「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2005年5月

ようやく曳山祭が終わります
 城端曳山祭から2週間が経ちました。 きょうは最後の庵連合会(引継)です。 一年前から庵連合会長として準備を始め、無事大役を務めることができました。
 お世話になった各町若連中にに御礼を述べ、祭当日の反省点をだしてもらいます。 問題点も出ましたが「良い祭でした」の一言がとても嬉しく感じられます。
 連合会終了後に懇親会。 最後に庵連合会の万歳を三唱して、本年度の曳山祭が終了しました。 明日から大工町冠友会さんが当番町になり、来年の祭に向けての準備が始まるのです。
 きょうは正式な場所なので、単衣の紋付羽織袴で出席しました。
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2005年5月31日(火)  No.664

プレ結婚記念日
 もうじき結婚記念日です。 が、夫婦揃って外出するチャンスが無いので、休日を利用してランチすることにしました。
 その前に、県境にある倶利迦羅さんに足を運びます。 初めてこの地に足を踏み入れたのが、3年前。 その時と同じく石段を再び登ってみました。 108段の急な階段を踏みしめ登りきると、眼前に360°のパノラマが開けます。 爽やかな休日となりました。
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2005年5月30日(月)  No.663

たんぼの学校〜泥試合〜
 城端小学校の5年生は総合学習の一環として稲作を体験しています。 苗作りから、田植え、草取り、稲刈り、脱穀までのフルコースです。 もちろん地域の方に全面的にサポートしていただいてはいますが、子どもたちにとっては貴重な体験です。
 田植えだけは「わくわく体験教室」の一つとして、全学年児童が参加できます。 小4と小2の子どもを連れて参加しました。
 裸足で田んぼに入ると、ひんやり気持ちいい。 下の子は「クモがいる〜」と大騒ぎしていましたが、慣れるとなんともないようで、コツコツ稲を植えています。 およそ30分程度で田植えは修了!
 田んぼの一部は空けてあるので、後はお楽しみの泥んこ遊び。 子どもたちと一緒になって頭までドロドロになって帰ってきました。 白いTシャツと紺の作務衣も茶色く染まりました。 でも楽しかったぁ。 
 帰ってシャワーを浴びてから伊勢木綿に生成りの半衿、ギャルソンエプロンの軽装に着替えてます。
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2005年5月29日(日)  No.662

砺波地区PTA連絡協議会総会
 小矢部市大谷中学校で砺波地区PTA連絡協議会の平成17年度総会に出席しました。
 今年のスローガンは「親も教師も自ら学び、共に考え、行動するPTA」 基本理念は「子どもは、家庭で育て、学校で鍛え、地域で磨く」です。 うんうん同感同感と思わずうなずいて聞いてました。
 総会後のパネルディスカッションではPTA活動に長く関わってる方々の話を聞くことができ、参考になるアイディアをいくつかいただきました。 さっそく実行に移したいと考えています。
 きょうは総会ということで辛子のコサシルクに薄グレーの半衿、辛子の角帯に薄緑横段の正絹袴、白足袋で出かけました。 天気がいいので妻は単衣です。 ベージュ系縞にタタキを施したきものに白地の帯。
2005年5月28日(土)  No.661

加賀染の浴衣
 生産量が少なく貴重な加賀染めのゆかたが入荷しました。 加賀友禅には手描きと型染めがありますが、この浴衣は綿絽の生地に古代型を使って糊置きして染めた本格的なものです。 染め師は日本伝統工芸染織展にも入賞している坂口幸市さん。 古代型だけあってイイ感じでしょ?(写真をクリックすると拡大します)
 お値段も税別26,000〜とこなれてるので、是非店頭で手に取ってご覧ください。
 きょうは緑のコサシルクに生成りの半衿、辛子の角帯に薄緑の木綿袴です。
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2005年5月27日(金)  No.660

まちなか案内ボード
 JR城端駅はレトロ感漂う古い駅舎です。 中に観光案内所があり、観光協会職員が常駐しています。 様々な情報をお伝えすることができるのですが、不在時の為に大きなマップ付き案内看板を設置しました。 駅から歩いて数分の市街地観光名所などを紹介しています。 汽車やバス待ちのちょっとした間にも寄れますよ。
 周囲には近辺のお店の“旬な情報”を記載するスペースを設けました。 こまめに書き直しますのでチェックしてくださいね。
 きょうは辛子のコサシルクに地紋のある半衿、辛子の角帯に薄緑の袴。
 夜に南砺市児童会設立のための役員会が井波でありました。 市、県とエリアが大きくなることは児童会の趣旨とは相反すると考えています。 南砺市児童会は「地域のことは地域で決めて活動する方針」だということで安心しました。
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2005年5月26日(木)  No.659

