仮眠してシャワーを浴び、着替えて西上町賀詞交換会。 帰宅して弟家族とおせちで歓談。 城端神明宮へ初詣へ初詣。
 忙しいけど充実した元日でした。
 さぁて、今年はどんな一年になるのでしょうか。
 きょうは小豆色紬に茶色の半衿、グレー角帯に梅鼠の袴、茶のガーゼストールに正月用におろした梅鼠の足袋です。 
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2017年1月1日(日)  No.4934

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