チャレンジデー2005 in なんと
 今日5月の最終水曜日はチャレンジデーです。 普段運動する機会の少ない人も地域ぐるみでスポーツに汗を流し、人口が同規模の自治体と参加率を競うイベントです。 近隣では福野町が先鞭を切っていましたが、城端地域は南砺市に合併して初めての参加になります。 詳細はこちらをご覧ください。
 我が家は朝のラジオ体操でのエントリーとなりました。 6時25分時点では数人しか集まっておらず「シマッタ!」と内心思ったんですが、開始時にはたくさんの大人子どもが集ってきました。 当初なんのためにこんなこと企画するんだ?と疑問符がついてましたが、久しぶりに顔を合わせた近所の方と挨拶できたことはとても良いことだと思います。
「勝ち負けは二の次です。みんなが健康で楽しく生活でき、そして笑顔で声をかけ合える、安心できる地域づくりをすることこそが原点です。」という開催趣旨もうなずけます。
 「この夏のラジオ体操を児童会だけではなく、西上地域でやろまいけ」という素敵なアイディアもでました。 「地域で子育て」という僕の願いに一歩近づいた気がします。
 きょうは茶縞のウールに焦茶の半衿、黒の角帯に茶色の袴茶色の足袋。 …冬服ですね。
 対戦結果ですか? 南砺市66.8%、兵庫県の播磨町70.7%で惜敗ですが、驚くべき参加率です。
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2005年5月25日(水)  No.658

常花の町を目指して
 広くなった国道304号線沿いにプランターを設置します。 例年曳山祭前にするのですが、庵屋台が歩道を通る時に邪魔になるので今年は遅らせてもらいました。 しばらく寒い日が続いたので、結果的には良かったのではないでしょうか。
 初年度講習を受けた身としては、コンテナガーデンらしく形よく彩りよく飾り付けたかったのですが、それもままならずジャングルみたいな鉢もできてしまいました。 しかし水やりなどの管理は個々のお宅にお願いしてるので、おいおい美しく変ってゆくことでしょう。
 写真は輸送中のプランター。 ドナドナド〜ナド〜ナと唄が聞こえてきそうです。
 きょうは青縞ウールに薄色の半衿、黒の角帯に薄緑の袴、紺の足袋。 もちろん、土いじりしてるときは着替えています。
2005年5月24日(火)  No.657

別院のツツジが咲きました
 きょうは運動会の代休日です。 昨年、一昨年と善光寺まで遠出したのですが、今年は太閤山ランドどまりにしました。 というのも長男が中学に入ったので家族揃って行けなくなったからです。
 それでも小学生の二人は大満足ではしゃいでました。 僕も子どもを遊ばせながら久しぶりにのんびり読書できたのでリフレッシュできました。 思えば3月上旬より休んでません。
 別院研修道場横の白いツツジ(?)が見ごろです。 セフレ前から御坊下橋を渡り、公設駐車場を右手に見た土手脇です。
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2005年5月23日(月)  No.656

袴で運動会
 子どもたちが楽しみにしている小学校の運動会。 しかしハッキリしない天気です。 それでも朝6時半ドドーンと花火があがりました。決行です。
 PTA会長なので今回は来賓席に座って見学することになってます。 どーも高い席は落ち着かないのですが、職務だと思っておとなしくしてました。
 城端小学校の運動会には他には無い(?)特徴があります。
その1、PTA会長が徒競走に参加
 ここ数年6年生の100m走に飛び入り参加(?)することになっているので、恒例通りにエントリーしました。 「やっぱきもの姿でしょ!(というか洋服だと子どもたちが気付かない)」と一昨日と同じく白っぽい久留米絣にシケ引きの角帯、腰板無しの木綿袴で出かけます。 まぁ昔の人は野球もこのカッコだったし…。
 運動会の必須アイテムのハチマキも前夜ミシンで自作しました。 赤団・白団・青団・黄団の子どもたちと重ならないように、ただ一人みどり団を結成します。 勢いでタスキも作り、準備万端です。 ヨーイ ドン! 結果は…ひみつです。 
その2、運動会終了後の大人の運動会
 今年は黄団優勝でした。 残念ながら優勝決定戦で負けてしまいましたが、大盛り上がりで楽しい時間を過ごすことができました。
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2005年5月22日(日)  No.655

古民家再生
 城端の西明(さいみょう)地区で古いアヅマダチ(吾妻建)を活かしたリフォーム住宅見学会が行われたのでお邪魔しました。 あづまだちというのは、東向きに建てられた切り妻造りで、砺波平野農家の伝統的な建築です。
 元々大きなお宅ですが、改修されたことでますます部屋にゆとりができ、かつ光が入るようになって明るくなったようです。 元々あった梁をデザインとしても活かし、壁は珪藻土を交ぜた漆喰にしてシックハウスを防ぎます。 人の集まるリビングを贅沢に設けた「こんな家に住んでみたい」と思わせるお宅でした。
 先祖伝来のあずまだちを壊して散居村のなかに現代住宅を建てる方もおられますが、できればこの美しい景観を残して欲しいと願っています。 丁寧にリフォームすれば、新しい家よりきっと長持ちしますし。
 きょうは伊勢木綿に黒の角帯、灰黒の袴姿でした。 この格好ですと住宅会社の方がなぜか声を掛けてきません。
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2005年5月21日(土)  No.654

ハニワの噴水撤去
 城端中学校旧校舎は今の城南パーク(イベント広場)に建ってました。 木造の旧陸軍兵舎を改修した古いものでしたが、僕ら卒業生にとっては愛着がありました。 正面玄関前に噴水があり、白い石像が似てることから「埴輪の噴水」と呼んでたのですが、このたび施設を作るため撤去されました。 写真は跡地です。
 この辺りはのどかなところで、今日も特別天然記念物のニホンカモシカが目撃されたようです。
 きょうは白っぽい久留米絣にシケ引きの角帯、腰板無しの木綿袴です。
 お祭りにきものをお貸しした男性と話をしました。 今年の女性のきもの比率は高かったけど、男性はまだまだだったので、もっと増えるといいですね。
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2005年5月20日(金)  No.653

城端落語会
 6月8日(水) 城端別院本堂にて城端落語会が開催されます。 昨年は選挙の当たり年で止むなく中止の憂き目に遭いました。
 永 六輔、入船亭扇橋、柳家小三治のいつもの豪華メンバーに加えて、入船亭扇里、柳屋そのじが加わります(敬称略)。 開演は午後7時ですが、開場して間もなく永さんの「前座の前座」(本人談)が始まりますので、お早めにお越しください。
【木戸銭】S席3500円、一般席2500円(当日は500円アップ)
【主催およびチケット販売】城端商工会青年部 0763-62-2163
 きょうは伊勢木綿に黒の半衿、帯無しでギャルソンエプロン。 祭の準備で後回しになっていた溜まりにたまった仕事をこなしています。 通常業務に戻るにはまだまだ時間がかかりそうです。
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2005年5月19日(木)  No.652

起代子のしきし展
 新しくなったじゃんとこいで南砺市二日町(福野)在住の、飯田起代子さんの作品展が始まりました(〜5/31)。 展示スペースはこじんまりと小さくなったけど、なかなかイイ感じのスペースです。
 僕が気になったのは蛍烏賊(ホタルイカ)を描いた作品群、見事です。 昨日見た鶴太郎さんと比較するのも恐れ多いですが、実力の差は如何ともしがたいですね。
 きょうは片貝木綿に帆布の袴、コーヒーブラウンに染めた足袋に右近下駄です。
 強い南風が吹いています。 この風では曳山祭も中止せざるを得なかったかもしれません。 あらためて、自分(達)はツイてると思いました。
【城端にぎわい館じゃんとこい】
営業時間10時〜19時 月曜定休 0763-62-3855(番号が変りました)
★じゃんとこいでは作品を飾りたい方を募集しています。 展示はなんと無料です! お問い合わせは城端商工会 担当;北清さんまで(0763-62-2163)
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2005年5月18日(水)  No.651

片岡鶴太郎さんのきもの
 近くを通った際に福光美術館で開催中の片岡鶴太郎展を見てきました(〜5/22)。 鶴太郎さんは、物まね芸人→コメディアン→ボクサー→役者→絵描きといろいろな分野に挑んできました。 今年で画業十周年なのだそうです。 平日にもかかわらず、結構な入り込みで人気の高さが伺えます。
 作品の感想ですか? う〜ん、僕は10分足らずで会場から出てきました。 唯一心に留まったのが金バックに描いた「緋鯉」 誰しも見る目は同じようで、ポスター柄になってましたね。
 話題のろうけつ染めのきもの三連作「夜桜」は、三枚並べて完成というアイディアだけで、残念ながら構図といい色使いといい「ちょっと…(あれはないんじゃないの)」と思ってます。
 鶴太郎さんが描き始めた当初はもっと力強い、訴えかける絵だったと思ったのですが…。 酷評しましたが、ファンの方および関係者の方ごめんなさい。
 きょうは辛子のコサシルクに裂織りの角帯、黒に近い袴に羽織、茶色の羽織紐です。
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2005年5月17日(火)  No.650

あとの祭
 今日の予報は一日快晴。 祭当日の午前中だけ雨模様でした。 寒かったし、ベストの天候ではなかったけれど、中止にならずに事故も無く最後まで巡行できたことを感謝しています。
 西上町の御神像は恵比須さま。 海から渡って来られた神様なので水を好み、西上が当番町の年は雨が降ると言われています。 今年も現実になってしまいました。
 今朝は7時に起きて、庵屋台の片付けをします。 埃をはらい、小さな部品を丁寧に紙で包み箱にしまうのです。 写真は屋台蔵のとなりにある山蔵まで曳山を移動しているところ。 来年の祭まで大事に収蔵されます。
 庵連合会があったので、御召に羽織袴の略礼装に着替えて出席しました。 今日は丸一日、そして明日も事務作業が残ってます。
 この祭を通してたくさんの方に出会うことができました。 はるばる遠くからお越しになった方々も口々に祭を賞賛してくださって、「来年もきっと来るよ」と言ってくださったのが嬉しいです。 いろいろあったけれど、最後はみな笑顔で「ありがとうごさいました」と言えました。
朝日新聞富山版が大きな記事にしてくれました。 
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2005年5月16日(月)  No.649

一世一代の曳山祭
 タイトルが大げさですが、気持ちはまさにこの通り。 庵連合会長は生涯一度きりの大役なのです。

 朝4時に目覚めたときは晴れていたのに、5時から無情の雨音が聞こえてきました。 ずっと快晴の予報だったのに、運悪く曳山祭の一日だけ雨模様に変りました。 午前60%午後50%のはっきりしない予報です。 しかも前線が通過するらしく雷の予報まで。
 6時の庵連合会では、晴れることを前提に準備することにしました。 飾り山の提灯を外し屋台の準備を終え、まっさらの白足袋をおろし紋付袴に着替えます。 9時45分のスタート直前の連合会時点でもグズついた空模様ですが、夜は晴れるということで定刻通り出発します。 残念ながら曳山も庵屋台もビニールシートを被ったままです。
 午前中はちょっとしたトラブルはありましたがほぼ順調に巡行は進み、定刻通りに昼食に入ります。 昼食時に寒冷前線が通過し、ザーっとにわか雨が…。
 しかし午後1時半のスタートでは、雨も上がり西の空が明るくなってきたので、思い切ってビニールシートを外しました。 観光にお越しになった方々は西上町の精緻な庵屋台をご覧になって感嘆の声を上げておられます。
 宵祭りもそうでしたが、今年は所望者の女性はほぼきものをお召しでした。 きもの姿の方が座っておられるだけで、祭の風情が増します。 男だけの祭ですが、女性はこんな形でも祭に参加できるのです。
 夜7時の提灯山には全町の曳山と庵屋台がシートを外し、それは圧巻でした。 所望宿の関係で庵屋台は蛇行せざるを得なかったのですが、曳山は広い国道の真ん中を堂々と進み神座の威厳を発露します。 スムースに運行していただけるようにと、各町の庵屋台や曳山にお願いし続け走り回ります。 西上町が全ての所望を終えたのが夜9時40分。 気温が低く、待ってくださった方々には寒い思いをさせてしまいました。
 新町でのUターンは10時半。 今年初めて六基分のライトアップをしたので、曳山の屋根まで金色に映え、遠くから見るととても美しかったです。 カメラを持たぬことを少し悔やみました。
 「きれいやねぇ、こんな祭どこにもないよ」と新町公民館前でご覧になっていた川田常造さんがしみじみおっしゃっいました。 その言葉を聞いて初めて、連合会長を引き受けて良かった…と思ったと同時にポロポロと涙がこぼれ落ちました。
 亡くなった祖母と同い年の川田さんは三味線の名手で(現在は足を悪くなされてお越しになれませんが)西上町の師匠です。 とても寒がりなのに、車いすに乗ってずっと祭を見てくださっていたのです。
 全ての帰り山を見送って、帰宅したのが零時。 長い長い一日でした。 失敗もあり、気が滅入ったこともあったけど、川田さんの一言で救われた気がします。 城端曳山祭は本当に素晴らしい祭だと心から誇りに思います。
 祭の運営でお世話になった皆様方、巡行の無理を聞いてくださった山町の各位、所望やご祝儀をしてくださった方々、西上町のみなさん、観光でお越しになったお客樣方、本当にありがとうございました。 この場を借りて御礼申し上げます。
2005年5月15日(日)  No.648

宵祭
 数ヶ月前から準備してきたがいよいよ始まります。 きょうは宵祭、降水確率0%の絶好のお祭り日和です。
 大掃除は昨日迄に終わっているので、午前中に祭礼幕と提灯を吊ります。 午後から庵屋台と合同披露会場の準備をしました。 空いた時間に山宿巡りをします。 今年はご自宅で山宿をなさる方が多いのでとても楽しみです。 すべて見て回りましたが、想像以上に素晴らしいものでした。
 まちを歩いていると、例年以上にきもの姿の方が目立ちます。 地元の人だけではなく、遠い所からわざわざ着物姿でお越しくださる方が増えているのです。 ひょっとすると、城端曳山祭は日本一きもの比率の高い祭かもしれません。
 きょうは、紋付羽織袴の正装です。 今年は屋台に入らないので、羽織も必須です。
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2005年5月14日(土)  No.647

庵唄に遊ぶ人形作家三人展
 今日からつづらこみちと2階ギャラリーで人形展が始まりました(5/15迄)。 それぞれ独特の作風を持った、松本昌子阿部達也、牛島辰馬(敬称略)の三人展です。
 写真は牛島辰馬さんの作品群。 丸くて可愛いけれど存在感のある木彫り人形です。
 きょうはグレーの伊勢木綿に焦茶の半衿、黒の角帯に灰黒の木綿袴。
 「曳山祭に着たい」と男性2名がきものを借りに来られました。 今年の城端曳山祭はすごくきもの比率が高い気がします。
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2005年5月13日(金)  No.646

祭の持ち物にもこだわる
 城端曳山祭まであと数日。 今年の当番町は西上で、僕が庵連合会長なので連日準備に追われています。 どうせやるなら祭を楽しもうと、いろいろ考えています。
 祭にお越しになった方に異世界にどっぷりに浸ってもらおうと、現実世界を思い起こさせるケータイや電子機器を極力排除する事にしました。 短冊方はCDや畳紙など、たくさん持ち運ぶ必要があるので、例年の無粋な紙袋をやめてアンティークの皮鞄を使います(左)。 連合会長は庵の運行責任者なので、書類はいろいろ必要なのですが、大島風生地でバインダーを包み隠しました(右)。
 カメラマン比率の極端に高いこの祭で、いつ写されても絵になるように心がけます。 昔ながらの雰囲気が甦ると嬉しいのですが。
 きょうは深緑のコサシルクに生成りの半衿、辛子の角帯に草木染め木綿の袴、自分で染めた緑色の足袋。
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2005年5月12日(木)  No.645

庵唄録音
 昨夜は西上町恵友会の録音日でした。 庵連合会では、所望して戴いた方に短冊6枚と畳紙、それと録音CDをお渡ししています。 ギューーっという軋み音のあと、各町のまわりあい+庵唄+まわりあいを収録したもので、今年は約43分間になりました。
 西上町は公民館代わりにお借りしている茶所(善徳寺会館)で稽古&録音をしています。 雑音が入ってはNGなので階下で見張り(?)をするのですが、ブーっと走り抜ける車が多く効果は疑問です。
 しかし、少し離れて聴く庵唄も風情があっていいものです。 5月に入ると各町の稽古場から三味線と篠笛の音色がもれてきて、城端は一番いい季節を迎えるのです。
 きょうは久留米の文人絣に辛子の半衿、裂織りの角帯をへたれ結びにして、腰板なしの綿袴。
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2005年5月11日(水)  No.644

じゃんとこいリニューアルオープン
 改装のためしばらく休んでいた「城端にぎわい館じゃんとこい」が改装されてお目見えしました。 従来のじゃんとこい(写真左)+マニランドイマイさん(右写真)の複合店舗です。 新店舗では美味しいコーヒーも飲めるんですよ(一杯200円)。 相乗効果でまちなかが更に賑わうといいですね。 定休日は以前と同じく月曜日です。
 きょうはグレー地袷に、黒の角帯、ネップの入った袴です。
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2005年5月10日(火)  No.643

南砺里山街道
 南砺市福光地区は(地元では柿山と呼んでいる)「おかき」の産地として有名です。 今日、日の出屋製菓産業の社長とお話しする機会がありました。
 昨年11月に合併し南砺市となった旧市町村の特長を活かしつつ繋がりを持とうとお考えのようです。 自費で写真の大きなポスターを制作しました。 副題は『人と人、人と自然との絆を結ぶ里めぐり』
 例えば城端は「織物と歴史の里」、福野「菊と市の里」、井波「信仰と木彫りの里」、利賀「そばと演劇の里」、井口「森と湖と椿の里」、五箇山「合掌と民謡の里」、そして福光が「志功ゆかりの里」だそうです。
 こうした熱意の有る方々がまちを支えてるんですね。
 きょうは青縞ウールにロング前掛けの商人スタイルです。
 夜は芳村伊十一郎先生の稽古日です。 前回に引き続いて目からウロコのご指導をいただきました。
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2005年5月9日(月)  No.642

別院のしだれ桜(糸桜)養生さる
 午前は所望宿の調整、午後1時から「臨時曳山連合会」、5時から「臨時庵連合会」、夜8時半から「公開稽古」、終了後「まちまわり」、帰って来てから所望宿の宛名書き…。
 一日曳山祭にかかりっきりでした、実はこのところ連日ですが…。 さすがに眠いです。
 城端しだれ桜まつり開催のきっかけとなった別院式台門の糸桜。 樹齢350年という老木で、幹もかなり損傷しておりました。
 萌えいづる若葉…という表現がピッタリな今の季節に、地元のナチュラリストの方が養生してくださいました。 来年はもっとたくさんの花をつけるといいですね。
 きょうは生成りに茶のネップの入った木綿きものに、焦茶の袴です。
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2005年5月8日(日)  No.641

きもので野球観戦
 いつも読んでくださってる方ならお気づきでしょうが、この日記で野球の話題が出る事は少ないです。 しかしながら今回は違います。 というのも「出丸」v.s.「庵連合」の親善試合だからです。
 城端庵唄の指導にお越しくださってる芳村伊十一郎さんさんが野球好き(といっても20年間ご無沙汰)ということで企画されたこの試合、結果もさることながら、皆楽しんでプレーしてる様子が伝わってきました。
 たまに野球を見るのもいいものですね。
 きょうはグレーの片貝木綿に焦茶の半衿、灰黒の袴に足袋はチェックで底が黒いよきもの倶楽部製。
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2005年5月7日(土)  No.640

なんじゃこりゃ〜
 ちくわ入り焼そばを食べながら息子はなにか考えていた。
 「!」
 閃いたらしい。 もやしを並べ、チクワを配すと…。
・・・・・・・・・・。
おひ、食べ物で遊ぶな(^^;

 夜はPTA学級委員会の会議&懇親会に出席。 ことしのわくわく体験教室も面白メニューが出そろいました。 時期もうまくずれたので、子どもたちもあれこれ参加できると思います。 僕もフルエントリー目指します。
 ところで驚いた事に、会場の「入船(いりふね)」でデザートが出ました! 前回のフルコースにも驚かされましたが、今夜のフルーツもビックリしました。 やるなぁ…。
 きょうはめだたない格子に織った辛子色のきものに、黒っぽい無地感の袴&白足袋です。
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2005年5月6日(金)  No.639

別院の菊桜
 城端別院境内の本堂に向かって右側(北西方向)に菊桜が植わっています。 いま見事な花をつけました。 丸くポッタリとした可愛い桜です。 
 14,15の城端曳山祭にはたくさんの方がきものでお越しになりそうです。 冗談ではなく、ホント日本中から。 僕が思うに『日本一きもの姿の似合う祭』ですので、みなさん是非お越しください。 お手持ちの小紋や紬で祭にとけ込みませんか?
 きょうは伊勢木綿に焦茶の半衿。 黒の角帯に、灰黒の木綿袴、グレーのタビに右近下駄。
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2005年5月5日(木)  No.638

ゆかたが出揃いました
 GWは爽やかな好天が続いています。 そろそろ店内の模様替えを…と新作の浴衣を並べました。
 竺仙、撫松庵、古渡などに加えて、今年は新たに加賀染めの浴衣(作;坂口幸一)が入荷しています。 地元ならではの特別価格でお出ししていますのでどうかご覧になってください。
 曳山祭まであと10日。 準備や調整に追われています。 メール等のレスポンスが悪いかもしれませんが、なにとぞご了承ください。
 きょうは鉄紺のコサシルクに薄黄色の半衿、辛子の角帯に麻の袴にグレーの足袋。
2005年5月4日(水)  No.637

ハットリくん列車に乗りませんか?
 城端線は単線で、今でもディーゼル車が走ってます。 車窓にのどかな田園風景が広がる眺めの良い支線です。 今の時期は戸出の菜の花畑、砺波のチューリップ畑が見えると思います。
 この城端線と氷見線に、忍者ハットリくん列車が毎日走ってます(クリックすると拡大)。 というのは原作の藤子不二雄Aさんは氷見出身でして、氷見市にはモニュメントがたくさんあります。
 ゴールデンウィークは車を使わず、子どもさんと一緒にハットリくん列車に乗ってみませんか? 外観だけではなく、車内も落ち着いた装飾がなされています。 確か高岡発城端行きの終電もこの列車で、ミョーにハイになった記憶が…。
 乗る事ができなくても、ペーパークラフト作りも楽しいですよ。
 きょうはグリーンのコサシルクにアイボリーの半衿、辛子の角帯にグレイッシュグリーンの木綿袴。
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2005年5月3日(火)  No.636

町まわり
 夜8時に町まわりをしました。 西上町では5月1日が昔からの稽古初めです。 御膳を並べ曳山祭の成功を願います。 師匠の御膳には恵比須にちなんだ鯛(小振りですが)をお付けしています。 その前に本来であれば、町まわりと称す巡回をするのですが、悪天候のため2日に順延していました。
 提灯を先頭に、笛、三味線、太鼓と連なって、廻り囃子(三下り)を奏でながら巡ります。 いつもは西上区域内だけですが、今年は当番町なので山町とよばれる六つの町内を回るのです。 茶所→ぼたもち坂→今町→国道304→宗林寺町→東町→出丸→西町→荒町→三ガ寺と、たっぷり一時間市街地を巡りました。
 各若連中の稽古所に立ち寄り、また遭遇し、挨拶をしながら、いよいよ祭が始まった事を実感します。 住民の中には戸口に立って、すでに祭を楽んでおられるかたも多く見受けられました。
 きょうは辛子のコサシルクに黒の角帯、灰黒の木綿袴です。
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2005年5月2日(月)  No.635

お寺deフリマスタートです
 GWが始まりました。 城端市街地もザワザワしています。 桜ヶ池は大変な人出でしょうね、きっと。
 きょうは今年最初のお寺deフリマ開催日です。 あまり宣伝もしていないのに、多くの出店申し込みを戴きました。
 人気の秘密は? 主催者側がいただく出店料が0円なんです(そのかわり、お寺へのお賽銭をお願いします)。 ですから、あまりあくせくせずにお店を開けますし、のんびりと日曜の午後を過ごせるからだと思います。
 お客さんも常連さんが多いので、毎週第一日曜午後1時からの開催を覚えていてくださって、三々五々集まって来られます。 今日はGWということもあって、観光客もお越しになり賑わってました…雨が降る迄は…。 雨天時は山門下で開催できるのですが、今回は風も強かったので厳しかったようです。
 6月からは地元農家のお母さんがたが、野菜や花を出品する「ゆーき菜々市」も同時開催になります。 次回6月5日をお忘れなく!
 きょうは白茶の木綿に柿色の半衿、辛子の角帯に薄茶の木綿袴は腰板無しの気持ち細めの仕立です。
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2005年5月1日(日)  No.634

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